- Witch Hat -魔女と帽子のワルツ-



[ verse1 ]
深い霧の森の小屋のロッキングチェアー
揺れる木々をしーっとなだめ
黙り込んだシルクハットの男は煙たい表情
回る目玉フラフラと夜毎うろうろ路頭さ迷う模様の
烏合の衆は遠のく
荊縛り威張り散らす魔女の森が誘う

いくら止めようと魅入られたようで
拘束されたも同然 正気保つ者は呆然
禍々しい艶めいた音色
嘲笑い さもありなん まるで魔女の狩場

しかしこれは実に危ない病
診療所の者でさえ塩梅が辛い
恐いと湧いた Twilightなゴースト 思い込みに犯され自我をロスト
こんがり焼けた疑心に狂気のスパイス
邪惡な思想にされた支配
憎しみと怒りが覆うまで、わずか…

[ hook ]
人知れず心ざわめく
仁恕はやがて裏返り
煮える釜の奥底 溢れ出す秘め事にも似た感情
花は枯れふわり落ちる
錆び付いたオルゴールのように軋んだ
un deux trois
吸い込まれていく渦中

[ verse2 ]
結わえたはずの視えない糸 絡まるなど容易く
気付いた頃にはもう プツッと音をたてた後
足並み揃え踏み入れた 薙ぎ払う荊
無情に揮うシルクハット
その眼は人のそれではない

別段特筆すべきでもない 人知れない真相故もがき
不可侵を侵し 恐怖心溶かし
辿り着けばおどろおどろしい
いかにもな館をねぶるように相対し開いた扉の先
冷酷な温度の楽器が笑う まるで魔女のカーニバル
溶けないキャンドルが照らす大広間並ぶ
ガラスケースに入れられた 見覚えある面影の人形
在りもしない幻想はすくすく育つ
まどろっこしい情けはない 鼓膜震わす奮え
最早取り付かれた惡魔のシルエット

[ break ]
Ma*** M***
理由は不要 Give me your 尊き Everything
小賢しいスペルには閻魔様の舌抜アッカンベー
進撃するは矢の如し Swiftly Shifty Witches
雄叫び猛るアカペラに断末魔のコーラス
血塗られたフォーカス 見下ろされた主様へ
手向けの花はバラがよいか 頭もいだ額に飾る
ひらひらと狩る 愛撫かのように丁寧に剥ぐ
哀れなり 憶測に踊らされた いまや人ならざる者
不毛に不幸なワルツ
もう終わりにしましょう

[ verse3 ]
血湧き肉躍った悲劇 それはとても呆気なく幕を下ろす
疑心と憶測に支配された人の心は甚く脆い
病とはなにか 他愛無い勘ぐりすら気が触れるまでに昇華
病とは 自身に問うてみるがよい
ほら

[ hook ]
相容れぬ表裏重ねる 貫く真実こそ無慈悲
翻る盤上 誰一人望むことのないラスト
物語る詩を捧げる ざわめいた森が眠る頃に紐解く
sept huit neuf 誰も知り得ないエピローグ





Lyric by トップハムハット狂
Track by DYES IWASAKI

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年09月10日 19:52
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。