上条「はぁ…」土御門「どうした、カミやん?」上条「そろそろ、彼女欲しいな~と思ってさ」
土御門「…」青髪「…」姫神「」ピクッ吹寄「」ピク
上条「どうした?」青髪「カミやん、本気で言ってるん?」上条「本気も何も上条さんも男ですよ、彼女の一人や二人高校生の内に欲しい…、ってその拳を今すぐ収めなさい!?」青髪「友達じゃなきゃ絶対殴ってたわ~」土御門「はぁ…これもカミやんクオリティーかにゃ~」
上条「そのカミやんクオリティーはともかく、お前らは欲しく無いのか?」青髪「欲しいよ…てか欲しいわ!でも女の知り合いなんて先生と親や親戚しかいないんよ!」上条「クラスメイトも居るだろ」土御門「舞夏がいりゃ充分だぜい」上条「シスコン野郎…」
土御門「それは褒め言葉と受け止めとくぜい」
青髪「てか、カミやんってどんな子がタイプなん?」上条「…、そう言われると考えたこと無かったなぁ…」土御門「まず知りあいの女の子を思い出すぜよ」上条「(知り合いねぇ…)え~と…」
青髪「これからカミやんのソリティアが始まる予勘や」上条「まぁ近くから言えば従妹だろ?」土御門「あぁ」
上条「ビリビリに黒子、佐天、初春ちゃん」青髪「常盤台グループや」上条「御坂妹に、姫神、委員長、風斬、雲川先輩」姫神「(忘れられて無い。)」吹寄「(ま、まぁ委員長だし当然よね)」土御門「妹と、クラスメイトだにゃ~」
上条「神裂、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネ、オルソラ、五和、対馬さんにもお世話になったなぁ…。キャーリサやヴィリアンも…まぁ知り合いか…」青髪「誰?外人の名前もあるけど?金髪なん?パツキンなん!?」土御門「言うなればカミやんの被害者たちにゃ~(イギリス組だぜい)」青髪「あぁ…カミやんはグローバルやね…」上条「まぁフロリスとかレッサー、ベイロープにランシス。サーシャ…ヴェントともまぁ知り合いか…」土御門「あぁそうだにゃ~(クーデターの時とロシアの時にゃ~)」青髪「あかん、数えるの面倒になってきたわ」
上条「後は…、グレーゾーンで一方通行ですね」土御門「カミやん…本気か?」青髪「誰?」上条「いや、だってお前は名前知ってるのか?それとあの外見だぜ?それに殴った時柔らかかったし、もしかするかもですよ?」土御門「あれ…?そう言われれば怪しく思えて来たぜよ?(本名聞いたこと無いぜよ)」
上条「え~と約20人?位か?」青髪「これがカミやんか…(思い出しただけってことは、まだ埋もれてる子も何人もいるんやな~)」土御門「おい、舞夏を入れないとはどういうつもりぜよ!女の子じゃないって言いたいのか!?」上条「いや、舞夏は土御門の妹だしノーカンだろ」土御門「それなら良いぜよ」
青髪「で、その中で一番タイプなのは誰なんや?」上条「タイプねぇ…」土御門「(これでカミやんの性癖がはっきりするぜよ)」ゴクリ青髪「」ゴクリ姫神「」ゴクリ吹寄「」ゴクリ
上条「全員…か?」土御門「ふざけんじゃねーぜよ!」バンッ青髪「カミやん…俺は久しぶりにキレちまったよ」ギュッ上条「だからその握り拳を解け!解きましょう!いや解いて下さい!違うんだって、全員個性があって魅力的なんだって!それに皆俺のこと好きな訳無いだろ!?皆可愛いし美人なんだぞ!?」青髪「まぁ確かに?」土御門「青髪、騙されるんじゃないぜよ?こいつは一級フラグ建築士ぜよ?」
上条「何言ってんだよ!じゃあ俺が今まで何か甘い体験があったのを知ってるのか!?土御門なら知ってるだろ!?無いだろ!?」土御門「(まぁ確かに毎回、血塗れだからにゃ~、そう考えるのも仕方ないぜよ…鈍感なのは確かだけどにゃあ)」青髪「まぁ、不幸が代名詞のカミやんやからな」上条「だろ?てことで私上条当麻に良い考えがります」青髪「ほう、それは?」
上条「…」青髪「…」土御門「…」姫神「…」吹寄「…」
上条「やっぱ何でもないです…(全員に告白なんてゲス条になるとこでしたよ)」青髪「寸止めサイテーや」土御門「寸止めサイテーだぜよ」上条「まぁ今日の話は忘れてくれ、ちょっと血迷ったんだ…(間一髪だったな…あ~あ彼女なんて夢のまた夢か)」土御門「あぁ分かったぜよ(一応ねーちん達に報告しておくぜよ、これは面白い展開になりそうだにゃ~)」姫神「(いいことを聞いた。)」吹寄「(これは、チャンスね)」小萌「(これは皆の貞操の危機です。知らせないと…私の名前無かったな…)」
――――ファミレス小萌「と、言う訳ですので気をつけて下さい(上条ちゃん、こんな可愛い子たちを…)」美琴「…」御坂妹「…」黒子「…」初春「…」佐天「…」
小萌「みなさ~ん?」美琴「あ、あいつが彼女募集中ですって!?」黒子「お、お姉さま!?(私のことも覚えていましたのね)」御坂妹「(ミサカネットワーク接続…)」初春「(上条さんかぁ///)」佐天「(反応に困るね///)」小萌「と、言う訳ですから気をつけて下さいね?じゃあ私は仕事があるので失礼します~」
カランコロン
美琴「ど、どうする?」黒子「ど、どうする?と聞かれましても困りますわ」
佐天「それに、ここの5人もライバルですよねぇ~」黒子「私も数に含まないで欲しいですわ」初春「じゃあ違うんですか?」黒子「そう言う訳じゃありませんけど…」御坂妹「(上位個体に会話を送信、一方通行に伝えるように、とミサカは付け加えます)問題なのは彼が海外へ行ってしまうことだ、とミサカは不安を口にします」
初春「ライバルが多そうですね~、外人さんの名前までありましたよ?」美琴「ちなみに、キャーリサって言う人はイギリスの第二王女よ…」黒子「まさか…ですの…」
黒子「原始人がそんな事出来る訳無いじゃないですか…」美琴「いえ、あいつはやるわよ。気付いたらイギリスのクーデターに巻き込まれてる男だからね。それに向こうには女王様もついてる…厄介ね…」黒子「でも女王様が原始人の事を覚えてる可能性は無い筈ですわ…」初春「黒子先輩の方が上条さんのこと知ってそうだから聞きますけど、言いきれるんですか?」黒子「それは…(言いきれないのが悔しいですわ)」美琴「これは、作戦を立てる必要がありそうね…最低条件はここ学園都市…いや、日本に留まらせることね」
―――――― 一室打ち止め「って、ミサカはミサカは会話を伝えてみる」一方「三下ァ~、好き放題言いやがってェ~」打ち止め「で、どうなの?ってミサカはミサカは興味を持ってみる」一方「何がだァ」打ち止め「男?女?ってミサカはミサカは2択を提示してみるんだよ」一方「………」打ち止め「あ、あれ?ミサカはミサカは驚いてみるんだよ」
――――教室 放課後吹寄「姫神さん?ちょっといいかしら?」姫神「えぇ。今私も話しかけようと思った。」吹寄「なら、用件は同じね?」姫神「吹寄さんも?」吹寄「わ、私は委員長としてあいつが他に人に迷惑を懸けるのが気に入らないだけよ」姫神「そう…なら良かった。」
吹寄「え?」姫神「なんでも。それより作戦を考えましょ。」吹寄「そうね…でも…どうする?私達じゃあ…」姫神「小萌先生が、さっき、どっか行ってたわ。多分常盤台グループに会いに行ったんだと思う。」吹寄「なんで分かるの?」姫神「ちょっと口にパフェついてたから。ファミレスかどっかに行ったのは事実。でも煙草の匂いはしなかったから。多分吸わなかったんだと思う。あの先生が吸わない理由は子供が近くに居たからと考えられる。」吹寄「そうね、それで?」姫神「まず小萌先生を通して。常盤台グル―プと接触を図るべきだと思う。」吹寄「分かった、それで行きましょう」
―――――ロンドン女子寮土御門「ってことにゃ、今がチャンスぜよねーちん。早くしないと取られるぜよ(詳しくは言わないぜよ、“彼女募集してた”ってだけで面白いのが見れるにゃ)」神裂「ななな、なにがチャンスですか!私には関係ありません」皆「(女教皇様が焦ってらっしゃる…どんな内容なんだろう)」土御門「まぁ、伝えたぜよ。んじゃ切るぜよ」ガチャ
アニェーゼ「五和、ちょっと内容聞いて来ちまうです」五和「わ、私ですか?」アニェーゼ「あなた達は昔からの仲聞、聞きやすいんじゃねえですか?」神裂「全く…そんなこと言われても…どうしろと言うんですか(まさか!あのメイドセットの出番ですか!?いやいや、あれはもう封印したはず…)」五和「か、神裂様…お電話ですか?」神裂「今、終わった所です…はぁ…」五和「(どうしたんでしょう…)あ、オルソラさん。神裂様が変なのですが」オルソラ「変…と申されましても、私には分かる筈がありませんでございます」五和「そうですよね…」
Prrrr,Prrrrrルチア「もしもし、こちらイギリス清教ロンドン女子寮です。え?あっ!は、はいっ!?キャーリサ様!?こ、この度は」皆「!!」ルチア「はい、はい、神裂さんから電話内容を聞け?で作戦を立てろ?金に糸目はつけない?な、何の事だか…、聞けば分かる?分かりました。では失礼します」ガチャアンジェレネ「第二王女様から!?」ルチア「はい…何でも今の電話の内容を聞いて、全員で作戦を立てろ、金に糸目はつけないそうです」神裂「え!?(聞いていたのですか王女様!?)」オルソラ「まぁまぁ…と言う事ですから早く話して欲しいでございます」ジー神裂「う…実は…」
―――――ロシア番外個体「って話らしい…。上条かぁ…」サーシャ「…」ヴェント「私も含まれてたか…」サーシャ「第一の質問ですが共闘しますか?」ガシッ番外個体「私はミサカネットワークで、学園都市に居る姉妹達に共闘を求めてみる」サーシャ「第二の解答ですが、分かりました。では私はイギリスの女子寮に行きます」ヴェント「なら、全員で行きましょう」サーシャ「第三の質問ですが、交渉が決裂したらどうしますか?」ヴェント「元神の右席とロシア成教元「殲滅白書」所属のシスターがいるのよ?」サーシャ「第四の解答ですが、了解しました」
――――― 上条家上条「はぁ…(彼女が欲しいって言ってもなぁ)」トントントントンイン「トウマー晩御飯まだぁ~?お腹が減ったんだよ」チンチンチンチンチン~上条「こら、お行儀が悪いから皿を叩かない。スフィンクスの相手でもしてなさい(こいつが居つ限り、お金に余裕はゼロ…はぁ無理な話かぁ…)」
――――――― とある温泉の作戦立案美琴「…、どうしてここなの?」御坂妹「(番外個体からのメッセージを受信、ネットワークを利用し審議に入るとミサカはシリアスに言ってみます)」黒子「お互いを信用するためには、裸のお付き合いをするのが一番ですわ(ヒャッホーお姉さまと、お・風・呂)」初春「で、どうします?」佐天「うんうん」
美琴「私達で考えたんだけど、第一の目標はここ日本に留まらせることだと思うの」姫神「うん。それは私達も考えた。」美琴「でも学園都市に居る以上、ここを出られる時点で殆どアウトだわ」黒子「ですから、最悪日本、最良でここ学園都市を目標に頑張ろうと言う訳ですわ」姫神「異議は無い。で具体的には?」美琴「それは…これから決めましょう?」初春「まずは、外国の人達よりも私達の方が好感度があればいいんですよね?」吹寄「そうね、でも外国の人達ってスタイルが…」皆「…」
初春「で、でも、上条さんどうして今まで彼女を作らなかったんでしょう?」美琴「そりゃあ鈍感だからでしょ?」佐天「そう?だって男の人って普通あんだけ一緒にいたら、少しは勘違いってしますよね?」美琴「た、確かに…。知り合いなんか会うたびに笑顔で話しかけて来るわね…」黒子「(あぁ、お坊ちゃんのことですわね)では女に興味がないことになります…わ?」皆「!!」美琴「じ、じゃあ一方通行が第一候補!?」初春「お、落ち着いて下さい。彼女が欲しいって言ってたんですよね!?姫神「そう。」初春「彼女なんですから女なのは間違いないです」美琴「そ、そうよね(焦ったぁー)」
吹寄「そ、そう言えば彼って居候がいたわよね?」美琴「あ、あぁあの子ね」吹寄「あの子が居る限り余裕が無いのかしら…ほら高校生で人一人養う訳だし…」皆「!!」美琴「つまりあいつを亡き者にすれば…(いつもお金がないって言ってるもんね…)」黒子「お姉さま!?落ち着いて下さいな!?」美琴「黒子、冗談よ?(これは最終手段…)」初春「(冗談?まさか第一候補でしょ)」黒子「(冗談に聞こえませんでしたわ)佐天「(初春から黒いオーラが…)」
姫神「でも。あの子が居る限りここに留まることも考えられる。」吹寄「そうね…なんだかんだで大切にしてる感じがするし…」初春「でも、人数的にはこっちが不利ですよね?」黒子「数の暴力には勝てませわ」吹寄「それに居候の子、たしかイギリス人よね?彼女がイギリスに帰ったら…」佐天「彼女について行くか、ここに残って青春を謳歌するか…」黒子「そう言えば忘れてましたけど、そもそもまだ彼学生ですわよ?イギリスに行くなんてあり得ないですわ」初春「白井さん聞いて無かったんですか?向こうには王女がいるんですよ?王女の力があれば…」佐天「高校なんて余裕で編入、赤点の心配なし、大学だって…それにもしかしたら、イギリス王室の仲間入り…」皆「…」美琴「で、でもあいつは立場で人を選ぶような奴じゃないわ!…多分」黒子「では、居候さんを確保しか確実な方法はありませんわね!スタイル勝負は危険すぎますわ!」美琴「そうね。とりあえずは、明日からなるべく彼と居候に接触を図り好感度を上げて、未練を強く残させること。そして、今後彼に近付く外人女をマークすること。そしてなるべく仲間を増やすこと。まだ地の利はこっちにある内が勝負よ!」皆「了解!!」御坂妹「(結論として私達はお姉さま派に付く、とミサカは結論を出してみる)」吹寄「でも仲間って…、出てきた中でそれらしいのは一方通行って人だけだよね?」
―――――― ロンドン女子寮オルソラ「あらあら、わざわざロシアからここまでお疲れ様でございます」サーシャ「第一の解答、久しぶりです」オルソラ「えぇ、久しぶりでございます」ヴェント「雑談はいい、それより上条のことについて何か聞いてるか?」オルソラ「えぇ、皆さん真剣に作戦を立ててますわ、私もその中の一人でございます」サーシャ「第二の解答、今日はそのことについて話があって来ました」オルソラ「そうですか。では、こちらへどうぞ」番外個体「(この胸達…勝てるんじゃないか?)」
アニェーゼ「ヴェント!…どうしてあんたがここに居やがりますかね!?」ヴェント「安心しな、別に争いに来た訳じゃないよ」神裂「サーシャ、久しぶりですね」サーシャ「第三の解答ですが、久しぶりです」神裂「で、何の用でしょうか?」サーシャ「第四の解答ですが、私達は番外個体の能力によって“上条当麻が彼女を募集している”という情報を手に入れました。そして私達は仲間を増やすべくここまで来ました」神裂「(やはり…)理由は分かりました。ですが何故我々と協力を?」ヴェント「学園都市は入出に大変なチェックが必要なのは、あんたも知ってるだろう?」神裂「はい」サーシャ「補足しますと、確かに我々は魔術でどうにか出来ます。ですが魔術でも絶対では無いのだから、見つかるかもしれません。それにあそこには奴が居ます」神裂「アレイスターですか…」
サーシャ「第五の解答ですが、彼女が本気を出した場合どうなるか分かりません。そこで私達はある方法を思いつきました」神裂「方法ですか?」サーシャ「第六の解答ですが、上条当麻をこっちまで連れて来る方法です」神裂「こっち…とは?」サーシャ「第七の解答ですが、まだ決まってません。ですがロシアとイギリスは魔術師にとって大した距離ではありません」ヴェント「それに、いざとなれば、私達がイギリスにお世話になる事も考えているよ」神裂「なるほど…」アニェーゼ「で、作戦は考えやがりましたか」サーシャ「第八の解答ですが、まずは学園都市からこっちに連れて来るのを第一に考えるべきです」ヴェント「そしたら、後は各個人の努力次第って訳さ」五和「いざとなったら、王女様に法改正してもらって、一夫多妻制をとってもらうことも考慮に入れてですね」神裂「(五和!?なんかアグレッシブですね!?)そうですね」ルチア「(賛成するのですか!?)」
番外個体「王女様?」神裂「私達も先程まで作戦会議をしてたんですが、それが第二王女キャーリサ様の指示だったんです」ヴェント「イギリスも本気…てことだね」五和「王女様は金に糸目はつけないとおっしゃっていました。多分本気かと…」サーシャ「第九の解答ですが、では具体的な内容を話したいと思います」神裂「具体的…どうやって、彼をこっちへ連れて来るか?ですね」サーシャ「第十の解答ですが、肯定です。第十一の質問ですが、そこでまずは彼がどうしたらこっちに来るかを考えたいと思います。そこでまずは彼が向こうに居る理由を…五和さん答えて下さい」五和「え!?そ…それは…彼は日本人で、学園都市の生徒だから…ですか?」サーシャ「第十二の解答ですが、正解です。つまり彼は学生という枷に縛られて生きています」神裂「えぇ」サーシャ「補足しますと、しかしこれは第二王女の支援によってどうにでもなります。いざとなれば、彼に魔術払いなどの仕事を与えれば問題は無いです」五和「ですけど、彼を危険な目に…それに彼がそのような条件を呑むとは思いません」ヴェント「何考えてるのよ。ここにいる人が護衛に付けば余裕だし、それにこれは一例、まだ他の考えもあるわ。そうね…例えば長期交換留学とか」神裂「なるほど…」アンジェレネ「向こうの人達にも魅力では負けない人達ばかりですもんね」
サーシャ「そして、それ以外に私が思いつく限りの問題は二つあります」神裂「それは?」サーシャ「第十三の解答ですが、一つ目は言葉の問題です」五和「言葉ですか…」サーシャ「補足しますと、彼は一般的な高校生です。英語が有能と言う訳でもありません。ですが言葉は生活の上で大切な要素です。一人で買い物に行くのも一苦労します」神裂「彼の体質上、魔術で誤魔化すのも無理…確かにこれは難しい問題ですね」サーシャ「第十四の解答ですが、これは長期交換留学と言う目的なら、問題無い範囲です」五和「(これは?)」
シェリー「で、二つ目は?」サーシャ「第十五の解答ですが、これが一番の要因だと思われます」五和「それは?」サーシャ「第十六の解答ですが、Index-Librorum-Prohibitorum…通称インデックスの存在です」皆「(彼女か!!)」シェリー「(やっぱり殺しとくべきだったんじゃねぇか)」
サーシャ「補足しますと、彼は今までほとんど彼女を助ける為に動いて来ました。それが結果私達を救う結果になったにすぎない部分があります」神裂「…」サーシャ「おそらく、彼は少なくとも彼女と責任感か、それ以上の感情を持ってるのは確かです」五和「だけど、彼女が彼と一緒に居るのは…」サーシャ「第十七の解答ですが、彼の足枷のためです。言い換えれば彼が一緒に来るなら、インデックスを呼び戻しても何も問題がありません」オルソラ「じゃあ整理しますでございます。大まかに①魅力…つまり女としては負けてはないはず、②お金などの諸事情は何も問題は無い、③問題なのは、インデックスさんの存在、 位でございます」シェリー「同感だね」アンジェレラ「存在って辛口ですね」神裂「では、まずインデックスをイギリスへ戻すための行動、か、彼にイギリスへ来させたいと思わせるかどっちかですね」サーシャ「第十八の解答ですが、これは同時進行で構わないはずです。彼が来れば彼女も来ると思われます」五和「では、この二つを重点的に」神裂「分かりました。私は王女様に連絡し、資金を集めてきます」サーシャ「お願いします」
??「その必要は無いし」アニェーゼ「誰です!?」キャーリサ「何?私の声も知らないし?」皆「「「王女様!?」」」神裂「ど、どうしてここに!?」キャーリサ「進展具合を確かめにだし」??「お姉さん達もいるわよ~、全く人使い荒いんだからぁ。足がガクガクしてるわ~」神裂「オリアナ!?」レッサ―「上条当麻の拉致作戦会議!ってことで私達も来ました!!」フロリス「また上条に会うために!」ベイロープ「はぁ…(元気かなぁ)」ランシス「(クーデター以来会ってないもんねぇ、レッサ―はロシアで一緒だったらしいけど…)」番外個体「(ミサカネットワークからメッセージ受信。拒否する…か…。これは両サイドの全面戦争ね。私はどっちに見方すればいいのかなぁ)」
――――― とあるビルの理事長結標「ってことが起きてるって土御門が言ってたわ(小萌も言ってたんだけどね)」アレイスター「ふむ、上条当麻争奪戦か…」アレイスター「…(培養液プレイ悪く無いな)」結標「(私も参加しようかしら…)」アレイスター「はっ!!(彼ここに来れないじゃないか!あいつを呼ばなければ!)」
――――― 上条家 風呂場上条「どんだけ切りつめても、一食500円、一日1500円、一ヶ月で45000円…、これでも文句言われるレベルだからなぁ…奨学金が大体、35000円、仕送りが30000円の65000円…手元に残るの20000円だが、これからさらに光熱費や携帯代、寮費を引かれると…残るは2000円…これでデートなんて出来ないもんなぁ…」禁書「とうま!夜中にうるさいんだよ!寝れないんだよ!(こんな所にポテトチップス…仕様がないな食べてあげるんだよ)」上条「す、スマン…はぁ不幸だ…バイトでもしようかな…腹減ったなぁ…(あいつが居る限り無理な話か…)」
――――― イギリス ロンドン女子寮キャーリサ「で、まずは親睦を深める為にパーティーだし!」アンジェレネ「パーティー…ですか?」キャーリサ「えぇ、ヨーロッパ各国から最高級の食材を集めたし、後は料理よろしくー」オルソラ「まぁ、最高級のお肉に野菜でございます」サーシャ「第一の解答ですが、美味しそうです」
ルチア「(野菜生活…今日だけはおさらばです)」アンジェレネ「あー!これってキャビアってやつですよね!?初めて見た!」アニェーゼ「こ…これは…骨付き肉ですか!?子供のころは骨しか見たこと無い…感激で涙が出ちまうです!」オルソラ「こんなに沢山…よく運べましたでございます」オリアナ「お姉さん達が運ばされたのよ…いきなり城に呼び出して…」キャーリサ「うるさいし、あんたはフィッシュアンドチップスでも食べてるし」オリアナ「あぁ~、ごめんなさいごめんなさい~、流石王女さま!」キャーリサ「まぁいいわ、まだあるんだからさっさと運んで来るし」オリアナ「は~い、お姉さん足が立たなくなるまで動くわよ。ほら新たなる光の皆も働く!」新たなる光「「「「は~い」」」」オルソラ「じゃあ、五和さんどんどん料理して行きますでございます」五和「えぇそうですね、こんな食材料理出来る事なんて、初めてなんで腕が鳴ります!」神裂「私も手伝いましょう、後天草式から対馬を呼んできます」ヴェント「本気だね…これは…」シェリー「これは楽しそうね」番外個体「(皆でご飯なんて…初めてだ…なんかテンションあがって来たぁあああ!)」
――――― 焼き肉屋美琴「じゃあ、これからの健闘を祈り、カンパーイ!!」皆「「「「カンパーイ」」」とミサカは嬉しそうにグラスをぶつけてみます」カーンゴクゴクゴク、プハァー黒子「はぁー、美味しいですわ」初春「白井さんオヤジっぽいですね」黒子「初春、いいですか?物にはそれに合った事があります」姫神「スパゲッティは音を立てなくても。蕎麦やうどん。ラーメンは音を立てるのと同じ」吹寄「確かに、蕎麦を音を立てないで食べるとか日本人としてどうかと思うもんね」御坂妹「ふむふむ、とミサカはその情報をミサカネットワークに流します」佐天「そろそろお肉焼けたかなぁ…」美琴「まだよ、もうちょっと待ちなさい」初春「でも御坂さん、門限大丈夫ですか?もうとっくに過ぎてますよ?」美琴「大事の前の小事、問題は無いわ」黒子「初春、それぐらい分かりなさいな」
御坂妹「あ、あそこに居るのは上位個体と一方通行とミサカは得意げに指で指摘します」ビシッ美琴「…、あんたも来たの…」一方「…、あァ…」黒子「(あ、あれは伝説のロリお姉さま!?)」初春「(わぁ、御坂さんとそっくり~)」佐天「(いや…そっくりって言うか…本物?)」
打ち止め「何度も店の前をうるうるしながら、うろろろしてたら店員さんが中に入れてくれたんだよ!ってミサカはミサカはさっきの事をばらしてみる」一方「お、お前ェ~、余計なこと言うんじァねェ!///」美琴「まぁいいわ、話はそいつから聞いたんでしょ?」一方「俺はぁ、あいつに外に出られると困るからなァ、いつか借りは返さないといけねェし…」美琴「じゃあ、今回は仲間ね。期待してるわよ」一方「あァ、学園都市最強の力見せてやるよォ」佐天「(最強は今回関係無い気がする…)」一方「後…前はすまねェ」ボソ御坂妹&美琴「!!」黒子「早く座りなさいな、そろそろ焼けますわよ」一方「あァ(久しぶりに皆で食べる飯…か…心が暖ェな)」打ち止め「(やっと素直になれたんだよってミサカはミサカは我が子のように喜んでみる)」美琴「焼けて来たわね…じゃあ皆!手を合わせて!(謝るなんて…変わったわね…)」パンッ
―――― イギリス寮神裂「はい、ではみなさん今日は日本式で…手を合わせて下さい」パンッ―――― 上条家インデックス「早速食べるんだよ」上条以外「「「「「「「「「「いただきまぁす!!!!!!!」」」」」」」」」」上条「はぁ…腹減ったぁ…」
――――― ロンドン女子寮 夜キャーリサ「で…私が思うに、誰か日本に行くべきだと思うし」神裂「そうですね…だとしたら私が適任でしょうか」皆「!?」五和「いや神裂様!?何でですか?」神裂「だって私日本人ですし…、両人と一番古い付き合いですし」ヴェント「あんた…それは宣戦布告かしら?」オリアナ「お姉さんもそれは許さないわよ?」対馬「(な…何か大変なことになってる!?)」オルソラ「まぁまぁ、落ち着くでございます。ここはジャンケンで決めるでございます」五和「ジャンケンですか…」サーシャ「ジャンケン…」
キャーリサ「異議のある人は居るし?」ルチア「あのぉ…」キャーリサ「何かしら?」ルチア「何人…決めるんでしょうか?」キャーリサ「そうね…3人1組の2組かしら…インデックス勧誘組と上条勧誘組ね」ルチア「6人…」キャーリサ「他には居るし?」皆「…」キャーリサ「居ないし?じゃあ行くし!」皆「「「「「「「「最初はグー、ジャンケン!!」」」」」」」」
―――――― 学園都市 路上上条「はぁ…目玉焼きはインデックスに獲られるし…朝ご飯は結局パン一枚…昼ご飯も菓子パン一個…男子高校生の胃袋は満足出来ませんよ…」フラフラドンッ雲川「おっとすまない…って上条君だけど」上条「あぁ…先輩。すみません」雲川「だめだよ前見なきゃ…って顔色悪いけど?」上条「大丈夫ですよ」フラフラ雲川「大丈夫そうには無いけど?(また面白い事になってる予感がするけど)」上条「あぁ…、心配してくれるのは先輩だけです…」グス雲川「(あ、あれ?いつもと様子がおかしいんだけど!?)話しを聞いても良いかい?」黒子「あれは上条当麻と…知らない女!?お姉さまを呼んで来なければ!」シュ
上条「あ、あのここってファミレスですよね?」雲川「そうだね、私は好きだけどね。君は嫌いだった?」上条「い、いやそう言う訳じゃ無くてデスネ、お金が無いと言いますか…」雲川「別に奢って貰おうとか思ってないけどね」上条「すみません、甲斐性が無くて…」雲川「で、どうしたんだい?顔色悪くしながら歩いてたけど」上条「でも、先輩には迷惑を懸ける訳には…」雲川「その先輩なんだから話ぐらい聞くよ、まぁ解決できるかは分からないけど(さぁどんな理由か聞かしてもらうよ、また意味不明な事に巻き込まれたのか)」上条「じゃあ、話だけでも…」・・ ・
雲川「」グスッ上条「せ、先輩!?何で泣いてるんでせうか!?気に障る事言いましたか!?」雲川「(い、いくら不幸でも可哀相すぎる…高校生にもなって遊べないなんて。それも大食らいの寄生虫のせいだけど、彼の所為じゃ何だけど)」上条「聞いてくれて有難うございます、何だかスッキリしました。じゃあこれで俺は…」雲川「(け、健気すぎる!得体の知れない感情が湧きあがって来るんだけど!?)まぁ待ちたまえ。こっちから話を聞いたんだ、私も協力させてもらうよ」上条「いや、先輩に迷惑を懸けるのは…」雲川「いいから、気にしないで欲しいけど」上条「はぁ」
雲川「で、まずは君の家の居候について考えようと思うんだけど」上条「インデックスの事ですか…」雲川「君はインデックス君の事をどう思ってるんだい?」上条「インデックスの事を…」雲川「あぁ…」上条「…」雲川「(多分、特別な感情を持ってるんだよ、君は。私はそう思うけど)
上条「別に…特には…」雲川「えぇ!?と、特に?」上条「まぁ…」雲川「何にも!?」
上条「信頼してる…ってか相談に乗ってくれた先輩だから正直に言いますけど、特に何とも思ってないんですよ」雲川「(私信頼されてるのか///意外なんだけど…なんだか照れるけど///)特に思ってないのに一緒に住んでるのかい…それはおかしいけど?」上条「え~とですね、いつの間にか彼女と一緒に居て、その彼女の環境が可哀相だったから助けたりしてましたけど…」雲川「なんとも思って無いと…(君の得体の知れない不幸も可哀相だけど…)」上条「えぇ」
雲川「じゃあ…どうして置いているんだい?」上条「彼女イギリスの人間なんですよ、近くに身寄りがある訳でも無いですし、俺が追い出したら行く場所が無いんですよ…なんていうか…困った人は助けないとって思っちゃって…」雲川「成る程…(結局君が優しいのが原因か。普通なら追い出すのは当然だけど)」上条「まぁそう言う訳ですから…先輩は気にしないで下さい。俺の責任ですから」雲川「いいや、そう言う訳にもいかない。分かった。私も協力しようじゃないか…力になれるか分からないけど」
上条「え?」雲川「要は彼女をちゃんとイギリスに届ければいいんだよね?」上条「えぇ、向こうには一応保護者的な人達が居るんで」雲川「なら、簡単だけど」上条「え?」雲川「宅配便で送ればいいんだよ」
上条「何言ってんですか!?あんな大食らいで、働かなくて、女でも家事手伝いで誤魔化せない位何もしないけど、人ですよ!?」雲川「(言い過ぎじゃ無いと思うけど)まぁ知り合いの知り合いにパイロットが居てね、頼めば大丈夫だけど」上条「だけどこの年で人殺しには…」雲川「君も知ってるだろ?学園都市の飛行機の速さを、せめて3時間あればあっという間にイギリスだけど」上条「まぁ…(上条さんもイタリア行った時身体を張って知りましたよ)」雲川「人は簡単に死にはしないよ。学園都市製の段ボールなら何とかなると思うし。まぁいつでもいい、決心したら連絡してくれ…っと赤外線いいかい?よく考えたら君の連絡先知らないんだけど」
上条「…俺、先輩のような優しい人と知り合いで良かったです」雲川「(なっ、後輩のくせに生意気なんだけど///)あ、あぁ、それは良かった。じゃあ困ったことがあったらいつでも連絡してくれ」上条「はい、今日は有難うございました」雲川「あぁ、じゃあこれでお別れだね」
美琴「これは大変ね…」黒子「えぇ、居候さんの株が大暴落、ストップ安を余裕で突き破りましたわ」美琴「これはチャンスね、海外組は多分彼女を連れて帰ろうとして、彼を釣ろうとするはず」黒子「その間に私達は彼に戦力を集中して彼を落としていく訳ですわね」美琴「決まったら話が早いわ、全員に伝え次第動くわよ!」
雲川「じゃあ、何か食べて行くかい?(行ったか…。!!、いいこと思いついたんだけど!)」上条「え?いや、お金が…」雲川「大丈夫、これからアルバイトを手伝ってくれればいいんだけど」上条「いやヒモになるのは男上条、何とか避けたい気持ちがありますよ?」雲川「なに、労働に対する対価だよ、君はインデックス君と違って働くんだ、それに給料が前払いになったと思えば良いだけなんだけどなぁ」ニヤニヤ上条「…、この木更津風ハンバーグを」雲川「交渉成立だね(そんなハンバーグ初めて聞いたんだけど!?)」
上条「あぁ、旨かったぁあ!、先輩ごちそうさまです」雲川「そんな叫ぶ事でもないけど、お粗末さま。まぁこれから働いてもらうけどね」上条「で、アルバイトって何するんでせうか?」雲川「あぁ、私について来るだけでいいけど」上条「分かりました」雲川「じゃああっち行くけど」上条「どこにでもついて行きます!」
雲川「着いたけど」上条「ここって…、デパートですよね」雲川「そうだけど?」上条「アルバイトって…?」雲川「ちょっと買い物するから荷物持ちして欲しいんだけど」上条「いえいえ!?そんなの頼まれればやりましたよ!?」雲川「良いんだよそんな事は、それよりさっさと行くけど」上条「あ…待って下さいよ、先輩!」
美琴「あんな所に!?目を離した隙に!!」バチバチ黒子「落ち着いて下さいお姉様!?ここで出て行ったらKYの称号が授与されますわよ!」佐天「それより、これからどうしますか?」御坂妹「このまま追跡するべきとミサカは本音を暴露します」初春「そうですね…、彼女も一応学園都市の人間みたいですし、見方次第では味方ですね」打ち止め「デパートだぁデパートだぁとミサカはミサカは嬉しさを動作で表してみる」一方通行「こらァこんな所でェ踊るんじャないィ、恥ずかしいでしョ」佐天「(なんかお母さんみたいになってる…)」美琴「これからは、隠密行動よ一言でも喋ったら…分かってるわね」バチバチ皆「「「「(一番危ないのはあなた!)」」」とミサカは心の中で叫びます」
雲川「この服似合うかな?」上条「それも似合いますけど、上条さんはこっちの方が似合うと思いますよ?」雲川「ふむ…じゃあちょっと着て来てみるけど」上条「あ、はい」雲川「覗いちゃだめだけど」上条「か、上条さんは紳士で有名なんですよ?そんなことするはず無いですよ!?」雲川「はいはい」クスクスシャー
上条「顔だけ出してどうしたんですか?」雲川「見せなきゃ…駄目だけど?」上条「え?あ?い?無理には見たくないけど見たいかと言えばそれは当然見たいの一択でせう!?(俺は何を言ってんだ!?)」雲川「」クスクスシャー雲川「ど、どう…かな…?感想が欲しいんだけど(案外恥ずかしいんだけど///)」上条「に、似合ってますよ///(可愛い!!あの先輩が照れてる!?)」雲川「そうかな…、だとしたら嬉しいんだけど///」
雲川「このキーホルダーいいと思うんだけど」上条「(う、ウサギ!?)先輩、案外可愛いもの好きなんですね」雲川「案外ってどう意味か聞きたいんだけど」上条「そのままの意味ですよ」雲川「後輩のくせに言うんだけど」上条「ハハハッ」
雲川「プリクラ撮ってみたいんだけど」上条「撮ったこと無いんですか!?」雲川「悪いかい?(遊ぶこと自体無いからなんだけど)」上条「そんなこと無いですよ!?」雲川「じゃあ、一緒に撮ろうか」上条「え!?俺とですか!?」雲川「何かい?それは一人で撮れって君は言うことだけど?」上条「いえいえ、そんな事はありませんよ!?こちらこそふつつか者ですがよろしくお願いします!?」雲川「じ、じゃあ入るんだけど」
雲川「…(距離感が難しいんだけど!ここは近付くべきなのか?離れ過ぎても余所余所しい、近すぎて彼に嫌がられても…)」上条「…、先輩」雲川「何なんなんだけど!?」上条「(どうしたんだ??慌てて)ちょっと遠すぎませんか?もっと近付きましょうって」雲川「な///(肩がくっついてるんだけど!?)」上条「行きますよ」雲川「///」パシャッ
雲川「何かもう一回撮りなおしたいんだけど!」上条「何言ってるんですか、撮りなおす必要のないぐらい、奇麗ですって」雲川「え///」上条「はい、出て来ましたよ先輩」雲川「じ、じゃあ半分は君にあげるんだけどね」上条「あ、ありがとうございます」Prrrrr,Prrrrr
上条「先輩、携帯鳴ってますよ?」雲川「あぁ(ご老体からか…仕事か…)」雲川「(ここで解散なんだけど…)上条当麻、君に言っておきたい事があるけど。真剣に聞いてほしいけど」上条「何ですか?(真剣に?)」
雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」上条「!!」雲川「久しぶりかい?もし、今日君が楽しいと感じたらもう忘れないで欲しいんだけど」上条「…(忘れてたな…、そう言えば最近青髪とも土御門とも遊んでなかったな…)」雲川「君が決心すれば、いつでもこの時間を得る事が出来るんだけどね」上条「…」雲川「それを心に置いて、居候さんと決着をつけるべきだけど」上条「(インデックス…)」雲川「私は仕事が入ったから失礼するよ」タタタタ上条「先輩!?(この時間は…俺のために?)」雲川「(彼にご飯食べさせるために嘘ついてみたけど、表の生活も悪く無いと思ったんだけど)」雲川「(それに、私まで楽しんでしまったんだけど…上条当麻かぁ…)」
黒子「…」美琴「…」初春「…」佐天「…」御坂妹「…」美琴「あの女…いい奴…だったね」黒子「えぇ、そうですわね」初春「これで居候さんの強制送還フラグが立ちましたよね」佐天「後はそのフラグが折るかどうか…彼に懸ってるけどね」御坂妹「結局は彼を攻め立てるという方針は変わらないです、とミサカは簡潔に纏めてみる」
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