【キャラクター】
真木清人の過去の記憶に登場する死んでしまった年のはなれた優しい姉である。
死んでしまった姉の記憶と共に深く刻まれている真木清人記憶であり、25年前の1986年、に死んでいる。
両親が亡くなった後に真木を育て、姉としか話せない少年時代の真木清人の天才を見出した人物である。年齢が離れており母親のような存在であった。だが結婚前夜に火事で亡くなっている。
「物語がENDマークで完成するように、人もまた死で完成する」という言葉を両親の葬儀の時に真木に話しておりこの言葉が現在の真木のオーメダルの研究の最終目的になっている。真木少年が記憶している姉は自分に優しい姉、そして時折みせるこのような不気味な言葉、そして結婚するときに見せた自分への冷たさのギャップ。本当に真木少年はこのような姉の冷酷なしぐさを見たのか?真実はどうだったのかは不明である。姉としか話せない狭い世界の自分が、結婚で自分から離れてしまうという恐怖からこのような妄想をしてしまったのかは不明。だが血のつながりのある姉と現在の真木清人を見るかぎりこのような二面性を持つ人物だったのかもしれないという部分もある。
姉が結婚する前夜、姉の言葉どうりに、真木少年は寝室に火を放ち、姉を焼死させ死をもって優しい姉を完成させた。だがその強行は少年真木の傷ましい記憶となりいつまでも自分自身を苦しめ続けた。現在、姉の部屋は封印されており記憶の中でいつまでも炎に包まれている。
姉と弟のエピソードは石ノ森作品でたびたび登場する。原作者の石ノ森章太郎にも体の弱い綺麗で優しく漫画好きの自分の理解者で病弱な姉がいたのだが、病気で死んでしまっている。姉の死に立ち会えなかったことから亡き姉を思い、自身の漫画作品によく姉と弟という題材が登場する。仮面ライダーシリーズでは仮面ライダーZX、仮面ライダーアギト、仮面ライダー電王などでも登場している。
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最終更新:2011年05月08日 21:52