ペグ・パウラー(Peg Prowler)黒衣の男が使った魔術。イングランド北部を流れるティーズ川に棲むと伝わる邪悪な川の女の妖精で川に無用心に近づく人間を水中に引きずりこみ、川の中にある自分の住処へと連れて行って食べしまうとされる。子供に危険を教えるために、この話が生まれたとも言われている。水辺に住むモンスターとかいないかなぁと調べているときに見つけた伝承。ちょうど場所もイングランドだったので採用しました。当初魔術を発動させる呪文も考えてたんですが、ちょっと中二過ぎて、かつダサかったのでカットしました。
ウンディーネ(Undine)ローブの女が使った魔術。16世紀のスイスの化学者パラケルススによって考えられたエレメンタル(四大精霊)の一種族。湖や泉に住む精霊で、美しい乙女の姿で現れることが多い。人間の男と結婚すると魂を得るが、夫が不倫をするとウンディーネは夫を殺さなくてはならない。ローブの女が言っている『昔愛した騎士に~』はドイツの作家フリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』から。たぶんもっとも知名度のある水の精霊で、一番最初に思い付きました。こいつを召喚する呪文はかなり中二っぽいものの、けっこう上手く出来たんじゃないかと自分では思います。
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