ファイルサイズに関する追記(2008.01.19 21:49作成)
Youtube にアップする動画は、一体どんなファイル形式が最善なのだろうか?
ネットを眺めるといろいろと言われているが、いまいちハッキリと掴めない。なるべく高品質高解像度の元画像を作ってUploadした方が、どの道Youtube側で圧縮するにしても画像の質は良いのではないか?
そんな疑問を解きたくて、様々なファイル形式のテスト動画を作ってみた。
結論から言うと、100MBで作ったDivXファイルと5MBで作ったMPEG4ファイルとの差がほとんど分からない。というか、全く同じに観えているような気がする。
(最後まで付き合ってもらえれば、この結論がたぶん間違いだということが分かってもらえる…と思う)

先ず、ファイルの大きさが異なる写真の差が分かるかどうかを試した。
同じ写真が三度表示されるが、それぞれサイズが異なる。最初が「3008×2000」(1.5MB~2.5MB) 真ん中が「1504×1000」(500KB~1MB)三番目が「752×500」(100KB~200KB)

MPEG2-HD720p-1280×720-94.2MB   http://uk.youtube.com/watch?v=Nc4ZrnYUG7k


次に、DivXMPEG4の差はどの程度あるのか?

DivX-Hi Resolution-16:9 -1280×720-56.8MB
http://uk.youtube.com/watch?v=jigxH-1eXt0

MPEG4 - mid - 512×288 - 5.3MB
http://uk.youtube.com/watch?v=hLB91fYhLTI

はっきりとした差があるように見えるだろうか?DivXの方は56.8MBも使って作ったファイルで、MPEG4で作ったファイルのサイズは僅か5.3MBしかない。
目を凝らしても私にはよく分からない。歳のせいで脳の画像診断能力?が落ちているために理解出来ていないのかも知れない。

とは言っても違いがなければ面白くない。なぜなら、わざわざPCに負担をかけて大きいサイズで作っているのだ、それなりに画質が良くなければ苦労が報われないではないか。
ちょろいサイズでチマチマ作ったものと同じ質だなんてそりゃぁ無いだろう。

で、二つの動画を同時に動かして観察。
クリックに時差が生じるので、最初に押した方はもうひとつをクリックしたら、同期出来るように一時停止を用いて時間を合わせて観察。
するとどうだろう。やはり差はあった。
微細な表現がMPEG4には出来ていないのが分かる。
だからといって、10倍のファイルサイズ差ほどではない気もする。
さて、どうしたもんだろう・・・。
私としては少しでも画質の良いものをと思うので、これからはやはりDivXでアップしてみようと思う。

そこで、次に同じMPEG4でも設定を変えたらどうなるか?
「854×480」サイズで作ったものと「512×288」(上記のMPEG4)に差はあるか?
観察し易いように、画面を説明無しに並べてみる。
上が「854×480」(38MB)、下が「512×288」(5.3MB)、同時に再生して確かめてみよう。
URLは、http://www.youtube.com/watch?v=FwHbVFVpqR8 と http://www.youtube.com/watch?v=hLB91fYhLTI

さて、どうか…うーん、分かりにくいが「854×480」(38MB)の方が画質が良いように感じられる。

そこで、では次にDivX(56.8MB)のものと、MPEG4(38MB)のものとではどの程度の差があるのだろうか。早速試してみよう。
上がDivX(56.8MB)、下が MPEG4(38MB)

さてさて、どうしたもんだろうか・・・
分かりましたか、差が?
うーん、うーん、よく分かりません。
でも、でもです。やはり伊達にファイルサイズが大きい訳ではない、と私は思いました。
今これを書きながらですが、47秒のところで止めて静止画像をつくづく眺めて比べてみたのです。
私にはDivX(56.8MB)の方が微細な表現で勝っていると思えるのですが、どうでしょう。
こうなると、MPEG2の最高品質で作ってみる価値はあるかも知れない。
MPEG2で上の動画を作ると142MB必要。

こうなるともう少し検討する必要があるかもしれませんね。だからって、サイズばかり大きくしてもねぇ。PCがあっと言う間に満タンになってしまうし・・・。
アップロードが終わったら、PCから最高品質でDVDに焼いておき、PC内ファイルは削除するのが最善かなぁ。


さてさてお待ちかね、ただ今(2008.01.17.20:16)YoutubeにMPEG2(142MB)の動画アップが終了したので早速見比べてみることにしましょうか。(これを書きながらなのでまだ私も観ていない)
上がDivx(56.8MB)、下がMPEG2(142MB)です。
URLはそれぞれ、http://uk.youtube.com/watch?v=jigxH-1eXt0 と http://uk.youtube.com/watch?v=lH6ip8hsQ-s

…どう?
違い分かる男の珈琲?
…うーん、
MPEG2(142MB)の方が微細表現してたですか?
最後の富士山が山中湖に映る影を見ると、やはりファイルサイズの大きいMPEG2(142MB)の方が微妙に綺麗?
…わからん…
初老期痴呆症ぎみの私には・・・よう、わからんかった。


た・たいへんだぁぁぁ~

すごいことを発見してしまったです。
なんと、Windows Media 形式でアップしたのを忘れてたので比べてみたら(同日20:40)ファイルサイズが47.3MBなのに綺麗。MPEG2(142MB)より綺麗…だと思う。
貼るから見比べてみてくださいな。
上がWindows Mediaファイルで、形式はHDV-720.60p-1280×720
下がMPEG2ファイルで、形式は720p-1280×720
URLはそれぞれ http://uk.youtube.com/watch?v=e-1mXKI_nfU と http://uk.youtube.com/watch?v=lH6ip8hsQ-s


どうですか?
違わないですって…そんな…
違ってると思うんだけど…
ファイルサイズの小さいWMファイルの方が倍以上ののファイルサイズのMP2より綺麗でないかい?

そこで、私なりの結論(皆さんの結論と違うかも知れないが、私はこれでいく)

写真ファイルサイズは700×500前後のサイズにし、Windows Mediaファイルで、形式720p-1280×720 でアップするのが最良(但しこれは微細表現性であり、色彩的にはWMでは赤の再現性に欠けていると思えた。)
参考:下↓の写真が上の動画でキャプチャーされている元の写真
…あれ?私はまた間違った結論に達していたらしい。“色彩の再現性に欠けている”などと書いてしまったが、W.Mでアップした方が実に忠実に色彩を再現しているではないか(2008.01.19 追記)

追記 写真サイズを700×500前後としたが、どうも写真サイズはやはり大きい方が微細に描写されることがわかった。今、そのテスト版を作っているところで、近いうちにYoutubeにアップする予定。

ファイルサイズに関する追記
以下の記事書き出し時刻(2008.01.19 21:05)

さて、上記約束通り、ファイルの大きさによってどのように見えるのかを確かめるためにテスト動画をYoutubeにアップしたので、良かったら見学して行ってください。

「3008×200」と「752×500」の2サイズを7種14枚を載せた。一応BGM付きにしてみた。同じ曲ではつまらないので、それぞれ曲が違っている。
ふたつを同時に再生して見比べるときは、どちらかの音を消した方が見やすいかも…二つの曲を同時に聴けるという人はどうぞ同時再生を。
では縦に隙間なく並べます。
サイズ違いの検証だけしたい人は同時に再生することはありませんが、一応WMファイルとMPEG4ファイルの違いも見られるように並べてみた。
上がWindows Mediaファイルで、下がMPEG4ファイルです。

いかがでしたか、ファイルサイズの大きさの違いは歴然たるものがあります。それは拡大したときに顕著に現れていました。

そして、最終的な結論ですが(何度も結論が変わっているようで心苦しい…)

写真ファイルはなるべく大きいサイズのまま。つまりデジタルカメラの設定でできるだけファインにということになりますかね。
アップロードファイル形式は色が元写真を忠実に再現する Windows Media file にする

この結論はYoutube で示しているものと違っているんだなぁ、これが…。⇒ Youtubeのヘルプ
どうしよう…YoutubeさんではMPEG4でエンコードしてアップすることを勧めていて、“最後に生じるアーティファクトの数が違ってくる”と言っているんだが…色合いや微細性でWindows Media の方が勝っているように感ずるのは老眼のせい?
最終更新:2008年01月20日 20:27