佐天「時を止める能力……」 > 03


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佐天「あっ私佐天涙子っていいますヨロシクお願いします。」

上条「こちらこそヨロシク!まぁまず寺までいきませう」

佐天「そうですねッ!」

佐天「」テクテクテクテクテクテク

上条「ゼェハァハァ」テクテクテク

佐天「暑いですね~」

上条「そうですねッ涙子ちゃんこんなペース速くてよく平気だねゼェハァ」

佐天「日々の鍛錬ですよッ上条さんも頑張ってくださいねッ地図によるともうすぐみたいですよ!」

歩く事二時間―――――――

上条「やっとついたぁぁぁぁ汗でびしょびしょだぁ」

佐天「やっとつきましたね!」

住職「よくこの暑い中こんな所まで来てくれたな」

上条・佐天「(坊主じゃないッ……だと!!しかも帽子……)」

住職「あぁ俺の格好か俺はほとんど住職じゃないんだただこの寺を受けもらっただけなんでな」

佐天「なにか訳ありなんですか?」

住職「まぁそんなところだ」

上条「涙子ちゃんはここに何日いるんだ?」

佐天「え~と8月の半ばまでです」

上条「あっいっしょなんですか!」

住職「あぁその方が気が楽だと思ってな」

上条「ありがとうございます!」

佐天「あっ自己紹介忘れてました!私佐天涙子っていいます!
佐天は佐賀県の佐で天は天国の天、涙子は涙の子で涙子です!」

住職「よろしく」

上条「上条当麻です。
上に条で上条、当麻は当たるあさで当麻っていいます」

住職「………上…条……か」

上条「どうしたんですか?」

住職「いやっ昔を思い出してな…」

上条「(喋りにくぅぅ)」

住職「一応ここは寺だが坊主になりたい奴以外は基本やることやってもらったらうれしい」

住職「これから少しの間だがヨロシク」

上条・佐天「ヨロシクお願いします!」

住職「とりあえず上条君は俺の仕事を手伝ってくれ」

上条「はいッ分かりました!」

住職「佐天さんは修行するなり夏休みの宿題するなりゆっくりしていってくれ」

佐天「はいッありがとうございます!」

――――――――――佐天さん

佐天「ふぅ今日は大分体力使ったから勉強しよっと」

佐天「中級編の途中からか…頑張るぞ!」
カリカリカリカリカリカリカリ

カリカリカリカリカリカリカリ

カリカリカリカリカリカリカリ
佐天「ふぅーとりあえず中級編おっわりー」

「もう夕暮れじゃん!」

???「あのーすみません、ここの住職さんどこにいますか?」

佐天「あっそれなら向こうの部屋にいるよー(ちっさい子だなぁ何年生だろ)」

???「ありがとうございますちょっと上がらせて頂きます」

???「j……住職さ~ん」

住職「どうした?」

コソコソコソ

住職「そうかなら気をつけておく君も気をつけろ」

???「はい!ではまたッ」

タッタッタッタッ

住職「まぁ気にしないでくれ。そろそろ晩飯にしようか」

佐天「あっなら私が作りますよ」

住職「そうかありがたいなら上条君と一緒に作ってくれ」

「仕事がはかどるだろう」

佐天「かーみじょーさーん」

上条「もうくたくただぁ……」

佐天「何手伝ってたんですか?」

上条「なんかレポートを整理したり住職さんに渡したりずっと使われっぱなしだったぁぁ不幸だ……あっ」

佐天「あっ駄目じゃないですか不幸っていったら、そうそう上条さん一緒に料理つきりましょ」

上条「はいっ喜んで(天使の様な笑みで言われたら断れない……)」


―――――――
コトコト…ワイワイ…コトコト
―――――――

佐天「できましたね!」

上条「あぁ!」

―――――――

住職「うまい…………」

 

佐天「住職さん『うまい…』って言ってましたよ!」


上条「そりぁ涙子ちゃんとこの上条さんの力を合わせれば天下無敵ってやつですよ」

佐天「ですよねー」

佐天「お風呂入ってきまーす」

――――――

上条「あーインデックス子萌先生ん家で迷惑かけてないかなぁ。」ピッ

上条「なん……だと………圏外…………」

上条「不幸………おっとおっと」

―――――

佐天「あがりましたー」

上条「おっじゃぁ俺も入ろかな」

―――――

上条「普通の日本男児ならこの残り湯に反応して普通なんですよね…健全な証拠でし!」


佐天「じゃぁおやすみなさ~い」

上条「おやすみ」

―――――――――――

チュンチュン
チュンチュン

上条「涙子ちゃんおはよう」

佐天「おはよぉございます」

住職「二人とも良く眠れたか?」
上条・佐天「はい」

住職「それは良かった」

―――――――――

住職「朝ごはんはこっちで用意さしてもらった」

上条「良かったんですか?」

住職「あぁこれから君たちは疲れるだろうからな」

上条「は、はぁ……」

「「朝ごはんうめー」」

佐天「朝ごはんも食べたし、あたしは勉強してますね」

上条「あぁ、俺は住職さんの手伝いをするから涙子ちゃんも頑張ってね」

佐天「上条さんも頑張ってくださいね!」

────────────

佐天「とは言ったもののこの上級編難しいなぁ」

佐天「レベル3くらいになってからちっとも能力が上がらないし、勉強してるだけじゃダメなのかな……」

住職「何か悩み事かね? 」

佐天「あれ?住職さんお仕事してたんじゃないんですか?」

住職「ははっ、住職ってもそう忙しいものじゃないからね」

佐天「そうなんですか?サボってたんじゃないんですか?」

住職「ギクッ、手厳しいな……ところで何か悩み事でもあるのかね?」

佐天「あ、えっと……それは……」

住職「学問のことなら少しは手助けできるかもしれないぞ」

佐天「え?住職さんって……」

住職「今は住職やってるが、昔は学校の先生をやってたからな」

佐天「えっ!住職さん昔は先生だったんですか?」

住職「あぁ高校で教鞭を執ってたよ」

佐天「実は…………」

────────────

住職「成る程、能力のレベルアップねぇ……この学園都市の生徒の多くが抱えてる問題だな」

住職「しかしな、能力が伸びないからといって諦めちゃ伸びるものも伸びやしないんだ」

住職「まずは自分の『力』とはどういうものか、初歩の初歩から知識を学ぶことで自分なりの『力』の御し方が分かるのではないかと俺は思うよ」

住職「勿論その佐天さんが勉強しているAIM拡散力場についての知識も必要だけどね」ニコッ

佐天「自分なりの『力』の御し方……」

佐天「でも、どうやって……」

住職「まっ、ここが寺ならではの方法があるけど佐天さんやってみるかい?」

佐天「寺ならでは……?」

 

────────────

佐天「………座禅って……イテテ」

住職「ハハハ!足は無理せずに崩しても構わんよ」

住職「目を瞑ってもいいし、開けていてもいいから自分の『力』を知ろうと思って集中するんだ」

住職「そうすれば多少なり見えてくることがあるかもしれないさ」

佐天「はいっ!やってみますね!」

住職「じゃっ、俺は仕事してくるよ」

────────────

 

佐天「………(自分の力、かぁ……今のあたしは時間を9秒くらい遅くできる……)」

佐天「………(かといってレベル4って一体どの程度なんだろう?)」

佐天「………(【軍隊において戦術的価値を得られる程の力】これがレベル4の目安らしいけど、よく…わからないや)」

佐天「………(白井さんのような空間移動の能力者は自分の重量以上を空間移動できれば基本的にはレベル4らしいけど……)」

佐天「………(あたしの能力はどうなんだろ?15秒くらいゆっくりに出来ればレベル4なのかな?)」

佐天「………(う~~~~~~ん………わからないや………)」

上条「おーい、涙子ちゃん?おーい……夕食だけどー……おーい?聞いてますー?」チョンチョン

佐天「………(そもそも【軍隊において戦術的価値を得られる程の力】なんて9秒くらいゆっくりに出来る私にもあるんじゃ?)」

上条「これは……シカトでせうか?涙子ちゃん?」

佐天「………(う~~~~ん、わからないなぁ~)」

上条「ふ、不幸だー!!orz」

佐天「あ!上条さん不幸って言ってると幸せが逃げますよっ!」

上条「へっ!?……涙子ちゃん気がついてたの?」

佐天「そりゃ気がつきますよー、夕食ですか?結構時間たったなぁ~」

佐天「さっ、いきましょ♪上条さん!」

上条「あ、あぁ……(何か不幸だ……)」


佐天「今日の夜ご飯は豚の角煮ですか?上条さんが作ったんですか?」

上条「いや、俺は今日住職さんの手伝いしかしてないから作ってないよ」

佐天「じゃっ、これ…住職さんが作ったんですか?」

住職「そっ、俺が作ったのさサボってばかりじゃ無い所をだな……」

佐天「すごい!滅茶苦茶美味しそうじゃないですか!」

上条「だな!スフィンクスにも食べさせてあげたい位だ」

佐天「スフィンクスって何です?」

上条「家で飼い始めた猫のことだよ、まま、そんなことより早く食べようか」

住職「そうだな、冷めないうちに食べようか」

「「「いっただっきまーす」」」

 

佐天「~~~~~~~~おいし~~いっ!!」パァァァ

住職「ハハハッ、そいつはよかった作った甲斐があったってもんだ」

上条「うめぇ!うめぇよ!住職さん!!口の中で蕩けるってか……今日の疲れが一気に吹っ飛んだ気がするぜ」

住職「そうか、なら今夜やる予定だったちょっとした仕事をやってくれるよね?」ドサッ




上条「( ゚д゚ ) ふ、不幸だァァァァァーーorz」

住職「それはさておき佐天さん、何か掴めたかな?」

佐天「あ、えーっとそれはその……」

住職「一日や二日でどうにかなるようなモンじゃないさ、そう落ち込まないで明日もやってみればいい」

佐天「はいっ!机に向かって勉強するより何か掴めそうでしたし、そうさせていただきますねっ!」

住職「あぁ、頑張ってくれ」

 

 

 

 

──七日後

佐天「ここで座禅するようになってからもう一週間かぁ」

佐天「もう少しで何か掴めそうなんだけどなぁ……」




──────屋根裏──────

???「はぁ、よりにもよってこんな仕事請負っちゃったんかなぁ」

???「【佐天涙子(無能力者)を殺害】、ねぇ………」

???「暗部の糞野郎供は何考えてこんな可愛い子ちゃんを殺害しようってのかね」

???「駒場のリーダーには悪いが暗部からの命令ってんならしょうがねぇ」

???「女、子供は狙わないのが鉄則だがしょうがねぇ」

半蔵「この服部半蔵がお嬢ちゃんの命貰い受けようじゃないの」

佐天「………(自分だけの現実……)」

佐天「………(時間をゆっくりにさせることを当然のように認識して……)」

半蔵「(何してんだあの娘……座禅?何にせよ屋根裏から射撃して殺すのは簡単だが、趣味じゃねぇ)」

────トンッ





半蔵「俺もそうなんだが、死ぬときってのはよ相手の顔ぐらい見ておきたい、そうは思わないか?」

佐天「え……?(天井からいきなり男の人が……?)」

半蔵「ま、お嬢ちゃん、いや佐天涙子……つーわけで死ね」

パァン!!と拳銃の弾ける音がして───。

佐天「危なかった……あと一瞬でも発動が遅かったら……ってあれ?嘘……」

佐天涙子の眼に視えるのは屋根裏から降りてきた男と、時間操作によりゆっくり動く銃弾が一つこっちに向かってくる。
──しかし

佐天「銃弾が三発も……避けきれないっ……」

三発の銃弾のうち一発はもう、佐天涙子の腹部に当たる直前だった

佐天「うそ、嘘でしょ?あたし死んじゃうの?こんな分けの分からないコトで」

佐天「いや!いや!そんなの嫌ァァァァァァァァァァ」

佐天「こないで!こっちに、こないでよおおおお」

ドォ――――z____ン!!




佐天「えっ……嘘……何、これ……止まっ……た?」

佐天「えっと、…避けなきゃ!!」サッ

佐天「うぅ……ゆっくりにする時と違って……もう、無理……」



半蔵「いっつぅーやっぱ三点バーストは反動がでか……ん?お前、何で生きてるんだ?」

佐天「うっ……ぐぅぅぅ……足、あしが…」

半蔵「……どうやって避けたのかは分からんが、いや──どうやって避け切れなかったのかは知らんが」

半蔵「もう一発は避けれないだろう?まぁ、なんだーその、足に当たっちゃってすまんな、死ね」

佐天「いや…いやああああああ」

──バァン!!と耳を劈く音がした。

 

半蔵「………」

半蔵「ガフッ……お…おまえ……」

上条「なに、やってんだよテメェ」

半蔵「ぐ………」

上条「なにやってんのかって聞いてんだよ」

上条「テメェは頑張ってる子に向かって何をしようとした!! 答えろっつってんだよ!!」

半蔵「俺だってやりたかないさ!!こんな糞胸糞悪い事なんてよお!!」

半蔵「だけど仕方ねぇじゃねぇか!命令に従わなきゃ生きていけないんだからよぉ!!」

半蔵「テメェなんかに分かるわけねぇだろ!!落ちこぼれの俺たちが生きるためにどんな事をどんな思いでやってきたかをよぉ!!」

上条「──ねぇよ……」

半蔵「あ?」

上条「──知らねぇって言ってんだよ!!そんなテメェの生き様なんか知るかってんだ!!」

上条「確かに俺たち無能力者は周りの奴らからは馬鹿にされるさ!!それがなんだよ!!」

上条「俺たちは無能力者だからって馬鹿にしている奴らを力なんかじゃなくて別の方法で見返せばいいだけじゃねぇか!!」

上条「ここに居る涙子ちゃんはなぁ!元は無能力者だったのに頑張って今はレベル3になったんだぞ!!今さっきだって努力していた!」

上条「その涙子ちゃんを殺す?ふざけんじゃねぇ!地べたに這いつくばって努力もしねぇ人間が涙子ちゃんを殺そうってんなら」



上条「まずはその幻想をぶち殺す!!」

 

バァン!!という音が、響いた。
それは服部半蔵の拳銃ではなく、上条当麻の右拳が半蔵の頬をぶち抜いた音だった。

────────────

住職「これで大丈夫、銃弾は掠っただけだったよ血こそ酷かったが大した傷じゃなくてよかったね」

佐天「はい………ありがとうございます……」

住職「怖かっただろう?大丈夫だあの男は警備員に引き渡したから」

 

────────────

 

 

 

警備員?「こちら警備員、少女を殺害しようとした男を連行しに来た」

上条「あぁ、コイツだ……後は頼むよ」

警備員?「了解した、身柄を確保しよう」

上条「俺は怪我人の手当てに行って来る」




住職「…………………」

警備員?「うまく、いきましたね」

住職「…………………」

警備員?「おや?どうしたんですか?喜ばしいことじゃないですか」

住職「俺は聞いていないぞ、こんなことをするとは」

警備員?「多少の情報の齟齬があっただけですよ」

警備員?「さて、私は行きますが一つ貴方に言っておきます」



────【絶対能力進化】がそろそろ折り返し地点に到達します。手伝う気はありませんか?

 

住職「……ッ!!貴様!!まだそんなことをやっていたのか!!」

警備員?「ふふ、その様子じゃ手伝う気はないようですねでは私はこれにて失礼しますよ」

住職「……クソッ……!」

────────────

上条「涙子ちゃん大丈夫?」

佐天「はい……少し痛みますが大丈夫です」

上条「………」

佐天「………」

佐天「あの……
──『力』を得ようとするのは悪いことなんですか?どうして……どうしてあたしが殺されそうにならなきゃならないんですか?」

佐天「あたしがこんな能力持ってるからなんですか?」

上条「涙子ちゃん……」

上条「大丈夫、涙子ちゃんは【絶対に】悪くない」

佐天「上条さん……」

上条「だって涙子ちゃんは必死になって能力の向上を目指して努力してきたじゃないか!それは絶対に、絶対に悪いことなんかじゃないよ」

上条「もし、また命が狙われることがあっても、絶対俺が守るよ涙子ちゃん」

佐天「上条さん………」







佐天「そ、それじゃ告白みたいですよ……///」

上条「ぬわっ!?べべべべ別に上条さんはそんなつもりで言ったんじゃ」

佐天「ふふ、わかってますよ!!────当麻、さん///」

上条「る、涙子ちゃん……///」

 

 

 

──それから──

佐天「……(あの時、銃弾が止まったように思えた)」

佐天「……(必死すぎてよく分からなかったけど、確かにあの瞬間、時間が止まっていた…)」

佐天「うぬぬぬ~~必死に能力を再現しようとしても出来ないなぁー」

佐天「……(でも、何か……掴めた気がするっ!)」

 

 

─────とある車内にて───────

半蔵「………俺をどうする気だ?殺るなら早く殺ってくれ」

警備員?「殺る?何を仰るのですか?貴方は十分すぎる仕事をしましたよ」

半蔵「何?……依頼は佐天涙子を殺害だっただろう、それを遂行できなかった」

警備員?「えぇ、貴方は佐天涙子を殺害することは出来ない、そんな事は分かっているから貴方に依頼したのですよ」

半蔵「何だと?そりゃ一体どういうことだ?」

警備員?「スキルアウトと言えど貴方も暗部の端くれでしょう?これ以上質問することの意味を分かっていれば、これ以上の質問は無いと思いますが?」

半蔵「………(クソったれ)」


警備員?「……(しかし……私にもこの依頼の意味は分からない……統括理事長は一体何を考えているのでしょう)」

警備員?「……(明らかに【幻想殺し】の成長にはまるで関係ない……佐天涙子とかいうガキも無能力者ですし……)」

警備員?「……(まぁしかし、統括理事長の命令に従うだけで良いんですからね、私は)」

警備員?「……(このまま命令に従えば九月三十日に一方通行が我が組織に堕ち、手足が揃う事──それは決定している)」

警備員?「……(何も問題ありませんね、ふふっ)」

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