一方「…………おい……オマエ、今何つった…?」
打ち止め「え? 楽しみだなーって言ったんだよってミサカはm」
一方「ぜンっぜンちげェ!その前だっつってンだろォが!!」バァン
打ち止め「えーっと、たしか「貴方には分からないと思うから概要を説明すると、穴に棒を入れて楽しむげーむを上条さん達とするんだってってミサカはミサカはその初めての遊びがすごーく楽しみ!」って言ったと思う!」
一方「………あンのやろォ…!」ギリ
打ち止め「確かあのシスターも一緒にするよってミサカはミサカは待ち遠しい!」
一方「…!……!」ギリギリギリギリ
打ち止め「ってあれ?どうしたのってミサカはミサカは様子のおかしい貴方を心配する」
一方「………三下の糞野郎を、ぶん殴ってくる」
バタン
一方通行は金属製のドアを閉めると同時に、その手を自身の首にあるチョーカーに伸ばす。
一方「ふざけやがってェェええええええ!!!!!」
無機質な音を鳴らし、能力使用モードとなった一方通行はある青年の元へと全速力で向かっていった。
一方「三下の野郎、アイツン家に居る白いのだけじゃ飽き足らず……クソガキ、いや」
一方「この俺の打ち止めにまで手ェ出すたァ……こいつあキッツイお仕置が必要だわなァ!」
一方「さァて、首根っこ洗って待ってろやロリコン野郎がァァああ!!」
……個人的な不満を周囲に聞こえるように叫んだ後、一方通行は携帯電話のダイヤルキーを"ある男"に繋がるように押す。
~上条宅~
イン「ね、今日は何して遊ぼっか」
イン「スフィンクスは何したい?」
猫「!……フー!フニャー!」
イン「……どうしたのスフィンクス? この部屋に変なものは一つも無いんだy
ガアァァン
一方「ぴィーンぽーン、お邪魔しまァァァすゥ!!」
イン「うわわわわっ!!どど、ど、どうしたのあくせられーた?!」
一方「上条くンはどこに居るのかなァっと!」
イン「と、とうまならあの壊れたじどーはんばいきのある公園にいるかも!」
一方「……ちっ、居ねーのかよ、御協力どーもォ」
イン「行っちゃったんだよ……」
ピンポーン
土御門「あちゃー……遅かったか
…」
イン「もとはるだ! どうしたの?」
土御門「いや、これは俺の責任ぜよ……本当にすまん、禁書目録」
イン「? どうしてもとはるが謝るのかな?」
土御門「さっきヤツから電話が来てにゃー…『三下の野郎が何処に住ンでるかとっとと教えろー』って」
イン「あぁ……」
イン「しょうがないよ、もとはるは何も知らなかったんだもん……私もなんだけどね」
土御門「本当にすまなかったな……軽率だった上に、ちょーっと考えたらこうなるって予想も付いたぜよ…」
・・・・・・・・・・・・
~~某ショッピングセンター1階 食料品売場~~
上条「~♪」
上条「さてさて特売はっと……打ち止めが来るから、飯は豪華にいきてーよなー…財布が許す限り」
上条「お、手羽が安いな!これでいこう」ヒョイ
一方「やっと見つけたぞ糞三下ァ……!」
上条「お、一方通行じゃんか、どうしt」
一方「こンの……節操無しがァァああ!!」
一方通行は己の力を全て右の拳に集中させ、それを上条の左頬にねじ込もうとしたが、上条は間一髪右手で受け止める。
しかし、かなりの勢いがあったが為に上条をそのまま数m飛ばす事は容易であった。
上条「が、はぁ、…ッツ!!!」
一方「この野郎、どんだけ性欲旺盛なンだよ……ウサギかっての」
上条「ち、ちょっと……まて…よ……」
一方「遺言かァ?いいぜ、ゆっくりやれよ」
上条「お前が……何を考えてるか俺には分かんねえけど、なんか……勘違いしてないか…?」
一方「……ァあ?」
上条「お前は、何をしに……ここに来たんだ?」
一方「はっ、決まってンだろォが……発情期真っ盛りのオマエを殴る為ェ!!」
上条「その……理由…は…?」
一方「ヌかせェ、オマエあの白いのと打ち止めと3Pやろうとしてンだろ? 俺はそれを止める為に」
上条「」
上条「お前がとんでもない勘違いをしてるって事が今やっと分かったよ……」
一方「…?」
上条「よし、付いてきてくれ……そしたら全部解決するから」
~~某ショッピングセンター2階 玩具コーナー~~
上条「あった、これこれ」
一方「『黒ひげ危機一髪』? これがどう関係あンだよ」
上条「これで遊ぶんだよ」
一方「は?」
上条「いや、だからこれで遊ぶって」
一方「てこたァ棒を穴にってのは……?」
上条「棒? 棒ってよりは剣だけど……まあ棒に見えない事も無い…のか?」
上条「打ち止めは分かってて誤解をさせるような言い方をーって可能性もあるかもしらんが……」
一方「は、ハは、ハ……ふざけてやがる…」フラッ
上条「お、おい!一方通行!」
その後、打ち止めがこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
<終>