絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」 > 2スレ目 > 04


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~8月某日 きぬはた荘 リビング~


【テレビ】<今日は、全人類の独立記念日だ!


絹旗 「///」

結標 (この演説シーン観るの何度目かしら……)

絹旗 「いやぁ、映画って超本当にいいものですね」ピッ

結標 「それは否定しないけどね。でも、一度だけでいいから最後まで観せてくれない?」

絹旗 「最後はですね、ドーンってなってズバーンと突っ込んで"おいターコー"って……」

結標 「言わないでよ!」
 

絹旗 「次はこれいきましょう」ガサガサ

結標 「インディか……絹旗さんが生まれる前の映画じゃない」

絹旗 「ハリソン超かっこいいです」

結標 「あら、俳優で選ぶこともあるの? 他に好きな人とかは?」

絹旗 「超好きな俳優さん、ですか? そうですね、シルベスターとか」

絹旗 「でもやっぱ超イチオシは缶コーヒーのCMにもでてるジョーンズさんです」

結標 「……」

絹旗 「ハリソンをジョーンズさんが追っかけまわす映画なんて超ヘヴィローテですよ……///」ハゥ

結標 「絹旗さんって骨董品が好きなのね」

絹旗 「こ、骨董品!? 超ナイスミドルと言ってください!」ウガー
 

 :



絹旗 「……」

結標 「…………」ジー

絹旗 (結標さんリクのこれは映画ですか? さっきから海洋生物が海中を動きまわってるだけなんですが……)

絹旗 (……でも、なんというか、超綺麗ですね)

結標 「私、こういうの大好きだなぁ」

絹旗 「海って……本当に、こんなに綺麗なんですか?」

結標 「私が小さい頃に行った海は人が多いばっかで、大して綺麗じゃなかったわね」

絹旗 「そういうものなんですか」
 

結標 「絹旗さん、海に行ったことないの?」

絹旗 「ないです。飛行機の窓から見たことならありますけど、超間近に見たことはないですね」

結標 (……そっか、きっと物心ついたころから学園都市にいたのね)

結標 「海、行ってみる? 時期的にもちょうどいいし」

絹旗 「超行ってみたいです」

結標 「どうせいくなら、綺麗な海のほうがいいわよね」

絹旗 「綺麗であっても、この映画みたいに氷がゴロゴロ浮いてる海は超イヤですよ」

結標 「そんなの私だって嫌よ」

絹旗 「とりあえず、みなさんにも相談してみましょうか」

結標 「ええ、それがいいわね」
 

~同日夜~


絹旗 「みなさん、海です」

結標 「色々省略しすぎでしょ」

滝壺 「海? いくの?」

絹旗 「夏だし、みんなでどうでしょうという話です」

海原 「確かに、海に行くにはいい季節かもしれませんね」

結標 「ところで、この中で海に行ったことある人いる?」ノ

婚后 「」ノ

絹旗 「二人だけですか、こりゃますます行かなければなりませんね」
 

滝壺 「でも、外出許可って出してもらえるかな」

白井 「今なら帰省シーズンで審査が緩くなってる筈ですので、大丈夫ですの」

婚后 「LEVEL5の方となるとそうもいかないでしょうが、わたくし達なら望みはありますわね」

番外個体 「海か……海で何するの? 釣り?」

結標 「発想が渋いわね。他にあるでしょ、泳いだりスイカ割ったり海原埋めたり」

海原 「えっ」

滝壺 「じゃあ、日程と場所決めないとね。申請にも必要だし」

絹旗 「今月中がいいですね、都合の悪い日がある人はいますか?」

海原 「いや、埋めるって、えっ?」
 

白井 「わたくしは来週頭に風紀委員の全体会議がありますので、それさえ避けて頂ければ」

番外個体 「土曜はやめてね、毎週病院に行く日だから」

結標 「他は?……まあ、夏休み中だし融通はきくか」

海原 「では、再来週の平日を狙いますか。あ、埋めないでくださいね」

滝壺 「後はどこいくかだけど……どうしよっか」

婚后 「あの、よろしいですか?」

絹旗 「なんでしょう」

婚后 「もしよろしければ、場所は提供させて頂きたいのですが」

結標 「提供……?」
 

婚后 「実家の方でプライベートビーチを所有しておりまして」

結標 (スケールが違すぎて付いていけないわ)

番外個体 (これがセレブか……)

婚后 「日頃のお礼も兼ねて、招待させてくださいな」

白井 「そうですの、この時期に海となると離れ小島でもない限りは大混雑でしょうし……」

絹旗 「お言葉に超甘えておくっていうのもアリということですね」

婚后 「ですが何分遠いので、行くとなると泊まりになりますがよろしいですか?」

白井 「先程申し上げた予定を避けて頂ければ、問題ございませんの」

番外個体 「同じく」
 

結標 「じゃ決まりね、申請は私の方でしといてあげる」

絹旗 (一番乗り気なのって結標さんですよね)

海原 「ちょっとした旅行になりますね、これは楽しみです」

番外個体 「……あ、水着なんて持ってなかったな」

結標 「買いにいくわよ!」

番外個体 「反応早っ! 何を企んでる!」

結標 「いつものようにアレコレ試着させて楽しむに決まってるじゃない。ついでに私も買う」

番外個体 「ちょっとは本心隠してよ」ハァ

白井 「そ、そういうことなら、わたくしもご一緒させてください!」

番外個体 (mjd……)ズーン
 

海原 「あ、では僕も是非」

3人 「「「アンタはダメ(ですの)」」」

海原 「」

滝壺 「私は持ってるからいいや」

絹旗 「同じく私も持ってますんで」

結標 「え? 意外ね、持ってるんだ」

絹旗 「プールなら行ったことありますからね」

婚后 「わたくしも持ってますので……あ、ではわたくし達で水着以外に必要なものを揃えるのはどうでしょう?」

結標 「お願いしていいの?」

絹旗 「超任せてください」フンス
 

~同日深夜 絹旗個室~


滝壺 「ねえねえ、きぬはた」

絹旗 「はい、なんでしょう」

滝壺 「ゆりこはどうするの?」

絹旗 「あっ」

ユリコ 「( ・ω・)?」

絹旗 「ユリコだけ仲間外れは超可哀想です……連れていけませんか?」

滝壺 「……キャリーケースとか使えば、大丈夫なんじゃないかな」

絹旗 「やりましたね、ユリコ!」ヒョイ

ユリコ 「(・ω・)?」
 



~同時刻 結標個室~


番外個体 「水着って……どんなのにすればいいのかな」

結標 「最低限隠すべきところだけ隠れてればいいのよ」

番外個体 (ダメだこいつ)

結標 「まあまあ、なんだったら私が選んであげるから」

番外個体 「直前の発言を聞いて、なおその言葉を信じろと?」

結標 「なんか最近冷たくない? あっ、そっか、一方通行に心奪われちゃったのよね」ニヤニヤ

番外個体 「なっ、んなっ、何を言い出すんだ!」

結標 「真琴ちゃんってば、照れちゃって可愛いなあ、もう」ナデナデ

番外個体 「顔撫でないでよ!」
 



~同時刻 白井個室~


婚后 「海なんて、何年ぶりでしょうか」

白井 「それにしても驚きましたの。まさか海一つ所有してらっしゃるとは」

婚后 「そんなまさか。正確には小島一つですわよ」

白井 「まあ、邪魔が入らないというのは素晴らしいことですの」

白井 (そう、邪魔が入ることなく大きいお姉様と……グフフ)

婚后 「し、白井さん? 身体からなにやら黒いオーラが立ち昇ってますが……」

白井 「あら、わたくしとしたことが……」

婚后 (いったい何をお考えに……?)


~同時刻 海原個室~


海原 「……埋められませんよね?」
 



~絹旗班(必要なモン揃える組)~


絹旗 「なーにが必要なのですかね」

婚后 「最低限の食料や消耗品は用意するように言っておきますわ」

海原 「逆に言えば、それ以外のものは自分たちで揃える必要がある、と」

滝壺 「例えば?」

海原 「……雀牌とか?」

絹旗 「私がルール分からないので超却下です」

婚后 「雀牌なら、今回使う別荘に置いてあったと思いますが」

絹旗 「あるんですか!」

 

滝壺 「浮き輪使いたいんだけど、あるかな」

婚后 「そういった類のものは持ち込まなければいけないかと……」

絹旗 「あ、そういえば……」

滝壺 「?」

絹旗 「結標さんが海原さん埋めるって言ってましたよね」

海原 「えっ」

絹旗 「スコップと鶴嘴があればいいですか?」

海原 「僕に聞かないでください。あといらないです、スコップも鶴嘴もいらないですから」

婚后 「もしもの時のために、そういった道具は置いてある筈ですわ」

 

絹旗 「よかったですね、海原さん」ニコニコ

海原 「よくないですっ」

滝壺 「浮き輪あった、あとコレ」トテトテ

絹旗 「……あ、ビーチボールですか。これも買っていきませんか?」

婚后 「ええ、よろしいんじゃないかしら」

海原 「このビーチボール怖い顔ですね……メガンテを唱えそうな顔してますよ」

絹旗 「そしたら海原さんに超トスです!」

海原 「やめてくださいよっ」






海原 「ふぅ……重いですね」

滝壺 「頑張って、私は荷物持ちのうなばらを応援してる」

婚后 「こういう時に殿方がおられると頼りになりますわ♪」

絹旗 「超頑張ってください」

海原 「絹旗さん、僕より力あるのでは?」

婚后 「そういえば、以前に車を放り投げてらっしゃいましたわね」

絹旗 「なんですか、海原さんは超か弱い超美少女である私に荷物持ちをさせたいんですか」

海原 「はは、これは失礼しました。引き続き持たせていただきますよ」

 



~結標班(水着買う人組)~


白井 「大きいお姉様ー、こちら似合いそうですの♪ ぜひご試着を」

結標 「あら、白井さん。これはちょっと大胆過ぎじゃない?」

番外個体 「ちょっと大胆? この∨字型のビニール紐が? 私には水着にすら見えないんだけど」

結標 「まあまあ、着てみないと分からないこともあるわよ」

白井 「そうですの、何事もチャレンジですの」

番外個体 「これまでも色々試着させられてきたけどね、これだけは絶対ヤダ!!」ウガー

白井 「つれないですのー」

番外個体 「私はいいから、二人とも自分のを選んできてよ」ハァ

結標 「そうね……(ヒョイ)あ、これいいな」
 

白井 「ツーピースですか。この鮮やかな赤がなんとも情熱的ですの」ハゥ

番外個体 「こういうのセンターストラップって言うんだっけ?……ハデだなぁ、歳考えなよ」

結標 「結標淡希17歳! 貴女と同い年です!」グリグリ

番外個体 「あいたたた! 頭割れる割れる!」

結標 「そういえば、白井さんは選ばなくていいの?」グリグリ

白井 「あ、わたくしはとっておきを持ってますので」

結標 「あら、楽しみね」グリグリ

番外個体 「もう許してー!」
 

結標 「口は災いのもとってことね」パッ

番外個体 「……まだ痛い」

白井 「大きいお姉様、こちらなどいかがでしょう?」

番外個体 「……や、これもちょっと……」

白井 「えー、折角わたくしの水着と色違いお揃いですのに」

番外個体 (え……マイクロビキニじゃん)

結標 (白井さんも大胆ね……)

番外個体 「……! これがいい」ヒョイ

結標 「えー、ワンピース? それはつまらなーい」boo boo
 

白井 「……あら? でもこちらの水着、背中ざっくり空いてますの」

結標 「これ、後ろから見るとビキニね。面白い作りになってるわね」

番外個体 「白井さんが持ってきたのに比べると随分マシに見えるよ」

結標 (この模様、なんか見覚えあると思ったら一方通行の……)

番外個体 「決めた、これにする。淡希はそれでいいの?」

結標 「え? えぇ」

番外個体 「歳を」

結標 「」ガシッ

番外個体 「ゴメン、なんでもないから頭掴まないで。そのまま手放して」メリメリ
 






結標 「買った買った」ホクホク

番外個体 (一方通行から貰ったお小遣い(>>344)のお陰でかなり思い切った買い物ができたな)

番外個体 (このイベントのためにバイトちょっと休むことになったけど、なんとかなりそう)


[[携帯電話]]<ヒビキアウ ネガイガイマ メザメーテクー♪


白井 「あっ、ちょっと失礼しますの(ピッ)はい、もしもし」

白井 「あら、婚后さん……あっ、はい。こちらも今し方終わりましたの」

白井 「はい、わかりましたの。では後ほど」ピッ

結標 「なんだって?」

白井 「向こうの買い物もちょうど一段落着いたらしいので、合流して昼食にしますの」
 



~30分後 とあるファミレス~


白井 「あ、あちらにいらっしゃいましたの」

滝壺 「きたきた、こっちこっち」ノシ

絹旗 「先にはじめてますよ」プハー

結標 「飲み会じゃないんだから」

婚后 「満足いくお買い物は出来ましたか?」

番外個体 「うん、かなりね」

海原 「水着を買ったんですよね? どのようなものを?」

結標 「現地でのお楽しみってところね」

海原 「では、せいぜい楽しみにしておきましょう(主にミサワさんのを)」
 

番外個体 「みんなの水着ってどんなの?」

滝壺 「白いの」

絹旗 「プールで着てた、あの白スク水ですか?」

滝壺 「あれはスク水じゃない」ムー

結標 「そういう絹旗さんはどうなのよ」

絹旗 「超お楽しみってヤツです」

番外個体 「絹旗さんの水着姿を見たがる人間なんているの?」

絹旗 「超失礼ですね、世界中に溢れてますよ」フンス

番外個体 (あれ? 前にもこんなやりとりなかったっけ?)
 



~食後~


番外個体 「さっき気付いたんだけどさー」

結標 「?」

番外個体 「みんな旅行に使えるようなバッグって持ってるの?」

他全員 「あ」

絹旗 「ミサワさんはあるんですか」

番外個体 「ロシアからこっちに来るときに使ったのがあるよ」

婚后 「言われるまで気付きませんでしたわ……」

海原 「ちょうどいいじゃないですか。この後に見にいけば」

滝壺 「そうだね、まだ間に合うよ」
 

白井 「どれぐらいの大きさがあればよろしいのでしょうか」

番外個体 「白井さん一人入れるぐらいあれば十分でしょ」

白井 「……え?」

結標 「そうね、白井さんなら閉じ込められても脱出できるし」

海原 「エスケープマジックのトリックが明らかになりましたね」

白井 「え? え?」

絹旗 「じゃ、選ぶときはとりあえず白井さんに入ってもらえばいいんですね」

白井 「冗談じゃございませんの!!」

婚后 「白井さんが入れるとなると、海外にでも行くかという荷物になってしまいますわよ?」

白井 「だから入りませんの!」ムキー
 

 :



結標 「あ、なんだ。何泊向けって目安はあるのね」コンコン

絹旗 「2~3泊向けってありますね、これが超よさそうですが」

滝壺 「しらい」コイコイ

白井 「た、滝壺さんまで!? ぜったいイヤですの!」

婚后 「いくら白井さんでも、これに入るのは厳しいのでは……?」

海原 「ふうむ(パカッ)これに人間は入らないでしょう」

番外個体 「私は白井さんの可能性を信じてる」

絹旗 「この試練を超えたら、LEVEL5になれるかもしれませんよ?」

白井 「けっこうですの!」ウガー
 

結標 「まあ確かに……これじゃ白井さん、というか人間は入らないわよ」

絹旗 「あ、じゃコレどうですか。7~8泊向けだそうですよ」

結標 「これならいけるんじゃない?」

滝壺 「ちょっと大きいけど、これにしようか」

婚后 「そ、そんなに滞在なさるのですか? つい2泊ぐらいだと思ってました」

白井 「なぜわたくしが入るかどうかが基準点なのですか……」

番外個体 「なんでだろうね」

白井 「言い出したのは大きいお姉様ですのー!」ポカポカポカポカ

番外個体 「えいっ」ワシッ

白井 「っ!? 頭を抑えるのは卑怯ですのよ!」スカスカスカスカ

海原 (なんと平和で微笑ましい光景でしょうか)●REC
 



~同日夜 きぬはた荘 リビング~


絹旗 「……うー、超困りました」

婚后 「あまり好かれないことは覚悟の上でしたが……これは予想外ですわね」

滝壺 「嫌がられるかと思ってたのに」


【キャリーバッグ】<ニャー♪


絹旗 「超気に入って出てこなくなってしまうとは……」

婚后 「ユリコ、ほら、海苔がございますわよ?」ヒラヒラ


【キャリーバッグ】ω・)つ


滝壺 「取ろうと必死だね」

絹旗 「出てきてくださいよ、ユリコがいないと頭が軽いんですよ」ハァ
 



~同時刻 番外個体個室~


結標 「試着なしで勢いで買っちゃったけど、結構似合うじゃない」

番外個体 「そ、そう、かな? でも背中ここまで開いてるとは……」

白井 「いーえー、それぐらいは見せるべきですの♪」

結標 「ほら、私の方はどうかしら?」プルッ

番外個体 (見せつけやがって……ちくしょぉ……)

白井 (うらやまけしからんですの……)


~同時刻 海原個室~


海原 「さてさて、替えのバッテリを用意しておかねばいけませんね」
 



~出発前日~


絹旗 「羽田まで行かなきゃいけないんですか!?」

婚后 「は、はあ、申し訳ありません」

番外個体 「当然っちゃ当然なんだろうけどね」

海原 「そういえば、外出申請の方ってどうなりました?」

結標 「全員OKだそうよ。こっちは問題なしね」

滝壺 「どれぐらいかかるのかな」

婚后 「一度那覇空港まで、そこから私有機に乗り換えますので……半日は必要ですわね」

絹旗 「乗換が必要なんですか」

白井 「まあまあ、招待して頂けるだけでもよしといたしませんと」
 

結標 「あ、そうそう。外出に際しての留意事項ってのが来てるから、みんな聞いてね」ガサガサ

絹旗 「えー。いいじゃないですか、そんなの」

結標 「よくないわよ。えーと、まず……"学園都市外において能力の行使、解説、またはこれに準ずる行為を禁止とする"」

白井 「まあ、当然ですの」

婚后 「むやみに能力を使う訳にも参りませんものね」

結標 「次いくわね。"毛髪、体液、その他DNA情報が採取可能な痕跡は可能な限り残さないものとする"」

番外個体 「無理」

結標 「無理ね、これは気にしなくていいわ」

海原 「いいんですか」

結標 「次。"怪しい人にはついていかない"」
 

絹旗 「子供じゃないんですから……」

番外個体 「違うの?」

絹旗 「」ベチッ

番外個体 「いたっ」

結標 「"現地の水道水には気をつける"……これ、アレね」

滝壺 「あれ?」

結標 「考える人間が途中から面倒くさくなったんでしょ。あとこんなんばっかだもの」パサ

絹旗 「"怪しい土産屋には気をつける"、"カツアゲ対策にお金は分散して持ち歩く"……なんですか、これ」

番外個体 「メンドくさー。要は能力使わなけりゃいいんでしょ?」

結標 「それだけ守ってれば騒ぎにはならないでしょうね」

白井 「まあ……くれぐれも大きな騒ぎは起こさないでくださいまし」
 



~そして出発~


タタンタタン...
タタンタタン...


絹旗 「空港に着いたら起こしてくださいね」

結標 「空港まで乗換が最低2回は必要なハズだけど」

絹旗 「('A`)」

番外個体 「露骨に嫌な顔しないで、モンハンでもしようよ」ナデナデ

絹旗 「ていうか、車出してミサワさんに運転してもらえばよかったんですよね」

番外個体 「やだよ、メンドイ」

結標 「学園都市の外だと、さすがに無免じゃ誤魔化しがきかないでしょう」

白井 「中でもききませんのっ、本来であれば」
 

滝壺 「しらいとこんごうも今日は私服なんだね。あ、ポッキー食べる?」

白井 「さすがに旅行ともなれば、制服は息苦しいですの。あ、ポッキーいただきますの」

婚后 「今回ばかりは、といったところですわね」

海原 「いや、なんだか新鮮です。普段は制服姿しか見ていませんからね」

婚后 「変じゃありませんかしら」

海原 「よくお似合いです。夏らしくていいんじゃないですか?」

婚后 「あら。社交辞令でも嬉しいですわね」

海原 「社交辞令なんてとんでもない、本心ですよ」

番外個体 (なにあそこいい雰囲気なの?)ヒソヒソ

結標 (しっ、こういうときは黙って観察するものよ)ヒソヒソ

絹旗 「あれ? モンハンじゃないんですか?」
 



~都内 某大きな駅~


ケイヒントウホクセン トウカイドウ ヨコスカセン ケイヒンキュウコウセン トエイアサクサセン ハオノリカエデス
オデグチハ ミギガワデス


婚后 「ここで乗換ですわね」

海原 「ここの駅は、この辺でもかなり大きい方だそうですよ」

絹旗 「なんでこんな人が超多いんですか!」

滝壺 「目がまわりそう」

白井 「ええと次に乗るのは……あ、あの赤い電車ですの」

絹旗 「こんな調子じゃ行くだけで超疲れてしまいます……」

番外個体 「絹旗さん、迷子にならないように手繋ごっか?」

絹旗 「超結構です!」
 



コノデンシャハ エアポートカイトク ハネダクウコウイキデス
ツギハ ハネダクウコウ コクサイセンターミナルエキ ニテイシャシマス


白井 「あとはこの電車に乗っていれば空港ですの」

滝壺 「まだかかるの?」

海原 「ガイドブックによりますと……これに乗れば、あとは空港までノンストップだそうですよ」

結標 「成程ね、どうりで……」

番外個体 「大きい荷物を抱えた人が多いんだね」

滝壺 「あ、新幹線だ新幹線だ」

海原 「おお……実物は初めて見ましたね」

絹旗 「アレにも、いつか乗ってみたいですね」

婚后 「冬になったら、鉄道で北に行ってみるのも面白そうですわね」

白井 「冬にあえて北国というのも趣がございますの」
 






番外個体 「」ジー

結標 「何見てるのよ。……路線図?」

番外個体 「ねえ、見てコレ。"天空橋駅"だって。なんかカッコよくない?」

結標 「天空橋……へえ、どんなところなのかしらね」

絹旗 「こういう大層な名前のところって、結局は大したことないものですよ」

婚后 「あら、それは少々夢がなさすぎではありませんか?」

滝壺 「なんか面白そう。ちょっと降りてみる?」

海原 「さっき通過してしまいましたよ?」

滝壺 「」ムー
 



~羽田空港 国内線ターミナル駅~


絹旗 「おお、これは超快適です」ガラガラ

海原 「僕はしんどいんですけどね」

結標 「スーツケースに跨る絹旗さんと、それを押す海原か」

番外個体 「なんか絵になるのはなんでかな」

結標 「ていうか、絹旗さんの荷物多くない? 2泊3日でしょ?」

番外個体 「白井さんが入ってるんじゃないの?」

白井 「……ここにおりますの」

婚后 「皆さん、手配していたチケットをお渡ししておきますわね」

結標 「あら? チェックインまでまだまだ時間あるのね」
 

白井 「かなり余裕を持って出発しましたので……ここまでスムーズに来れたということですの」

滝壺 「空港を見学しよう」キラキラ

絹旗 「それもいいですね。超海原さん、押してください」

海原 「はいはい、どちらから向かいましょうか?」

絹旗 「貴方の荷物は預かってあげるから、絹旗さん(on スーツケース)を押すのに専念なさい」

海原 「すいません、これは助かります」


<なーに超もたもたしてるんですかー
<そう怒らないでくださいよ


白井 「事情を知らない人がみたら兄妹と思うかもしれませんの」

婚后 「絹旗さんは年上の殿方を扱うのがお上手ですわね」クスクス

滝壺 (はまづらで鍛えたんだよね)
 



~1時間後~


滝壺 「そろそろチェックインの時間だよ」

婚后 「みなさん。遅れると行列に巻き込まれるので、そろそろ参りましょう」

結標 「ねえ、飛行機って初めて乗るんだけど、どんな感じなの?」

番外個体 「耳がカキーンってなるぐらいだよ。あと、飛行機は離陸時に本気出す」

滝壷 「……この飛行機は普通に飛ぶんだよね。マッハ6とか出ないよね」

絹旗 「見た感じ、普通の旅客機なので超大丈夫かと」

滝壷 「あれにはもう乗りたくない」フルフル

白井 「マッハ6ですの? そのような出鱈目な乗り物があるのですか?」

番外個体 「学園都市製の絶叫マシーンのことじゃないかな。ヴェネチアに1時間で行けるバケモノだよ」

海原 「音速の6倍ですか。快適とは言いがたいでしょうね」
 

白井 「みなさん、携帯電話の電源は落とさないとダメですのよ」

滝壺 「そっか、電波とかダメなんだよね」

絹旗 「……ミサワさんって、乗っても平気なんですか?」

番外個体 「えっ」

結標 「そういえば貴女って、身体から常に電磁波だしてるのよね」

番外個体 「言わなきゃ分からないって」

他全員 「……」

番外個体 「なにかな、その目は」

滝壺 「飛行機墜とさないでね?」

番外個体 「墜とすかっ」






<皆様、まもなく離陸いたします。
<座席ベルトをもう一度お確かめください。


番外個体 「お、ようやく出発だねー」

結標 「」ドキドキ


ヒュゴォォォォォォォォ


結標 「わっ。なになに?」

番外個体 「エンジン音、これからスピード上がるよ」


ゴォォォォォン


結標 「ひゃぁっ!?」

番外個体 「ヒュー、この離陸時の加速はクセになりそう☆」
 

番外個体 「それにしてもついてないね。よりによって後ろの方の席か」

結標 「何か問題なの?」

番外個体 「飛行機で後ろの方の席っていうのはね」


ゴゴォン...


結標 「きゃあっ!?」

番外個体 「よく揺れるんだ。ロシアから来るときも後ろだったけど、死ぬかと思ったよ」

結標 「……ね、ねえ、紙とペンある?」

番外個体 「? 手帳ならあるけど」

結標 「貸して。念のために辞世の句書いておくから」

番外個体 「やめてよ、縁起でもない。じゃ、着いたら起こしてね♪ シートベルト外しちゃダメだよ」

結標 「えっ、寝ないでよー! アイマスクとヘッドホンって(ガクンッ)ひゃわぁ!?」
 

滝壺 「Zzzz」

絹旗 「」スピー

海原 「右肩に滝壺さん、左肩に絹旗さん……ははは、動けません」

海原 「仕方ないですね、今朝早かったですからね」

滝壺 「Zzzz」

絹旗 「」モゾモゾ

海原 「絹旗さんサイドがさっきからくすぐったいのですが」

滝壺 「Zzzz」

絹旗 「」スリスリ

海原 「……はい? 飲み物? あ、烏龍茶でお願いします」

海原 「はいどうも」

海原 「……なぜ、あの客室乗務員さんは笑いを堪えるような顔だったのでしょうか」
 



ガタガタン...


白井 「先程から揺れが激しいですの……今日は天候に恵まれませんでしたわね」

婚后 「」

白井 「現地は晴れているとよろしいのですが」

婚后 「」

白井 「婚后さん? どうかされましたの」ユッサユッサ

婚后 「……白井さん……分かっててやってますわね?」

白井 「なんのことだか分かりませんの」

婚后 「う、ぐぬぬ……」

白井 「冗談ですの。まあまあ、こんなこともあろうかと飴を用意しておりますの」

婚后 「申し訳ございません、頂きますわ……」ガリガリ バリ

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