【禁書】    は人生を【SS】


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???(ここは、どこだ【ガキ】はどこに行った)


???
『まったく、あなた・・・は心配性・・・なんだから、って   は・・・』


???
(・・・声が出ない、【アイツ】は・・・どこに行きやがった・・・)




彼の知識や彼の生きた証、他にも彼の人格や


彼に影響された人々が、この世界に残っていてもしていても


彼自身が再びこの物語の表舞台に立つことは永遠に在り得無いだろう


なぜなら、既に彼は【死んで】いるのだから
???(いつの間にか、眠ってしまっていたのね・・・)


  私の名前は鈴科百合子と言うらしい


私はまだ生まれて間もない赤ん坊で在る筈なのに


誰の物か分からない【知識】、誰の物かも分からない【記憶】その二つを持って生まれた


私が今まともな思考が出来ているのもこの【知識】と【記憶】のおかげだろう


誰の物か分からない【知識】には


難しい言葉、何に使うのかさえ分からない計算式


果てには何処かの町の情報・・・銃声が鳴り響き、鮮血が舞う、殺し合い


      【とても深い闇の世界】


この【知識】の持ち主はそんな所で生きていたのだろうか
誰の物か分からない【記憶】には


美しい茶色の髪の毛に、円らで美しい瞳を持ち、此方をじっと見て笑みを零している少女


その少女とよく似た顔立ちの中学生位の少女がこちらを睨んでいる


この【記憶】の持ち主はこんな笑みに癒されていたのだろうか


こちらを睨んでいる少女を見て何を思ったのだろうか


けれど私はこの難しい言葉、何に使うのかさえ分からない計算式、


笑みを零している少女・・・どれも私は知らない。


それは当たり前・・・この【記憶】と【知識】は私では無い誰かの物なのだから
母親「百合子起きた?貴女って大人しい子ねぇ、全然泣かないし」


百合子「・・・・・・」


百合子(言葉が話せない、考えている事を言葉て伝えることが出来ない・・・これも慣れっこだけど、少し悲しいわね・・・)


母親「はいはい、ご飯作ってきたからねぇ」ハイ、アーン


百合子「・・・・・・」アーン


百合子(この生活は、いつまで続くのかしらね・・・)

 

 

 

【鈴科百合子】幼稚園入学式当日


百合子「ここは?」


母親「ここは幼稚園って言ってね、百合子みたいにちっちゃい子が通う場所よ」


百合子「そうなんだ」


百合子(誰かの記憶の中・・・私と同じ年に見える子供達が一つの場所に集まっていた・・・


    けれど、その【場所】は明らかに今私が見ている場所とは違う・・・もっと暗くて、周りには・・・)


百合子「うわっ!」


母親「百合子!どうしたの!?」


百合子(何これ・・・この先を思い出そうとすると・・・頭が・・・)


この暗くて・・・その中で記憶の持ち主の目に映る・・・【鮮血】この光景をこの記憶の持ち主は


思い出したく無かったのだろう、この記憶はこの記憶の持ち主らしき人物が、椅子に座った所で途切れている


この先を思い出したくてもこの先の情報は何処にも無い


何時しか私はこの【記憶】の事を考える事は無くなった


友達と遊ぶ事が楽しくて仕方が無かったのだろう、年相応の女の子として


けれど誰の物かも分からない【知識】ばかりは自分の中に在った


しかし誰の物かも分からない【記憶】だけはどこかへ消え去ったかのように・・・
そうして私は小学校に入学した






何時だったか私は作文にこんな一文事を書いた




私は家族や友達が大好きです、一緒に遊んだり、勉強したり


ずっとこの時間が続けばいいと思っています




私はこれが当たり前だと思っていた、両親からあの言葉を掛けられるまでは・・・



母親「ねぇ百合子」


百合子「どうしたの?お母さん」


母親「お父さんと話し合って決めた事なんだけどね・・・」


百合子「うん」


母親「お母さん達、離婚する事にしたの」


百合子「・・・え?」


父親「それでな、お前には学園都市に行って貰いたいんだ」


百合子「それって・・・動いう事・・・?」


父親「御免な・・・父さん母さんも一人でお前を育てる自信が無いんだ・・・」


・・・私を邪魔だと言う気持ちをオブラートに包んで伝える親が居た


私の知っている親の顔では無かった


あのやさしい親の顔はどこへ行ったのだろう・・・
これが、去年の出来事・・・今まで共働きだったから私は気付かなかった


私の知らない所ですれ違いは起きていた


私ももう中学生、何があったか位は分かる、そして私が何を言ってもこの状況は覆らない、それも分かっている


百合子(もうすぐ、この時間も終わりなのね・・・)


正式に学園都市に行くのは今年・・・中学校から、今年と言ってもあと1ヶ月も無いのだけれど


私は友達には伝えずに行こうと思う、たとえ話しても、別れが辛くなるだけ


連絡先は交換しているから、話が出来ない訳じゃない、きっと向こうでも友達は出来る


何も悲しい事ばかりじゃない・・・私はそう自分に言い聞かせた
学園都市について調べてみると


学校が沢山集まって出来た都市であり超能力を科学的に開発している場所らしい


百合子(そういえば、大覇星祭っていう超能力を使った運動会がやってたんだっけ)


確かビデオに撮っていた筈だから後で見てみよう


私は気を紛らわせたい一心で色々な事を調べて回った


友達の前では何時もと変わらない・・・ように振舞って過ごした
百合子「じゃあ・・・また何時か」


母親「貴女が会いたいと思ったらいつでも連絡してね、私達が貴女の親なのは変わらないから」


百合子「うん・・・」


その顔には「もう私とは関わらないで」という口で言った言葉とは真逆の表情が在った


父親は既にに家を出ていた、私が起きる前に・・・


百合子(最後に、お父さんと話をして置きたかったな・・・やっぱりお父さんからしても迷惑なのかな・・・)


くよくよしていても仕方が無い、お金なんかは振り込んでくれるらしいし、何の心配も無く私は学園都市へ向った

 

 

 

 

東京都の三分の一面積を誇り


総人口二三〇万人、その八割が学生という学生の町、学園都市


別名、【科学の町】そう言われるだけあって外、つまり私達の住んでいる町とは科学技術に二〇年の差があるらしい


百合子(二十年って一体どうなってるのかな・・・)


私は未だ見ぬ技術に期待をよせていた

 

 

 

 

 









目の前に在るのは高さ五メートルはあるであろう壁、それが町を囲んでいた



その壁の近くにゲートが在った


百合子「ああ、ここから入るのね」


警備員「はい、次の方どうぞー」


百合子「はーい」
百合子(えっと・・・資料によると、この場所に来る車に乗って能力開発を行う場所へ行くと・・・)


百合子(この車かな?)


???
「今年から学園都市に来る子ですか?」


百合子「え?あ、はいそうです(何この人・・・ちっさい・・・)」


教師?「それではこのバスに乗ってください」


百合子「はい、分かりました(先生?)


私は【能力開発】が行われる研究所に向かう途中、教師?に超能力の事を教えて貰う事にした


と言うか・・・どう見ても幼稚園児にしか見えない・・・


百合子「あの・・・先生?」


教師?「はい、なんでしょうか?」


百合子「具体的に教えて欲しいんですけど、超能力ってどうやって発現するんですか?」


教師?「そういうことなら先生の十八番ですよー超能力がどうやって発現するかについてですねー」
百合子「はい」


教師?「それでは・・・コホン基本的には量子力学とシュレーディンガーの猫と言う理論に基く物なのですよ」


百合子「へ?」


教師?「量子力学に置ける解釈では物理現象は観測を行うまでは確定せず




観測されるまでは幾つもの可能性が存在しているのです


   観測を行うとその中の一つの可能性が結果として現れます


   どの可能性が結果として現れるかは断言できませんが


   その可能性の中でどれがどの位の確立で現れるかを計算することは出来るのです


   分かりやすく説明するとお菓子の入った箱の中に


   チョコが入っている可能性や飴玉が入っている可能性両方が存在していますよね?


   勿論ほかにも可能性はありますがこの場合チョコと飴玉だけで考えてみましょう


   箱の中にはチョコ五十%、飴玉五十%の状態になりますね


   実際は手から炎を出したり、人の心を読むと言う超常現象が起きる可能性もありますが


   これは「常識的現象九十九%超常現象一%」の様に確立が偏っています


   普通の人が観測すると常識的現象九十九%の方しか取り出せません


   けれど「通常の法則からずれた認識」で観測すると本来の確率を無視して


   「超常現象一%」を取り出す事が出来るのですよ
教師?「これが学園都市で開発されている超能力です


   分かりましたか?子猫ちゃん?」


百合子「うーん・・・つまりはこの「通常の法則からずれた認識」を作るのが能力開発ってこと?」


教師?「そのとおりです、良くできましした、ちなみに私達は「通常の法則からはずれた認識」


   の事を「自分だけの現実と」呼びます」


百合子「なるほど(わからん)」


教師?「ふう、長く喋ったので疲れました」スパー


百合子(こんな超ミニマム体系でも成人はしてるのね・・・)


教師?「とと、もうすぐ着くみたいなので皆さん準備してくださいねー」


百合子(これって・・・学校って言うより・・・研究所・・・?)


教師「それでは皆さん此方ですよー、先生に着いて来てくださいねー」


百合子(考えてても仕方ないっか・・・)スタスタ


研究員「それでは、皆さんには一週間程この研究所で開発を行って貰いますので宜しくお願いしますね」


子供達「「「はーい」」」


百合子(日記でもつけておこうかな)

 

 

 

 

 

三月二十日


遂に能力の開発が始まりました
        
最初はちょっと怖かったけれど電気による刺激や、薬の投薬だけで終わりました

何の薬なのかな?



三月二十一日


この日も電気や薬の投薬で終わりました、でも薬の量がちょっと増えたかな?




三月二十二日


この日は催眠術?も追加されました

どんな超常現象を起こしたいか考えてみるけど

思いつかないなぁ



三月二十三日


能力の兆し?の様なものが出てきた見たい

自分では分からないけれど嬉しいな
三月二十四日


今日は薬だけで終わりました、ちょっと頭に違和感がある気がする

それに途中から記憶が抜け落ちている気がする






三月二十五日


頭の違和感が消えないなあ

今日は昨日より人が少なかった

研究員の人に聞いてみると

長旅の疲れが出たらしい

お見舞いに行きたいけれど

止められちゃった




三月二十六日


今日は能力に変化は無かったみたいだけれど

今日投薬された薬は明日になってから効果が出るらしい

そして明日は初めての能力測定

レベル5になれると良いな

どの学校に入るか決めないといけないみたい

出来れば女子校が良いなあ
三月二十七日


能力測定の結果はなんとレベル4

今日になってから自分でも分かる位能力が強くなっていた

細かい能力の説明されたんだけれど

【大気中の水分を操り、凍らせる能力】、正式名称は【大気凍結】

だそうです、大気中にある水分となると結構広範囲なのかな?

良く分からないや

夏とか涼しそう

レベルの上げ方を聞いてみたら

能力の強度は能力を上手く制御出来るようになるとレベルが上がりやすくなるみたい

学校での授業では能力を制御する方法を教えてくれるそうです

こう考えると授業が楽しみに思えてくるなあ




こんな感じで研究所生活を終えたんだけれど、学校は何処にしようか

百合子(パンフレットは貰ったんだけど、これだけの量があるとは・・・

    女子校は無いのかな・・・)


あまり良い所がないなぁと思いながらパラパラとパンフレットをめくっていく


百合子(ん、こんな所良いんじゃないかな?


    全寮制で女子中学校だし、募集条件はと・・・レベル3以上か・・・


    私はレベル4だし大丈夫かな?とりあえず明日行ってみようっと)




此処はとあるビル


何が起きても傷一つつくとの無い絶対防御の壁に囲まれ


液体で満たされたビーカーの中に


男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える【人間】が逆さまに浮かんでいた


???
「今回は特別なゲストを呼んだんだ、もう私も飽きてきたのでな、いい加減    を進めてくれよ」


誰に言うでもなく、男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える【人間】は


そう呟いた


男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える【人間】の後ろには


淡く発光している【人に似た形】の物体が何を言うでもなくただ浮かんでいた


さらにその奥、何に使うのかさえ分からないような機械の中


どこかの学校の制服を着ている高校生位の


【少女に似た】物体が蹲っていた










学園都市第七学区


学園の園内


常盤台中学校前にて


教師「君が昨日連絡をくれた鈴科さんかな?」


百合子「はい、そうです」


教師「分かりました、じゃあ私に着いて来てください」


百合子「はい」


常盤台中学校校庭


教師「えっと、君の能力は・・・大気凍結とあるけれど、具体的にはどんな感じなのかな?」


百合子「確か、大気中の水分を操って凍らせる能力です」


教師「分かりました、それで強度は分かるかな?(聞いた事無い能力だなぁ・・・)


百合子「強度・・・は確か4です」


教師「レベルは4と、じゃあちょっと実際に使ってみてくれるかな?」


百合子「分かりました」
私は一回深呼吸をしてから能力を発動させた


すると私の周り半径100m程が一瞬で凍りついた


半径100m・・・広範囲に及んだそれは周囲の木々や校舎、果てにはプールまで凍りつかせた


勿論・・・範囲内に居た人さえも


百合子(もしかして・・・やりすぎ・・・だよね、そうだよね)


私は急いで能力を解除した


校舎の方からは悲鳴が聞こえた・・・
暫くして


百合子(こりゃ駄目かなぁ・・・)


私にとって理想的な環境だったんだけど・・・


教師「待たせてすまなかったね」


百合子「いえ・・・こちらこそ済みませんでした・・・」


教師「いやいや、十分に距離を取らなかった私が悪かったんだ、気にしないでちょうだい」


百合子「はい・・・」


教師「で、入学の件なんだけれど、合格です」


百合子「」


教師「ん?」


百合子「え・・・いや・・・いいんですか?こんなに簡単に・・・」


教師「ああ、大丈夫この学校は優秀な生徒を輩出するのが目的だから君みたいなレベルの高い子は大歓迎だよ」


百合子「え・・・あ、ありがとうございます!」


教師「じゃあ、寮の部屋も用意して置いたから、今日か明日の内に荷物を移しておいてちょうだい」


百合子「はい、分かりました!」


百合子(まさかこんな簡単に決まるとは・・・)
学生寮にて


百合子「と、ここでいいのかな?」コンコン


???
『はい、どうぞお入りください』


百合子「お邪魔します・・・」


???
「あら、新しくお入りになる方でしょうか」


百合子「はい、今日からこの部屋で一緒に生活せて頂きます、鈴科百合子です」


???
「私は 湾内絹保と申します、どうぞ宜しくお願いいたします」


百合子「いえ、こちらこそ」


湾内「貴女も一年生ですか?」


百合子「はい、貴女もという事は貴女も一年生ですか?」


湾内「ええ、宜しくお願いいたします、能力はどんな能力なのですか?私はレベル3の水流操作なのですが」


百合子「私は・・・なんて言うのかな、レベル4の大気凍結です」


湾内「そうなのですか、具体的にはどんな能力なのでしょうか、私は水を操る位しか出来ないのですが」


百合子「えっと、今日測定したのだと、大気の中の水分を凍らせるですね」


湾内「もしかして昼間、大量の氷が発生したのは貴女の能力ですか?」


百合子「たぶんそうだと思います、まだ上手く制御出来ないんですけどね・・・」コンコン
寮監「おーい、夕飯の時間だ仕度しろ、」


百合子「あ、はい」


寮監「ん、お前が新入りか?」


百合子「はい、そうです」


寮監「なにか分からない事があったら湾内に聞け、良いか?湾内」


湾内「わかりました寮監様」


寮監「ん、じゃあ夕飯の時にお前の事は紹介するとする、急いで来いよ」


百合子「はい、分かりました」
食堂にて


寮監「今日からこの寮に入る事になった1年生の鈴科百合子だ、仲良くするように」


百合子「鈴科百合子です、よろしくお願いします」


寮監「それでは、食べ始めてもいいぞ」


「「「いただきます」」」


百合子(・・・なにこれ、豪華すぎるでしょ・・・)


湾内「百合子さん、どうかされたのですか?」


百合子「え?いや、なんでも無いなんでも無い」


湾内「そうですか?ならいいのですが」


百合子(・・・もしかしてお嬢様学校だったりするの?)


湾内「・・・?」


百合子(・・・もう、なるようになってしまえ!)パクパク
部屋に戻って


百合子「そうだ、湾内さん」


湾内「はい、なんでしょうか」


百合子「この学校ってレベル5とか居るの?」


湾内「ええ、二人ほど」


百合子「二人もいるんだ、すごいね」


湾内「明日にでも御坂様に会いに行ってみますか?」


百合子「御坂様?ってレベル5?」


湾内「ええ、知らなかったのですか?」


百合子「うん、学園都市に来てまだ二週間経ってないもの」


湾内「そうだったのですか、では日を改めて、私の友達と一緒にこの学園都市を案内させて頂いても


   よろしいですか?」
百合子「本当に!いいの!?」


湾内「ええ、寮監様よりお願いされていますし、お友達としてももっと仲良くしていきたいので」


百合子「湾内さん!ありがとう!」


湾内「いえいえ、どういたしまして、それと私のことは絹保と呼んでください


   私も百合子さんと名前で呼んでいるので」


百合子「うん、分かったわ絹保さんよろしくお願いします」


百合子(ちょと見たくらいだとモノレールが走ってたりロボットが道を掃除してたりとかだったけど


    もっと凄いのとかあるのかな?ちょっと楽しみ)






翌日


湾内「百合子さん、起きて下さい、もう7時ですよ」


百合子「ふぁい・・・今起きます・・・」ムクリ


湾内「おはようございます」


百合子「絹保さん、おはようございます」


湾内「これから朝食の時間なので早めに身だしなみを整えてくださいね」


百合子「はい・・・」
常盤台中学校学生寮食堂


寮監「これより点呼を取る、名前を呼ばれたら返事をする様に」


百合子(御坂って人、どんな感じなんだろうな、レベル5っていうの鼻に掛けてそうだなぁ)


寮監「鈴科!おい鈴科!」


百合子「は、はい!」


寮監「呼ばれたら一回で返事をしろ」


百合子「はい・・・分かりました」




常盤台中学校学生寮廊下


百合子(朝からさんざんだったなぁ・・・勿論ボーっとしてた私が悪いんだけどさぁ)


湾内「百合子さん」


百合子「ん、何?」


湾内「お友達を紹介しようと思いまして」


百合子「ああ、昨日言ってた」


泡浮「泡浮万彬です、宜しくお願いします」


百合子「鈴科百合子です、よろしく」


湾内「では早速行きましょうか、御坂様は外の寮でしたっけ?」


泡浮「たしかそうだったと思いますよ」


百合子(外にも寮ってあったんだ)






学園の園を出て


コンコン


???
「はーい、今出ますの」ガチャリ


湾内「お久しぶりです、白井様」


???
「誰かと思えば意外な客ですのね、あらそちらの方は?」


百合子「あ、どうも昨日から学園の園の寮に入った者で、鈴科百合子と申します」


???
「あら、では私と同じ学年ですのね、私は白井黒子と申します、風紀委員もしておりますの、宜しくお願いしますの」


湾内「白井様、御坂様はいらっしゃいますか?」


白井「お姉さまなら朝早くに出て行ってしまわれましたが」


湾内「どこへ行ったか分かりますか?」


白井「残念ながら存じませんの、申し訳ありませんわね」


湾内「そうですか、有難うございます」


白井「あ、そうそう鈴科さん今度お話でもしませんこと?」


百合子「え?私ですか?んー、大丈夫ですけど何時ですか?」


白井「それなら電話番号を交換して置きましょう、時間が空いている時に電話しますの」


百合子「分かりました」ピ


白井「ではまた」ガチャリ
湾内「御坂様がいらっしゃらないとなるとどうしようもありませんね」


百合子「うーん、じゃあさ、学園都市を案内してもらえると嬉しいな」


湾内「そうですね、では予定を前倒しして学園都市・・・といっても第7学区だけですけれど案内させて頂きます」


百合子「ありがとう絹保さん!」


泡浮(なんか私空気ですね・・・)


湾内「それではまずセブンスミストから行きましょうか」


百合子「おー!」






セブンスミスト前



湾内「ここがセブンスミストです、所謂百貨店ですね」


百合子「へー結構色んな物あるのね、買い物はここかな」


湾内「中学校は休日も制服着用なので、お洒落が出来ないのが残念ですね」


泡浮「そういえば、御坂様が良く訪れるという公園があったような」


湾内「あら、そうでしたの、なら早く言ってくださればいいのに」


百合子「それって何処なの?」


泡浮「たしかあっちの方だと聞きましたね(こんな時ばっかり反応するって・・・)








公園


御坂「まてー!」


上条「待てって言われて待つ馬鹿がどこに居るんですか!」


御坂「馬鹿ならそこにいるでしょうが!」ビリビリ


上条「って御坂さん!?死角から電撃は危ないと上条さんは思うんですけど!」キィン


御坂「うっさい!馬鹿!」ビリビリ


上条「だから危ないっての!」キィン



百合子(・・・なにあれ、あの電気出してる人が御坂って人?どこかで見たことがある様な・・・)


湾内「御坂様ー」


御坂「待てって言ってんでしょ・・・って湾内さん?」


上条「今のうちにっと」ダダダダダダ


御坂「あっ、次あった時覚えとけ!」
御坂「えっと湾内さんと泡浮さんと・・・あなたは?」


百合子「あ、はい鈴科百合子と言います」


御坂「鈴科さんね、覚えておくわ」


百合子「あの、御坂さん」


御坂「え?」


百合子「前どこかで会いませんでしたか?」


御坂「んー、覚えてないなぁ・・・たぶんこれが初対面の筈だけど」


百合子「そうですか・・・確かにどこかで・・・うっ!」


湾内「百合子さん?どうしたんですか?」


百合子(なにこれ・・・頭が・・・)


御坂「えっ?どうしたの!?」


泡浮「と、とにかく病院に・・・」








冥土返しの病院


湾内「百合子さんはどうしたんですか?」


冥土「んー、脳に対する過負荷が原因って所かな、後遺症は残らない程度だから大丈夫だと思うけどね」


泡浮「とりあえずは一安心と言ったところでしょうか」


御坂(脳に対する過負荷・・・能力を使っていた訳じゃ無いみたいだしどうして?)


湾内「病室に入っても宜しいでしょうか?」


冥土「検査も済んだし入ってもいいけど、まだ意識は戻ってないよ?」


湾内「いえ大丈夫です」


冥土「そうかい、じゃあ僕は次の患者が待ってるのでねそろそろ行かせてもらうよ」


御坂「あの、先生」


冥土「ん?どうしたんだい?」
御坂「脳に対する過負荷って原因分かりますか?」


冥土「残念ながら分からないんだよ、最新の機器を使っても分からなかったんだ」


御坂「そうですか・・・」






???
「最後の一人、みーつけた♪追ってきて正解だったわ、さぁてあの人に報告しないと」




冥土「君、こんな所で何しているんだい?」


???
「べっつに何もしてないわよー」


冥土「そうかい、じゃあ早く病室に戻りなさい」


???
「はいはい、わかりましたよー」
百合子(ここは、どこ?あれは・・・)

pppp
ピ
???
「おい    仕事だ、準備しておけ」


???
「はいはい、さっさと来いよォ」


???
「お仕事?って   は   は行っちゃ嫌だよオーラを放ちつつ聞いてみる」


???
「残念ながら大正解だ、明け方には戻ってくらァ」


百合子(ここはどこ・・・なんで私はこんな物を見ているの・・・?)


???
「やっとあなたと遊べると思ったのに・・・って   は   は泣きそうになりながら言い返してみる」


???
「あァはいはい、戻ったら遊んでやンよ」


???
「やったぁ!って   は   は喜びオーラ全快で答えてみる!」


???
(ったく、俺も随分と丸くなったもンで)


???
「ンじゃあ行ってくる」


???
「早く帰ってきてね!ってミ  は   は応援してみる!」



百合子(これは何?ちっちゃい御坂さんと・・・あの白髪の人は・・・?)
        オシゴト
???
「で、今日の殺し合いはなンですか?」


???
「いつもと変わらないただの殺し合いだ」


???
「たぶん彼が言いたいのは[ピーーー]相手の事かと」


???
「それならただの研究者三十個ほどだと」


???
「今回の私の役割は?」


???
「さぁな、行ってみないと地形も分からない」


百合子(金髪の人・・・ツインテールの人・・・ずっと笑ってる男の人・・・一体何なの?)
???「くそっ!」バン


???
「おィおィ、銃弾が俺に通じないのは分かりきってる事だろォ?」


???
「ぐあっ!」


???
「何勝手に自滅してンだか、面白くねェなァ」ピ


???
「終わったぞ」カチッ


???
『はいはい』


百合子(何・・・これ・・・殺し合い・・・何なの?これ・・・なんで私がこんな物を見てるの・・・?)






「百  さ !百合  ん!百合 さん!百合子さん!」






百合子「はっ」


湾内「大丈夫ですか?百合子さん!」


御坂「よかったー、このまま起きなかったらどうしようかと思ったよ」


泡浮「大丈夫ですか?」


百合子「うん・・・大丈夫・・・」


湾内「良かった・・・」


百合子「ごめんね、途中で倒れちゃって」


御坂「大丈夫よ、そういえば一つ聞いておきたい事があるんだけど」


百合子「何ですか?」


御坂「百合子さんの能力って何?」


百合子「私の能力ですか?大気凍結ですけど・・・」


御坂「その能力は常時使用してる?」
百合子「いえ・・・してませんけど」


御坂「そう・・・ならいいの、医者に聞いたんだけど原因は脳に対する過負荷」


百合子「へ?」


御坂「用は脳に対して負荷が掛かる事をした?」


百合子「いえ、何もしていないと思います・・・」


御坂(じゃあ原因は何?能力を常時使用している訳じゃない・・・脳に負荷を掛ける事って何があるの?)


湾内「と、とにかく百合子さんが無事で何よりです」


泡浮「そうですよ、何も無くて本当に良かった・・・」


百合子「ごめんね、心配掛けて」


御坂「じゃあ私医者に報告して来るね」


百合子「すみません、御坂さん」


御坂「いいのいいの、それはお互い様」


百合子(お互い様?)
御坂「じゃあ私こっちだから」


百合子「はい、今日は何から何までありがとうございました」


湾内「御坂様、今日はありがとうございました」


御坂「お礼言われるような事、何もしてないわよ、じゃあね」


百合子「さようならー」


泡浮「さようなら、御坂様」


御坂「じゃあまたねー」


百合子(今日は早く寝よう・・・)
此処は窓の無いビル


ビーカーの中で逆さまに浮かんでいる


男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える【人間】と


その目の前に居るレベル5という【人形】が会話をしている


???
「最後の一人、見つけて来たけど」


???
「そうか」


???
「で、あとは何をすればいいの?」


???
「全員を監視していてくれればそれでいい」


???
「はいはい、わかりましたよー」


その瞬間男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える【人間】の目の前から


【人形】が消えた


そして男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える【人間】の後ろには






誰も居なかった


ツールボックス

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