禁美琴「あ、アイツの事どう思ってんのよ?」超美琴「べ、別に…」


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超美「あ、あんたこそどうなの!?」

禁美「わ、私はそりゃ……色々と救われた訳だし……ゴニョゴニョ」

超美「え?」

禁美「なななな何でもないわよ!」プン

超美(……あやしいわね?)

禁美(いくら私でも、あの事はあんまり言いたくない……///)

超美「ねぇ! 一体あいつと何があったっていうの!?」

禁美「い、いいじゃない! そっちこそ先に答えなさいよ!」

超美「わわ、私はただちょっといけすかないむかつく奴だなって思ってるだけよ///」

禁美「そ、そう? 私もそう思ってる所よ!」

超美「な、何よぉ! 自分の言葉で言いなさいよ! 私にばっか言わせて!」

禁美「私は私だから良いでしょ!」

超美「何それ!? なら最初に聞く必要なかったんじゃないの!?」

ワーワー

上条(……)

上条(……何か向こう側で御坂が二人ぐらいいるけど見なかった事にしよう、あれはきっと妹達だ、うん)

上条(上条さんはインデックスにご飯を作るために早く帰らないといけないんですよ…… 君子危うきに近寄らず!)



??「あら、何やってんの?」

禁超「「!?」」

禁美「……誰、あんた?」

超美「本編、スピンオフあわせても、私たち二人しかいないはず……」

禁美「なのに、あんたはオリジナルの証、短パンを履いている…… 何者ッ!?」

??「私? 私は…… 



     成田良悟版の、御坂美琴よ?」



禁超「な、”成田良悟”……!?」

禁美琴「別になんて事ないでしょ! 毎月電撃大王チェックしてる私に嘘はつけないわよ!
    11月号なんて頭ナデナデしてもらって完全にホの字だったじゃない! 
    原作の私でさえ頭撫でてもらった事ないのに!」キー!

超美琴「ギクッ、あ、あれは人を殺したかもしれないという罪悪感と険悪感から…」

禁美琴「嘘! 私の時はそんな事思わなかったわよ! …いや、かなり思ったけど…。
    かっこいい、とか、アイツなら何とかできちゃうかも、とか。そんな気持ちでいっぱいだったわよ!
    そういうの思ったりしなかったわけ?」

超美琴「そ、そりゃ思わなくもなくもなかったけど…。
    む、むしろアイツの願いが叶うならもう何でもしていい、て思っちゃったりもした訳だけれども…」

禁美「何でもって…。どんだけ尽くす女なわけ…。色気づきやがって」フン

超美「アンタに言われたくはないわよ! 何よその花飾り! 原作の美琴さんはアイツに恋する乙女ちゃんなわけ!?」

禁美琴「別になんて事ないでしょ! 毎月電撃大王チェックしてる私に嘘はつけないわよ!
    11月号なんて頭ナデナデしてもらって完全にホの字だったじゃない! 
    原作の私でさえ頭撫でてもらった事ないのに!」キー!

超美琴「ギクッ、あ、あれは人を殺したかもしれないという罪悪感と険悪感から……」

禁美琴「嘘! 私の時はそんな事思わなかったわよ! ……いや、かなり思ったけど……。
    でもかっこいい、とか、アイツなら何とかできちゃうかも、とか。
    そんな気持ちでいっぱいだったわよ!
    アンタはそういうの思ったりしなかったわけ?」

超美琴「そ、そりゃ思わなくもなくもなかったけど。
    む、むしろアイツの願いが叶うならもう何でもしていい、
    て思っちゃったりもした訳だけれども……」

禁美「何でもって……どんだけ尽くす女なわけよアンタ……。色気づきやがって」フン

超美「あああアンタに言われたくはないわよ! 何よその花の髪留め!
   原作の美琴さん(みらいのわたし)はアイツに恋する乙女ちゃんなわけ!?」

禁美「ビックゥゥウゥウゥ! そそそそそそそそんにゃ訳にゃいわよ! 
   ここここれは、ええと、アンタのしてるその髪留めが壊れちゃったから
   新調したもの! それだけ! 深い意味はにゃし!」
   
超美「(……何で所々猫っぽくなってんのかしら?)
   ……まままぁそれはいいとして。
   ゴホン……あの実験がどうなったかわからないこちらとしては、
   アンタのその様子を見て安心したわ。
   実験は終わったんでしょ?」

禁美「え、ええ。あの馬鹿が一方通行を倒したおかげでね。
   世界中の施設に散らばちゃったけど妹達(シスターズ)もみんな生きてるわよ」

超美「……、そっか。
 で、アンタはあの実験の罪悪感をどう割り切ったわけ? 
   ……参考までに聞かせなさいよ。私もする事になるんだから」

禁美「……。そうね。まだまだ子供な美琴ちゃんに教えてあげる。
   いい? 私、―――つまりアンタがDNAマップを提供しなければ、
   そもそも妹達は生まれてくる事もできなかった。
   だからあの『実験』は確かに色々間違ってたけど、
   あの子達が生まれてきた事だけは、私達は誇るべきなの」

超美「……でも結局、救えたのは一万人だけでしょ?
   残りの一万人は救えなかった。それは絶対。死者は蘇らないもの。
   きっと内心、妹達は私の事を憎んでいる。
   ……、私のせいで、一万人以上の妹達が死んじゃったんだから」

禁美「……………………………………………………………………………………………………、ぷ、
   くっく、あはははははは! 待って! もう一回今の台詞言ってみて外伝の美琴(かこのわたし)!
   もう一度その儚い感じの顔見せて! やだ、超可愛い。そりゃあの馬鹿母が言ってたのも分かるわよこれ。
   なるほど、こういうのは無自覚気味な薄幸少女がいいわけねー!」グシャー!

超美「髪を撫でるな胸を触るな変にくっ付こうとするな馬鹿!
   何よ!? 原作の私には黒子属性みたいなもんが備わってんのかァー!?」ビリビリー!

 

 

 

~数分後~


超美「あ、アンタ、この数ヶ月で人格変わってない……?」ゼエゼエ…

禁美「♪ そうかしら? 
   ……で、話を戻すとさっきのアンタの質問『……、私のせいで、
   一万人以上の妹達が死んじゃったんだから』への答えは『それでも』よ」

超美「……『それでも』? 私のせいで一万人の妹達が死んじゃったのに、『それでも』、
   あの子達が生まれてきた事と半分は助けられた成果だけをうまく掬い上げて
   自己満足に浸れって事かしら……?」

禁美「違うわよ馬鹿。
   そもそも、きっとあの子は私達の事を恨んでなんかないわ。
   生まれてこなければ、悲しい事も嬉しい事も感じられないから。
   ……それに私達が守りたかったものは、自分の痛みを他人に押し付けて満足するような、
   そんなちっぽけな人間じゃないでしょ?」

超美「……、」

禁美「まぁ大人な私のありがたーい御言葉を心に生きていき給え外伝の美琴! 
   実際、あの子達はあの子達で自分の道を進むみたいだからさ!
  (競争相手としての道みたいだけどね。容姿が同じだから中身で差を付けないといけないんだけどさ……)」ブツブツ

超美「……どうせ今の台詞全部あの馬鹿のでしょ」ボソ

禁美「うにゃあ!?」ドンガラガッシャーン!

超美「……うわぁ、もしかして本当に当たり?」

禁美「い、いいいいいいや馬鹿何口走ってんのアンタ! べっ、別にあの言葉には励まされただけで
   何も心の支えになんてしてないんだからそうよ言うならば座右の目よ!!」

超美「もしもーし。色々言いたいけどアイツが言った事前提になってんぞー」

禁美「う、うるさい! 大体、まだアイツに勝負を挑む事くらいしかしてない
   アンタになんて何も言われる筋合いないわよ!」

超美「……『まだ』?」

禁美「……あ///」ポッ

超美「つまり何よ? 散々威張って、あの馬鹿の台詞パクッて、大人な私すごーいな原作の美琴さんは、
   アイツに振り向いてもらうために色々アタックしてると。しかもその様子じゃ全然振り向いてもらえてないみたいね」アッハッハッハ!

禁美「あああああああああアンタ笑い事じゃないのよ!? 人事でもないし! アンタだっていつかはあの馬鹿の事―――」
超美「ああああの馬鹿の事が何だってのよ? ささささ参考までに聞いてやろうじゃないの」

禁美「うぅううぅぅ///……まままぁ、もう二、三ヶ月経てば多分分かると思うわよ」アセアセ

超美「……、」シーン

禁美「な、何よ急に黙って」アセアセ

超美「いいいいいやその。や、やっぱり私、…………………あ、あの馬鹿の事好きになっちゃうわけ?///」

禁美「ふにゃ!?」ドンガラシャーン!

超美「そ、そうなの? やっぱり……」

禁美「そそそそそそそそそそんにゃわけ……!
   ………………………………………………………………………………………………………………………、
   ………………………………………………………………………………………………………………………、
  (……いつまでもこんな不毛な話してらんないわね。他人に打ち明けるのはこれが初めてだけど、詰まる所コイツは『私』なんだからここは恥をぐっと堪えて……)」

禁美「ま、まぁ、その、ね………………………………………………………………………………………………………………………、
   ………………………………………………………………………………………………………………………、
   ………………………………………………………………………………………………………………………、
   ってそんな簡単に言えたら苦労しないわよ馬鹿!!」ビリビリ!!

超美「にょわ!? アンタ漏電してるわよ!!」

 

 

 ~数分後~


超美「で、結局どうなのよ私」

禁美「い、いや、まぁ、その、……………す、すすすすす、すす好きになると……お、思うわよ……多分」モジモジ

超美「……じゃあその髪飾りは?」

禁美「少しは女の子らしく見てもらいたくて偽デートのあとに……」

超美「偽デート?」

禁美「あ、あぁ。アンタまだ妹達の件から抜け出してなかったわね。
   そうね、どこから話せばいいかしら。
   まず、妹達の一件が終わって間もない頃から私、常盤台理事長の孫の海原光貴になんかアプローチされまくるのよ。
   で、八月三十一日(なつやすみさいごのひ)。
   いい加減付き纏うのをやめてほしかったからあの馬鹿に、その……こ、恋人役を演じてもらって海原のアプローチを止める事にした。
   それが偽デート」

超美「……ずいぶん積極的じゃないアンタ」

禁美「あ、あれはホントそういうのじゃなかったわよ。海原は海原じゃなかったしアイツはアイツで他の女の話するし殴りあうし。よく分からない事だらけで……。……あ///」ポッ

超美「こ、今度は何よ」ドキドキ



――――『              』――――――



禁美(ああああ『アレ』は成り行き上の台詞で、アイツにその気がないのは分かってんだけど……。
   『幸せにしてやる』ってアイツが言ってくれた事は、できればコイツにも秘密にしておきたい///)ドキドキ

超美「……あのね原作私」

禁美「ん? 何よ外伝私」ホッペアカイ

超美「アンタはさっきからテンパってるようだから気づいてないんでしょうけど。
   私達が初めて妹達と出会った時の事思い出してみなさいな」

禁美「は? 初めて出会った日? んー。確かゲコ太の缶バッチをゲットするために子供とガチャガチャの前に張り付いて、
   その子達と別れた後に公園で―――」

超美「そこよそこ。どうやって妹達の存在に気づいたんだっけ?」

禁美「え? えーと、私と同じ脳波の電磁波が―――ハッ!?」

超美《やっと気づいたか原作私。そういう事よ》ビリッ

禁美「え!? 頭に直接!? じゃあさっき私が考えてた事が全部筒抜けだったの!?」

超美「いや、そういうわけでもないのよ。断片的にしか読み取れないみたい」

禁美「え。そ、それは逆に何でよ? アンタと私の脳波は妹達以上のシンクロ率のはずでしょ? ……と言いつつリンクできないわけだけど」

超美「んー、何て言えばいいのかしら。多分これは、アンタからは把握できない事なんでしょうね。
   アンタと私じゃ脳波は完全に一致してるけど、電磁波の質が微妙に違うのよ。何故かは分からないけどアンタの方が不安定」

禁美「……、あーそれは……」

超美「ここの辺りがあるの?」

禁美「……まぁ何と申しますか。ちょっとありましてねえ。
  (アイツへの気持ちに気づいて自分だけの現実(パーソナルリアリティ)が粉砕寸前まで脆くなった、……とは流石に言えないわね)」

超美「つか能力が不安定なんじゃなくて、アンタの『自分だけの現実』自体がブレてるような印象を受けるんだけど。
   所詮電波越しだから詳しくは把握できないけど、ふわふわしてると言うか確立しきれてないと言うか」

禁美「ギクッ(す、鋭い……)」

超美「……まさかとは思うけどそれもあの馬鹿絡みの事じゃないでしょうね?」

禁美「さ、流石に違うわよ!」ギックゥゥ!

超美「(絶対嘘ね……)
   というか『幸せにしてやる』って/// アンタ何だかんだで愛されてるじゃないの///」

禁美「き、期待したらダメよアンタ。あの馬鹿は誰にでもああいう事言う奴なんだから……私達だけが特別ってわけじゃないのよ」

超美「……まぁ、でしょうね」ションボリ
超美「………………………………………………………………………………………………………………………ねえ?」

禁美「な、何よ、その上目遣い」

超美「いやその。アンタ、ああああアイツの事、どどどれくらいすすすす好き?」

禁美「は、なな何よいきなり!? そそそそんな事言える訳ないでしょ!? 馬鹿らしい! あー! あっついわねこの部屋換気きいてないんじゃない!?」パタパタ

超美「じゃあ試しに私がアイツに告白す―――」

禁美「だ、ダメよ! アイツには私が―――、あ」

超美「」
超美「ふ、ふーん。アンタ、し、嫉妬しちゃうんだ。へ、へぇ」

禁美「ぐっ……! 図ったわね!///」

超美「べ、別にいいじゃない。結局は私もアンタになるんだし///」ポッ
超美「と、というかさ、さっきから話がまちまちでしかも質問ばっかで申し訳ないんだけど、
   ……まぁ未来の私だから私が知りたい事たくさん知ってるだろうし、……その」チラ

禁美「な、何よ、人の胸見て」サッ

超美「さっき取っ組み合った時も思ったけど、……アンタの胸、私のよりずっと大きくない?」

禁美「え? そんなに変わらないんじゃない? ……自分で言ってて悲しい事だけどさ」

超美「(……絶対大きいでしょうが)……せ、センセー、確認してみたいでーす……。主に直に触ると言う方法で……」

禁美「はぁぁぁぁあああ!? そ、そんなの嫌よ、はしたない! 黒子じゃあるまいし!」

超美「い、いいじゃない。ちょっとだけだから。お願い!」

禁美「何で直接なのよ!? 別にサイズ図れば済む話じゃない!」

超美「だってその方が絵的においしいと思うのよ私。そらそら脱いだ脱いだ!」ガッ

禁美「うわちょ、本気なのアンタ!? こっちくんなぁ!!」ビリビリ!

―――――――

 十二月二十四日だった。
 世間一般では大切な人と寄り添う日、すなわちクリスマス。
 しかしその少年は人が少ない、どこか物寂しげな公園のベンチに一人座っていた。
「……不幸だ」
 どこか寂しげな灰色の空にそう呟いても、返事などありもしなく。

 ―――上条当麻は、そこにいた。

 結局彼は、ベツレヘムの星墜落時(げんさく22かん)に死んでなどいなかったのだ。
 そう。
 ―――上条当麻は生きている。
 つか仮にマジで死んでいたり記憶喪失になっている事を前提にするとssを書くのが半端なく面倒になるので生きているのだ。
(なんか人の生死に関わる事柄を、小石を蹴るような雑な扱いで済まされた気がするのですが……)
「それも含めて不幸だ……」
 上条が呟く理由。
 それは今夜行われるクラスの打ち上げが原因だった。
 担任の月詠小萌も参加するそれは大いに盛り上がるはずだったのだが……、
 参加者(主に女子)の多くが急用又は病欠という事態に陥り結局生き残ったのは極寒の中頬を赤くする可愛げのない野郎共のみ。吹寄制理もインフルエンザでロックダウンの体たらく。
 で、ちくしょう何が面白くてクリスマスに野郎共と飲み食いせなあかんのですかと上条がヤケクソ気味に呟いた所、土御門と青髪ピヤスに、こめかみに右と左の両サイドから正拳突きを受けて万力っぽく押しつぶされ今に至るといった具合だった。
「くそう、何もハブらなくてもいいじゃねえか。俺だってクリスマス楽しみにしてだぞ……」
 この時上条は今宵素敵なイベントが起こる事など、まだ知らなかった。

                                                                 つづく

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