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「巨人とアンノウンの少女」(2012/04/03 (火) 21:50:00) の最新版変更点
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*巨人とアンノウンの少女
***あらすじ
治安維持組織“クローバー”は、人を襲う狂暴な機人が潜んでいるという研究所を突き止め、先発調査隊を派遣した。その調査隊の一員である機人アトラスは、不慮の事故により仲間とはぐれてしまう。道に迷った上通信障害が起きたが、彼は手探りで進んでいく。その先で、彼は機人の少女に襲われる。さらに潜んでいた狂暴な機人が二人に襲いかかっきた。混乱のさなか、アトラスは死を覚悟するが……。
***登場人物
&bold(){アトラス}
・クローバーに所属する機人の青年。大人しく、大柄にもかかわらず機人の平均以下の性能しか持たないため、周りから木偶の坊呼ばわりされており、高い戦闘能力を必要としない調査隊に配属された。正体はかつて「大力無双の巨人」と呼ばれ、オーエン家の警護役を任されていた強力な機人。「オーエン家の悲劇」により主人のイザークと住処、さらには自身の記憶を失った後、クローバーに捕まって人間に危害が及ばないように武装解除された上、洗脳改造された。平均的な性能なのはそのため。紆余曲折を経てクローバーから脱退し、ユナとナンシーの2人とレジスタンスを結成する。はじめは調査員として活動するが、ユナの技術力により本来の力を徐々に取り戻し、やがてナンシーと一緒に戦えるほどの戦士に成長する。
&bold(){ユナ・オーエン}
・オーエン家で生まれた人の少女。レジスタンスのブレーンとメカニックの二役を担う才媛。「オーエン家の悲劇」を経験した一人で、負傷した妹の体を機人の体にすることで命を救い、彼女と仇打ちを誓った。ユナは機人ではないが、人が優位な世界に疑問を持ち、その象徴であるクローバーを敵視している。つっけどんな性格で、アトラスに度々キツく当たるが、本当は心優しい性格をしている。
&bold(){ナンシー・オーエン}
・ユナの双子の妹。姉とともにヘラクレス討伐を目指し、レジスタンスで活動している。「オーエン家の悲劇」により致命傷を負い、止むを得ず人の体を捨てて、機人として生まれ変わったという過去を持つ。そのためリミッターが存在せず、機人本来の力を行使できる。姉とは違い、天真爛漫で人懐っこい性格をしている。一瞬にして物を形作り装備できる「着装ナノマシン」を常時装備している。普段は服やアクセサリーに変化させており、有事にはこれを武器や盾に変化させ戦う。
&bold(){イザーク・オーエン}
・世界的に有名な機人研究者。人と機人の橋渡し役として様々な開発や活動を行った。「オーエン家の悲劇」により死亡する。生前は機人に対し友好的な姿勢を崩さず、世間から異端視されていたほど。
&bold(){ヘラクレス}
・「オーエン家の悲劇」の首謀者とされる機人。
***その他設定
&bold(){機人(きと)}
・人の心と機械仕掛けの体を持つ種族。誕生の経緯は謎に包まれているが、超古代文明の生き残りという説がある。あらゆる面において人よりも優れているため、共存する際は幾度も人側に譲歩してきた。そのため全性能が人のそれに近いという本来の30%程度になるリミッターを掛けることをが義務づけられている。これを外し、本来の力を行使することは重罪とされている。
&bold(){クローバー}
・人と機人の和解の証として発足した治安維持組織。悪事を働いた者は人・機人を区別せず対象とする。
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*巨人とアンノウンの少女
***あらすじ
人と、人の心と機械仕掛けの体を合わせ持つ存在・機人(きと)が共存する世界。
人は機人に、機人は人に憧れ、時には嫉妬し、悩み、苦しんでいた。
“巨人”と呼ばれる機人の青年と、“アンノウン”と名乗る謎の少女は、人と機人の間で、今日もその世界を生きていた。
人や機人を見守り、時に助け、時に戦いながら・・・
***世界設定
人と、機械仕掛けの体を持つ機人が共存する世界。
人が機人を造ったとも、機人が人を創ったともされる。
両者は平等ではなく、比較的力の弱い人に高い権力と地位が約束されている。
これに反発する機人が後を絶たず、彼らを中心とした非合法の組織が少なからず存在している。
***登場人物
&bold(){巨人}
天涯孤独の機人の青年。2m以上の身の丈を誇り、ついた通り名は“巨人”。
悪事と面倒事を嫌い、アンノウンが持ちかける話にあまり乗り気を起こさないが、見捨てることはない。
警戒心が強く、本音を隠すためにとぼけることが多いため、誤解されやすい。
数人の機人を相手にしても引けを取らないほど戦闘能力が高い。
非合法な武力を持つアンノウンと一緒にいるため、治安維持組織クローバーから指名手配されている。
そのため偽名を使っており、事あるごとに変えている。
本名は本人も知らない。
&bold(){アンノウン}
自らをアンノウンと名乗り、巨人と共に行動する少女。
好奇心と行動力が旺盛で、仕事の話を持ちかけるのは大抵彼女である。
相棒の巨人とは、事の成り行きで敵対することもある。
アンノウンは双子であり、一人はキレ者で、もう一人は巨人に勝るとも劣らぬ実力の持ち主だが、
二人が同じ場に居合わせることはなく、状況に応じて入れ替わる。
双子であることは世間はもちろん、巨人も知らない。
巨人を呼ぶ時は、彼が使用している偽名で呼んでいる。
常に弱い立場の味方として働き、不必要な暴力や殺人は避けるが、
目的のためならためらいなく容赦しないという非情な面を持ち合わせる。
***その他設定
&bold(){機人(きと)}
人と共存するもう一人の人。
容姿は人に似ているが、瞳や関節などに違いがある。
寿命や腕力などが人よりも大きく上回るため、様々な制約を受けて生きている。
&bold(){クローバー}
人と機人で構成された治安維持組織。
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