上条「誰を助けりゃいいんだよ……」 > 23


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<ロンドン・とあるカフェ>


シェリー「……」

シェリー「……」

シェリー「いた」



シェリー「この近くの教会に、アニェーゼ部隊が一網打尽にされてるわ」

シェリー「でも、エリスの目だけじゃ様子がよく分からねえな……」

シェリー「エリスの探索機能はこういう時にすごく便利だけど……」



シェリー「…………」



シェリー「単独行動だと、あれね」

シェリー「独り言が多くなってちょっと痛々しい感じになるわね」



シェリー「とにかく、行くか」


<とある教会>


シェリー「見張ってるのは騎士派の奴らか」

見張り「む……貴様、シェリー=クロムウェルだな!?」

シェリー「そうよ。中の修道女を返して貰いに来たの」

シェリー「私は騎士派の野郎共が嫌いなんだよ。邪魔するなら――」

見張り「そうか。入れ」



扉<ギギー


見張り「こっちだ」





シェリー「……あれ? 何このトントン拍子」


見張り「とにかく、この惨状を見てくれ」

シェリー「惨状? まさか、貴様らアニェーゼたちを……!?」




アニェーゼ「ほらほら。私達全員見てますよ。つっつかれて喜んでるところ見られてますよ」

騎士1「あふん! 見られてる! ボク恥ずかしい! でも……(ry」


アンジェレネ「あ、あの、痛いですか? 本当ですか? えっと、もっと踏んで良いですか?」

騎士2「あ、あ、あ、アンジェレネ様最高です! もっとお願いします!!」


ルチア「……車輪に轢かれて喜ぶなんて、変態ですか?」

騎士3「そんな、はずは、うひんっ!」グニッ

ルチア「変態ですね?」

騎士3「はい!」




シェリー「何だこの惨状は」

見張り「我等騎士派、謀反者の清教派を確保したと思ったら、二百人のシスター達に見事調教されてしまったのだ……」

見張り「頼むから、早く連れて帰ってくれ……」


アニェーゼ「おや? もしかして助けに来てくれちまったんですか?」

シェリー「そのつもりだったけど、随分元気そうじゃない」

ルチア「はい。私達、最近肌がツヤツヤです」


アンジェレネ「シェリーさん……」

アンジェレネ「私、ここ数日のシスター・アニェーゼの生き様を見ていて、何かに目覚めてしまったみたいで……」

アンジェレネ「踏んでいいですか?」

シェリー「いいわけねえだろ!」

アニェーゼ「ま、そういうわけで、私達は無事ですよ」

シェリー「っつかよ、何で騎士派の連中がアニェーゼ部隊を襲ったのよ?」

ルチア「王室の方々が攫われた影響ですね」

アンジェレネ「王族の皆さんは、ローマ教皇に会いに行ったんですよね。つまり、ローマ正教のトップ……」

アニェーゼ「魔術的な罠があるかもしれないから、『清教派』からも何人か護衛が行っていたんです」

ルチア「にもかかわらず、女王陛下も王女様方も、あっさり攫われてしまいました」

シェリー「なるほど。それで『清教派』に『騎士派』が因縁吹っかけたわけか」

アニェーゼ「たまたま槍玉にあげられちまったのが私達なんですよ。全くいい迷惑です」

アンジェレネ「騎士団長さんが不在で、このブタ共にもまとまりがなくなってしまったみたいです」


シェリー「……ブタ共?」

アンジェレネ「あ、『騎士派』の皆さんのことです。こう呼んであげると喜ぶんです」

シェリー「そうかよ……」


アニェーゼ「さて。調教も済んだことですし、帰ってもう一度禁書目録奪還の作戦でも練りますかね」

アンジェレネ「ああ……この、変態のゴミの皆さんともお別れなんですね」

ルチア「アンジェレネ、日常に帰りましょう。きっとここ最近のことは後で忘れたくなります」

アニェーゼ「ほらほら、帰りますよ」

アンジェレネ「はぁーい……」







シェリー「……え? 解決?」


■■■■救助リスト(抜粋)■■■■

===イギリス清教===
アニェーゼ部隊
   アニェーゼ=サンクティス  【解決済】
   シスタールチア      【解決済】
   シスターアンジェレネ   【解決済】
   他約200名         【解決済】


===学園都市===
御坂勢力
   御坂美琴         【解決済】
   妹達(学園都市組)     【解決済】
   妹達(10033-17500)    【解決済:一方通行】
   妹達(17501-20000)    【委託:一方通行】
   白井黒子         【解決済】
   初春飾利         【解決済】
   佐天涙子         【解決済】
   エツァリ         【解決済】
    ショチトル       【解決済】


<謎のキャンピングカー内>


土御門「リドヴィアから話も聞けたし、さっさと次へ行くぜよ」

上条「本当に失敗談を聞いてただけだったな。もう電話で良かったんじゃねえのか」

土御門「……その発想はなかったぜよ」

上条「そうか……なかったのか」

土御門「それじゃあ、今度はビアージオを追って行ったオリアナのいるヴェニスへ向かうんだぜい」

上条「ビアージオはヴェネチアで何をする気なんだ?」

土御門「それを確かめて、阻止するのがカミやんの仕事ですたい!」

上条「それはそうだけど……」




上条「いや、騙されないぞ。俺はそんな仕事始めた覚えはない」


<ヴェニス>


上条「お、オリアナがどういうわけかヴェントに土下座してるぞ」




オリアナ(土下座)「……」

ヴェント「……」



土御門「動じなくなったな、カミやん」

オリアナ「あ、あら? どうして君たちがこんな所にいるの?」

上条「仕事だ」

土御門「割り切ったな、カミやん」


上条「それよりオリアナ、聞きたいことはこっちの方にこそ山ほどあるぞ」

オリアナ「……何かしら?」

上条「ローマ教皇を助けるためにここまで来たお前が、どうしてヴェントに土下座なんだ」

土御門「土下座しに来たのか?」

オリアナ「違うわよ……」

ヴェント「そのエロ女、よりによってビアージオと間違えて私を罠に掛けやがったのよ」

上条「え、どこら辺を間違えて……?」

オリアナ「ちょっと、十字架のアクセサリーチャラチャラしてるところが似てて……」

上条「オオオオオイ!?」

土御門「お前は十字架がらみの取り返しのつかない勘違いが多いな!」

上条「姫神に謝れ!」

オリアナが「あの時の子……ゴメンね☆」

ヴェント「私は」

オリアナ「というのは半分冗談で、ちゃんと事情があるのよん」

上条「半分は本気だったんだ」

土御門「十字架が鬼門なんだにゃー。使徒十字に一番関わっちゃいけない魔術師だったんじゃないのか」

オリアナ「私は確かにビアージオの奴を捕えるつもりで、罠を仕掛けてたのよ」


<回想・とある寺院>


オリアナ「ビアージオは相当厄介な魔術師。魔術で真っ向勝負は分が悪いわね」

オリアナ「そこで!」

オリアナ「この学園都市特製すごい罠(トラーップ)で、ビアージオの奴を生け捕りよん!」

オリアナ「これの凄いところは、か弱いお姉さんでも一人で好きな場所にセッティング出来て、自在に敵を生け捕りに出来るってとこで……」

オリアナ「……単独行動だと若干独り言が増えて痛々しい感じになるわね」


オリアナ「……ん? 魔術師の気配?」



ヴェント「やれやれ……ここね。教皇のオッサンが捕まってるのは」



ガシャーン




ヴェント「な、何だ!? 罠!?」

オリアナ「」


オリアナ「とんでもない人を間違えて捕まえちゃったン!」

オリアナ「何で!? あのポンコツちっともまともに働かないじゃない!」

オリアナ「マニュアルはどこにやったっけ? えーと、まず解除して……」


オリアナ「こ、今度こそ間違えずにあの男を……」



フィアンマ「やれやれ。まさかこの俺様が出て来る事になるとはな」

ヴェント「! フィアンマ!」

フィアンマ「昔のよしみだ。俺様が解放してやろう。感謝するんだな、ヴェント」

ヴェント「ハッ。何を寝ぼけたことを。アンタなんかに助けられるまでもな」


ガシャーン



フィアンマ「」

ヴェント「」

オリアナ「」



オリアナ「ピャー!!!」


オリアナ「な、何でこうもみんな同じ罠にはまるの?」

オリアナ「こういうアレなの? 決まった運命なの?」

オリアナ「お姉さん、縛るのは好きだけど運命に縛られるのはあんまり……」


ヴェント「オイ……このナメた真似してくれたの、どうやらアンタのようね……」



オリアナ「…………」

オリアナ「あわばばばばばば」


<ヴェニス・道端>


オリアナ「と、言うわけだったの」

上条「ありがとう、何も分からなかった」

ヴェント「その後私がこいつを追っかけまわして、さっきやっと追い詰めて土下座させたところよ」

上条「いや、それはちょっと何か」

土御門「深く突っ込んでる時間が無いんで、悪いけど話を進めるぞ」


オリアナ「学園都市製のものを使えば、魔術師も簡単に防衛出来ないと思って使ってみたのよ」

オリアナ「ビアージオだし、あの程度のトラップで引っかかってくれると思ったんだけど……」

上条「関係ない大物が釣れちゃったみたいだな」

ヴェント「はた迷惑な野郎ね」


上条「あれ? それでフィアンマは?」

ヴェント「ああ、あいつなら何か魔術師に拉致されていくのを見たわ」

上条「何ですと!?」

オリアナ「忙しかったから放っといちゃった」

上条「そんな『網棚に折りたたみ傘忘れちゃった』みたいなノリで言われても!」



ヴェント「ま、あいつなら大丈夫でしょ。そこらの魔術師とは桁違いだし」

上条「そうか? ……でもなあ」

土御門「心配する義理もないだろうに、カミやんは相変わらずだにゃー」


上条「よし、大体分かった。それで、オリアナ」

オリアナ「ん? なあに?」

上条「ビアージオがいる寺院を教えてくれ。行くから」

オリアナ「教えてもいいけど、彼らはとっくに別の教会へ逃げちゃったと思うよ?」

土御門「ヴェネチアにはでかいのだけで五箇所教会堂があるからにゃー」

上条「でも、そもそもあいつって今はローマ正教からも罪人扱いなんじゃなかったか?」

オリアナ「まあね」

オリアナ「それでも、熱心な部下は多少いたみたい」

土御門「それよりも、ローマ教皇を人質に取ってるんだからにゃー。誰も逆らえないぜよ」

上条「ああ、ローマ正教の魔術師を使うために教皇を攫ったのか」

土御門「命知らずというか無謀ですたい」

オリアナ「何か、なりふり構わない印象だったわよ、見た感じ」

上条「あいつ、今更何する気なんだ……?」

オリアナ「結局その狙いすら掴めなかったし……」

オリアナ「ビアージオ本人も捕まえられてないし、教皇も助け出せてないし……」

オリアナ「こんなんじゃ、リドヴィアに嘲られちゃう……」

上条「リドヴィアも似たような惨状だったから、多分何も言えねえよ」


オリアナ「それにしても、案外ビアージオって捕まらないものね」

土御門「『右席のほうが雑魚かったわねん。お姉さんがっかり』」


ヴェント「……ふーん?」


オリアナ「え!? ちょ、ちょっと! 変なこと言わないでよ!? 今の私じゃないわよ!」


ヴェント「上等じゃない。こちとら腐っても神の右席を名乗っていた身」

ヴェント「雑魚いかどうか、かかっておいでぇーん?」



上条「うわ、やばい。ヴェントさんでかい船呼ぶ気だ」

土御門「逃げるぞカミやん」



オリアナ「ちょっとおおおお!」


<ヴェニス・とあるリストランテ前>

建宮「皆、グラスは持ったか!?」

五和「はい!」

野母崎「はい」

対馬「ええ」

浦上「いえす!」

香焼「はい!」

諫早「はいよ」

牛深「おう!」

他「はーい!」

神裂「……ふふ」




建宮「それじゃ、」


天草式「「「カンパーイ!!」」」

カチーン☆





上条「……走りながら偶然通りかかったら何だこれ」

上条「天草式と神裂が酒飲んでイカスミスパゲティ食べてる」

土御門「何かの打ち上げっぽいにゃー」



五和「って、うわああ!? お、おしぼりさん!! 上条使います!?」

上条「いや、おしぼりさんも、上条さんなんか渡されても困ると思いますよ」

上条「天草式の連中は、神裂を助けるために立ちあがって、逆に捕まったんだよな?」

土御門「そのはずだぜい」

上条「じゃあなんでヴェニスで酒盛りなんだ」

土御門「神裂ねーちんが助けたんじゃないのかにゃー」

上条「その神裂を助けたのは誰だ」

土御門「ねーちんは捕まってなんていなくて、一時的に連絡が取れなかったとかでいいんじゃないか?」

上条「俺に同意を求めるなよ。そうなのか?」

土御門「ぶっちゃけ、酔っ払った五和と天草式がねーちんを巻き込んでひと騒動起こすかもしれなかったなんて思ったけどただの幻想だったぜい」

上条「幻想だったのか」

土御門「悪いけど、天草式には何事も無くイカスミパスタ食っててもらうとするぜよ」

上条「何でヴェニスで?」

土御門「ヴェニスのイカスミは別格だとか何とか」



建宮「行け! 五和! 今こそなんちゃらメイドを着こなしてアタックなのよな!!」

五和「メ、メイドさん! 堕天使チラ上条を着たおしぼりが私を差し出したらどう思いますか!!」

対馬「テンパりすぎよ、五和」


上条「よう、神裂」

神裂「少年……お久しぶりです」

上条「ステイルは一緒じゃないのか?」

神裂「あの子とステイルがどうしているかは分かりません。私だけわがままを言ってこちらに」

土御門「そりゃまたどうして?」


神裂「あの子を助けに出掛けた私を助けようとして捕まった天草式を助けるためです」


上条「……ん?」

上条「あの子を助けて私を助け……ん?」


神裂「あの子の元へ向かう途中、天草式が捕えられたとの情報を得まして」

上条「お前だけ引き返したのか」

神裂「後をステイルに任せて、騎士派の手中にあった彼らを無事保護したところなんです」

土御門「あいつら、完全に足手まといだにゃー」

上条「しーっ」


上条「で、必要悪の教会の裏切り者って誰だ? リストにあったけど」

土御門「ギクッ」












神裂「……それはですね」

神裂「私とステイルが。あの子を追いかけるつもりだったから『仲間のもとへ行く』とだけ告げたんです」

神裂「それがそのまま音信不通になってしまったものですから」

神裂「仲間のもとへ行くつもりが、行方不明。ということで」

神裂「『必要悪の教会』の裏切り者のせいだという話になってしまったようですね!」


土御門「そんな事情があったとは!」

上条「成程、完全に納得した!」



五和「あ、あの……おしぼり使います?」

対馬「五和、それおしぼりじゃなくて教皇代理の頭」



上条「神裂は、インデックスを攫った奴がどこにいるのか知ってるのか?」

神裂「それが……ステイルと別れた時にはまだ発覚していなくて」

土御門「仕方ない、どうにかして探し出してやるぜよ」

上条「おう!」



土御門「ラスボスの待つ運命の場所を求めて旅立つことになった上条当麻!」

神裂「長かったが後半妙に早かった旅も終わりを告げようとしていますね!」

上条「俺は、必ず奴を見つけ出し、皆を助けてみせる!」






上条「俺たちの戦いは、これからだ!!」





■■■■救助リスト(抜粋)■■■■

===イギリス清教===
ロンドン女子寮
   神裂火織         【解決済】
   オルソラ=アクィナス    【解決済】

天草式十字凄教
   建宮斎字         【解決済】
   浦上           【解決済】
   五和           【解決済】
   牛深           【解決済】
   香焼           【解決済】
   諫早           【解決済】
   野母崎          【解決済】
   対馬           【解決済】
   他44名          【解決済】


===ローマ正教===
神の右席
   フィアンマ        【誘拐:魔術師】
   ヴェント         【解決済】
   アックア         【解決済】


===学園都市===
御坂勢力
   御坂美琴         【解決済】
   妹達(学園都市組)     【解決済】
   妹達(10033-18000)    【解決済:一方通行】
   妹達(18001-20000)    【委託:一方通行】
   白井黒子         【解決済】
   初春飾利         【解決済】
   佐天涙子         【解決済】
   エツァリ         【解決済】
    ショチトル       【解決済】



土御門「カミやん、〆に困ったら『俺たちの戦いはこれからだ』って言うの、もうナシだからな」

上条「ちょっと言ってみただけだよ。あ!」

土御門「どうした?」

上条「ステイルが道端に倒れてる!」



ステイル「はぁ……床冷てぇ……」



神裂「一体ステイルの身に何が!?」

上条「ステイルは無事なのか!?」

土御門「その答えを、カミやんは見つけられるのか!?」






上条「俺たちの戦いは、これからだ!!」


■■■■救助リスト■■■■

===イギリス清教===
必要悪の教会
   禁書目録         【救助立候補:シェリー=クロムウェル】
   ステイル=マグヌス     【床が冷たい】


===学園都市===
御坂勢力
   御坂美琴         【解決済】
   妹達(学園都市組)     【解決済】
   妹達(10033-18100)    【解決済:一方通行】
   妹達(18101-20000)    【委託:一方通行】
   白井黒子         【解決済】
   初春飾利         【解決済】
   佐天涙子         【解決済】
   エツァリ         【解決済】
    ショチトル       【解決済】


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