【プログレッシブ迷惑行為】フリーシア伝説【現在進行形】


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フリーシア伝説 第参章「天の火」がついに出版!!
1年で4000万部を売り上げた「神作り」における謎がついに解き明かされる!!

少年が「雲の大国」で見たものとは……?
「フリーシア」の意識を構成する物の正体がついに姿を現す!?

主要登場人物

  • 少年
 古事記に書かれる「神の国」のテクノロジーを調査する目的で宇宙から派遣された人物。
名前をもたない下級部族でありながら「純血」としてのプライドが強く、素晴らしい功績を納める事で名のある人間として認められようと言う野望がある。
「森の主」「神作り」の主人公。

  • 旅人
 この星に生き残った人間達の末裔である女性。大陸西部の農村生まれで、「異界」と化した大陸東部を彷徨い生きている。
「極東型モンゴロイド」で、訛りが著しいものの古い日本語を話す事から民族的には少年と同じであり、意思疎通が可能なので「森の主」「神作り」では主人公の同行者となる。
少年が「雲の大国」で行方不明になった後は、「天の火」の主人公として登場する。

  • フリーシア
 単一の物ではあるが、位置や形状がバラバラであり存在が曖昧な遺構。「森の主」では大陸東部の1/4を占める「巨木の森」の最深部にあるモノリスとして登場し、「神作り」では武器として登場する。
 「神の国」に人々を導く存在の一つと推測され、何等かの意識を持つと考えられる。
「天の火」では人間の姿にも成る事が示唆されている。

地名

  • 大陸西部
 かつて人類の文明の中枢があったとされる場所である。
北緯45度線より北側は原野が広がり自然に還りつつあり、安全に生活を営める事が確認されているが、
南側は汚染がひどく、立ち入ってしまえば数十秒立たないうちに血が煮えたぎって溶け死ぬと言われる。
アイスランド島にはコーカソイドの「王国」があり、旧ドイツとその周辺にアジア人の集落が点在する。

  • 地球衛星軌道
 それぞれ別々の国家を内包するコロニーが点在しており、多くがユダヤ系の人種である。
正しくは「衛星国家連合」と言い、地球の住民からは「宇宙」と呼ばれる。
古代の大戦争の原因の一つでもある宗教が今なお残っていることから、地球の再植民地化計画は「王国」の武力的な反発があって失敗に終わっている。

地名2

  • 大陸東部
 古代に社会主義の文明が発達した場所で、霧に覆われ上空からは何も確認できず、また、立ち入って戻ってきた者が誰一人いない事から「異界」と呼ばれている。
「神の国」のテクノロジーで量産された奇抜な遺物が、海や川を伝って西側に漂流してくる事がある。

  • 北米・南米・オーストラリア・アフリカ・中近東等
 古代の大戦争によって、立ち入ると数十秒立たない内に血が煮えたぎって溶け死ぬほど汚染されている。
大戦争で多量の核兵器が投下された北米は、上空から赤く光って見える程放射能の濃度が高い。

  • 北極と南極
 汚染は無いが、平均気温が-140℃近くになるほど寒冷化している。そのため完全に無人である。

  • 「神の国」
 古事記によると、古代の大戦争の一番の原因となった〝詳細不明のテクノロジー〟を生み出した島国だと考えられている。一般的には懐疑的な存在で、ある意味伝説のようなもの。
 「異界」の果てにあるとされる。

  • 「雲の大国」
 「異界」を覆う霧の中枢に存在する未知の国家。「神作り」編で少年達が発見する。
断片的ではあるが〝詳細不明のテクノロジー〟を持ち、人工神の開発を行っていた。
 少年達と同様、極東型モンゴロイドの古い日本語を話す住民が居て、自らを「神の国」の末裔と呼んでいる。
フリーシアの導きで現れた少年を盛大に祭って受け入れたが、同行者の旅人は追放されてしまう。

アイテムなど

  • フリーシア
 「森の主」編では青黒いモノリスとして登場し、光に変わって「巨木の森」の向こうへと少年たちを導き、
「神作り」編では、異界の湖畔に突き刺さっている青黒い刀(正しくは、刀の形をしているものの刃が無く肉厚で重い打撃武器)として登場し、異界の脅威を乗り越える力となった。
(詳しくは主要登場人物項の「フリーシア」も参照)

  • 漂流遺物
 大陸東部から西部へと漂着する奇抜な外観の遺物。現存する利用可能なテクノロジーでは製造できないものが数多く、「王国」や「衛星国家連合」で機関や兵器として利用されている。

 他の登場人物

 少年の同僚で、中級部族である。
誰に対しても寛容であり、少年の唯一の理解者である
 極東型モンゴロイドであるが、名前や主な使用言語は新台湾語であり、少年と異なる民族である。

  • 神埼慎也
 「王国」の傭兵で、古い日本語の名前の中でも苗字までそろっている唯一の人物。
使用言語は古い日本語とドイツ語であり、極東型モンゴロイドである。
 旅人とは知り合いの関係である。
(「雲の大国」の人工神製造プラントの管理団体名が「工廠カンザキ」であり、関連性が疑われる)

  • L
 個人の名を持たない下級部族からの出でありながら、「衛星国家連合」の総長に就任した偉大な人物。
少年が憧れとした人物でもある。
民族はユダヤ人であり、ヘブライ語と古い日本語を使う。

 旅人の故郷である農村で焼き鳥屋をやっている。そのためか「酉」というあだ名がついている。
「異界」は暴力的で美しい女性が多いと語る。
 民族はモンゴロイドやコーカソイドやネグロイドなどいろいろなものが雑にまじりあったもので、使用言語はドイツ語である。

  • 副管理人
 「王国」ではかなり有名な左官士。「副管理人」はあだ名である。
 民族はコーカソイドで、使用言語はドイツ語である。

フリーシア伝説 適当なプロローグ

 大昔、オカルト的な存在でしかなかった「霊力」や「神」は日本によって物理的に証明され、これを超常のテクノロジーとして実用化するに至った。
その脅威的ともいえる技術で日本はアジア全体を支配し巨大な社会主義帝国を形成、後に中近東で分裂を繰り返していた宗教が関わって人工の神を量産した事が原因で大戦争が勃発する。
 西洋列強と社会主義帝国の闘争は激化し、最終的にすべての文明圏が放射能と呪いで汚染され尽くしてしまい、イスラエルは国全体を衛星軌道上のコロニーに移し、他に残った僅かな人間達は知恵を巧みに使い生きながらえた。

 そして数千年が経ち、日本は伝説の「神の国」として呪いの霧の果てに消え、汚染が回復した大陸西部ではアイスランド島に王国ができる程になる。
地球に舞い降りた少年は異界を彷徨う旅人とともに「神の国」を目指して旅を始めた。

「名前をもたない人間」
 衛星国家イスラエルは、便乗した民族が他に多くいたためか混乱を防ぐために民族の仕分けを行った。その際、日本人は最下層の扱いとなる。
国家の安定性が強まった時点で仕分け制度は消滅しているが、分裂して「衛星国家連合」となった現在でも、
資本主義の影響で未だに民族格差が大きく、俗に部族階級と言われるものが社会に根深く残っている。
そのためか、日本人はいまだに名前すらもたない奴隷的な扱いを受ける者が多く、成功者は指の数より少ない。
 Lは純ユダヤ人であるが、日本人に育てられた為に境遇は奴隷と同じであった。

「大陸西部の原野」
 ある段階ですでにアメリカは帝国としての形を失い、一方でEU圏が高度に発達したことで、ヨーロッパは人類文明の中枢となった。
大戦争の際は無論、ヨーロッパが集中砲火を受けた。この時代、最も先進的な兵器は反応兵器や人工神であり、これらによる攻撃が多かったが、核兵器と違いクリーンな兵器であることから、もっともと被害の大きかったヨーロッパだけが逆に居住可能なレベルに再生することができた。また、戦後に崩壊した人工神の霊力が、残留した生態系を活発にしたこともあり、飛躍的な速度で自然環境が復活した。
 ヨーロッパ以外では、反応兵器や人工神にくらべて量産しやすかった核兵器や化学兵器が多く使われため、今でも汚染状態が変わらず、とくに軍国であったアメリカが最もひどく汚染されている。

「呪いの霧」
 大陸東部を完全に包みこむ霧。この霧で充満した区域に入って戻ってきた人間は誰一人おらず、無人機で調査しても霧の中に入った途端に通信切断することから、大陸東部全体が「異界」と呼ばれ、宇宙の人間も地球の人間も皆がここを忌み嫌っている。
とはいえ、この霧の向こうには「神の国」のテクノロジーが集積されていると考えられており、今でも調査のために多数の人間が犠牲になっている。
 霧の向こうからは霊力によって変異(進化)を遂げた動物である「魔獣」が表れることがあり、今ではこの魔獣に対する防衛線が発達している。

「神崎慎也という戦士」
 自身を「霧の向こうの存在」と称する謎の多い男・神崎慎也。彼は「繊細な殺傷力」を持つ王国製のレイザーブレードと、「重鈍な破壊力」を持つ漂流物の打撃刀を携える剣士で、このような兵は非常に珍しい。
王国特殊部隊の戦闘顧問に抜擢されており、魔獣の性質に合わせた戦術を部下に指導している。「異界調査隊」のリーダーとしても最も有力な候補である。
 一方で智は、少年と途中ではぐれてしまい、計画が崩れた事でしばらくアジア人集落を彷徨っていた。その最中、焼き鳥屋の男(酉)から「異界調査計画」の噂を聞いて王国へ行き、異界調査隊の一員になって少年の行方を探そうと神崎慎也に交渉を持ちかける。

「漂流する武器」
 〝詳細不明のテクノロジー〟によって製造された武器で、強い霊力を持っている。
青黒い金属を鋳造したかのような重々しい外観で、魔獣に対して強い効果を発揮するという。
 旅人が持つ「トーチ」はオブジェのような外観で一見武器ではないが、対象を直接青白く炎上させたり、炎の刃を先から出して剣として使用する事ができ、
神崎慎也の「打撃刀」はその刃を持たない肉厚の刀身に霊気を宿し、鉄槌の如き破壊力を発揮しており、あふれ出る霊気は他の武器に宿して強度と破壊力を極端に上昇させることができる。

「フリーシア伝説」(名前をもたない奴隷程度の少年が、「導きの神」であるフリーシアとともに新たな伝説を生み出す物語)

「森の主」編:単独で異界入りした少年と異界に生きる旅人が協力し行動する。
「神作り」編:「巨木の森」を超えた少年と旅人は、武器となったフリーシアの導きで荒れ狂う異界を乗り越えていく。
「天の火」編:旅人は異界入りした神崎慎也と智と同行して、「雲の大国」へフリーシアと共に消えた少年を追う。

「名前を捨てた少女」
 名前を探しに地球へと来た少年は、異界で一人の女性と出会った。
彼女は旅人である。農村で暮らしていた少女は、霧の向こうの伝説に心を惹かれて異界に足を踏み入れてしまった。
 彷徨うその少女は自分の名前を捨て、異界に順応するべく青黒い松明を握りしめ、魔獣を屠り続け、旅人となった。
優しく手を差し伸べられた少年は、共に深い森を歩き続け、一つの青黒い石碑を見つける。二人は、周りに生えていた花の名前をその石碑に与えた。
「フリーシア」は光となって、二人を森の向こうへ導いた。

「神崎慎也という戦士」 一部分

 自身のあだ名を「酉」と言う独特な風貌の男は、先ほど倒された魔獣の屍から毒々しい表皮をスキナーナイフで剥ぎ取り、筋肉をもぎ取りなが話す。
「このジューシーな化け物も、あの霧の向こうではキレイなお姉さんだったんじゃねえかな? でも普通の空気をすってこんなんなっちまうんだろうかな。お前のダチは、あの霧の向こうでお姉さんに蹴られまくってるんじゃねえかな? あはは、うらやましいなあ」
 智はそういう聞くと怒りを込み上げて「何呑気な事言ってるんですが!!」と怒鳴りあげる。男は少し慄くが、途端に何かをひらめいたように言う。
「そういえば、王国では異界調査に乗り出す計画があるんだとな。あの兄ちゃん追いかけてったら、密入国できるんじゃないか?」
 そう聞くと智は息をのんで立ち上がり、遠くを歩く東洋風の兵士の方へ走っていく。男は「おいまて!! この焼き鳥、タダじゃねえぞ!!」を怒鳴ったが、智は振り向くこともなく去っていった。

「神崎慎也という戦士」 一部分

 牢屋に閉じ込めらた智は、期待といら立ちが混ざった感情を込み上げ、コンクリートの床に直接胡坐をかいて貧乏ゆすりをしていた。
 「ああ…… ああ~……」と声をあらわにしていると、廊下を歩く音がした。智は鉄格子にとびかかり隙間から顔をのぞかせ、「おい、おい!!」と声をかける。
東洋風の男は智の胸倉をつかむが、智は慄くこともなく、「なあ、兄貴!! 俺を『異界調査隊』に入れてくれよ!! 探したい奴がいるんだ!!」と言った。
東洋風の男は「俺は兄貴ではない、神崎慎也だ。地球の気圧は強すぎたか? 頭が回らないのか?」と多少の苛立ちを込めて冷たく返す。

「名前を捨てた少女」 一部分

 少年は苦痛に蝕まれるかのような顔で必死に藪をかき分け、息をひどく荒げて走っていた。後ろからが何度も木を折るような物音が響き、草木から毒々しい赤色のゴムのような皮膚が垣間見える。それは魔獣であった。
何十分も走り続け、ぼやけた視界を出鱈目に暴れさせる少年は、体を硬い何かにぶつけて跳ね返るように倒れた。
 目の前は崖だった。下半身から上半身へと炙るように湧き上がる絶頂の恐怖は、後ろを振り向いたときに、頭が透き通るほどの絶望に変わった。
 「ああ…… ああ…… ああああ!!…… 死にたくない……!! 死にたくない……!!」少年は震えるような大声でそう叫び、目の前に迫りくる真っ赤な魔獣の姿をただただ正面から見ることしかできなかった。
 魔獣は一寸先まできた少年を食らいつこうとする。「ああ!!あああああああああああああああああああああああ!!」少年は大声で叫んでいると、目の前が青白い光に光に包まれた。

 数秒、放心状態になっていた少年は気を取り戻すと、目の前には黒焦げの塊があるだけだった。途端に、こちらへと藪をかき分けてくる音がして、少年は「ああ!!」と声をあげて立ち上がり、おぼつかない足で走って逃げようとするが、「待って!!」と呼ぶ声が聞こえてきた。
少年は一言「人間?」とつぶやくと情けなくその場に崩れ落ちた。

 こちらへ歩いてくる女を、ぼやーっとした表情で少年は眺める。
「私は旅人。名前は捨てた。貴方は?」と女は問いかけ、手を差し伸べる。長い黒髪で、華奢で可愛らしい顔立ちだったが、その目から優しさ以上に硬くて粘り強くて重厚な何かを感じた。
少年は大きく一息ついてから、安堵した表情で「俺はただの少年。名前を探しに来た」と言い、差し伸べられた手をぎこちない手つきで握り、立ち上がった。
「そう。私とは逆なんだね。一緒に行こう」と旅人は微笑んで言い、少年を連れて繁みの奥へ消えていった。

「名前を捨てた少女」 一部分

 旅人と少年は森を奥の奥へと歩き続けた。視界がすこし開けてきて、遠くを見ると不思議な存在感のある、蒼黒い金属光沢のモノリスが佇んでいた。
そのまわりには、黄色い花がまばらに咲いている。こんな鬱蒼とし過ぎる森にこのような人工物がある事自体が不気味な事の筈だが、優しくて大きな何かに見守られるような安心感を覚えた。
 二人はモノリスの前に座り込み、一息ついた。

 しばらくたって、少年は、黄色い花を一つ摘んで、「宇宙には無い鮮やかさだ、この世界は美しくて素晴らしいけど、本当は、今より何百倍も鮮やかだったんだろうな」と呟いた。
旅人は、「こんな石碑が実は神様で、私たちを鮮やかな世界へ導いてくれるんじゃないかな」と言う。少年は「そんなバカな、神な訳がないよ……」と返すが、
旅人は「でも、きっと名前をつけてたらこの石碑は喜んでくれるよ」と言って少年の手から黄色い花をとり、
モノリスの前に正座して「貴方にこの花の名を与えます……」と話しかけた。

 途端に、そのモノリスは光輝き、複数の白い光球に変わった。少年はそれをみてもはや何の言葉もでもなかった。
旅人は「ああ、私たちを導いてくれるみたい」と言う。

「神崎慎也という戦士」 一部分

 「で、お前には何ができるんだ?」
神崎は冷めた視線を智に向け、そういう。
まるで犬のように従順な智は「俺、鉄砲を扱うのが得意です!!」と笑顔で返した。神崎は少し気だるい表情で「あの世界でどこから新しい弾を手に入れるんだ? 少なくとも剣の一本は扱え無いと駄目だ」といい、ぞんざいな態度で木刀を渡した。
智は神崎の前で自分なりにそれらしく剣を振るう動作を見せ「どうですか!! こんな感じで結構よくないですか!!」と満足げに問う。神崎は軽く呆れた顔で「もう結構だ。さっさと魔獣に食い殺されればこっちも楽だな」と言い放った。
智は「ええ!! そんな言い方はない!!」と馴れ馴れしく言い返した。

「霊銅」
 高密度に鋳造された銅合金の組織に〝超常のテクノロジー〟による作用を与えることで、橙から青みがかった黒か白の何れかに変色する。
物性も大きく変化し、カーバイドのような硬さと純銅のようなしなやかさになる。
漂流遺物はすべてこれで出来ている。また、古代に量産されたタイプの人工神はボディや装備にこれを用いられた。