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ひまわりに
隠れて遊ぶきみ
見つからないまま
おいてけぼりの
積乱雲

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港の見える坂道の上の教会に
のびていく夏の雲の白い手
見逃した昨日の貴女の泪
えらいほど堪えたけど
るつぼのような恋は
坂転がるコインと
道迷った猫たち
のど鳴らして
上をあおぐ
のんびり
教えて
会日


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八月の終わらない君の思い出よぎる波間に漁り火遠く

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砂にぞうりを埋めて子が走る

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縁側でスイカ
従姉妹たちの浴衣の裾が揺れて涼しい
夏休みの銀河
寝転んで見上げながら数える星の数
見えない海の囁き声
連なる舟灯りは水平線あたり
泳ぎ疲れた昼が誘う眠気を
追い払い切れずに夢を見る
ぎっこぎっこと揺れながら
明日の空も真っ青な夏

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