私がポエムるときがあるとすれば、日常に煩わしいことがないときである。私はウソを書くし書きたいから、日常に思い煩うことが多いと何も書けなくなる。生計への不安はもっとも私の気を塞ぐのに効果的であり、何か書くなどという気を削ぐには一番の毒だ。
 詩を書こうとするとき、私に必要なのは白昼夢であり、夢遊感の中で彷徨う精神的な余裕もまた必要なのだ。日常ごとで煩うとき、私からすべての想像は消えうせ、ただただ不安と苛立ちに支配されてしまう。