遠く時間を遡ってみる
私の子供の頃へ
母がまだ私を産む前の時間へ
祖父がまだ母と暮らしていたころへ
遠い時間のはずなのに
それは僅かな時 永遠の中の一瞬
太陽の輝きが永遠に感じられる時間を超えた時間の話
いいのかい?それで…
ええ、いいわ。それで…
何事かが始まったと思っていた頃、ほんとうは何かが終わっていたなんてことあるのかな?
ええ、あるわ。きっと…
あるよね。
あるに決まってる…
あるよね…
何かが終わったからなのよ。そうやって帰って行ったものはすべての記憶を永遠に預けてしまったのよ。
そして、何かが始まった…
だから尊いのよ、生命は新しく生れることが出来るけれど、永遠は決して再び産まれることが出来ないの
だから永遠なんだね
きっと…
永遠っていつ産まれたの?
それは…
それは?
それは…産まれることは無かったのよ。永遠は永遠の過去からやって来て永遠の未来へと走り去る光なのよ。
ひかり?
輝く命を生み出すためにすべてを支配するの
ひかりが?
いえ、ひかりのように思える永遠が、よ
永遠が…
それ以外の何物かに宇宙を支配することは出来ないわ