美琴「……………………」スゥー…美琴「どーーーーーーん!!!!!!」上条「ぶふぉっ!!!!!!」ガバッ!!上条「な、何だあ!!?? ってまたお前か御坂!!!!」大声と共に布団の中から顔を出す上条。見ると、布団の上に腰掛けるようにして………美琴「遅い。もう朝の9時前なんですけど?」……美琴が乗っていた。
ザワザワ美琴「………終わった(結局手のことが気になって映画に集中出来なかった……。いや、逆にあんな映画集中しなくて良かったけど……)」上条「………」キョロキョロ美琴「? どうしたの?」上条「え? あ、いや……」美琴「変なの」上条「(……姿は見えないけど、あいつらのことだから上手く隠れて護衛してくれてんだろ。なら、安心だな)」美琴「ねぇ!」上条「ん? 何だ?」美琴「この後ショッピング付き合ってくれるんでしょ?」上条「ああ、そうだな」美琴「久しぶりの買い物なのよねー。可愛い服買いたいからちゃんと選んでよね?」上条「分かってる分かってる」美琴「じゃ……」ガシッ上条「お」歳相応の嬉しそうな笑顔を浮かべ、美琴は上条の腕を組む。美琴「行こ!」上条「わっ……待て待て」そんな彼女に引かれて走る上条の顔も満更そうではなかった。
ブウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!上条「!!!!!!!!」「どけどけーーーーーー!!!!」咄嗟に顔を上げる上条。見ると、猛スピードを上げて走るバイクがすぐ側まで迫っていた。上条「(轢かれる……!?)」即座に避けようとする上条だったが、間に合いそうになかった。上条「(死ぬのか……俺は……!?)」グイッ!!上条「え?」
ドサッ!!突如、後ろに引っ張られる感覚を覚え、そのまま腰をつく上条。ブオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!「ひゃっはー!!!」直後、上条が今まで立っていた場所をバイクが通過していった。「止まりなさい!! そこのバイク止まりなさい!!」次いで、サイレンを鳴らしながらパトカーが目の前を通り過ぎていく。上条「………………」ボーッ九死に一生を得た上条は、ゆっくりと後ろを振り返った。美琴「あんた何やってんの!!?? 今死ぬところだったのよ!!!」上条「御坂……」
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