はだかもぐらねずみ


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2011.02.14
はだかもぐらねずみ
+01.四次元ポケット
作詞:キルヒホッフ 作曲:山田鰆
体内時計 狂わない
陽の光 浴びない
割り箸 割らない
モスキート 血を吸わない
暗闇 こんにちは
そんなときは右手だよ
反対は脇差 目と鼻の先

遥かかなた ぬるま湯 底なし
無風で 突風 ガス欠 羊飼い 
ものともしない 投げやり おあずけ
多いよ ぺこん 忘れた おあずけ
こんなだから はかりしれん かそくかそく
無条件で盛りだくさん とんととん
細々と 電池切れ
そんなときのタロットカード
+02.暗いところで待ち合わせ
作詞作曲:山田鰆
さぁ すっころんだよ どうしよっか
坂道はそんなに得意じゃないの
さぁ すりむいたよ どうしよっか
でも一番の景色だなぁ

半袖が長袖の大きさで 眠らないまま ごろごろしてる
見ていないふりをして 見ているのです

面倒な事にのめり込もう
って、決めて全部 燃えカス
このままでいいのかなぁ
良いって言うのだけ聞きます

暗いところで待ち合わせして 気が付かないまま また明日
毎日がそれ 毎回がそれ 同じパターンのくり返しばかり
半袖が長袖の大きさで 眠らないまま ごろごろしてる
見ていないふりをして 見ているのです
+03.ロングスリーパー
作詞作曲:山田鰆
後悔ばかりを歌って それで何をどうしようと言うのだい
振り向いてばかりいるから 雨が降る音ばかりをきいているのね
みんなでタマゴを食べましょう もう何もひとつも生まれないように
君の横顔だけでも 思い出すことができない僕は

ねむるよ ずっと 浅いねむりで溺れて
ねむるよ ずっと 悪い夢と友達になるんだ

小さい頃の言葉遊びはさ 何も忘れていないんだけど
なぜ どうして こんなに 口にすることができないのかな
君のことを嫌いではなくて むしろいつも前においておきたいのに
なぜ どうして こんなに 口にすることができないのかなぁ

恋の歌ばかりうたって それで誰をどうしようと言うのだい
ばらまいてばかりいるから 君はいつまでもひとりぼっちなんだよ

ねむるよ ずっと ながいながい夢なの
ねむるよ ずっと 目覚めが嫌いなカミナリの風

小さい頃の泥んこ遊びは 何も始まっていないんだけど
なぜ どうして こんなに 泥んこまみれで笑っているのかな
君のことを嫌いではなくて キレイなもの みがき続けてる
なぜ どうして こんなに 泥んこまみれで笑っているのかな
+04.でも、嫌だな
作詞:横田ハム太郎 作曲:山田鰆
いつだって 嘘をついて 甘えてる
いつだって 夢を見ては 震えてる

会いたいって 一度だって 言われたことないな
会いたいって 一度だって 言ったことないな

お先は真っ暗 どうしよう
電気を消したのは僕だ
光に触れるのを嫌がる
いつしか夜しか出歩かなくなった

おつかれって なにもしてない むず痒いな
おつかれって うるさいな だまれよ

お酒で酔ったよ どうだろう
少しはいつもと違うかな
六畳一間に寝転がる
いつしか朝日が顔をだす
そして 彼らは今日も歩き出す
僕はいつまでここにいるの
同じ景色にはもう飽きた
どこかはいつになればくるの

はやく会いたいよ
いつも待ってるよ
+05.昼間のど真ん中
作詞:キルヒホッフ 作曲:山田鰆
拡大から縮小
境目が大事
影を踏んだだけで怒られるような世界じゃなくてよかったね
雨のち晴れ
はたまたくもり
今日の始まり
ホームの電車
ガタンゴトン
一定のリズムを刻もう
心地良い心地良い
風の中でも傘はさせるよ
ささない選択もあるんだよ
どちらが気楽か
未来が見えるか
人それぞれ
コップの水がゆれるゆれる
こぼさないでね
+06.にっき帳
作詞作曲:山田鰆
そこでは首を振って
今日もここにいるだけ
わたしの世界を
わたしがみてる

思いだしたくないのに
見たくないないのに

どこにいっても 結局 結局
ここからは 抜け出せない
たくさん 入ってくる
もうやめて
もう
やめて

夢の中で夢を見ている
サイダー 炭酸 影絵のなか

追いかけてみても 結局 結局
かすりもしない 抜け出せない
十分 もがいてる
もうやめて
もう
やめて、よ
+07.すみっこそんぐ
作詞作曲:山田鰆
冗談通じない good girl
なつかない犬 吠えなくていいのに
甘すぎる雨 言っても だれのせい
後ろから見れば キレイにみえる

その程度で おわったつもりなの
でもいいか それでもいいか

関係ないとこ 思いっきり突く
そんなに大人にはなれないから
おーい、おーい、きこえないふり
小さなプライド 部屋のすみっこ

冗談通じない good boy
なつかない犬 誰かにそっくりの
甘すぎる雨 狂ってる だれのせい
後ろから見れば キレイにみえる

関係ないとこ 思いっきり突く
そんなに大人にはなれないから
おーい、おーい、きこえないふり
小さなプライド 部屋のすみっこ
+08.ねえねえ
作詞作曲:山田鰆
そうやって 君は僕をだましてる 僕はだまされている
そうやって 僕は君をおかしてる 君はおかされている
そうやって 君と僕はおっこちる お月様より 深く
そうやって 僕と君は知らんぷり 明日 初めまして
そうやって 君は寂しいふりをする 僕はだまされている
そうやって 僕は悲しいふりをする 君はだまされている
そうやって 君は踊るふりをする 僕は踊らされている
そうやって 誰が何の得をする 君は僕を見てる

やめて、ねえ、やめようよ、こんな話は
また隅っこに追いやられて 身動きが 真っ白の世界で
追いかけっこで追いついても まだ、まだ 終わらないのは
どうして 君も、君も 当然の顔をするの

そうやって どうやって頷いているの
そうやって 走る右手無視してるの
そうやって うなってる 犬の喉をなでるの
そうやって 僕は泣いたように思っているの

だから

やめて、ねえ、やめようよ、そんな話は
本心、核心、いらないのでしょ
そうやって、ごまかされて、悟っているふりをして
本心、核心、どこかにいってしまう

そうやって 僕は今も笑っている この声で
高らかに振り回す腕 誰も近寄ってこないよ
そうやって 一人ぼっちの振りしてる このままどこへ
そうだ 僕はどこにゆくの ひとりなの?
+09.付き合ってられっか、アホ
作詞作曲:山田鰆
かくれんぼを始めたのは誰だった?
ひとりぼっちでうろつくよ
かくれんぼを始めたのは誰だった?
ひとりだけ見つからない

飽きちゃったから 帰ろうよ
見つからない子はどうでもいいよ
僕はもう興味をなくしたの
僕はもう鬼ではないの

かくれんぼを始めたのは誰だった?
だれも隠れようとしない

泣いちゃったから やめようよ
とって喰ったら泣きだしたんだ
鬼なんだから当たり前だよ
そりゃ 見つけたらとって喰うよ

いつまで続けたらいいのかな
もういいかい、もういいかい
見つけないまま帰っていいかい
もういいかい、もういいかい

飽きちゃったから 帰ろうよ
見つからない子はどうでもいいよ
僕はもう興味をなくしたの
僕はもう鬼ではないの

かくれんぼを始めたのは誰だった?
ひとりぼっちでうろつくよ
ひとりぼっち で
+10.わたし屋
作詞作曲:山田鰆
ごめんなさい 本当は手の鳴る方で
君を笑っていたの それしかわからない
どうすれば良かったのかな 僕はさ
なんのふりもできないよ

強いだとか 弱いだとか
何それどこのお店で売るの
そんなうたを唄うことで 一体何を消化してるのよ

教えて もっと わからないのはわざとです
教えて もっと わかり合おうよって歌も嫌だけど

私、あなた、の2人があって
私、あなた、ばかりでうまって
私、あなた、の中で生まれて
私、あなた、が恐くて仕方ない
私、あなた、のようにはなれない
私、あなた、の2人があって
私、あなた、が恐くて仕方ない

私、勝手にひとりで隠れんぼ
私、を見つけてください

ベース:瀬谷
かくれんぼいす:山田鰆、瀬谷
録音:ゆうさん(大川屋 日吉支店)
編集:ゆうさん
ジャケット:日下部

+ライナーノーツ / ゆりいからも
「付き合えってんだよ、アホ」
「音楽なんて大嫌いだよ。だってあいつら聴いてるこっちを死ぬほど寂しくするから」
ある日、鰆とチャットをしていた時にこう言われた。僕は本気で驚いた。それまで、音楽は寂しさを紛らわせるものだと思っていたからだ。高校時代、耳の中にイヤホンをつたって流れてくる曲はロックばかりで、ギターの歪んだ音が寂しさを埋めてくれるのだと信じて疑わなかった。だから、一瞬どうしてそんなことを言うのか分からなかった。まして、音楽を作っている鰆が言うとは思ってもいなかった。
 だけど、今なら鰆が言っていることが分かる気がする。ある夜、このアルバム『はだかもぐらねずみ』を渡された。丁度忙しかった僕は自分の原稿を書きながらずっと聴いていた。結果、原稿は全然進まず、僕は胸に何かが詰まったままのような感じのまま眠った。その何かを言葉にするのは相当辛い。「筆舌に尽くし難い」なんていう便利な慣用句があるけれど、そうではなくても恐らく言葉に変換できない質のものなのだ、きっと。ただ、何かによって呼び起こされた感情は至極明確なもので、寂しさだった。
 どうしてこんなにも必死にギターを弾くのだろう。『わたし屋』の歌詞では「分かり合おうよって歌も嫌だけど」と言いながらも、どこかに向けて音楽を届けようという必死さが伝わってくる。一見、矛盾して見えるこの所作も、鰆ならば矛盾してない。音楽は人を寂しくするけど、音楽のない世界はもっと寂しいからだ。そのことを知っているから、寂しさを分かり合おうよとは歌わない。「私、を見つけてください」の「私」はきっと、鰆自身のことではなく、聴いている僕らのことだ。
 アコギ一本のシンプルさで組まれたこのアルバムは、どの曲も『付き合ってられっか、アホ』とつぶやきながら、ひたすら寂しさを紡ぐ。だから、曲を聴き続けるしかなくなる。
何周もアルバムをループしているうちに気がついたら寂しさはすっかり曲に吸い込まれていて、「私」は「僕」に見つかっている。その時、遂に終わらなかったかくれんぼは終着するのだ。

…ったく、いいかげん付き合えってんだよ、アホ。
ツールボックス

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