第二話

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**第二話 秘密ダンジョンに行きたいな♪ 「秘密ダンジョン?」 コボルトの服から作った服は着心地が良いな。ヴァイシスも私をまともに見るようになった。敏捷Lv4のオプションもついてる。ヴァイシスがもらったものにはついてなかったみたいだけど本人は気にしてないみたい。 「そう、秘密ダンジョンです。私はそこで稀に入手できるアイテムのかけらを鑑定しているんです」 古都の中心の近くにいたティレンがそう答えた。なかなか興味深い話だけど一つ問題がある。 「秘密ダンジョンってなんですか?」 知ったかぶりをするよりも大人しく聞いた方がいいと判断した。私達は秘密ダンジョンが何か分からなかった。 「秘密ダンジョンは一定の洞窟や遺跡のモンスターを倒すことにより入手できるポータルを使って一定レベルの人のみが入れる隠されたダンジョンの事です。そのご様子ですとまだレベル10に達していない様子ですね。コボルトの洞窟へ行ってみてはどうでしょう」 「コボルトの洞窟?」 「古都を西に進んだところ、中央プラントン街道を北西に進むと急な岩山がありますね? そこの近くですよ」 ふぅん……よぉ~し! 「ありがとうございます。行ってみますね」 「あ、あの……」 ティレンが遠慮がちに声をかけてきた。 「?」 「お二人で行かれるつもりですか?」 ……だめなの? 「そうですけど、それがどうかしましたか?」 「それは少々危険かと……」 「えぇ!?」 そんなに凄いところなのかな? 「はい、コボルトの洞窟に限ったことではありませんが、秘密ダンジョンには強力なモンスターが多数出現するので、せめて6人以上のしっかりとしたPTを組んだ方がいいです」 それはつまり最大可能人数の8人で行くべきと言っているようなものじゃないか。 「は、はい。分かりました」 「特に、秘密ダンジョンについての知識がある人や、強力な攻撃の盾になってくれる人が大切になってきます」 「はい、探してみますね」 「中央プラントン街道には沢山のかけだし冒険者が狩りをしているはずです。叫べば多くの人が来てくれると思いますよ」 「ありがとうございます。ではこれで」 叫びとは一般に言われる大声を発するものではなく、魔力で声を広域に広げること。でも喉に負担がかかるしレベル5までは安定した声が出せない。まあ私達はレベル6だから関係ないけど。  また私達は古都を出た。今回は北西へ向かったら、綺麗な花畑とはうってかわった森が広がっていた。確かに急な岩山が見えて、そこに通路のようなものがあった。でも私達が用のある洞窟はここのもう少し向こう。 「お、あったぜ」 ぽっかりと地面に口を開いている洞窟をヴァイシスが指差した。近くに池もある。ここで休みながら叫べばいいか。 「さて、叫ぶぜ」 にやりとしてヴァイシスが言った。私は声に魔力を込めて息を吸い込んだ。 「コボ……」 **ばしゃあああああん! 何故池に人が落ちる!?
**第二話 秘密ダンジョンに行きたいな♪ 「秘密ダンジョン?」 コボルトの服から作った服は着心地が良いな。ヴァイシスも私をまともに見るようになった。敏捷Lv4のオプションもついてる。ヴァイシスがもらったものにはついてなかったみたいだけど本人は気にしてないみたい。 「そう、秘密ダンジョンです。私はそこで稀に入手できるアイテムのかけらを鑑定しているんです」 古都の中心の近くにいたティレンがそう答えた。なかなか興味深い話だけど一つ問題がある。 「秘密ダンジョンってなんですか?」 知ったかぶりをするよりも大人しく聞いた方がいいと判断した。私達は秘密ダンジョンが何か分からなかった。 「秘密ダンジョンは一定の洞窟や遺跡のモンスターを倒すことにより入手できるポータルを使って一定レベルの人のみが入れる隠されたダンジョンの事です。そのご様子ですとまだレベル10に達していない様子ですね。コボルトの洞窟へ行ってみてはどうでしょう」 「コボルトの洞窟?」 「古都を西に進んだところ、中央プラントン街道を北西に進むと急な岩山がありますね? そこの近くですよ」 ふぅん……よぉ~し! 「ありがとうございます。行ってみますね」 「あ、あの……」 ティレンが遠慮がちに声をかけてきた。 「?」 「お二人で行かれるつもりですか?」 ……だめなの? 「そうですけど、それがどうかしましたか?」 「それは少々危険かと……」 「えぇ!?」 そんなに凄いところなのかな? 「はい、コボルトの洞窟に限ったことではありませんが、秘密ダンジョンには強力なモンスターが多数出現するので、せめて6人以上のしっかりとしたPTを組んだ方がいいです」 それはつまり最大可能人数の8人で行くべきと言っているようなものじゃないか。 「は、はい。分かりました」 「特に、秘密ダンジョンについての知識がある人や、強力な攻撃の盾になってくれる人が大切になってきます」 「はい、探してみますね」 「中央プラントン街道には沢山のかけだし冒険者が狩りをしているはずです。叫べば多くの人が来てくれると思いますよ」 「ありがとうございます。ではこれで」 叫びとは一般に言われる大声を発するものではなく、魔力で声を広域に広げること。でも喉に負担がかかるしレベル5までは安定した声が出せない。まあ私達はレベル6だから関係ないけど。  また私達は古都を出た。今回は北西へ向かったら、綺麗な花畑とはうってかわった森が広がっていた。確かに急な岩山が見えて、そこに通路のようなものがあった。でも私達が用のある洞窟はここのもう少し向こう。 「お、あったぜ」 ぽっかりと地面に口を開いている洞窟をヴァイシスが指差した。近くに池もある。ここで休みながら叫べばいいか。 「さて、叫ぶぜ」 にやりとしてヴァイシスが言った。私は声に魔力を込めて息を吸い込んだ。 「コボ……」 **ばしゃあああああん! 何故池に人が落ちる!? [[いっさみんみんの黒歴史]] [[第三話]]

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