削板「ある事件の時に指摘されたのだが、どうやら俺は馬鹿らしいのだ。」(偽典超電磁砲参照)削板「そんな俺だが、普段は気にしてもいないが一応は学園都市の超能力者の序列第七位だ。」削板「皆が目指す超能力者(の一人)が、実は馬鹿なのだと知られたら……二万つ子(……こんなお馬鹿さんを守るためにミ○カ達は命を賭けさせられたのですか、とミサ○は愕然とします……)無能力少女(超能力者って御○さんみたいな凄い人達だと思ってたけど、案外そうでもなかったんですねぇ……)サイボーグ娘(……こんな馬鹿な人達に【私達】は憧れていたの……?)……と、皆に思われてしまうに違いない(キリッ」削板「別に俺は馬鹿だと思われても構わない。それを踏まえて、そんな噂を吹き飛ばせる位に根性を鍛え直してみせるさ。」削板「……だが、日々超能力者になれる事を夢見て勉強している子や、根性溢れる俺に憧れて努力した子の夢はどうなる!?(キリッ」削板「秘密主義者の根性無しは嫌いだが、それ以上に子供の夢を壊すような真の根性無しになるような事だけはご免だ。」
~とある道路の休憩場所(ベンチスペース)~削板「……という訳で、俺が馬鹿だという事は秘密にして欲しい(キリッ」原谷「……随分長い説明だったね。」削板「そりゃあ、唐突に俺が馬鹿なのを秘密にしてくれと言っても、訳が解らないだろ?(キリッ」原谷(そもそも前提がおかしいとか、折角の「平穏な」休日を返せとか色々言いたい事はあるけど、もういいや……)原谷「……要するに、あんたの事を馬鹿だと言わなければ良いんでしょ?」削板「「馬鹿! 声がデカい!」」削板「もしも俺に憧れる子供やその親御さん、はたまたその子のペットのオウムとかが此処を通ったらどうする!」原谷「……ハイハイ、ワカリマシタヨ」(絶対にあんたの声の方が大きいよ……)??「……ふっ。なんだか面白い話をしてるじゃねぇか。」原谷「あ、」削板「お前は……!?」削板「……誰だっけ?」??「ぅおおおおおおおおぅい!! テメェの強敵(ライバル)の名前を忘れるんじゃねぇぇッ!!」
??「いいか? 俺の名は、内臓潰しの横須(ry」削板「ああ、思い出した。モツ鍋か。」モツ鍋「だからモツ鍋じゃねぇ!! ……って、名前がモツ鍋になってやがる!?」原谷(もう、帰って良いよね……?)モツ鍋「クソッ……兎も角もう一度言うが、俺は対能力者戦闘のエキスパートの横s(ry」削板「すごいパーンチ」原谷(またこのパターンだよ……)横須賀「……ふっ、甘過ぎるぜ削板ああッ!!」バシーン原谷「ええっ!? アレを喰らって、立ってる!?」削板「……ほう、俺のすごいパンチを「耐える」でも「避ける」でもなく「防御する」とは、モツ鍋も相当根性を入れ直したみたいだな。」横須賀「ふっ。伊達にテメェに60回もリベンジしてねぇって事さ。」原谷(なにこの一昔前の少年漫画的なノリ……)削板「モツ鍋、いや横須賀! お前のその根性は気に入った! それに免じて「一発だけ」お前の攻撃を無条件で受けよう!」横須賀「な、なに!? 本当か!? 嬉しいぜ削板ぁぁッ!!」原谷(……どうでも良いけど、今の僕って空気だよね……)■■(……その程度で「空気」? 笑わせないで。)原谷「」ゾクッ
横須賀「それじゃあ、イくぜ削板ぁぁッ!!」削板「おう! 遠慮なく来い!」原谷(ってか考えてる間に逃げれば良かったああああああ!?)モツ鍋「じゃあ問題だ! そうだな……712x125を答えろ!!」削板「」原谷「」モツ鍋「さっきの話を聞いてたが、テメェは馬鹿らしいからな。こういう「攻撃」はどうするよ?」ニヤニヤ原谷「いや、(認めたくないけど)一応超能力者だし、この程度の問題なら直ぐに……」削板「……」原谷「……え?」削板「…………」タラーリ原谷「…………まさか……」削板「………………」ダラダラモツ鍋「ふっ。伊達に「対能力者戦闘のエキスパート」を名乗っちゃいないさ(キリッ」原谷(これは戦闘じゃ無いとか、エキスパートを名乗る割にセコ過ぎるとかツッコミたいけど、もう疲れた……)
モツ鍋「さあ、早くしないと時間切れだぞ! 10! 9!」削板(お、落ち着け削板! 根性があれば何だって出来る!)ハチ! ナナ!削板(712×125という事は、712が125個ある筈だ!)ロク! ゴ!削板(つまり、712が100個より多い! 712に丸を二個足した71200より多い!(アセアセ) ヨン! サン!削板(つ、つまり、71200に712が2個あって、あれ? 5個あったような……と、とりあえずまずは71200があって、71200があって、71200が……(テンパリ) ニ! イチ!モツ鍋「ゼ……」削板「な、71200!!」原谷(面白い位動揺してたね……)モツ鍋「ふっ、712×125の答えが71200の筈がねぇだろう!?」削板「お、俺の根性が……」orz原谷(この人達は、何でこんな事に一喜一憂してるんだろう……)削板「……因みに、答えは幾つなんだ?」モツ鍋「……答えは……」原谷「…………まさか、」モツ鍋「………………」ダラダラ原谷「なにこのデジャヴ。」削板「なんだ! モツ鍋も分からなかったのか!」モツ鍋「し、仕方ねぇだろ。咄嗟に考えたんだぞ!?」
原谷「……一応、答えは89000だよ。」モツ鍋「」削板「」原谷「いや、そこで絶句する意味が分からない。」モツ鍋「だってよぉ、問題だした俺さえ分からなかった問題をよく解けたな!」削板「すげぇな、お前! 良い根性見せやがる!」原谷「い、いや、あの……」削板「よし! その根性に免じて特別に弟子になってやろう!」モツ鍋「あ、テメェ! 一人だけ抜け駆けなんてズルい」削板「超すごいパーンチ」モツ鍋「ちょ、テメェ! 不意打ちとかそれ根性無しのやる事とか言ってなかったkブルゥアアアアアァ……」原谷「…………もしも~し……」削板「師匠! 早速明日から稽古の程を宜しく頼む! いや、宜しくお願いします!」原谷「………………」削板「俺は数学が得意じゃないから、それを教えてくれると助かる!(キリッ」原谷(……どうしてこうなった……)
……その後、外国人傭兵かぶれの男と昭和の不良かぶれの男が、気弱そうな少年に教えを乞うという珍現象が生まれたとか生まれなかったとか。原谷(こんな事、人に知られたらどうなるか……)削板「おう! 師匠! 今日も指南の程宜しくお願いします!」モツ鍋「先生! 俺にも宜しくお願いします!」原谷「…………不幸だ……」
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