佐天「ポケットから秘密道具を取り出せる能力かぁ」 > 01


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 某ファミレス──


黒子「秘密道具、ですの?」

佐天「うーん、能力開発の先生が言うにはそういう能力らしいんですけど……」

御坂「ポケットって、今佐天さんのお腹にくっ付いてるカンガルーの袋みたいなやつ?」

佐天「ええ、コレです」ツンツン

初春「最初に見たときは、やけに奇ばt──もとい斬新なファッションだなって思いましたけどね」

佐天「う~ん、今朝家を出るときはこんなものなかったんだけどなぁ……」

初春「正直言って、ツッコみ待ちなのかどうか判断に迷いましたよ」

佐天「え、そんなに変? 私は割とこのデザイン気に入ってるんだけどなぁ」

御坂「まあ、中学生が制服のお腹にポケット付けてるってのは結構シュールな絵面よね」

初春「それで佐天さん、結局秘密道具って何なんですか?」

佐天「いや、それが私にもよく分かんなくてさー……」

黒子「取り敢えず、実際にどんな能力なのか見せてもらえませんこと?」

佐天「んー、そうですねぇ。それじゃ何か適当に出してみますか」ゴソゴソ

初春「ホントにシュールな絵面ですね」

御坂「というか、あんなに小さなポケットに佐天さんの肘辺りまで入ってるのはどういう原理?」

佐天「ん~っと……、何か出てこいチンプクリンのホイッ!」

黒子「何ですの、そのかけ声……って」

初春「さ、佐天さんのお腹から……」

御坂「ヤカンが出てきた……」

佐天「あ、あれ? おかしいなぁ……今度こそ、ホイッと!」

御坂「あ、ラーメンの丼」

佐天「ホイッと!」

初春「お鍋のフタ…?」

佐天「ホイッと!」

黒子「下駄……というか、何故日用雑貨品ばかり出てくるんですの……」

佐天「ホイッと…って重たッ!!」ガンッ

御坂「ボーリングの玉!?」

佐天「結局、特にめぼしい物は出て来なかったなぁ」

黒子「フラフープに布切れ、金魚鉢にピコピコハンマーに目覚まし時計、その他諸々etc……出て来たものにも一貫性がありませんわね」

初春「これが全部そのポケットに入ってたんでしょうか……?」ゴッチャリ

佐天「自分でもこんなに入ってるとは思わなかった……」

御坂「明らかにポケットの内包量を越えてるわね……空間移動系の能力かしら?」

初春「何だか超能力って言うより、マジックショー見てる気分でしたよ」

佐天「それを言わないでよ。まあ、頑張れば鳩とかも出てきそうだけど」

黒子「というか、これでは佐天さんの力というより、単にそのポケットが凄いように見えますの」

佐天「いや、実はそうでもなさそうなんですよねー」

御坂「どういうこと?」

佐天「まあ、百聞は一見に如かずってコトで……御坂さん、このポケットから適当に何か出してみてください」ヒョイ

御坂「え、いいの? 面白そうね!」

初春「取り外せたんですか……」

佐天「ワンタッチ式になってるのさ」フフン

御坂「……あれ?」ゴソゴソ

初春「どうしたんですか?」

御坂「何にも入ってない……?」

初春「え? だってさっきまであんなに色々……」

黒子「成る程、要するに佐天さん以外の人間では取り出せないということですのね?」

佐天「そうみたいです。まあ、見ての通りでロクなものが出てこないんですけどね…」

初春「そんなことありませんよ! 念願の能力獲得おめでとうございます、佐天さん!」

黒子「もしかしたらレベルが上がればもっといいものが出てくるかもしれませんわね。頑張ってくださいまし」

御坂「よし、じゃあ佐天さんのお祝いに、今日は私が奢るわ。ケーキでもパフェでも好きなだけ頼んじゃっていいわよ!」

黒子「流石は黒子のお姉様、太っ腹ですの!! と言うわけで黒子はお姉様の熱っつぅぅういベーゼを頼みぶへらっ!!」ゴンッ

御坂「全くコイツは……」

佐天「……みんな、ありがとう」

アリガトウゴザイマシター

佐天「それじゃ御坂さん、今日はご馳走様でした」

御坂「いいわよ、このくらい。これからも頑張ってね」

黒子「お姉様、そろそろ急がないと門限の時間が……」

御坂「げっ、もうそんな時間だった!? 悪いけど黒子、特急で頼むわ」ガシッ

黒子「了解ですの(ああっ、お姉様の柔らかな手のひらがわたくしの手首に……! 黒子感激ですのぉぉっ!!)」

御坂「それじゃ、またねお二人さん」

初春「はい、また今度」

佐天「次に会うときまでにはもっと良いもの出せるようにしときますから期待しててくださいよー」

御坂「ふふ、楽しみにしとくわ」

黒子「それではまた何かあったら連絡くださいまし」シュン

佐天「さて、と。それじゃ私たちも帰ろっか」

初春「そうですね。……あ、ちょっと降ってきちゃいましたね」

佐天「天気予報も当てにならないなぁ…。初春、今日傘持ってきた?」

初春「持ってきてないです。佐天さんも……?」

佐天「うん。──あ、そうだ。もしかしたら……」ゴソゴソ

佐天「おおっ、傘が出て来た」

初春「早速役に立ちましたね、佐天さんの能力」クスッ

佐天「これはこれで便利な能力かもね。さて、それじゃ初春と2人、相合い傘で帰るとしますか~」

初春「も、もうっ、佐天さんったら///」カァァァ

佐天「照れない照れない。ほら、濡れちゃうからもっとこっち寄りなって」カチッ



バッ





ドザァァァァァーーーー…………





初春「………佐天さん」

佐天「………何?」

初春「………何で傘から雨が降ってくるんですか?」

佐天「………知らないよ」



今回の秘密道具

『さすと雨が降る傘』

その名の通り開くと雨が降ってくる傘。
一見何の使い道もない道具に見えるが、原作では無人島に漂流したのび太が水を得るために活用していた。
まあ、基本役立たず。



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