ラテ書き6話

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その時、球場が感声に包まれる。 「やった・・・。」 ラテールの神のノーヒットノーランで12回、ついに甲子園優勝を決めたのだ。 しかし・・・、急に右上でに激痛が走りマウンドの上に倒れこむ。 「だれかぁ!タンカ速く!」 監督の声が聞こえたが俺は意識を失った。 しばらくすると俺は病院のベッドの上で目が覚めた。 そうだ・・・試合! 俺は慌てて起きようとした。 ガラららら・・・ドアが開く音がし、かのんが俺をとめにはいる 「だめよ、安静にしなくちゃ。今先生呼ぶから」 かのんが先生を予備に向かったが、何処か悲しそうな目をしていた。 身体が言うことを聞かない・・・。 しばらくすると俺の担当の医者がやってきた。 「ラテールの神くん」 先生が眼鏡を外す。 先生の隣にいるかのんは俺と目を合わそうとしない。 「はい・・・。」 俺は先生の口から告げられることを大体予想できた。 「君の肩はもう・・・」 「っ・・・!」 かのんが涙を流しながら走り去った。 そんな・・・。 甲子園優勝を決め、これからって時に・・・。 「非常に残念だが・・・。」 「手術じゃ治らないんですか?」 「今の医力じゃどうにも・・・」 「先生、お願いします!先生!」 先生の肩を掴み、揺らしながら何度も声をかける。 「安静にしてください!」 看護婦に止められる、先生は全く動かずにただ俺の顔を見てた。 やがて俺は催眠術をかけられ薬をいくつも飲まされ眠ったらしい。 時間は・・・午前二時・・・。頭がボーっとする。。。ベッドの隣でかのんが眠ってる。 でも俺はそんな事お構いなしに病室を出た。 特に目的もない・・・、行くところもわからない、けど俺はふらふらと夜の病院を歩いた。 気がついたら俺はにょういんの屋上に板。 風が冷たい。屋上には特に網等も無く手すりもかなり低い。 意識が朦朧としている中思った「野球のない人生なんて・・・」目を閉じゆっくりとビルから身を投げた・・・。 だけどすぐに手を掴まれ引き上げられた。 「一人で死のうなんて許さない・・・。貴方が死んだら私は・・・。」 かのんが泣きながら俺に身体を寄せてきた。 「大丈夫、俺はどこにも行かない」 かのんを強く抱きしめキスをした。 その後、俺は野球を諦め小説家になり 小説はバカ売れ、有名作家となりかのんと結婚。そのまま幸せな傷害を送ることとなった。 THA END
前回までのET 仲間を求めてラテールの神はユーキと待ち合わせをした。 時刻は20時 貰った地図をプリントアウトして目的地へと向かった。 家から少し離れてはいるが十分中学生でも問題ない距離だ。 「カモン!ラテールバイシクル!」 キキーって音がなりラテールの神の前にかっこいい一台の自転車が止まる。 こいつは超高性能AI搭載自転車で俺の声に反応し例え地球のはしからはしでも駆けつけてくれる。 さらにオートパイロットモード搭載のため最高時速は500キロ。 ブリジストンの技術の結晶であるオリジナルラテールタイヤを装備してるためパンクは絶対にしない。 色は金で3メートルの【天下無敵中学生ラテールの神】と書いた旗を2本、座席の後ろに立ててある。 時価数兆円で自転車コレクターなら喉から手が出るほど欲しい一品だ。 俺が物凄い勢いで自転車に飛び乗る。 「ゴー!ラテールバイシクル!」 俺の声に合わせオートパイロットモードで凄まじい速さでペダルが回転する。 夜風に吹かれながら、地図を確認する。 「此処か・・・。」 数分で目的地に到着した。 辺鄙な居酒屋だった。 「居酒屋?・・・合ってるよな?」 地図を確認してみるが確かに此処で合ってるらしい。 居酒屋は西部劇に出てきそうな如何にも古臭い雰囲気の店だった。 パタンとウエスタンドアを開き中へ入る。 店員は無愛想で何も言わずに夕刊を読んでいる。 歳はまだ若い20~30だろうか。 サングラスをかけていて 見渡してみると客は一人も居ない。 おかしいな・・・。 俺はもう一つ言われたことを思い出す。 本人かどうかの確認のため店員にあるものを注文してくれと。 「あの、気の抜けたビールはありますか?」 すると店員が顔色を変える。 「こちらへどうぞ」 店員に案内されカウンターの裏にある奥の部屋へ。 中で20前後の綺麗な女が椅子に座ってワインを飲んでいた。 テーブルの上に足を乗せて高そうなネックレス、指輪。 如何にも金持ちって感じだ。 しかし黒髪に童顔、髪型はショートカット、かなり小柄で大きな目が特徴的で優しそうな顔をしている。 『やぁ、来てくれたんだねラテールの神くん。』 「貴方がメールをくれたユーキさん?」 『うん、そうだよ。こうして会えて嬉しいよ。思ってたよりかっこよくてびっくりだなぁ。』 「雑談はさておき、貴方みたいな真面目そうな女性が力を貸してくれるのは心強いです。」 『女性って・・・。俺男なんだけどなぁ。』 「あ、これは失礼。」 『ついでに勘違いされる前に言っとくけど、背は150台でも一応成人してるから。』 「はぁ・・・。」 次々と意外な言葉が発せられ少し混乱し始めた。 『本題に入るけど、あの拓也と戦うんでしょ?』 「ああ、日本を奴の思い通りにさせてたまるか」 『う~ん、思い通りにって・・・、確実に日本はいい方向に進みつつあるけどなぁ。』 ・・・っ! 「確かにそうかも知れない。けど俺は奴らの実態を知っている。 それに君は俺の意見に賛同したんじゃないのか?」 『やだなぁ、あんなの嘘に決まってるじゃないか、面白そうだから参加したいだけだよ。駄目かな?』 「志を持たぬ者と一緒に戦う気はない、失礼する。」 カッとなった俺はドアを思いっきり閉め店を出た。 「よろしかったのですか?」 『いいんじゃない?でも益々興味が出てきたよ、彼に。』 ユーキが微笑みながらワインを口にする。 「くそ、あんな奴だとは思わなかった。」 俺はPCのモニタと向き合い早速インターネットで情報収集をしていた。 あーイライラする。 ピコン! 一通のメールが届く。 「かのんは預かった。返して欲しくば、K中学の屋上まで一人で来い。」 『!』 添付画像をクリックすると、拘束されさらに目隠しをされたかのんが写る。 あまりの衝撃画像に興奮した。 俺は興奮を抑え賢者タイムに突入しいざ学校へ向かった。 続く #comment()

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