絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」 > 1スレ目 > 03


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 きぬはた荘オープンから1ヶ月

 部屋は10日ほどで満室となり、その後も大きなトラブルが発生することなく

 むしろ住人同士の親睦も徐々に深まり、静かな日常を送っていた

 ここでは、とある大能力者達の日常を垣間みれる

 

 

~某日夜 滝壺個室~


絹旗「滝壺さん、浜面に会いに行ってみませんか?」

滝壺「はまづら……」

絹旗「1ヶ月経ちますし、そろそろ面会ぐらい行ってやるのも良いかと」

滝壺「元気にしてるかな」

絹旗「超浜面は原子炉に放り込んでも死なないから、きっと大丈夫ですよ」

滝壺「でも、寂しがってるかも」

絹旗「だから、ここいらで超美少女二人の顔を見せにいってやるんです」

滝壺「………よし」
<ゴソゴソ


絹旗「滝壺さん?」

滝壺「前にむぎのがプレゼントしてくれたこれを着てく」

絹旗「…………バニー、ですか?」

滝壺「うん」

絹旗「滝壺さん! お願いですぅ! 超思い直してください!」

滝壺「はまづらのためだから」

絹旗「麦野も何をプレゼントしてやがるですか! あんのエロ魔殿が!」

滝壺「……ああ、そっか。きぬはた、大丈夫だよ」

絹旗「分かって頂けたようでな 「はい、これ」

滝壺「きぬはたのもあるから」

絹旗「」

滝壺「赤と黒、どっちがいい?」

絹旗「……む、むぎのぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 


~同時刻 結標個室~


<ムギノォォォォォォ


結標「……賑やかな夜ね」


<コンコン


結標「鍵なら開いてるわよ」


<ガチャ


番外個体「やっほう、お邪魔します」ヒョコッ

結標「いらっしゃい、適当にかけてちょうだい」

番外個体「ゴメンね、こんな時間に。あ、これお土産の缶コーヒー」コトン

結標「あら、いただくわね。……貴女、ブラックが好みなの?」カシッ

番外個体「……うん、恩人っていうか、ある人の影響でね」カシッ

結標「(……まさか、ね) で、どうかしたの?」

番外個体「相談があって、さ。一番頼みやすそうなのがあなただったから」

結標「相談? 私に出来ることだったらいいんだけど」

番外個体「あ、大したことじゃないんだ。その、買い物に付き合ってくれないかな」

結標「買い物?」

番外個体「うん、ミサk……私、着る物をあまり持ってないんだ。
       買おうにも、お店の場所とかこっちの子が着る服とか分からなくて」

結標「あぁ、それで私に一緒に来いってことね」

番外個体「そういうこと。あなたなら年齢も近そうだったし……駄目かな?」

結標「お安い御用よ。なんなら、私の趣味でいいなら見立ててあげるわ」

番外個体「ホント?」パァ

結標「(この子、笑うと結構可愛いのよね) さっそく明日なんてどう?」

番外個体「全然問題ナシだよ」

結標「じゃ、今日はさっさと休まないと。……ふふ、缶コーヒーは失敗だったわね」

 

 

 

~同時刻 白井個室~


婚后「白井さん、相談があるのですけれど」

白井「貴女から相談なんて珍しいですわね。どうされましたの?」

婚后「今度、調理実習でパンを作ることになりましたのよ」

白井「まあ、随分と手の込んだことですの」

婚后「この家には立派なオーブンがあったので、是非予習しておきたいのですが……」

白井「問題ないと思いますの」

婚后「たしか、明日の夕食当番は白井さんでしたわよね?」

白井「……あっ、言われてみれば」

婚后「それで、もしよろしければご一緒しませんこと? パンは夕食として献上いたしますわ」
白井「うーん……明日は特に予定もございませんし。いいですわ、お付き合いいたしますの」

婚后「ありがとうございます♪」

白井「それで、どんなパンをお作りに?」

婚后「特に指定はございませんの。ですので、白井さんのリクエストにお応えしますわ」

白井「リクエストですの?……では、わたくしが愛してやまないクロワッサンを」

婚后「クロワッサンですか……難易度が高そうですわね」

白井「それぐらいしないと、見劣りしますわよ?」

婚后「うーん……そういえば、御坂さんはカエルパンを作ったらしいですわね」

白井「……カエルパン?」

婚后「ええ、カエルのキャラクターの形をしたパンだとか」

白井「お姉様……」ハァ
~翌朝 朝食後~


海原「では、僕はちょっと出かけてきます。夕方には戻りますので」

白井「あら、お出かけですの?」

海原「ええ、親しい知人が病院にいるので、お見舞いに」

結標「知人なんて白々しい。可愛い妹じゃない」

婚后「妹様が? あらあら、大変でございますわね……」

海原「妹分ですよ。可愛いことは可愛いですが、血のつながりはありません」

番外個体(訳アリ兄妹……)

結標「"お兄ちゃん"って呼ばせてるくせによく言うわね」

海原「ははは……えっ?」
番外個体「隅におけないなあ、お兄ちゃん☆」

絹旗「お兄ちゃん☆」

滝壺「おにいちゃん」

白井「気を付けて行ってらっしゃいませ、お兄様♪」

婚后「お兄様♪」

結標「あら、大人気ね、お兄さん♪」

海原「あっ、あの、えっ?……あ、えっと、それでは行ってきます」シュタッ

番外個体「フヒヒ、見た今の顔」

絹旗「超照れ顔でした」ニヤニヤ

結標「みんなしてからかいすぎよ」クスクス

滝壺「きぬはた、私達もそろそろ行こう」

絹旗「そうですね、そろそろ丁度いい時間でしょうか」

結標「あら、貴女達もお出かけ?」

絹旗「面会に行ってきます」

番外個体「ああ、滝壺さんの彼氏だっけ? お勤めに出てるって」

滝壺「うん、だから応援しに行ってくる」

白井「待ち続ける滝壺さん……なんと健気ですの」

婚后「彼氏さまはどのような殿方ですの?」

滝壺「ばかだけど、かっこよくて逞しくて肝心なときに傍にいてくれて……///」ホワーン

絹旗「彼女補正込みです」

結標「余計なこと言わないの」
滝壺「夕飯までにはもどるね」

絹旗「超いってきます」ピッ

他全員「いってらっしゃい」ノシ

 :
 :
 :

結標「それじゃ、私達もそろそろ行きましょうか」

番外個体「準備おっけー」

白井「んなっ?!(ポニー?! ポニーテールですの?! なんたる破壊力!)」

婚后(なんか白井さんの様子がおかしいですわ)

結標「夕方までには戻るわね」

番外個体「行ってくるねー」ノシ

婚后「行ってらっしゃいませ」

白井「ハァハァハァハァハァハァハァハァ大きいお姉様ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」

婚后「白井さん、現実にお戻りになって」ペシペシ

白井「はっ、わたくしはいったい」

婚后「さ、わたくし達も準備いたしましょう」

 

 

~きぬはた荘1階 キッチン~


白井「材料は揃ってますの?」

婚后「流石にイーストはありませんわね……小麦粉も、残りの量が不安ですわ」ゴソゴソ

白井「では、まずはお買い物ですわね」

婚后「言い出しておいてなんですけれど、イーストなんて近所で売ってますかしら」

白井「行ってみなければ分かりませんわよ。どの道、イーストがないと先に進まないでしょう?」

婚后「確かに……では、わたくし達も出掛けましょうか」

 

 

 

~タクシーで移動組~


海原(何を買っていきましょうか……)

海原(前に暇つぶしにと女性誌を買っていったら、気に入った様子でしたね)

海原「あ、次の交差点を右にお願いします」

海原(そういえば、日本の和菓子は美味しいって言ってましたね)

海原(えびせんでも買っていきましょうか、どっさりと)

海原「あ、そこを左で」

海原「え? 言わなくても大丈夫ですか? これは失礼しました」

海原「…………」

海原(気まずい)

 

 

~モノレールで移動組~


滝壺「♪」←はまづらに会えるので超ご機嫌の滝壺さん

絹旗(バニーでモノレールとかいうどこぞの未来人みたいなプレイは回避できました……しかし……)

滝壺「きぬはた、何か買っていったほうがいいのかな」

絹旗「差し入れってヤツですか? 菓子折あたりが無難かと思いますけど」

滝壺「暇そうだから本とかどうかなって思ったんだけど」

絹旗「浜面が超大好きなジャンルの本は没収されるでしょうね」

滝壺「うん、だから"俺と猫とAIM拡散力場"とか。あれ面白かった」

絹旗「浜面には難しいのでは……」

滝壺「ちょっと難しいぐらいが丁度いいんだよ」

絹旗「まあ、途中で本屋に寄って適当にチョイスしてやりますか」

 

 

~バスで移動組~


結標「ポニーテールなんて珍しいわね」

番外個体「変かな? 髪が伸びてきて、邪魔だったからさ」

結標「似合ってるわよ。このうなじとか溜まらないじゃない」ツツー

番外個体「ひゃぅっ?! ちょ……ダメ……」ゾクゾク

結標「それにしても、貴女肌が白いのね……あら?」

番外個体「ふにゃ……><」ブルブル

結標(首から後頭部にかけて傷痕? これって手術痕よね……)

番外個体「も、もうやめてよ……」

結標「あ、ゴメンなさい。反応が可愛くて調子に乗っちゃったわ」

番外個体「次やったら釘飛ばす……」

結標「(きっと訳アリなのね、この子も)お詫びに、あとで甘いモノを奢ってあげるわよ」

 

~徒歩で移動組~


婚后「規模の大きいスーパーに行けば、イーストもあるでしょうか」コツコツ

白井「行かなければ分かりませんの」トテトテ

婚后「スーパーになければ……あとは……」

白井「もしかしたら薬局にあるかもしれませんわね」

婚后「その発想はありませんでしたわ」

白井「では大きなスーパーに薬局に、とりあえずまわってみますの」

婚后「なんだか悪いですわ……買い物まで付きあわせてしまいまして」

白井「乗りかかった船ですの、お気になさらず」

婚后「これは気合を入れて、美味しいものを仕上げないといけませんわね」

 

 

~第7学区 とある病院~


海原「ショチトル、具合はいかがですか?」

ショチトル「……問題ない」

海原「もし外出の許可がおりるなら、たまには外食などどうですかね?」

ショチトル「……考えておく」

海原(なんか機嫌が悪いですね)

ショチトル「…………」

海原「そういえば、差し入れた故郷の服はどうでしたか?」

ショチトル「悪くはなかった。だが、看護師さんに笑われたので着ていない」

海原「物珍しかったのでしょうね、きっと」

ショチトル「…………エツァリ、聞きたいことがある」

海原「なんでしょう?」
ショチトル「少し前から6人の女性と同居しているらしいが、本当なのか?」

海原「えっ?」

ショチトル「数日前、朝起きたらドアに手紙がさしてあった。誰からなのか分からないが……」ガサガサ

海原「えっ? えっ?」

ショチトル「この手紙によると……"海原は6人のおにゃのことひとつ屋根の下だにゃー"」

海原「」

ショチトル「"ロリ、脱力系女子、ツインテお嬢様、高飛車お嬢様、ビリデレ、ショタコンと
       選り取りみどりだにゃー、ハハハ、裁かれろ"……とあるが」

海原(こんなことしたのは誰だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!)

ショチトル「両手に花どころか、両手両足でもまだ余るな。どの人が本命なんだ?」

海原「いや、それはですね、結果的にそうなったというかですね」ダラダラ

ショチトル「"結果的にそうなった"ということは、この手紙に書いてあることは真実か」

海原「」

ショチトル「とにかく、詳しく話を聞かせてもらおうか(#^ω^)」

海原(あ、この顔は知ってる。すごく怒ってるときの顔だ)

~第10学区 留置所 面会室~


浜面「いやぁ、悪いな! 来てくれるなんてな!」

滝壺「はまづら、元気そうでよかった」

浜面「お前も元気そうでなによりだぜ。少しでも早くここを出れるように頑張るからな!」

滝壺「うん、私、はまづらのこと応援してるから」

浜面「お前のためなら、どんなに辛くても切り抜けられるぜ!」キラッ☆

滝壺「///」



絹旗「警備員さん、この部屋空調が超効きすぎです」パタパタ

警備員「ははは、あついあつい」パタパタ
滝壺「それでね、これが着替え、あと差し入れ」

浜面「あー、悪いけどあとで窓口で手続きしてくれないか? 検品とかもあるらしくてな」

絹旗「まったく、超めんどいですね」

滝壺「……でも、窓口で手続きできないのもあるの」

浜面「?」

滝壺「きぬはた」

絹旗「ううう……超マジでやるんですか?」

滝壺「うん。超マジ」

絹旗「くぅ……そりゃ私も深夜のテンションで乗ってしまいましたけど、でも……」


 プチ プチ


浜面「た、滝壺さん?! なんで服を脱ごうとしてるのでせうか?!」

警備員「ちょ、君、なにを……」
絹旗「……ここで滝壺さんだけやらせる訳には超いきませんね……浜面!!」

浜面「は、はい!」ビクゥ

絹旗「この絹旗サマの一世一代の大舞台です! 目を逸らしたら超許しませんからね!」


 シュル バサッ


浜面「絹旗まで?! おいやめろ! 政府勢力に目付けられるぞ!」

警備員「」ポカーン

浜面「おまっ、それ……まさか家から着てきたのか……」

滝壺(白バニー)「あとは耳をつけて完成」スポッ

絹旗(赤バニー)「うぅぅ……超どうしてこうなった」スポッ
浜面「」

滝壺(白バニー)「どう、はまづら? もっと元気でたでしょ?」

絹旗(赤バニー)「もうどうにでもなーれ……」モジモジ

警備員「」

浜面「」

滝壺(白バニー)「はまづら?」

浜面「ふにゃー」ブシューーーーーーッ

絹旗(赤バニー)「ばっ……何鼻血だしてやがるんですか! バカ面!」

警備員「……はっ、私はいったい……こ、これは?! いかん! この出血量はまずい!」

滝壺(白バニー)「はまづら、倒れちゃったけどすごくいい笑顔」

警備員「衛生兵! 衛生兵! あと君たちもなんて格好してるんだ! 早く着替えなさい!」ポタポタ

絹旗(赤バニー)「あなたまで鼻血出さないでください! 言われなくても超着替えてやります!!」
~第7学区 セブンスミスト~


番外個体「わあ、すっごい……」キョロキョロ

結標「こういうお店は初めてなの?」

番外個体「うん、ここまでの規模なのは初めて」キラキラ

結標(あーもう、さっきから可愛いなぁ)

 :
 :
 :

結標「それで、貴女はどんな服が好みなの?」

番外個体「うーん……好みって言われても」

結標「聞き方を変えるわね。どんな服を着てみたい?」

番外個体「モノトーンとかいいかも。あと、動きやすいのがいいかな」

結標「そうね、貴女スレンダーだし上背もあるから、可愛い系よりはシックな方がいいわね」

結標「ほら、このタンクトップなんかどう?」

番外個体「背中の蜘蛛の巣の模様がいい感じだね」

結標「だったらほら、試着してみる」


シャッ


<バサッ
<ゴソゴソ


番外個体『……ねえ、結標さん』

結標「サイズは大丈夫?」

番外個体『これ、すっごい短いんだけど。へそ丸出しなんだけど』

結標「出してナンボよ」

番外個体『そ、そうなの?』
結標「ねえねえ、さっきのタックトップにこのショートパンツ合わせてみなさいよ」

番外個体「う、うん」


<バサッ
<ゴソゴソ


番外個体『ねえ、布の面積が少ないよこれじゃ』

結標「何言ってるの、まだ多い方よ」

番外個体『いや、ミサk……私としてはもうちょい落ち着いた方が……』

結標「いいから一回見せてみなさい」シャッ

番外個体「わっ?! 急に開けないでよ!」

結標「……貴女、細いのね。なにこのウェスト、羨ましすぎてムカついてきたわ」

番外個体「ちょっ、とりあえずこれは保留!」シャッ

結標「何よ、見せても恥ずかしくないものを持ってるのに」

番外個体『いや、恥ずかしいよ』ゴソゴソ

 

 

 

~第7学区 某スーパー~


白井「という訳でやってきましたの」

婚后「普段こういったお店に来ないので……なんだか新鮮ですわ」キョロキョロ

白井「ささ、目的のものを探しましょう」

婚后「まあ白井さん! 見てくださいまし! お肉がこんなお値段で売ってますわ!」

白井「? ええ、売ってますわね」

婚后「不自然に安すぎですわ……いったい何のお肉なのでしょう」

白井「牛ロースと書いてありますが」

婚后「牛ロース? ありえませんわ、このお値段は。きっと偽装ですのよ。なんてお店なのかしら」

白井「……婚后さん、店員さんがイタイ視線を送っておられるので、どうかその辺で……」ダラダラ
 :
 :
 :

白井「婚后さん、イーストがありましたの」つ□

婚后「ドライイースト?」

白井「ドライイーストですの」

婚后「ドライじゃないイーストもございますの?」

白井「……さあ?」

婚后「……まあ、パン用って書いてありますし、きっと大丈夫ですわね」

白井「あとは小麦粉ですわね」

婚后「ストックもないようですし、多めに買いましょう」

白井「そうでs……(?! この感じ……お姉様拡散力場!)」

白井「あっちですの!」ダダダダダ

婚后「え? あっ、白井さん、お待ちになって!」
白井「確かにこっちの方か……ら……」

 :
 :
 :

白井「…………」

婚后「はあはあ……白井さん、こっちはお魚のコーナーですわ。小麦粉は……」

白井「婚后さん」

婚后「は、はい?」

白井「はやく材料を調達して、家でパンを焼きますの」

婚后「白井さん……?」

白井「何か別なものに打ち込まないと、わたくし……お姉様の幸せを邪魔してしまいますの……」

婚后(何を見てしまったのでしょうか……)

 

 

~第7学区 とある病院 ロビー~


海原「あいたたたた」

海原「ははっ、顔にモミジが出来てしまいました」

海原「まあ、どうにか分かってもらえましたし……よしとしましょう」

海原「お見舞いのお菓子と雑誌も受け取ってもらえましたしね」

海原「さて、そろそろ戻りますか」

海原「不機嫌なのはそのままですから、ご機嫌をとりませんと」

 

~その頃病室~


ショチトル「……」

ショチトル(こんな怪しい手紙、嘘だと思いたかったのに)グシャ

ショチトル「お兄ちゃんのバカ……」

 

 

~第10学区 某飲食店~


絹旗「」ポケー

滝壺「きぬはた、食べないの」

絹旗「あっ、食ぶ、食べます」

滝壺「……」

絹旗(うう、人前でバニー……今になって超恥ずかしくなってきました)

滝壺「きぬはた、ゴメンね、付きあわせちゃって」

絹旗「いっ、いえ、浜面のニヤけたアホ面が見れたんで超OKです!」

滝壺「うん……はまづら、喜んでた」ホワーン

絹旗(愛されてますよね……滝壺さんを泣かせたらメガトンパンチの刑ですよ、浜面)
滝壺「でも、はまづらのためと言っても」

絹旗「?」

滝壺「冷静になってみると、人前であんな格好はちょっと恥ずかしかった///」

絹旗(シェイクスピアの劇でありましたね、なんでしたっけ)

滝壺「むー……」ホワホワ

絹旗(確か"恋は盲目であり、恋人たちは自分たちが犯す愚行に気づかない")

絹旗(世のバカップルを超的確に表現してますよね)

滝壺「とりあえず、きぬはたは早く帰って着替えないとね」

絹旗「そうですね。服の下とは言え、超落ち着かないです」モジモジ
 :
 :
 :

浜面「あの二人は何をやっておるか……」

浜面「気持ちはすんげえ嬉しいけどさ、ここでの俺の立場を危ういものにしてるってのよ」

浜面「……滝壺が白バニー、絹旗が赤バニー」

浜面「絹旗とか胸がスカスカだったぞ……サイズあってねえじゃねえか」

浜面「滝壺は……うん」

浜面「(ツー)あっ、やべ、また鼻血だ。誰か噂でもしてんのか」

浜面「……くそ、悶々としてきた」

半蔵「お前さっきから何ブツブツ言ってんだよ」

浜面「なあ半蔵、バニーは真理だな」

半蔵(とうとうイカれちまったのか?)

 

 

~第7学区 セブンスミスト内 カフェテリア~


番外個体「♪」

結標「その顔を見る限り、今日は満足なお買い物ができたようね」

番外個体「うん、すごい感謝してる。ちゃんとお礼しないとね」

結標「お礼ね……だったらさ、私の相談も聞いてくれない?」

番外個体「?」

結標「料理を教えてほしいのよ、本格的に」

番外個体「料理? ミサk……私、純和食とかはよく知らないけど、それでもいいかな」

結標「人が倒れないレベルになれるならなんでもいいわ」

番外個体(あ、気にしてるんだ)

結標「どうかしら……?」

番外個体「断る理由はないよね?」

結標「ありがとうね、色々とお世話になるわ」

 

番外個体「!」ピンポン

番外個体「ねえ、折角だから。もう一つ買いたいものができた」

結標「? なにかしら」

番外個体「フヒヒ」

 :
 :
 :

番外個体「買ってきた?」

結標「ええ、バッチリよ」

番外個体「はい、じゃあどうぞ」つ□

結標「貴女もね」つ□

番外個体「ね、開けていい?」ガサゴソ

結標「どうぞ。エプロン買って交換なんて、粋なこと思いつくわね……って」ガサゴソ

番外個体「気に入ったかにゃーん?」ニヤニヤ
結標「ちょっと、ハザードシンボルってどういうことよ。 何が言いたいの?」

番外個体「べっつにィ~? ( ゚3゚)~♪」

結標「うう……いつか見返してみせるんだからね……!」

番外個体「さて、ミサk 私のは……うっ」

結標「お気に召したかしら?」

番外個体「なに、このイタイ新婚さんがつけてるようなフリフリエプロン」

結標「普段から眼光鋭い貴女にはよく似合うと思って♪」クスクス

番外個体「むぅぅ……人が気にしてることを……」

結標「お互い様じゃない」

番外個体「着てやるとも……これが似合う女の子になってやる……」

~きぬはた荘1階 キッチン~


白井「予定より遅くなりましたが、超始めますの」フンス

婚后(気のせいでしょうか、最近ここの皆さんに絹旗さんが感染ってきてるような)

白井「まずは何からしますの?」

婚后「まずは生地作りですわね。ボウルを用意しまして……」ゴトン

白井「>>1の実体験によりますと、小麦粉、牛乳、イースト、砂糖を混ぜて混ぜて混ぜて……」

婚后「小麦粉ですわねってあ」ツルッ ボサッ


ボワボワボワボワ


婚后「ケホッ……やってしまいましたわ」

白井「出始めからこんな……あ、婚后さん、動かないで下さいまし、静電気が……」

婚后「静電気……?」

白井「下手に動きまわると、余計に粉が舞い上がりますの……それに、粉塵爆発ってご存知?」

婚后「」ゾクッ

 :
 :

婚后「小麦粉を多めに買っておいて正解でしたわね」

白井「気を取りなおして、生地作りですの」

婚后「だいぶ固まってきましたわね……ここからは力仕事ですわ」ゴネゴネ

白井「……婚后さん、お疲れではなくて? 交代いたしましょう」

婚后「ではお願いしますわね」

白井「類人猿!(バコォン)類人猿!(ベチィン)類人猿!(メメタァ)」

婚后(なんという迫力……ですが、類人猿?)

 

~しばらく後~


白井「」ドカドカドカドカドカドカドカ

婚后「し、白井さん。もうその辺にして、次の段階に移りましょう」
白井「はあ、なんだか清々しい気分ですの」

婚后「次は発酵でしたわね。ケースに入れて……と」

 【生地】パコン

白井「どれぐらいかかりますの?」

婚后「ええと……30分ほどとありますわね」

白井「では、休憩も兼ねてお茶にいたしましょう」


~30分後~


白井「……なんですの、これは」

 【  生  地  】<ハーイ

婚后「わたくし達が作った生地って、こんなにありましたか……?」

白井「きっと、これが発酵パワーですの」ガクブル

婚后「生地は生きているということは実感いたしますわ」ガクブル

 

 

~なんだかんだで焼く段階~


婚后「オーブンの温度は190度……準備よくてよ」

白井「では、投入いたしますの」ガコン バタン

婚后「あとは焼き上がりを待つだけですわね」

白井「形はクロワッサンになりましたが……出来上がらないと味は分かりませんの」


<ギィィィィィ バタン


海原「ただいま戻りました。なんだかいい匂いがしますね」

婚后「ええ、パンを焼いてますの。今夜の夕食に出ますのよ」

海原「おお、これは楽しみですね。腹を空かせて帰宅した甲斐がありました」

白井「そのパンに見合うメニューにしないといけませんわね……そろそろ夕食の準備も始めませんと」

婚后「ところで、そのお顔はどうされましたの? 手形?」

海原「ははは、裁かれました」

 

~帰りのモノレール~


滝壺「」ウトウト

絹旗「」ムズムズ

絹旗(超落ち着きません……!)

絹旗(今朝からですからね……流石に長時間着続けるモノではありませんね)

滝壺「」スピー

絹旗(替えのインナーを忘れてくるなんて……私の超バカバカバカ……)

滝壺「むー……」コテン

絹旗「はっ」

滝壺「」スピー

絹旗「……超今回だけですからね」

 

~帰りのバス~


結標「疲れた疲れた。なんだかんだ言って、私も楽しんじゃったわね」

番外個体「私で遊んでた、の間違いじゃないの?」

結標「なかなか言うわね、貴女も」

番外個体「結標さんには負ける気がするけどね」

結標「……ねえ、名前で呼び合わない? 貴女とは仲良くやれそうな気がするのよね」

番外個体「……ええと、淡希さん? だっけ?」

結標「"さん"はなくてもいいわ、真琴」

番外個体「淡希……なんかムズ痒い」

結標「なんか久しぶりだわ、この感覚」

番外個体「」クスクス

結標「」クスクス

 

~夕暮れの第7学区~


滝壺「あれ? むすじめとみさわだ」

絹旗「え? おお、偶然ですね。おーーい」ノシ

結標「あら、貴女たちもお帰り?」

絹旗「はい、超お帰りです」

滝壺「みさわは外に出る時はいつもサングラスなんだね」

番外個体「え? う、うん、まあね」

結標「自分の目付きを気にしてるのよね」

番外個体「……うるさい」ムスー

滝壺「ねえ、ちょっと貸して」

番外個体「あ、うん、どうぞ」

滝壺「どう、似合う?」スチャ

絹旗「滝壺さんらしさがないですね」

滝壺「むぅ」

 

~きぬはた荘1階~


番外個体「ただいまー」

結標「ただいま」

絹旗「ただいま戻りました……私はちょっと部屋に」ソソクサ

滝壺「……なんかいい匂い」スンスン

婚后「あら、みなさん。お帰りなさいまし」

海原「おや、皆さんご一緒でしたか」

結標「偶然出会ってね」

滝壺「あれ? しらいは?」

婚后「夕飯の支度をしておりますわ」

番外個体「夕食まで時間あるよね。ちょっと荷物の整理を……」パタパタ

結標「あ、ちょっと。私も混ぜなさいよ」パタパタ

 

 

~夕食~


海原「お、これがお話にあったパンですか。美味しそうな焼き色ですね」

白井「パンに合わせて、夕食はシチューにしましたの」

婚后「白井さんとわたくしで作りましたのよ。お口に合うとよろしいのですが……」

結標「ふーん、器用なのね……あら美味しい」

番外個体「」パク サクサクサク ムグムグムグ

絹旗「」ムグムグムグムグ

滝壺「おいしいのは伝わってきたけど、感想は言ったほうがいいよ」

婚后「お気に召したようで、良かったですわ」ホッ

白井「ま、わたくし達なら当然……と言いたいところですが。やりましたわね、婚后さん」ハイタッチ

婚后「お付き合い頂いて感謝してますわ、白井さん」ハイタッチ

ツールボックス

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