上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」3

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(デート当日) ―第7学区の公園― 佐天「あれー。まだ御坂さん達来てないみたいだね」キョロキョロ 初春「集合時間までまだ少しありますし…私達が早く来すぎたのかも知れません」 佐天「春上さんも来れれば良かったのにねー」 初春「春上さんには春上さんの用事がありますからね。また今度、一緒に遊びましょう」 佐天「そう言えばさぁ、月曜日に転校生が来るんだよね」 初春「はい。14学区からの転校生ですよ」 佐天「14学区って言うと…海外の留学生なんかが集まってる所だよね?うひゃー、日本語話せない人だったらどうしよー」 初春「仲良くなれるか凄く心配ですよね」 佐天「ふっふーん。ビクビクしなくてもさ、お近づきの印しに初春のパンツでも見せて上げれば…!」ワキワキ 初春「ヤですよ!パンツ見せて友好関係築き上げるなんて絶対にヤです!」 佐天「え~。相手が男の子だったら初春のパンツの魅力にイチコロなのにー」 初春「別にイチコロにしなくても良いです!」 美琴「2人共、お待たせ!」 黒子「遅れて申し訳ありませんですの」 佐天「いえいえ。私達も少し前に着いたばかりですから」 美琴「そう言えば春上さんは?」 初春「今日は枝先さん達と一緒に遊ぶみたいです。また誘って欲しいって言ってました」 美琴「そっか。今度は春上さんが遊べる時にみんなで遊びたいね」 黒子「それで今日はどこへ行きますの?いつものように大した品物が揃っていない洋服店(セブンスミスト)を見て回りますの?」 佐天「やだなぁ~白井さん。それは御坂さんの夕がt」 ガシィッ 美琴「そうね、今日は映画でも見に行こっか」 佐天「みひゃははん、ほうひはんふぇふふぁ?」モゴモゴ 美琴「ごめん、佐天さん。実は黒子にはまだ…デ、デデデデデデデデートのことは言ってないの」ゴニョゴニョ 佐天「ひぇー!?…ぷはぁ、だ、だってあの時に一緒に聞いてたじゃないですか」ゴニョゴニョ 美琴「どうも自分の世界に入り込んでたみたいであの時の記憶がスッポリ抜け落ちてるみたいなの」ゴニョゴニョ 佐天「そう言えばあの時の白井さんは御坂さんと上条さんのピンクワールド見て発狂してましたもんね…」ゴニョゴニョ 美琴「そういう訳だから佐天さん。セブンスミストに関する話題はなしの方向でお願いね」ゴニョゴニョ 佐天「りょうかーい」ゴニョゴニョ 黒子「お姉さまと佐天さん。いったいなにをお話しになられてるのでしょうか?」 初春「さぁ?でもきっといつもお世話になってるある人へのサプライズプレゼントの話しとかじゃないですか」 黒子「さ、サプライズ?お姉さまが…いったい誰にサプライズを!?」 初春「私の予想では白井さんと見ています。だって白井さんほど御坂さんに尽くしてる人なんていませんから!」 黒子「こ、この黒子にサプライズを!?」キラキラァ 初春「白井さんは気付いてないフリをしていて上げてくださいね?そのほうが御坂さんも喜ぶと思いますから」ニパァー 黒子「もちろんですの!お、お姉さまのサプライズ……ぐふ、ぐへへ…ぐへへへへへへへ…」ジュルリッ 初春(白井さんはこれで良しですね。恋する乙女を救うキューピットとして御坂さんの邪魔をさせる訳にはいきません…!)キラーン 黒子「ぐふふふへ…ぐふふほほほへへへははははぁ………」ダラダラ 初春「…………」 佐天「いや~お待たせしちゃったみたいでごめんなさい~」 黒子「ジュル………こほん。か、構いませんの」 初春「ずいぶんと長居をしてしまいましたね。そろそろ行きましょうか」 美琴「そうね。でもなんの映画見るの?」 佐天「ちょっと待ってくださいね。いま携帯で調べますから」 黒子「なにか私好みの映画が上映されてればいいんですけど…」 美琴「アンタの好みの映画なんて却下よ却下」 黒子「なぜですのお姉さま!?」 美琴「どうせ官能系のエ、エエエッチな映画なんでしょ!?そんなの…見れる訳ないじゃない!」 佐天「あ、出ました。読み上げますねー」  アリス イン デンジャーゾーン  アイロンマン2  恋話~揺れる谷間に恋焦がれ~  フロッグウォーズ~EPⅡ:ゲコ太大戦~ 佐天「いま移動するとなると時間的にこの中のどれかですね」 美琴(ゲコ太…大戦…!?)ゴクリ 初春「はいはいはいはーい!私、アリス イン デンジャーゾーンが良いです!」 佐天「え~、私はアイロンマン2がいいなー。主演のレナード・ダウナー2世が凄くカッコイイんだよ」 黒子「お2人とも幼稚ですのね。私は恋話は推しますわ。濃厚かつエロティック、それでいて濡れ場まであるのに年齢制限ありませんの」 初春「し、白井さん破廉恥です!///」 黒子「初春が無知なだけですの」 初春「白井さんは無恥すぎます!このムチムチー、ムチムチのおなかー!」 黒子「誰がムチムチですのごるぁぁぁぁ!その花だけ飛ばしてゴミ箱にぶち込んでやりますの!」 初春「そんなああああああああああ!!!」 佐天「御坂さんはなにか見たいのあります?」 美琴「え!?わ、私?私はねぇ~、そうだな~なにが良いかな~」 佐天「御坂さんは…もしかしてフロッグウォーズ見たいんですか?」 美琴「え、え~…そそうだな~それも良いかな~?でもこっちの映画も良いな~?」 佐天(すっごい無理してるー) 黒子(思いっきり目が泳いでますの) 初春(いくらなんでもわかり易すぎますよ、御坂さん) 佐天「それじゃジャンケンです!ジャンケンで勝った人が見たかった映画を見ることにしましょう」 黒子「そうですわね。ここでいつまでも決めあぐねてる訳にもいきませんの」 初春「はい、それで構いません!御坂さんは……?」 美琴「う、うん。私もそれでいいわ…」 美琴(勝てばゲコ太……勝てばゲコ太……) 佐天「それじゃ行きますよ~…」 4人「ジャーンケーン、ポン!」 ―とある高校― 上条「うだー…やる気でねー…」グデー 小萌「上条ちゃん、そう言う事は先生に聞こえないように言って欲しいのです」 上条「先生、ごめん。だってさ…せっかくの休みなのに補習ですよ?上条さんのテンションだだ下がりですよー」 小萌「でもでも!上条ちゃん休みの日も補習を受けないと進級できないですよ?」 上条「うう…改めて言われると凄くへこむ…」 小萌「長期間学校をサボったりするからいけないのです。どうせまた女の子のトラブルに巻き込まれていたんでしょう?」 上条「先生!上条さんをジゴロみたいに言うのやめて下さい!」 小萌「え!?違うんですか?」 上条「上条さんは紳士です!ジェントル・カミジョーです!」 小萌「上条ちゃん、言葉に重みがありませんよ?風が吹けばユラユラとどこまでも飛んで行ってしまいそうなくらいに…」 上条「そんな事はありません!上条さんの言葉は重かったぜ、って一部の人から言われてるくらいです!」 小萌「さ、バカな事は言ってないで補習を続けますよー」 上条「先生、無視しないでー!」 ―第7学区シネマ― 美琴「休みの日ともなるとさすがに混んでるわねー」 佐天「ですね。昨日から上映されてるポケモン サンアンドムーンなんて15時の回まで満席でしたよ」 初春「うちの学校でも男子がやってましたね」 黒子「そろそろ行きません?もうすぐで始まってしまいますの」 美琴「ねぇ…本当に見るの?」 黒子「もちろんですの。先程のジャンケン、私の渾身のパーが勝利を初春からもぎ取ったのですから」 初春「うう…あそこでチョキを出してたら勝てたのに…」 佐天「まぁまぁ、終わったことをいつまで言ってても仕方ないよ。さ、はやく行こう!」 美琴「えーと、恋話はどこのスクリーンでやるんだっけ」 黒子「恋話は第8スクリーンですの。突き当たりを右に曲がって左手の階段を下りて、そこから右に進んだ一番奥ですわね」 初春「なんか凄く人目のつきにくい所にあるんですけど……」 黒子「気のせいですの」 初春「気のせいじゃないですよ!?あそこに入ってく人、私達以外にいないじゃないですか!」 黒子「ごちゃごちゃ言ってないでさっさと行くですの」シュンッ 初春「そんな事に能力をつk」 佐天「あ、白井さんと初春、行っちゃった」 美琴「私達も行こっか」 佐天「そうしましょ~」 黒子「はぁ……想像以上でしたの…」ウットリ 美琴「………………」ドヨーン 初春「あははぁ……女の人が[ピーーー]で[ピーーー]なんてして[らめぇぇっ!]なことまで……」ブツブツ 佐天「う、初春ー?戻って来ーい」ヒラヒラ 黒子「お姉さまと初春には刺激が強かったようですが、佐天さんは平気でして?」 佐天「あはは…初春や御坂さん程じゃないですけど、実はちょっとドキドキしてたんですよねー」 黒子「そう言った風には見えなかったので少し意外ですの」 佐天「いやー、映画のまんまとは言いませんから私もドラマチックな恋愛がしたいですね」 初春「!」ピクン 黒子「あら、佐天さんもそういう事に興味あるんですのね」 佐天「そりゃーありますよー。女の子ですから!白井さんはないんですか?」 黒子「私はもうドラマチックな出会いを経験済みですの。そう…お姉さまとの運命的出会いこそが……!」ダキィッ 美琴「沈んだ私なら簡単に懐を許すと思ったら大間違いよ!この……は・な・れ・ろ~~~~~!!!」グギギギ 黒子「ああぁぁぁあぁん、お姉さまの愛が痛い…!」 初春「………」 佐天「あはは、2人とも相変わらずですねぇ…うん?初春、どったの?もう大丈夫?」 初春「…あ、はい。大丈夫ですよー」 佐天「むふふふぅ。初春はあの映画で濡れ濡れになっちゃったのかなー?」ピラーン 初春「みぎゃああああ!スカートめくろうとしないで下さいよー!!!」 佐天「あはは!ごめんごめん」 初春「んもう…!」 黒子「あら、もう2時を過ぎてしまいましたの。少し遅くなりましたがお昼にしません?」 佐天「良いですねー。夕飯もありますし軽く食べてきましょうか」 美琴「それじゃクレープでも食べに行こうか」 初春「賛成でーす!最近はじめたトッピングを選べるサービスを堪能したいです!」 黒子「あら。それは嬉しいですわね」 美琴「黒子でもそれくらいで喜ぶんだ?」 黒子「ええ。最近ではチョコだの生クリームだの…カロリーの高いモノを必ず入れるのであまり食べたくありませんでしたの」 美琴「え?そんな高かったっけ?」キョトン 初春「いつも食べてますけど気にしませんでした」キョトン 佐天「私はちゃんと食べる分のカロリーと脂質を計算をしてたからなぁ」 黒子「ぐぐぐ…私、ダイエット中で自分の欲望と戦ってますのに…」 美琴「さ、早いとこ行きましょ。時間を無駄には出来ないわ」 黒子「ああんっ!お姉さま、黒子に構ってくださいませ!」ダキィッ 美琴「ええい!引っ付くな!自分の欲望と戦ってるんじゃないのかアンタは!?」 黒子「食欲限定ですの!この溢れ出るお姉さまへの思い…抑える事なんて出来ませんの!」 美琴「こんのバカ黒子ぉ!!」ビリビリ 黒子「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!」パタンキュー 美琴「さあ初春さん佐天さん行こ!」 佐天「あ、待ってくださいよ御坂さーん!」 初春「うーん。白井さんをここに放置する訳にもいかないですよね…よいしょっと」ズルズルズルズル 黒子「ぐへへへ……お姉さま…」 ―黄泉川のマンション― 一方「…………………」 黄泉川「おおー、サイズはピッタリじゃん」 一方「くだらねェ…なンだっていまさら学校なンかに行かなきゃならねェンだよ」 黄泉川「一方通行、お前まだ16なのに学校へ行ってないらしいじゃん。なら教師として不登校生徒をほっとく訳にもいかないじゃん」 一方「だったら書類通りに長点上機にでも行かせりゃ良いだろォが…なンだって名前も知らねェ様な三流の高校なンですかァ?」 黄泉川「確かに能力値的にもウチの学校は下から数えた方が早いくらいの高校じゃん。でもウチの生徒はみんな面白い子ばかりじゃんよ?」 一方「…………っち…」 ガチャ 打ち止め「わぁ…しましま以外着てるあなた見るのって結構新鮮かも、ってミサカはミサカは学生服を着たあなたに見惚れてみたり」パリポリパリポリ 一方「おいクソガキィ…菓子食いながら喋ンじゃねェ」ゲシッ 打ち止め「ぶふぉ…!?あなたこそポテチ食べてる時に叩かないで欲しいの、ってミサカはミサカはポテチを口に運びながら抗議してみる」パリポリパリポリ 黄泉川「こらこら打ち止め。床がポテチの食べカスで凄い事になってるじゃん。後で私と掃除をするじゃんよ?」 打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは聞き分けの良い子になってみる!」パリポリパリポリ 一方「つーかお前、菓子の食い過ぎじゃねェのか?」 打ち止め「そんな事ないもん。今日はまだ3袋目だもん!ってミサカはミサカはまだまだこれからなんだぜ?って意思を示してみる」パリポリパリポリ 一方「食いすぎなンだよクソバカ!俺だって今日はまだ1袋の途中なのになンでガキのお前が3袋もさっさと片付けてンだ」 打ち止め「あ、いま3袋目終了したよ!ってミサカはミサカは未知への領域の4袋目へ手を伸ばしてみる!」ガサガサ 一方「明らかな暴食してンじゃねェ!」 黄泉川「ダメじゃん打ち止め。そんなに食べたら夕飯食べる前にお腹いっぱいになっちゃうじゃんよ」 打ち止め「もう開けちゃったから、これはこの人と一緒に食べるね!ってミサカはミサカはあなたに泣き付いてみる!」 一方「俺まで巻き込ンでンじゃねェ!食いたいなら勝手に食ってろォ!」 打ち止め「あの人は助けてくれるって言ってくれたのに、あなたは助けてくれないのね。      ってミサカはミサカは悲しい思いを胸に抱いて1人で寂しく部屋の隅っこで食べてみる」パリポリ 一方「………」 打ち止め「あなたと一緒に食べたかったな。ってミサカはミサカはやり切れない思いも抱えてみる」パリポリパリポリ 一方「~~~~~ッ!わかりましたよォ!クソッタレがァ!」バリボリバリボリ 黄泉川「なんだかんだ言って一方通行は打ち止めに甘いじゃん」 ―クレープ屋前― 初春「っぷぅ…お腹いっぱいです」サスサス 佐天「そりゃトッピング全部乗せなんて食べればお腹もいっぱいになるよ」 黒子「なぜですの…なぜあれだけ食べて見た目に変化が見られませんの?」 美琴「アンタはアンタでバナナとイチゴジャムのトッピングだけなのに少しお腹がd」 黒子「仰らないでくださいのおぉぉぉ!!」 美琴「そんなに気にする事ないと思うんだけどなぁ…」 佐天「御坂さん御坂さん」チョイチョイ 美琴「うん?」 佐天「そろそろセブンスミストに行った方が良いんじゃないですか?」 美琴「え…?もうそんな時間?…うわ、もう4時回ってる…!」 初春「結構話し込んじゃいましたからねー」 佐天「それと御坂さん。上条さんの前でくらい素直になってみたらどうですか?       男の人って普段見せない姿に弱いって漫画にも書いてありましたよ…?」 美琴「え…あ、ええええええ!」 佐天「応援してますよ?」b ビシィッ 美琴「あ…ありがとう。え、えと…それじゃ私……」 黒子「あら、お姉さま。どこか行かれますの?私もご一緒しますの」 美琴「黒子!?」 佐天「し、白井さん!?」 初春「ダメですよ、白井さん。サプラーイズの為の買い物なのかもしれません」ゴニョゴニョ 黒子「申し訳ありませんのお姉さま。私、用事がありましたのでご一緒出来ませんでしたの」 美琴、佐天「ホッ……」 美琴「そ、それじゃ私、そろそろ行くね?」 佐天「御坂さん!頑張ってくださいね」 初春「ファイトですよ~」 美琴「う、うん。ありがとね~」タタタッ 黒子「頑張るっ、て…なにを頑張るんですの?」 初春「多分誰かに送るためのプレゼントを買いに行ったんですよ」 黒子「―――!!そうですのね…」 黒子(お姉さまが私のために…!ああ…ついに黒子の愛が届いたんですのね!)ジーン 初春「………………………」 佐天「私達はどうしよっか?」 初春「完全下校時刻までまだ時間ありますし、もう少し遊んで行きましょう」 黒子「私もご一緒しますの。2人がちゃんと下校時刻通りに帰るか見届けますわ」 初春「私だって風紀委員なんですから、ちゃんと守りますよ」 黒子「念の為、ですの」 初春「ううう…」 佐天「それじゃゲーセンにでも行きますかー!」 ―セブンスミスト前― 美琴(アイツは…まだ来てないんだ…ちょっと早く来すぎちゃったかな?    ………………い、いけない…緊張してきた!もし本当にホホホホホホテルなんかに行っちゃったら!?) (美琴脳内) 美琴『見て!夜景が凄く綺麗…』 上条『ああ、ホントに綺麗だな』 美琴『ちょっと…夜景見てないのに適当な事言わないでよ』 上条『悪い。綺麗な人がいるもんでな。そっち見てた』 美琴『――んな!?こ、この最低野郎!私って彼女がいながら…!』 上条『落ち着けよ。俺が見てたのは、美琴…お前だ』イケメン 美琴『な、ななな!///』ポンッ 上条『お前以外の女になんて興味ねえよ…』イケメン 美琴「うん…私も当麻以外の男の人なんてどうでもいい…///」 上条『美琴…愛してる…』イケメン 美琴『当麻………///』 チュッ 美琴『ん……ふっ…ぁあ………うく…』 チュルッ チュク… 美琴『ぷぁ…んっ……んく…』 プチュ…ペチャ…ニュチ… 美琴「―――って、なんて想像してんのよ私はあぁぁぁぁぁ!!!」 美琴(映画が悪いのよ…恋話なんてみたからこんな想像するんだわ!そうに決まってる!……で、でも本当にそうなったら…) 美琴「でへ…でへへへへへ……///」テレテレ 「なんだあの子…」 「近づかない方が良さそうだな」 「いやー寒くなってくると変な子が出るなー」 「超スケベな事考えてそうな人ですね…公衆の面前で超あんな顔するなんて、麦野でもしませんよ」 美琴「こ、こほん…それにしてもアイツ遅いわねー。なにやってるのかしらー///」 美琴(……てアレ?私……アイツと集合時間とか決めてたっけ……?) ―とある高校の帰り道― 上条「疲れた……今日はもう帰って眠ってしまいたい……」 上条(……って訳にもいかねえよな。御坂の買い物に付き合うって言っちまったし…    そう言えば御坂とは何度か買い物に行ったりしてるけど、ヘンテコな理由なしの買い物って今回が初めてだよな…) 上条「ま、御坂が楽しんでくれれば上条さんは構いませんしね。っと……いま何時だ?」 パカッ 上条「げ…もうこんな時間か。やばいな…案外補習に時間掛かっちまった…御坂のヤツ怒ってないかな…    と言うか何時に会うかちゃんと決めてなかったしな。なるべく急いだほうg」 Prrrrrrr… 上条「噂をすれば…ってヤツか?」 Prr…ピッ 上条「はいもしもし。上条さんですよー」 美琴『遅い!アンタいったいどんだけ人を待たせんのよ!』 上条「ああ…その、悪いな。いまから行くからもう少し待っててくれ」 美琴『ちょっと!もうすk』ピッ 上条「はぁ……仕方ねえ、走るか」 ―セブンスミスト前― 美琴「き、切りやがった…」プルプルプル 美琴(なんなのよアイツ!今日のデート楽しみにしてたの私だけだっての!?) チャラ男「あれー?キミ可愛いね?どうしたの?彼氏にデートすっぽかされたとか?」 美琴「あ゛ぁ!?」ギロ チャラ男「ひいぃぃぃ!ごめんなさい!」ダッ 美琴(…ったく、ビビるぐらいなら話しかけんじゃないわよ)イライラ 打ち止め「あー!お姉さま発けーん!ってミサカはミサカはお姉さまに向かって駆け寄ってみる」 美琴「あら打ち止めじゃない。こんな所でなにしてるの?」 打ち止め「あの人の買い物に付き合ってるの!ってミサカはミサカは自ら面倒な用事を買って出てみたり!」 一方「面倒だったらとっとと帰れェ…」ゲシッ 美琴「一方通行……」 一方「よォ、超電磁砲。こンな場所で会うなンざ奇遇だなァ?」 美琴「いったいその子と一緒に何しに来たのよ…?」 一方「さっきガキが言っただろォが。ただの買いもンだよ買いもン」 打ち止め「この人の服を見に来たんだよ!」 美琴「服…買い物…?一方通行…が?」 一方「なンだよなンだよなンですかァ?俺が服買いに来ちゃイケねェって言うンですかァ!?」 美琴「誰もそんな事言ってないでしょ!確かに意外ではあったけど…」 打ち止め「『ファッションセンター しましま』ってしましま服売ってるブランド店なんだよ!ってミサカはミサカはこの人の独特のセンスについていけなかったり!」 一方「うるせェ!オラ、ガキ。さっさと行くぞォ」 打ち止め「お姉さまも一緒に行こうよ!ってミサカはミサカは自己主張してみたり!」 美琴「あ、その…ごめんね、打ち止め。私ちょっと人を待ってるから…」 一方「…………………」 打ち止め「えー…ってミサカはミサカは体全体を使ってガッカリしてみる」 美琴「う……ホントにごめんね?」 一方「オラ、いつまでも喚いてンじゃねェよクソガキ。早く帰って来いって黄泉川に言われてンだろォが」 打ち止め「うう~…仕方ないことなのねってミサカはミサカは涙堪えてお姉さまを見送ってみる」 一方「見送るのは超電磁砲だクソガキ…………じゃあな。せいぜいヒーローと楽しむンだな」 美琴「………んな!あ、アンタ気付いてたの!?///」 一方「知ってるヤツが見たらわかるンじゃねェのか?」 打ち止め「それじゃお姉さま、まったねー!ってミサカはミサカは力の限り手を振ってみたり!」ブンブン! 美琴「ま、またね~………………………」 美琴(そんなにわかりやすかったのかな?………はあ、早く来なさいよあのバカ)

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