QQ026

    

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#026 The Amateur Cracksman / Ernest William Hornung
二人で泥棒を~ラッフルズとバニー / アーネスト・ウィリアム・ホーナング


  1. The Ides of March / 三月十五日
  2. A Costume Piece / 衣装のおかげ, ラッフルズと紫のダイヤ
  3. Gentlemen and Players / ジェントルメン対プレイヤーズ
  4. Le Premier Pas / ラッフルズ、最初の事件
  5. Wilful Murder / 意図的な殺人
  6. Nine Points of the Law / 合法と非合法の境目
  7. The Return Match / リターン・マッチ
  8. The Gift of the Emperor / 皇帝への贈り物

名門私立校を卒業した青年貴族、いくつかのクラブに所属し、クリケットの腕前は超一流、まぁお金と暇を持て余した貴族のようだが、実はほとんど一文無し、趣味と生活のために泥棒を働く、それがラッフルズです。なお、バニーは物語の語り手となるラッフルズの仲間の名前。

ラッフルズはアルセーヌ・ルパンの原型となったとも言われる、怪盗ものの嚆矢。実際にルブランが意識していたかについては異論もあるようだし、読んでみるとそんなに似ているわけではない。ルパンはプロの泥棒だが、ラッフルズはタイトルにもあるようにAmateurだ。スリルを楽しみ、ピンチでも堂々として、人を煙に巻くような大胆な行動を取る、という点ではルパンのキャラクターを彷彿とさせるところがある。だが仕事の手際はそれほどうまいとは言えないし、超人的な活躍、というのとも違う。ルパンのように堂々と名乗りをあげるわけでもないし。(なんせラッフルズは青年貴族として生活しているわけで、泥棒だってばれたら捕まっちゃいますから)
3のタイトル、Gentlemen and Playersは、クリケットの試合の名前。Gentlemenはアマチュア選手、Playersはプロ選手のチームで、年に1回開催される大きな試合だ。そう考えるとタイトルのAmateurはGentlemenにつながるわけで、アルセーヌ・ルパン=Gentleman-Cambrioleurのイメージが重なるか。

ラッフルズとバニーのシリーズは論創社から3冊の短編集が出ている。ホーナングが書いた小説はこの3冊と未訳の長編が1つある、らしい。ラッフルズのシリーズはこれだけしかないのだが、本国イギリスでの知名度はかなり高いようで、ラジオ、映画、テレビに何度か登場している。ホーナングの死後はバリー・ペロウン(この人のは「穴のあいた記憶」しか読んだことがないが)がパスティーシュを書き、他にも何人か書いている人がいるらしい。

E.W.ホーナングはドイルの妹コンスタンスと結婚したため、ドイルの義弟ということになります。この第一短編集はA.C.D(アーサー・コナン・ドイル)に捧げられていますが、ドイルは泥棒を主役にしたこのシリーズについては(道徳的な意味で)あまり好意的ではなかった様子。

ちなみに他の2冊の収録作は次の通り。

  • The Black Mask / またまた二人で泥棒を
  1. No Sinecure / 手間のかかる病人
  2. A Jubilee Present / 女王陛下への贈り物
  3. The Fate of Faustina / ファウスティーナの運命
  4. The Last Laugh / 最後の笑い
  5. To Catch a Thief / 泥棒が泥棒を捕まえる
  6. An Old Flame / 焼けぼっくいに―
  7. The wrong House / 間違えた家
  8. The Kress of the Gods / 神々の膝に

  • A Thief in the Night / 最後に二人で泥棒を
  1. Out of Paradise / 楽園からの追放
  2. The Chest of Silver / 銀器の大箱
  3. The Rest Cure / 休暇療法
  4. The Criminologists' Club / 犯罪学者クラブ
  5. The Field of Phillipi / 効きすぎた薬
  6. A Bad Night / 散々な夜
  7. A Trap to Catch a Cracksman / ラッフルズ、罠におちる
  8. The Spoils of Sacrilege / バニーの聖域
  9. The Raffles Relics / ラッフルズの遺品
  10. The Last Word / 最後のことば





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