7話


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キキーっガッシャーン!
校門の前でラテールバイシクルが止まる。
俺は校門を乗り越えて校舎に入った。
薄暗い学校、防犯装置に気をつけながら屋上まで階段を登った。
屋上には拓也の姿があった。
それともう一人、背の低い少女の姿があった。
名前は知らないが1年の生徒で外人。
きつめの顔に反して明るい優しい性格とかわいらしさで異性のみならず同姓からも人気を集めているいわば学園のアイドル的存在。
紫の髪にツインテールが特徴的。
「おい、かのんはどうした?」
『心配するな、あの女なら無事だ。』
「なら今すぐに返せ!」
『ふん・・・相変わらずだな。
私の下に来る気はないか?』
「その気はないと前にも言ったはずだ。」
まさか・・・それを聞きたいがためだけにかのんを誘拐し、俺を此処へ呼んだのか?
『みたまえ、この綺麗な夜景を。
私はこの素晴らしい日本を永遠のものにしたい。』
「拓也様・・・。」
隣の少女が声をかけ一人で語る拓也の服の袖を引っ張ると
拓也がおっとと言い少女の頭をなでる。
『ラテールの神、この世界は近い未来、かつてない危機に直面する。この世界を救えるのは私達しか居ないのだ。
貴様の力、試させてもらうぞ。』
「え?」
拓也が合図すると、目の前から少女が突如消えた。
「何処だ?」
次の刹那、俺は全身を何かで斬りつけられ膝をつく。
「ガハッ・・・!」
血を吐く俺の前に少女が現れる。
「お前何のつもりだ?」
「貴方が拓也様に従わないからいけないのよ。」
俺は奴の攻撃を見極めるどころか、何をされたのかすらわからなかった。
「もうおしまい?弱いわねぇ貴方」
(何でこんな奴を拓也様が・・・)
「誰が!」
ラテールの神が起き上がり、DBのような気に包まれる
「衝撃のファーストブリッド!」
ラテールの神が殴りかかるが簡単に避けられフェンスに激突する。
フェンスは壊れ、倒れる。
「う~ん、力はまぁまぁだけど動きが一直線だし、早いわけでもない。そんな攻撃じゃあたしに傷一つつけられないなぁ。
後学校の屋上のフェンスぶち壊す所もマイナス、8点ってところかな。」
何処までも俺をこけにしやがって
俺は即座に次の攻撃に移る。
次から次へとパンチやキックを繰り返すが、尽く避けられた上にカウンターを決められ、倒れる。
「だったら・・・」
ずっと黙って腕を見てる拓也をチラッと見る。
「撃滅のセカンドブリット!」
腕を前に構え少女に突撃。
そして俺は少女に当たる寸前で地面を蹴り方向転換。
「何処を狙って・・・っ!」
少女の少し後方にいる拓也に殴りかかる。
「ハハっ!がら空きだぜ!」
渾身の一撃をぶち込んだ
『ぐっ!』
不意打ちに対応できず拓也はモロに俺の一撃をくらい倒れる
「拓也様・・・っ!」
少女が拓也の元へ
「俺の勝ちだな、さぁとっととかのんを返してくれ」
「貴方、許さない。」
物凄い殺気や憎悪のような何かが俺を襲った。
よくわからないがこの状況がとてつもなくやばいと言うことはわかった。

目が覚めた俺は何故か病院のベッドの上に居た
「此処は・・・」
「あ、気がついたのね。」
ベッドの隣にはかのんが居た。
「かのん、無事だったのか。」
「それはこっちの台詞だよ、トラックに引かれたって言うから心配して」
トラック?・・・俺は屋上で起きたことを思い出す。
「あの女は?」
慌てて上半身を起こす。
「え?女?」
「いや・・・何でもない」
そうだ、俺はあの時あの少女に殺されかけた所を拓也に助けられた。
一体拓也は何のために俺を。

『フィーリア、何故私の命令を聞かなかった?』
「すみません拓也様、でもあいつは拓也様を・・・」
『そんな事を聞いてるんじゃない!』
パチン!
拓也がフィーリアの頬を思いっきりひっぱたく。
『いいか、彼は私の計画で最も重要な存在だ、無論君なんかよりな。』
「はい、それは承知しております。」
『ならばいい、これからは二度とあのような真似をしないでくれ。』
(ラテールの神・・・、覚悟していなさい。拓也様の側にいるのはあたしだけで十分なのよ)