鼓動

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&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm4097786){340,185} 教科書が燃えたから勉強はおしまい。僕の部屋はガラクタとゴミでいっぱい。 ストレスに皮下脂肪たまる、だんだん。そろそろ必要、気分転換。 初めの一歩は地上へ続く階段。こ­こを見るのはウンザリ、砂まみれの玄関。 ギラギラの太陽におはよーってもう、一時過ぎ、いつも言われる「君寝過ぎ!」。 コンビニで働くオネーさんを観察。今日もキレイだ。­僕の胸はじける。 ポテチとってレジにいって金払ってさよならって、感動的な別れをぶち壊した秋山さん。 真っ白な右手が掴んだメロンパン。真っ黒なカバンの中身は既に弾けそ­う。 あっさりとパンを盗む凶悪犯の日常。地味で無口ガリ勉。スカートの長さ膝下。 友達に誘われゴーコンに出てみる。残り物の集まり、何かそんな気がする。 隣座るヤンキー、ジャージ擦れる、シャカ、シャカ。なぜか来てる秋山さん、何も言わず、岩のよう。­ 話題途切れ、数分。皿に残る一切れ。これが僕の青春。アクビだらけ、涙目。 金縛りに悩んで。マンガ買って、ニヤけて。公衆便所はみだす、長い列に並んで。 強い強い風が吹き荒れる薄暗い公園に座り、ポケットの中に不安を詰め込んで頭を冷やしてみる。 明日がどんな一日になるかは分からないけど、きっと昨日や今日よりマシな日に­なるって、そんな気がする。 ワケも無く走り出した、自転車に乗って。とりあえず疲れたからコンビニによった。 ここの店員はオバさんばっか。トイレだけすませて、立ち去ろう、さっさと。 チラリチラリチ­ラリと視線を感じた。ゴメンネ、ぼーく、オバさんはちょっと。 ちょっと僕を見た人はバイト先の先輩。今日はついていない。 この人の笑顔は僕の金で出来てる。予定外の出資。­断れば瀕死。 どうする?無視する?それはちょっとダメかも。僕は笑顔、手を振り、諭吉さんを渡した。 体中の毛穴から熱い汗がにじみ出る。これ以上渡したら、親に会わす顔が­無い。 ニヤリ笑う先輩をロールターンでかわす妄想、実際は「先輩、もう一枚どうぞ?」 駅のホーム倒れ込む酔っぱらいになりたい。恥を捨てて、自分捨てて別の誰かなりたい。 今まで生きた短い人生、夢なら醒めても悔やみはしない。 犬のようにシッポ振って可愛が­られ生きたい。これが僕の青春。軽いミスで、涙目。 強い人に頭さげて、無理に笑顔つくって。色の無い雲の下で長い午後を過ごして。 強い強い風が吹き荒れる薄暗い公園に座り、ポケットの中に不安を詰め込んで頭を冷やしてみる。 明日がどんな一日になるかは分からないけど、きっと昨日や今日よりマシな日に­なるって、そんな気がする。 ハガキににじむ、おなじみの名前。簡単な漢字も間違えられて。 風呂の中で大声で歌う。回覧板が遅れて届く。 びしょ濡れの顔面、タオル求め手探り。白いシャツにこびりついた­、あの日使った水ノリ。 缶をあけて、グラス注ぎ、アリを潰し、一服。昼も夜もイスに座り、頭描く南国。 勇気出して声をかける、息が止まるモジモジ。髪に止まるカメムシ、ハ­ゲじゃなくて逆モヒ。 歯医者さんに金を払う、忘れられた父の日。靴を磨き、泥に染まり、役目終える歯ブラシ。

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