プロローグ


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「ターゲットはあれか」
そう言って、男はターゲットに手をかざした。ターゲットとの距離は1キロ。気づく素振りは無い。
男の容姿は、人口230万人が暮らす学園都市の学生が着ている制服となんの違いも無い学ランである。
なぜそんな格好をしているのかというと、男もまたこの街で能力開発のカリキュラムを受けている学生の1人だからである。
しかし、ただの学生では無い。学園都市の闇である《暗部》に属している。
どこかの第1位のように、能力をかわれて所属させられている。能力名は「光学操作(シャインハンドラー)」。
学園都市の48人目に該当する能力者である。
《隠されたレベル5》と周りから呼ばれている。だから彼は学生の身でありながら、己の能力が書かれた情報が《書庫(バンク)》に載っていないため、表向きには47人しか光学操作の能力者がいない事になっている。
男が今まさに放とうとしている技も能力の応用であり、彼の異名である「光学大砲(シャインキャノン)」。(どっかのビリビリが訴えにきそう) 
「いける」
そう言った刹那...
「馬鹿な!!!」
男は今までの余裕を全て捨て去りそう叫んだ。なぜならターゲットがいきなり男に向かって攻撃を放ったからである。
「くそ!」
なんとか冷静さを幾つか取り戻し、自分が放とうとしていた攻撃技の演算を即座に中止、防御技の演算をレベル5の頭をもってコンマ数秒で展開、攻撃を受け止めた。
「バンッッッ!!」
大型爆弾が炸裂したが如く、周囲にものすごい音を大音響で撒き散らした。
コンクリートが破壊された時に生じた粉塵(誰かがきそう)が、男の視界を奪う。
だが男は動じず、能力により視力を数倍に強化。ターゲットを探す。
「チッ!」
ターゲットは移動したらしく、見当たらない。
しくじったとなれば、また色々と上がうるさいだろうが、問題はそこではない。どうしてターゲットに自分の位置がバレタのか、である。
(まぁいい)
次の機会を狙えばいいだけである。そう思うなり、男はその場をあとにした。



しかし、男は気づいていなかった。
上から送られてきた、ターゲットへの《仕事》の情報の間違いを。


男は気づいていなかった。
ターゲットからの突然の攻撃を防御する際に、中止した技の余波がターゲットに命中したことを。
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