美琴「キングダムハーツ?」3


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ソラ「な、なんだよ……これ……」

美琴「アンチスキルが……全滅!?」

グーフィー「この車の中に初春さんがいるよぉ!」

ドナルド「初春さん、しっかりして!」

初春「…………」

木山「心配いらないさ。戦闘の余波を受けて眠っているだけだ」

ソラ「木山先生……どうして!」

木山「学園都市第三位に、キーブレードの勇者とそのお供」

木山「さしもの君たちでも……一万の心の闇、『暗黒心網〈ダークネットワーク〉』を統べる私を止められるかな?」

美琴「一万の心の闇……!?」

ソラ「まさか木山先生もハートレスに取りつかれてるのか!?」

木山「ふっ、私は自分の心の闇に支配されるような哀れな真似はしないさ」

ドナルド「ハートレスに取りつかれた奴は、そういうんだ!」

木山「……とにかくが私ほしいのは、ソラ君、君のキーブレードなんだ」

グーフィー「キーブレードを?」

ソラ「一体何どういうつもりなんだ!?」

木山「……答える義務はないさ」

美琴「私もあんたの目的なんか興味ないわ」

美琴「ただ、あんたを止めてやる……それだけよ!」ダッ

木山「……若いな」スゥ…

ドウゥゥゥゥンッ!!!

ドナルド「ミコト!!」

美琴「……こんな目くらましで私を倒せるとでも思ったの!?」ビリビリッ

ズガァァァァンッ!



……パシュゥゥゥンッ!

美琴「なっ!?」

木山「言い忘れていたな。……闇を利用して私が得た力を」

美琴「……『多重能力〈デュアルスキル〉』!?」

ソラ「な、なんだよそれ!?」

木山「ただ一人の脳で複数の能力を扱うあれとはまた少し違ったものさ」

木山「レベルアッパーを使って集めた心の闇は、それぞれの能力の闇の部分を持っていた」

木山「それを統合し私の心につなぐことによって得た能力……」

木山「言わば、『暗黒能力〈ダークスキル〉』!!」

ソラ「ダークスキル……!?」

美琴「呼び方なんてどうでもいいわ……私のやることに変わりはないんだから!」バッ

ドガァァァンッ!

……パシュゥゥゥンッ!

木山「……少しは学習したまえ」シュンッ

ドナルド「テレポートまで!?」

グーフィー「ミコト、危ない!」ガキィンッ

美琴「グーフィー!」

木山「ほう、私の直接攻撃を受け止めるとは……」

ソラ「感心してる場合かな!?」

ガキィィィンッ!

ソラ「くそっ、はじかれた!?」

木山「どうした、複数の能力を同時には使えないと踏んでいたのか?」

ドナルド(多分ソラにはなんの考えもなかったと思うけど……)



――――――

ソラ「せいっ、はっ、とうっ!!」キィンッ

木山「……なるほど、ソラ君の剣術はなかなかのもののようだ」ガキンッ

美琴「はあぁぁぁ!!」ビィィンッ

木山「君の砂鉄を使った攻撃も工夫は認めるが……」

木山「はぁっ!!」ズァッ

ドガァァァァンッ!!

ソラ「うわあぁぁぁ!!」

木山「私を追いつめるには一歩足りないようだ」

ドナルド「そんな、僕たちが手も足も出ないなんて……」

グーフィー「ぴ、ピンチだよぉ!」

木山「さあ、キーブレードを渡してもらおう」スッ

ソラ「くっ……」

キイィィィィンッ……

木山「な、なんだっ!?」

ソラ「……俺に力を!!」



――――――

美琴『え、ちょっとやだ、何よこれ!!』

ドナルド『これは……フォームチェンジだよ!』

美琴『フォームチェンジ!?』

ドナルド『僕たちとソラ(の服)が融合して、ソラを変身させるのさ!』

グーフィー『そういえばソラ、「オートファイナル」セットしてたもんね』

美琴『ちょ、ちょっと待ちなさいよ!』

美琴『そんな勝手なこと言われても、心の準備ってやつが……』

グーフィー『こうなったら僕たちはもう何もできないよ』

ドナルド『ソラを信じよう!』

美琴『もうお嫁にいけないかも……』ガクッ



――――――

木山「……まったくソラ君、君の力というのは底が知れないな」

ソラ「……俺、どうして木山先生がこんなことをしなきゃならないのかわからないけど」

ソラ「俺は先生を止めて見せる」

ソラ「誰のためでも無い、先生のために!!」



ソラ「雷よ!!」

ドゴォォォォンッ!!

木山「くっ……」

木山(さっきまでと威力が段違いだ……これがキーブレードの真の力!?)

木山(そして厄介なのは自在に動く二本のキ―ブレード)

木山(半端な攻撃でははじかれてしまう……)

ソラ「うおおぉぉ!!!」

木山「!?」

ソラ「ファイナルアルナカム!!」

木山「させるか!!」

ガキイィィィィンッ!!

木山「うぐっ……ぐうう……」グググ…

ソラ「ま……負けるかぁ!!」ギシギシッ

    『……せーんせっ!』

木山「私は……私は……」

    『ねーせんせーったら!』



――――――

美琴『……ねぇ、何か聞こえない?』

グーフィー『そういえば、なんだろうこれ……?』

美琴『子供の声?』

ドナルド『一体どういうこと?』

――――――



キイィィィィンッ……!

ソラ「キーブレードが反応して……」

『せんせーって、モテねーだろ!?』

木山「こ、これは……」

『ねーせんせーったら!』

ソラ「木山先生の心とつながって……記憶が流れてくる!?」

『……きやませんせいっ!』



――――――

美琴「そんな……これって」

ソラ「な、なんなんだよ今の!」

木山「……見られたか」

美琴「なんで、なんであんなこと!?」

木山「あれは表向き、AIM拡散力場を制御するための実験とされていた……」

木山「だが実際は心の闇を暴走させ、ハートレスを生み出すための実験だったんだ!」

ソラ「心の闇の実験……!?」

木山「幸いにも実験は失敗し、子供たちはハートレスとならずに済んだ」

木山「だが彼らの心の扉は閉ざされ、一度も目覚めぬまま今なお眠り続けている!」

美琴「だからって……!」

木山「君たちに何がわかる!!」

美琴「!!」

木山「統括理事会が糸を引いていたんだ、正規の手段が通じるはずがない!」

木山「こんな……こんな方法しか私にはなかったんだ!」

木山「例えこの街のすべてを敵に回しても……」

木山「やめるわけにはいかないんだー!!」

ドナルド「木山先生……」

グーフィー「なんだかかわいそうだね……」

木山「うぅっ!」ドクンッ

ソラ「木山先生!?」

木山「ダークネットワークの……暴走……だ」ドサッ

シュゥゥゥゥッ……

ドナルド「な、なんだぁ!?」

グーフィー「木山先生から何か出てくるよぉ!?!」

バシュゥゥゥゥゥウンッ!!!

美琴「なに、あれ……胎児?」

AIMバースト「アンギャアァァァァァァ!!」

ソラ「あれは……ハートレス!?」

ドナルド「とりあえず、逃げよう!!」



――――――

初春「み、みなさん!」ハァハァ

ドナルド「初春さん!」

グーフィー「気がついたんだね!」

初春「あれは一体……」

木山「おそらくAIM拡散力場による心の闇の集合体……」ムクリ

木山「言いかえれば、一万人子供たちのハートレスだ」

ソラ「一万人のハートレス……1000体の十倍か……」

美琴「どうすればあれを止められるの!?」

木山「それを私に聞くのか……」

木山「ここまでのことをしでかした私を、君たちは信じるというのかね?」

美琴「そ、それは……」

ソラ「……信じるよ」

木山「!?」

ソラ「子供を助けるのに木山先生が嘘をつくはずないさ!」

木山「……まさか、たったそれだけで?」

ソラ「それだけって、十分だよ!」

グーフィー「こうなっちゃったらソラは頑固だもんね」

ドナルド「うん、テコでも動かないよ!」

美琴「……私もソラと同じ」

初春「私もです!」

木山「……まったく、君たちというのは」

木山「あの化け物……仮に『幻想猛獣〈AIMバースト〉』としよう」

木山「AIMバーストはレベルアッパーのダークネットワークが生み出した怪物」

木山「ネットワークを破壊すれば、暴走を止められるかもしれない」

ソラ「でもどうやって?」

初春「……この治療プログラムを使えば!!」

木山「やってみる価値はあるだろう」

初春「わたし、アンチスキルのところにこれを持っていきます!!」ダッ

美琴「私とソラであの化け物を食い止めるから、ドナルドとグーフィーで初春さんを守ってあげて!」

ソラ・ドナルド・グーフィー「了解!!」



――――――

ソラ「ストライクレイド!!」ブンッ

ザシュッ!!

AIMバースト「……」ムクムクムクムク

ソラ「くそっ、どんどん再生していく!」チャキンッ

木山(うまく治療プログラムを使ってネットワークを破壊すれば、奴の暴走を止めることができるだろう)

木山(だが、奴はあくまでハートレス……)

美琴「ほんっとに、ハートレスってのは厄介ね……」

美琴「こんなでかいのもいるなんて聞いてないわよっ!」ガキィンッ

ソラ「俺もここまでは始めてだよ!!」

AIMバースト「ギャアアアァァァァァ!!!!」

ブウゥゥン……

美琴「まずい、あいつ初春さんたちに向かって……!」

ズシャァァァァッ!!



――――――

初春「急がないと……皆が手遅れになっちゃう!」

初春(私だってジャッジメントなんだから……戦わないと!)

ブウゥゥン……

初春「……え?」

ズシャァァァァッ!!

初春「きゃあああー!!」



ガキィィィィンッ!!

初春「へっ……?」

グーフィー「よかったぁ、間に合ったみたいだねぇ」

ドナルド「もう初春さん、無茶しないでよ!」

初春「ドナルドさん、グーフィーさん……」

ドナルド「援護するよ! アンチスキルのところに向かおう!」

グーフィー「今度は一緒に戦わなきゃね!」

初春「……はい、お願いします!」



――――――

ソラ「ドナルド、グーフィー、ナイス!!」

美琴「喜んでる場合じゃないわ!」

美琴「今度はこっちに来るわよ!!」

AIMバースト「…………」

シュルルルルルッ

美琴「マズッ! 足を取られ……」

AIMバースト「アアアアアアァァァァァッ!!」ブゥンッ

美琴「うっ……きゃあああ!!」

ソラ「ミコトーー!!」ガシッ

ドゴーーーンッ!!

ソラ「う、うう……ミコト、大丈夫?」

美琴「ソラ!! 私をかばって……!?」

ソラ「へへ、ミコトのこと……クロコから頼まれてたからね!」

AIMバースト「…………」ズズズ・・・

美琴「しまった、初春さんたちが!!」

AIMバースト「ギャァァァァァァッ!!!」

ブウゥゥゥン……

ソラ「や……やめろぉーー!!」




―――どんな時だって ずっと二人で どんな時だって 側にいるから

   君という光が私を見つける 真夜中に―――





AIMバースト「…………」ピタ

ソラ「動きが、止まった……?」

美琴「この音楽……あ、治療プログラム!!」

美琴「初春さん、やったんだ!」

ソラ「これで終わったのか……?」

木山「まだ気を抜くな!!」

ソラ「木山先生!? なんでこんなところに……」

木山「奴はあくまでハートレスだ! 例えネットワークが破壊されても、奴自身は消えない!」

美琴「そ、そんなのって……」

『……この街じゃレベル0ってちょっと肩身が狭いんです』

ソラ「この声は……ルイコ!?」

『何のとりえもなくて強くもない私は、この街ではひっそり生きてくしかないんです……』

美琴「佐天さん……」

『結局私たちは心さえ弱くてもろい……』

『でも一万人の闇の力があれば……』

ソラ「…………」



――― 一年前、ホロウバスティオン

リク『武器も持たずに戦うつもりか?』

ソラ『俺の武器はキーブレードじゃない』

ソラ『本当の武器は……心なんだ!』

リク『ふっ、心?』

リク『そんなもろいもの、なんの役に立つ!?』



――――――

ソラ「……ああ、もろいかもな」

『……………?』

ソラ「でも俺の心は皆とつながってる。大切な人と、大切な友達と!」

美琴「……そう、あんたたちみたいな寄せ集めの闇ばかりじゃない」

美琴「誰かがたった一人でも私たちのことを思ってくれたら……」

ソラ「俺の心は消えない!」

ソラ「つながる心が、俺の力だ!!」

キイィィィィィンッ……

AIMバースト「アアアアアアアァァァァァッ!!??」

木山「キーブレードがAIMバーストの心の扉を開いた!?」

美琴「くらいなさいっ……!」ピーンッ

ソラ「これが俺たちの……」チャキッ

  「「心の力だ!!」」



――――――

ソラ「それじゃあ、木山先生をそそのかしたのはⅩⅢ機関だったの!?」

木山「ああ、ちょうどレベルアッパーがハートレスを呼び寄せてしまうことに気付いた時のことだった」

美琴「レベルアッパーがハートレスを……?」

木山「どういうわけだか使った本人とは関係なしにね」

木山「それでレベルアッパー計画は取りやめにしようとしたんだが……」

グーフィー「そこにⅩⅢ機関が来たんだね」

木山「サイクスと名乗ったかな、黒フードの男が現れてね」

木山「計画をそのままにしてくれたら、子供を目覚めさせる方法を教えようと言ってきたんだ」

木山「今思い出せば、その時私は何も考えずに承諾していた」

木山「おそらくその時から心が闇に蝕まれていたのだろう……」

グーフィー「そんなことがあったんだ……」

ドナルド「それで、子供たちを目覚めさせる方法って?」

美琴「……ひょっとしてキーブレード!?」

木山「……その通りだ」

ソラ「一体どういうこと?」

木山「サイクスによれば、子供たちの心の扉は完全に閉ざされてしまっている」

木山「だがキーブレードでその扉を開けば子供たちも目覚めるはずだと……」

ソラ「そうか、だから先生はキーブレードのことも知ってたんだ」

木山「ああ……本当にすまない」

ソラ「そんなことなら早く言ってくれればいいのに!」チャキンッ

木山「……なんだって?」

ソラ「キーブレードを使えば子供たちも目覚めるんでしょ?」

ソラ「そんなのお安い御用だよ!」

ドナルド「そうだよ、わざわざ奪い取らなくても……」

グーフィー「ちゃんとお願いすれば誰もいやだなんて言わないよ!」

木山「……私は心の闇にとらわれて、子供たちを信じることすらできなくなっていたのだな」フッ

美琴「じゃあ後片づけはアンチスキルに任せて、子供たちを起こしに行こうか!」



黄泉川「木山春生、ちょっと待つじゃん!」

美琴「アンチスキルの……」

黄泉川「勝手に容疑者を連れていかれちゃ困るじゃん?」

黄泉川「悪いけど木山春生は拘束させてもらうじゃん!」

ソラ「そんな、ちょっとくらい良いじゃないか!」

黄泉川「む、見なれない奴じゃん……ん!?」

黄泉川「お前の持ってるそれ、キーブレード……じゃん?」

ソラ「そうだけど……どうして知ってるの?」

黄泉川「統括理事会から、キーブレードを持った少年が現れたら丁重に扱えって言われてるじゃん!」

美琴「そんな、学園都市のトップまで関わってるの!?」

ソラ「へえ……あっじゃあさ、木山先生を連れてってもいいよね!?」

黄泉川「うう……しかたないじゃん、好きにするじゃん!」

ソラ「やったぁ! 木山先生、子供たちはどこ?」

木山「……ああ、すぐに案内しよう」



――――――先進教育局

美琴「これは……!」

木山「……私の教え子達だ」

グーフィー「本当に皆眠っているね」

木山「そう、彼らはもっと幼いころからここで眠り続けているんだ」

ソラ「ホントに木山先生の記憶に出てきた子供たちだ……」

木山「ソラ君、頼む……彼らを救ってくれ!!」

ドナルド「お安い御用だよね、ソラ?」

ソラ「ああ、任せてよ先生!」

木山「……ありがとう」

ソラ「先生、そんな顔してたら子供たちに笑われるよ!?」

グーフィー「そうだよ、木山先生がしっかりしなきゃね」

木山「……そうだな、すまない」

ソラ「それじゃ、いくよ……」チャキンッ

キィィィィィィンッ……

美琴「キーブレードと子供たちがつながってく……?」

ソラ「…………!!」

美琴「ソラ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

グーフィー「うわわわわぁ!!」

ドナルド「地震だぁ!!」

木山「こ、これはまさか……RSPK症候群!?」

ソラ「い、一旦ストップ!!」チャキンッ

シュゥゥゥゥゥッ・・・・・・

美琴「い、いったいどうなってるのよ!? 何が起きたの!」

美琴「先生、今言ってた『RSPK症候群』って……?」

木山「……ポルターガイストというものを知っているかい?」

グーフィー「誰もいないのに物が勝手に動いたりすること?」

木山「そうだ。だが、その正体は心理的に不安定となった子供が引き起こす超常現象だといわれている」

木山「これだけの数の子供がいれば地震に近い現象が起こっても不思議ではない」

美琴「で、でもなんでいきなりそんなことに!?」

ソラ「……多分、俺が無理やり心の扉を開こうとしたからだと思う」

木山「やはりか……」

ソラ「確かに先生やⅩⅢ機関のやつが言った通り、この子たちの心の扉は閉ざされてる」

ソラ「でもそれは実験のせいで傷を負った心を守るためなんだ」

美琴「心を守るため……?」

ソラ「だから無理やり心の扉を開いたら……」

木山「……ダメージに耐えられず、ハートレスになってしまう」

ソラ「……うん」コクッ

美琴「そんな……!!」

ドナルド「この子たちはどうなるのさ!?」

ソラ「心の傷を治せれば、心の扉も自動的に開くと思うんだけど……」

木山「心の傷を治す、か」

木山「それだけわかれば十分だ」

木山「元々ハートレスなどという力を利用して成し遂げようとしたこと」

木山「都合よく君たちの力に頼ろうなどしたのが間違いだったのだろう」

ソラ「……ごめん、力になれなくて」

木山「いや、私を目覚めさせてくれたこと、感謝するよ」

木山「……今度は闇の力などに頼らず、私自身の力で子供たちを助けて見せる」

美琴「うん。……それなら、私も協力するわ」

ソラ「俺たちも何かわかったらまた来るよ!」

グーフィー「そういえば、先生はサイクスに騙されてたんだよね」

グーフィー「サイクスの言うとおりに子供たちの心の扉を開いていたら、とんでもないことになってたんだもんね」

木山「おそらく奴は子供たちをハートレスにし……」

木山「その絶望に打ちひしがれる私をも、ハートレスとして利用するつもりだったんだろう」

美琴「そんな……許せないっ!」ギリッ

木山「だが君たちのおかげで奴の思惑通りにならずに済んだ」

木山「……ありがとう」



――――――

黄泉川「逮捕のご協力、感謝するじゃん!」

ブロロロロ……

美琴「……終わった、のね」

黒子「お姉さま、お三方!!」ハァハァ

美琴「黒子!?」

黒子「お姉さま、ご無事で何よりですわっ」ヒシッ

黒子「ソラさん、私の代理のお勤めご苦労様でしたの」

ソラ「うん、立派にミコトを守れたかどうかわからないけど……」

美琴「そんなことないわ! ソラには何度も助けられたもの」

美琴「……ありがとね」

ソラ「あ、ああ……///」

ドナルド「あれ、ソラが照れてるよ!!」グワグワッ

グーフィー「ホントだ、顔が真っ赤だよぉ」

ソラ「そ、そんなことないって!!」アタフタ

黒子「お、お姉さまからあんなお言葉を……私だって滅多にいただけないのに!!」

黒子「少しお仕置きが必要ですわね……」ギラッ

ソラ「ええっ!? もうビルと一緒につぶれるのは勘弁してよっ!」ビクッ

エエイ、モンドウムヨウデスワヨッ!

ミコトタスケテーッ!

美琴「やれやれ、あの二人もすっかり仲良しなのね」

美琴(……本当に、面白いやつ)



黒子「はあ、はあ……このくらいで勘弁してあげますわ」

ソラ「死ぬかと思った……」

グーフィー「今度はつぶされなくて良かったねぇ」

ソラ「全然良くない!」

ソラ「あっ、そうだクロコ」

黒子「まだテレポートされ足りないんですの?」

ソラ「違うよ! これ、返そうと思って」パサッ

黒子「私の腕章……そういえば、預けっぱなしでしたわね」

黒子「きゃっ!?」

パアァァァァッ……

美琴「黒子の腕章と、キーブレードが反応してる……?」

ピシーーーーンッ!!



―――――――

黒子「いきなり辺りが真っ暗になって、私の腕章から鍵穴が現れて……」

黒子「いったいなんでしたの?」

ソラ「……道が開けたんだよ!」

美琴「ひょっとして、もう行っちゃうの?」

ソラ「うん、とりあえずお別れかな……」



―――次の日

佐天「これがグミシップ……ホントにグミでできてる!」プニプニ

初春「こんなもので世界を行き来するなんて、都市伝説も真っ青ですね」

グーフィー「そういえば、僕らがこの世界に来た時墜落しちゃったのはなんでだったんだろう?」

ドナルド「なんかすごい衝撃だったよねぇ?」

佐天「あれ? なんだろう、これ」

初春「? 佐天さん、どうしたんですか?」

佐天「ほら、これ……なんかメダルみたいなのがくっついてる」

初春「それに周りがちょっと焼け焦げてますね……」

ソラ「こんなのついてたっけ?」

黒子「これは……お姉さまのよく行くゲームセンターのメダルじゃありませんの!!」

美琴「えっ、私の!?」

ソラ「ミコト、どういうこと!?」

美琴「そういえば、あの日……」



―――――――

美琴『まったくアイツ、今度会ったら絶対とっちめてやらないと……!』

美琴『ああ、イライラするー!!』ピーンッ

美琴(……よし、あいつの顔をふっ飛ばすつもりで……)バシュッ

ズガアァァァァンッ!!

美琴『ふー、すっきりしたぁ!!』

美琴『ん……? 何かしらあの黒いのは……』



―――――――

美琴「……ということが」

ソラ「じゃ、じゃああの衝撃は美琴のレールガンだったのか!?」

グーフィー「グミシップも墜落しちゃうなんて、さすがミコトだね」

ドナルド「感心してる場合じゃないよ! まったく、どうしてくれるのさ!」グワッ

美琴「あはは、ごめんごめん。でもまあ皆無事だったんだしよかったじゃない」

黒子「……お姉さまは不用意に必殺技を繰り出すのは自重してくださいですの」

ソラ「でもレールガンが当たらなかったら、俺たち出会わなかったかもしれないもんな」

ソラ「ありがとう、ミコト!」

美琴「こちらこそ、色々手伝ってくれてありがとう!」

美琴「……これからまたいろんな世界を旅するの?」

ソラ「うん、結局リクも王様もまたどこかに行っちゃったみたいだし……」

ソラ「それに他の世界でもハートレスに苦しんでる人がいるかもしれないしね!」

グーフィー「ⅩⅢ機関も放っとけないよね」

美琴「その、ソラ! もしよかったら私も連れて行ってくれないかな!」

黒子「!! お姉さま!?」

美琴「木山先生や佐天さん……それに私たちの街を傷付けた奴らを許せないの!」

佐天「御坂さん……」

ドナルド「そんなこといっても……」

ソラ「……ミコト、ありがとう」

ソラ「でも、ミコトを連れてくことはできないよ」

美琴「!!」

ソラ「ミコトがいなくなったら、この世界を守る人がいなくなっちゃうよ」

美琴「それは……」

ソラ「それにクロコにカザリにルイコ……皆、ミコトがいないときっと悲しむ」

ソラ「だから、ミコトは皆と一緒にこの世界を守ってほしいんだ」

ソラ「俺たちなら大丈夫! 皆と心でつながってるからさ!」

美琴「うん、分かった……じゃあ、これ持ってって!」

ソラ「これは……?」

グーフィー「カエルの人形?」

美琴「私の宝物よ」

黒子「まーたお姉さまそんなものを後生大事に……」

ドナルド「これが宝物って、ミコトは結構子供っぽいものが好きなんだね」シシッ

美琴「あんたら二人まとめて消し炭にされたいの!?」ビリビリッ

初春「それは御坂さんが大好きな、ゲコ太ってキャラなんですよ」

ソラ「へえ……かわいいね!!」

黒子「かわいいですって!?」

美琴「ね、かわいいでしょ~!? それ激レアなのよ!」キャイキャイ

ソラ「でも……その宝物をもらっちゃっていいの?」

美琴「うん、それが私たちをつなげてくれる……そんな気がするの」

ドナルド「確かにこんな強烈なものもらったら、忘れられないよね」

ソラ「ありがとうミコト、大切にするよ!!」


―――GET!『ゲコ太チャーム』
仲間二人の力によってカエル顔の医師に呼びかけ、力を借りることができます―――

―――GET!『オンリーマイレールガン』
美琴のよく行くゲームセンターのメダル型のキーチェーン
サンダー系で与えるダメージが40%アップします―――



ソラ「それじゃあ、俺たちもういくね!」

美琴「……また会えるよね」

ソラ「うん、俺を信じて!」

黒子「今度いらしたらまたビルと一緒につぶして差し上げますわ」

初春「私たち、きっとこの世界を守って見せます!」

佐天「私、心のつながりの強さを忘れないよ!」

ソラ「……じゃあね、皆!」



シュウゥゥゥ・・・・・・ドゴォォォォンッ!

……キラーンッ



美琴「……本当に、ありがとう!!」



―――数日後

佐天「そういえば初春、『身体検査〈システムスキャン〉』の結果、どうだった?」

初春「相変わらずレベル1でした。佐天さんは?」

佐天「あたしもレベル0……でも次はもっと頑張るんだから!」グッ

黒子「遅くなっても申し訳ありませんの」シュンッ

初春「あ、御坂さんに白井さん!」

美琴「ごめんね、私のシステムスキャンが長引いちゃって」シュンッ

黒子「ところで今日はどちらに参りますの?」

佐天「あっ、CDショップに行ってもいいですか?」

佐天「欲しかった曲が今日発売なんですよ!」

御坂「へえ、どんな曲なの?」

初春「また一一一ですか?」

佐天「今日は違うよ! ほら、例の治療プログラムに使われてた曲」

佐天「問い合わせが殺到しちゃって復刻版が発売することになったんだって!」

美琴「……本当だ! 今流れてるこの曲よね?」



―――どんな時だって ずっと二人で どんな時だって そばにいるから
 
 君という光が私を見つける 真夜中に―――


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