神機動戦史ガンダムラテール第5話


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ジリリリリリ…
今日もシンヤの家の電話が鳴る。

今日も誰も出ないのか…
そう呟きながらシンヤの担任は受話器を置く。
「とにかく早く学校に来て欲しいんだが…シンヤのところは確か共働きだったから仕方ないか」


担任はこの問題を振り返る。
OBからの最初の垂れ込みがあったのは一ヶ月ほど前。
典型的な小物であるシンヤにそんな度胸はないと思っていたので当初は信じてはいなかった。
しかしOBは新たな証拠を持ち、幾度となく学校に報告にやって来る。
提出された証拠は目を覆わんばかりのもので、中学の評判を著しく下げるものばかりだ。
PTAや教育委員会とも相談したところ、これは見過ごすわけにはいかないという結論に至った。

ここ最近は担任自身もシンヤのことを限りなくクロに近いと思っている。
しかし担任という立場である以上、事実がはっきりしないうちはシンヤを庇う義務がある。
担任は担任であるがゆえの板挟みに陥ってしまった。

シンヤは疑わしいが決定的な証拠がない、かくなるうえは自分の目で確かめよう。
そう思った担任はシンヤを学校に呼び出すことにした。


電話を掛け始めて今日で五日目。
一度も電話が繋がったことはない。

担任は念のためもう一度だけ電話を掛けてみた。

再びシンヤの家の電話が鳴る。
全く、うるせえな。ババアが居るときに掛けてこいよ…
電話が嫌いなシンヤは今日も聞かなかったことにした。

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