機動戦士ガンダム 0081ジオンスピリッツ7話


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「こいつは駄目だ」
ストライクを修理している整備士が口をこぼす
「どうした?」
俺が整備士に歩み寄り尋ねる
「駆動系がいかれちまってる、OSもやばいとてもじゃないがこの艦で修理なんて出来ない」
あの戦闘でストライクは大きく破損し、使いものにならないらしい
せっかく戦力が増強できると思ったのに
「さすがは新造戦艦、ムサイとは大違いだぜ」
ストライクのOSを見ていたモリーゾが言う
「ご苦労様です、ラテールの神大尉です」
俺がモリーゾに向かって痙攣するとああ、いいよと言わんばかりに見下げる
「そういうかたっくるしいのはなしにしようぜ?
俺たちは連邦軍の馬鹿とは違うんだ」
「はい、中佐」
「あ~だからそういうのはなしで、俺のことはモリーゾと呼べ、いいな?」
めんどくさそうな口ぶりで告げるとコクピットから降りこっちまで飛び降りる
「間もなくミネルバの修理も終わる、それと新しい機体を届けに来た」
「新しい機体?そんな話聞いてませんよ」
するとモリーゾが呆れはてた顔をしながら答える
「どうもこちらの動きが向こうに筒抜けみたいでね、内通者が居るんじゃないかって疑っている
だから極力情報を漏らさないようにしてるのさ」
俺はなるほど、と感心する
「それで、新型とは?」
「ああ、あれだ」
ミネルバのハッチから大きいトランクケースが入ってくるのをオーライ、オーライと整備士たちが誘導している
サイズは1メートルちょっと
「あれは一体・・・?OSか何かですか?」
「いんや、さっき言ったとおりの新型だけど」
真顔でモリーゾが答え俺は唖然とした
アスラマキーナ・・・?
整備士の誘導に従ってトランクケースが開く
中にはかっこいい折りたたみ式の自転車が入っていた
「新型って・・・自転車?」
俺が呆れはてた顔で聞くとモリーゾが頷く
「ラテールバイシクル、時速500キロでの走行が可能、オートパイロットモード搭載
ライトからは小型ビームスプレーガンが発射可能、威力はコアブースターのビーム砲程度だが十分使えるだろう」
モリーゾがどや顔で語りはじめる
「え・・・でも流石にあれでMSとやりあうのは・・・」
「試してみるか?」
するとモリーゾは俺の答えも聞かずに新型を届けに来たエンジニア達と何か話し始める
「よし、俺もその新型のデータが見たい、出てくれ」
俺はモリーゾに言われるままにラテールバイシクルに乗る
整備士たちが専用のブースターを取り付けられ、発進の合図をかけられる
「ラテールの神、ラテールバイシクル行きます!」
専用のブースターを取り付けることで飛行が可能、さらにマッハ2のスピードで飛ぶことが出来るのだ
「くっ・・・!」
物凄い風圧に耐えながらミネルバを発進する
同時に2機のファットアンクルから何かが射出された・・・
「これは・・・」
その何かが変形してMSの上半身、下半身となった
ラテールバイシクルはその二つに挟まれインパルスのように合体した
コクピットは空間で、メリーゴーランドのようなもので自転車を固定し、俺は自転車に腰掛けたままコクピットに乗り込まされた
「すげぇ・・・」
操縦は自転車のペダルやハンドル、ブレーキに反応して動く。
俺はペダルをこぎ、マウンテンバイクのようなかちかちペダルの重さを切り替える奴をいじった
「へぇ、これで機体の早さが変わるのか」
左右にあるりんりんに手をかけならすとビームライフルが発射された
どうやら鳴らすと発射、叩くと武装の変更らしい
「気に入ってもらえたかな?」
モリーゾから通信が入る
「ああ、もちろんだ」
「ちなみにその機体の名は・・・」
モリーゾが機体名を言ってる途中に俺が割り込み
「ゴッドオブラテールガンダムだ!」
俺がはっきりした声でそう言い、ミネルバに帰還した。
続く