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*#010 Detective Sketches / A New York Detective&br()刑事の小品 / ニューヨークのある刑事 +A beautiful fiend +Murdered with a nail +Poisoned +The murdered comedian +The fight on the wall +Novel smuggling +A curious story +A flash of lightning +Shrouded in gloom +Duelling in the dark +Trapped +Murder or suicide? +A primitive telephone +Muscle and nerve +An unlooked-for way +A desperate young villain +Body number 7 +A marked bill +Handsome Charlie's crime タイトルおよび著者の邦訳は光文社文庫版『クイーンの定員』解説による。EQ掲載の「クイーンの定員」ではニューヨークの刑事作『刑事のスケッチ』とある。 探偵小説の歴史についてみた場合、「1860年から1928年までに」アメリカで「6000以上」刊行されたダイム・ノヴェルを外すことはできない、のだろう。その中でも初期の短編集である、というだけの理由で「定員」に選ばれた、らしい。 ダイム・ノヴェルとは、ようは安物の小説本のこと。「クイーンの定員」ではダイム・ノヴェルにたくさんのシリーズ探偵ものがあらわれたことが記されているが、この『刑事の小品』なる短編集については名前が紹介されているだけである。まぁその扱いから考えて、特に読むべきものでもないのだろう。ちなみに名前の挙がっている他の探偵はオールド・スルース、オールド・キャップ・コリア、ニック・カーター、クラーク、シャープ、オールド・キング・ブレイディ、フェリックス・ボイド、レディ・ベス、赤イタチのリジー・ラッシャー、ルシラ・リンクス。当時はこの名前を列挙するだけで意味があったのだろう。私には全然わかりませんが。 さて、wikipedia で Dime Novels を調べると、"Secret Service"と題された本の表紙絵が見つかる。この本、どこまでがタイトルでどれがサブタイトルなのかよくわからんが、"Old and Young King Brady, Detective; The Bradys and the Fire Marshal; or Hot Work in Hornersville." とあって Old King Bradyものであることがわかるのだが、よく見るとここにも "By A New York Detective" と記されている。そう、実は同じ作者なのだ。(^^; この人物は Francis Worcester Doughty. 実はEQに掲載の「クイーンの定員」の補注にも、オールド・キング・ブレイディの作者として紹介されている。灯台下暗し。(そこにも記載されているように Old King Bradyものは Doughty以外の作者も書いているのだが、上記"The Bradys and the Fire Marshal"はDoughtyの著作とされている。)「フランク・タウジー社の<ニューヨーク・ディテクティブ>叢書の看板スター」とあるので、タウジー社のこのシリーズはすべて「ニューヨークのある刑事作」となっていたのかも知れませんね。 なお、今年に入ってから &amazon(1428058532,text)という本が刊行されているのだが、これが Old King Brady ものである。興味のある方はどうぞ。 # で、肝心の "Detective Sketches" については何もわからなかった、と... [[QQ009]] ← [[QQリスト]] → [[QQ011]] &html(<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=100booksdiary-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1428058540&fc1=C9C9C9&IS2=1&lt1=_blank&lc1=A51515&bc1=000000&bg1=000000&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=100booksdiary-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1428058532&fc1=979797&IS2=1&lt1=_blank&lc1=A51515&bc1=000000&bg1=000000&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>) #comment
*#010 Detective Sketches / A New York Detective&br()刑事の小品 / ニューヨークのある刑事 +A beautiful fiend +Murdered with a nail +Poisoned +The murdered comedian +The fight on the wall +Novel smuggling +A curious story +A flash of lightning +Shrouded in gloom +Duelling in the dark +Trapped +Murder or suicide? +A primitive telephone +Muscle and nerve +An unlooked-for way +A desperate young villain +Body number 7 +A marked bill +Handsome Charlie's crime タイトルおよび著者の邦訳は光文社文庫版『クイーンの定員』解説による。EQ掲載の「クイーンの定員」ではニューヨークの刑事作『刑事のスケッチ』とある。 探偵小説の歴史についてみた場合、「1860年から1928年までに」アメリカで「6000以上」刊行されたダイム・ノヴェルを外すことはできない、のだろう。その中でも初期の短編集である、というだけの理由で「定員」に選ばれた、らしい。 ダイム・ノヴェルとは、ようは安物の小説本のこと。「クイーンの定員」ではダイム・ノヴェルにたくさんのシリーズ探偵ものがあらわれたことが記されているが、この『刑事の小品』なる短編集については名前が紹介されているだけである。まぁその扱いから考えて、特に読むべきものでもないのだろう。ちなみに名前の挙がっている他の探偵はオールド・スルース、オールド・キャップ・コリア、ニック・カーター、クラーク、シャープ、オールド・キング・ブレイディ、フェリックス・ボイド、レディ・ベス、赤イタチのリジー・ラッシャー、ルシラ・リンクス。当時はこの名前を列挙するだけで意味があったのだろう。私には全然わかりませんが。 さて、wikipedia で Dime Novels を調べると、"Secret Service"と題された本の表紙絵が見つかる。この本、どこまでがタイトルでどれがサブタイトルなのかよくわからんが、"Old and Young King Brady, Detective; The Bradys and the Fire Marshal; or Hot Work in Hornersville." とあって Old King Bradyものであることがわかるのだが、よく見るとここにも "By A New York Detective" と記されている。そう、実は同じ作者なのだ。(^^; この人物は Francis Worcester Doughty. 実はEQに掲載の「クイーンの定員」の補注にも、オールド・キング・ブレイディの作者として紹介されている。灯台下暗し。(そこにも記載されているように Old King Bradyものは Doughty以外の作者も書いているのだが、上記"The Bradys and the Fire Marshal"はDoughtyの著作とされている。)「フランク・タウジー社の<ニューヨーク・ディテクティブ>叢書の看板スター」とあるので、タウジー社のこのシリーズはすべて「ニューヨークのある刑事作」となっていたのかも知れませんね。 なお、今年に入ってから &amazon(1428058532,text)という本が刊行されているのだが、これが Old King Brady ものである。興味のある方はどうぞ。 # で、肝心の "Detective Sketches" については何もわからなかった、と... [[QQ009]] ← [[QQリスト]] → [[QQ011]] &html(<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=100booksdiary-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1428058540&fc1=C9C9C9&IS2=1&lt1=_blank&lc1=A51515&bc1=000000&bg1=000000&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=100booksdiary-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1428058532&fc1=979797&IS2=1&lt1=_blank&lc1=A51515&bc1=000000&bg1=000000&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>) #mailform

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