~某日夕方 きぬはた荘 リビング~
【テレビ】<味のAIMバーストやー
絹旗 「回転寿司なんて、もう何ヶ月行ってないですかね」滝壺 「前に(アイテムの)みんなで行ったとき、鯖しか食べない人いたよね」絹旗 「鮭しか食べない人もいましたね、鮭ばかり30皿は超圧巻でした」滝壺 「きぬはたはケーキばっかりだったね」絹旗 「超別腹ってヤツです」婚后 「あの……素朴な疑問なのですが」滝壺 「うん?」婚后 「なぜお寿司がまわってるんですか?」絹旗 「なぜ、と言われましても……」白井 「そういえば不思議ですの。板前さんを置いておけば済むでしょうに」絹旗 「……むしろ私には廻ってない寿司のほうが馴染みが薄いのですが」滝壺 「うん、私も」婚后 「もしや……わたくしが頂いたことのあるお店がおかしかったのでしょうか」絹旗 「いや、おかしくないと思いますよ」婚后 「??」絹旗 (超温度差を感じます……)<ただいまー x2絹旗 「お、超いいところに。結標さん、寿司って廻ってますか?」結標 「? どういうこと?」滝壺 「廻ってないお寿司は食べたことある?」結標 「……言われてみればないわね。廻ってる方なら何度かあるけど」番外個体 「なに、何の話?」白井 「大きいお姉様ー、おかえりなさいませー♪」シュン番外個体 「うわっ、テレポートで抱きつくなって何度も言ってるでしょ!」グイグイ結標 「ねえ、貴女は廻ってないお寿司って食べたことある?」番外個体 「? オスシ?」結標 「ああ、ないのね」婚后 「やはりわたくしが世間からズレて……」ズーン絹旗 「いやいや、ズレてる訳ではなくてですね……ええと、文化の違いと言いますか……」結標 「あれこれ言うより、いっそ行っちゃったほうが早いんじゃない?」<ねえ、この家にAIMジャマーかキャパシティダウン設置しようよ!<そんなことおっしゃらずにー!<あれは電気代かかるからダメ結標 「静かにしなさいっての」ゴンッ番外個体 「い゛っ……いったぁぁぁい!」白井 「む、結標さん、それはやりすぎですの!」絹旗 「あれ(軍用懐中電灯)で頭殴られたら超痛いでしょうね……」番外個体 「え、な、なんで私だけが叩かれてるの!?」ズキズキ結標 「この家で一番年上なんだから。お姉さんだから我慢しなさいってヤツよ」番外個体 「ふ、不幸だ……(実年齢は0歳なのに)」絹旗 「そんなことより、回転寿司に連れてってくれるんですか」wktk滝壺 「」wktk結標 「いい機会だし、行ってみましょ」番外個体 「そんなことよりって……」ズキズキ白井 「大きいお姉様、大丈夫ですの?」ナデナデ絹旗 「じゃあ、今日の夕食当番の人はお休みですかね」滝壺 「今日って誰だっけ」結標 「私だけど?」絹旗 「超行きましょう」滝壺 「行こう行こう」番外個体 「さあ、準備をしよう」白井 「思い立ったが吉日ですの」婚后 「善は急げということですわね」結標 「」白井 「あら? そういえば海原さんのお姿が見えませんの」結標 「…………仕事よ(まさか超電磁砲を見かけて尾行していったとは言えないわ)」絹旗 「皆さん準備はいいですか? それじゃそろそろ」滝壺 「きぬはた、あれ」絹旗 「?」ユリコ 「壁]ω・)」絹旗 「うっ……ユ、ユリコ、留守番をお願いしますね」ユリコ 「壁]ω・)ジー」絹旗 「あぅぅ、そんなイノセントな瞳で見つめないでください……」結標 「さすがに連れて行けないし、仕方ないわよ」絹旗 「おみやげを、かならず超おみやげを買ってきますので!」ユリコ 「壁]ω^)ノ」滝壺 「おーけーみたいだね」絹旗 「ち、超いってきます!」
~くっぱ寿司 第7学区駅前店~
番外個体 「うひゃぁ、並んでるねー」結標 「庶民の味方だしね」店員 「いらっしゃいませ、何名様ですか?」絹旗 「超6名でお願いします」店員 「(超?)ただいま30分ほどお待ち頂きますが、よろしいですか?」滝壺 「いいよね? 30分なら」白井 「まあ、それぐらいでしたら」婚后 「わたくしは依存ありませんわ」番外個体 「時間がきたら起こしてね」結標 「寝たら置いてくわよ」店員 「ええと、次は……6名でお待ちの超絹旗さまー、こちらへどうぞー」絹旗 「お、呼ばれましたね」番外個体 「さてさて、誰がベルトコンベア側に座るのかなー」結標 「私たちは通路側でいいわよ、欲しいのがあったら言うから」絹旗 「それではわたs…………」滝壺 「?」絹旗 「回転寿司初体験の白井さんと婚后さんが奥に座ってください」グイグイ婚后 「ちょっと、押さないでくださいな」白井 「よろしいんですの?」結標 「その場所は忙しいわよ? 他の人の注文も捌かないといけないからね」クスクス番外個体 「らしいよ、せいぜい頑張ってねー♪」
( ( (【鮪】 ( ( (【鮭】 ( ( (【鯖】婚后 「すごい……本当に廻ってますわ」白井 「いざ実物をみると、これはこれで合理的な気がしてきましたの」婚后 「この、お皿の模様が違うのはどのような意味なんですの?」結標 「この店だとワサビが入ってるか入ってないかの区別ね」白井 「値段じゃありませんのね」滝壺 「ここはどれもこれも100円だからね」婚后 「や、安っ……!?」番外個体 「安いかなー、お腹いっぱいまで食べたら2000円とかなるよ?」絹旗 「2000円って20皿? どういうお腹してるのよ……」
婚后 「そういえば、ミサワさんは結構食べる方ですわね」番外個体 「……そうなの?」絹旗 「超食べてますね。コーヒーのお供にお菓子は欠かしませんし」滝壺 「この間、夜中にLチキ買いに行ってたよね」結標 「バイト終わったら、売れ残りのケーキも貰ってるわよね」白井 「……ちょっと信じ難いですの」番外個体 「え、なんで私がイレギュラーみたいな空気になってるのかな」結標 「イレギュラーよ、自覚しなさい」婚后 「その生活スタイルでその体型を維持できるのは羨ましいですわ……」ハァ番外個体 「まあ、体質だし?」他全員 (うわあムカつく) : : :絹旗 「あっ、白井さん、それ、それ取ってください!」白井 「はい、どうぞ」カタッ滝壺 「……きぬはた、ケーキばっかりだね」絹旗 「甘い物は超別腹です」白井 「……? これ乗っかっているのは、ハンバーグ?」結標 「こういうお店は、結構いろんな物作るわよ」婚后 「なんだか新鮮ですわね」番外個体 「ゴメン、お茶おかわり」婚后 「あぁ、はいはい。お待ちくださいませ」婚后 「申し訳ございません、少々濃くなってしまいましたわ」番外個体 「いいよ、苦いぐらいが丁度いいよ」婚后 「あ、食べ終わったお皿も片付けましょうか?」番外個体 「片付ける?」婚后 「食べ終わったお皿は、こちらに戻すんじゃありませんの?」番外個体 「そうなの?」絹旗 「」結標 「婚后さん、後で枚数カウントするから、戻しちゃダメよ」婚后 「えっ」滝壺 「あ、いくら、しらい、いくらとって」白井 「はいはい、ただいま(わたくしが食べる暇がありませんの……)」滝壺 「♪」プチプチ結標 「滝壺さん、イクラが好きなの?」滝壺 「うん、大好き」番外個体 「はじめて食べたけど、美味しいもんだね」マグマグ結標 「なんで貴女だけ皿タワーが出来てるのよ」番外個体 「いや、なんかヒョイヒョイ口に入るんだよね」絹旗 「超わかります。回転寿司だと、なぜかペースアップしますね」滝壺 「で、後で後悔するんだよね」絹旗 「」番外個体 「まあ、食べちゃったもんはしょうがないし」マグマグ滝壺 「あっ……」絹旗 「どうしました?」ムグムグ滝壺 「メロンとろうと思ってたんだけど、話してたら見逃しちゃった」結標 「また来るのを待つしかないわね」滝壺 「むすじめ、ヘルプ」結標 「ダーメ、それはズルってもんよ」滝壺 「むう」~その頃 きぬはた荘~ユリコ 「(・ω・*三*・ω・)」ユリコ 「三三三(ノ・ω・)ノ ドタタタ」 ←家の中を探検中
~同時刻 第7学区某所~海原 「」海原 「いや、驚きました。まさか御坂さんの帰る先が彼の部屋だとは……」海原 「ふふふ、あの時交わした約束、きちんと守ってくれているようですね」海原 「彼が護ってくれるのならば、心配はいりませんね」海原 「僕は今の居場所から、僕にできることをしましょう」海原 「あのお二人の……ひいては、御坂さんの幸せのために、ね」海原 「さて、そろそろ帰らないと滝壺さんに怒られてしまいますね」海原 「今日の夕食は……たしか結標さんでしたか」海原 「今日は医者のお世話にならないように……おや? 急に足が重く……どうしたんでしょう」 : : :婚后 「楽しいですが、お味は値段相応ですわね」絹旗 「超違いが分かるって人ですか」結標 「私は違いがわかる舌は持ってないしね」滝壺 「こんごうが食べたことあるのって、どれぐらいしたの?」婚后 「前に……会計は供の者がしていたので総額は分かりませんが……」結標 (この時点で住む世界が違うと実感したわ)婚后 「例えば、大トロでしたら2500円ほど、他に」絹旗 「あ、もういいです。なんとなく伝わってきました」白井 「1貫で2500円……そちらの皿タワーより高いですの」番外個体 「? なにかな?」結標 「いえ、なにも」絹旗 「にしても、随分積み上げましたね。ひい、ふう……もういいです。数えるの面倒くさい」番外個体 「22皿だね」滝壺 「全部積み上げると高さを実感できるね」白井 「大きいお姉様……重ねるなら10皿ずつとか分けたほうがよろしいかと」結標 「そうね、見てるこっちが危なかっしいのよ、これ」ツンツン番外個体 「わっ、やめてよ。こっちに倒れてくるでしょ」結標 「逆に言えば、私の方に倒れてくる危険もあるんだけど」番外個体 「そんときはそんとき」結標 「貴女えぐるわよ?」滝壺 「? みさわ、携帯鳴ってない?」番外個体 「えっ、わっ、ホントだ(ガツン)あっ」 ガシャガシャゴツッガシャーン婚后 「……とうとうやってしまいましたか」絹旗 「私の目が狂ってなければ、結標さんの眉間に一枚ほど超クリーンヒットしましたね」プルプル結標 「……真琴、今日寝る前でいいから、一回私の部屋に来なさい」番外個体 (ヤバイ、これマジで怒ってるときの目だ)gkbr白井 (残骸事件のときでも、ここまでの気迫は出てませんでしたの)gkbr番外個体 (こんなタイミングでメール送ってきたアイツのせいだ)結標 「まったく……だから危なかっしいって言ったのに」ハァ
~その頃~海原 「ただいまもどりました(ガチャガチャ)あれ、開かない?」海原 「鍵が……皆さんお出かけでしょうか?」海原 「ええと……おや」海原 「困りました、鍵を忘れてしまったようですね」
: : :絹旗 「ッ!?」滝壺 「?」絹旗 「(´゚Д゚`)」結標 「どうしたのよ、急に」番外個体 「……そのお皿、ワサビ入り食べちゃったんだね」白井 「も、申し訳ございません、よく見ておりませんでしたの……」絹旗 「超derftghyujiklo:p['1@」ツーン婚后 「?」滝壺 「"超気にしないでください"だって」番外個体 「なんで分かんの……」
絹旗 「」ゴキュゴキュゴキュ婚后 「本当に辛いものが苦手なのですね……わたくしも得意ではありませんが」番外個体 「前に絹旗さんの夕食だけちょっと辛めにしたら、涙目になってて可愛かったなー」フヒヒ絹旗 「……それ、もしかして麻婆豆腐ですか?」番外個体 「うん」絹旗 「やっぱり! 超おかしいと思ったんです! 私の分だけ色が黒かったんですから!」結標 「何を入れればそうなるのよ」番外個体 「四川豆板醤っていう調味料、あとは山椒どっさりに黒唐辛子を少々☆」滝壺 「キッチンに謎の黒い調味料があったけど、みさわが使ってたんだね」結標 「思い出した。やたらと辛い麻婆豆腐の日があったわね。……あれより辛くしたの?」白井 「そこまでやると"ちょっと辛め"では済みませんの」番外個体 「うーん、評判悪いな……黒唐辛子余ったから、ジャムにしようと思ってたのに」結標 「……貴女、舌大丈夫?」番外個体 「食べるのは私とは限らないよ」ニパー☆結標 「その小首をかしげてのバイト用捏造スマイルやめなさい」白井 「」キュンッ番外個体「でもさ、辛くても美味しかったよね?」ナデナデ絹旗 「はあ!? あのときは冗談比喩超抜きで火を噴くかと思ったんですよ!」ガシッ ミシミシ番外個体 「痛い痛い! ヘッドロックしないで! でも残さず食べれたでしょ!」絹旗 「残すと海原さん以外の全員に怒られるから超頑張って食べたんです!」ミシミシメキャッ滝壺 「二人とも、お店で騒いじゃダメ」絹旗個体 「「はいっ」」ピタッ婚后 (みなさん、滝壺さんには逆らえませんのね)ヒソヒソ白井 (滝壺さんのようなタイプこそ、いざ怒らせると一番怖いんですのよ)ヒソヒソ絹旗 「次からは超甘めでお願いします」番外個体 「超甘い麻婆豆腐なんてあるの?」
結標 「愛知にそういうのを出すお店があるらしいけど」絹旗 「愛知ですか……気軽にいける距離じゃありませんね」結標 「絹旗さんみたいな甘党にはいいお店と評判よ」絹旗 「むう、いつかは超行ってみたいものですね」 : : :白井 「さて、そろそろ参りますの」結標 「そうね、さすがに全員満足したでしょう」絹旗 「」ケフッ滝壺 「きぬはた、12皿は新記録だね」番外個体 「お腹いっぱいになったら、なんだか眠いんだ」結標 「寝たら伝票残して置いておくわよ。あ、婚后さん、そこのボタン押してくれる?」婚后 「はい、これですわね」ポチットナ結標 「店員さんが来る前にお皿一箇所にまとめちゃって」カチャカチャ絹旗 「でもそうすると誰が何枚か分かりませんよ」ズズイ婚后 「自分の枚数ぐらいは把握しておきましょうよ」カチャカチャ結標 「いいわよ、今回は私とこの子で払ってあげるから」番外個体 「え!? 聞いてないよ、そんな!」結標 「言ってないもの。別にいいでしょ、ほとんど貴女一人で食べたに等しいんだから」番外個体 「そ、そこまでかな……」滝壺 「ごめんね、二人とも」絹旗 「超ゴチになります☆」白井 「大きいお姉様、今度身体で支払いますの」婚后 「ここで遠慮するのは逆に無粋ですわね」結標 「残念、もう引き返せないわね」番外個体 「むー、分かったよ。あ、白井さん、支払わなくていいからね」店員 「お待たせしました。お会計でよろしいですか?」結標 「ええ、お願いね」店員 「はい、では、ええといちにいさんよん………………」店員 「合計で5600円になります、こちらをレジまでお持ちください」ビリッ結標 「はい、ありがと」番外個体 「払うのは2800円……まあまあかな」絹旗 「では、超いきましょう」
~第7学区 某所~絹旗 「むー、お腹いっぱいすぎで歩くのが超ダルイです……」トテトテ滝壺 「家まで歩けば丁度いい運動になるよ」婚后 「ああいったお店は初めてでしたが、楽しいものですわね」白井 「そうですわね、次に行くならわたくしは通路側に座りたいものですの」結標 「言ったでしょ? あの席は忙しいって」クスクス白井 「今にして思えば、絹旗さんは分かってて譲ってくださったのですね……」絹旗 「超ミサワさん、おんぶしてください」グイグイ番外個体 「だが断る。なんで奢った上におんぶまでしなきゃいけないのさ」婚后 「そういえば、ユリコさんへのおみやげはどうしますの?」絹旗 「超ちゃんと考えてますよ。ちょっとあそこのコンビニよっていいですか?」白井 「どうぞどうぞですの」番外個体 「一人で大丈夫?」絹旗 「バカにしないで下さい! では、さっさと行ってきます」 : ; :結標 「何買ってきたの?」絹旗 「ユリコの超好物の焼き海苔です」婚后 「あまり人間の食べ物をあげるのはよろしくないかと……」絹旗 「大丈夫です、こういうときでもないと食べさせませんので」白井 「では、あまり遅くなる前に帰りますの……何か忘れている気がしますが」番外個体 「なんだろ、なんか忘れてる気がするんだよね」結標 「忘れるってことは大して重要じゃないってことよ。気にしない気にしない」
~その頃 きぬはた荘 リビング~
海原 「いやはや、自分の部屋の窓を開けっ放しにしておいて助かりました」海原 「それにしても、みなさんどこに行ってしまったのでしょうか」海原 「ユリコさん、何か聞いてます?」ユリコ 「(・ω・)?」海原 「そうですか……困りましたね」海原 「ちゃんと皆さんの携帯電話の番号を聞いておくべきでした」海原 「しかし、お腹空きましたね。ユリコさんは空いてませんか?」ユリコ 「(*・ω・)オアーン」海原 「ではユリコさんの分だけ用意しましょうか。ええと、たしか餌は……」ゴソゴソユリコ 「三(ノ・ω・)ノ トテテテ」
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