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ネットワークプレーヤーとは

 ネットワークプレーヤーとは予めデータ倉庫(NASやメディアサーバー)に溜め込んだ音声ファイルをLANを通じて再生する専用プレーヤーです。CDからのリッピング音源やネットからDL購入したハイビットハイサンプリング音源など、多種多様な音楽ファイルを高品位に再生出来ます。操作はPC上のソフトを用いたり、iPod touch等をリモコン代わりにしたりして多量のファイルから快適に選曲可能です。

何が必要?

 ネットワーク再生に必要なものはLAN等のネットワーク内に①プレーヤー、②メディアサーバー、③コントローラーの3種類を必要とします。②はメディアサーバーの設置の他、NAS、PCにメディアサーバーソフトをインストールする事でも可能です。③は本体での操作の他、PCソフト、iPhone、iPod touch、iPad等のスマートフォン用のアプリが提供されています。機器によっては①と②が複合したものや単体で完結するものなどもあります。
 後述する通り、プレーヤーによって使える周辺機器/ソフトが制限されます。使用するプレーヤーに合ったものを選択するようにしましょう。

メリット

  • CD直接再生で生じるC2エラー・CUがリッピングによって事前に最小限に食い止められる。またC1エラーも原理的に発生しない。cf. C1/C2/CUについて
  • ピックアップの動作によるノイズが原理的に発生しない。
  • CDの交換の手間が無く、プレイリストも自由に作成できる。
  • 殆どの機器でCDクオリティ(16bit/44.1kHz)以上のハイビットハイサンプリング音源が利用できる。
  • LANの設備が整っていればサーバー、クライアントの組み合わせで同一のライブラリから複数の部屋で再生出来るマルチルームシステムが楽しめる。
  • TCP/IPはパケット破損等のエラー発生時に再送が行われるため高い伝達保証性を有する。機器到達時のファイルデータが保証される。
  • PCオーディオでは無い*ためPCオーディオで生じる不確定要素が少ない。
 *殆どの機器が組み込みシステム組み込みOSで動作している。中にはPCと同様のLinuxやWindowsを用いている機器も存在する。

デメリット

  • PCが苦手な人には敷居が高い。ネットワークに関しても同様。
  • LANを構築していない人にとっては初期設備費用がかさむ。
  • 本体で操作が出来ない機器がある。(代わりにPCソフトのGUIやiPod touch等が必要になる。)
  • メリットの一つであるハイビットハイサンプリング音源の配信サービスが欧米に比べ、日本は少ない。

ネットワークプレーヤーのバリエーション

 上で挙げたメリットを生かし、ネットワークプレーヤーには様々なコンセプトの機器が存在します。
 CDプレーヤに対しての音質的メリットを生かしたピュア用途に適した機器もあれば、LANや無線LANによって生まれるアクセシビリティを生かした音楽をより身近にさせる機器もあります。
 欧米では以前よりマルチルームシステムが発達しており、統合システムも多数販売されています。

ネットワークについて

 ネットワークプレーヤーの最大勢力はUPnPプロトコルを用いた機器や、LINN DSに代表されるUPnPベースDLNA準拠の機器です。
 DLNAは、DLNA対応製品やソフト同士を組み合わせる事で容易に再生環境を構築できる他、機器やソフトの選択の幅が広がります。
 DLNA以外にもUPnPは用いているが独自のソフトを必要とするもの(Logitech Squeezeboxシリーズなど)や、イーサーネットの利用だけでUPnPを用いていない機器、AMXCRESTRONDigiLinXといたマルチルームで定評のある規格などもあります。

DLNAについて

 DLNAガイドラインはUPnPプロトコルベースの技術仕様です。DLNA対応機器はネットワークに繋ぐ事で対応機器同士、相互に利用可能となります。しかしDLNAガイドラインに沿っていても各機器のフル機能を使用出来なかったり、DLNAを明記していないUPnP機器/ソフトでもDLNA機器/ソフトと対応したりすることがあります。
 DLNA:Wikipedia, e-words
 UPnP:Wikipedia, e-words
 UPnP AV:e-words
 DLNAウェブサイト
DLNAにおけるデバイスクラス
  • Digital Media Server (DMS):メディアファイルを保有し、メディアサーバソフト等によって保有するメディアファイルのリストを提示するデバイスクラス。サーバソフトがインストールされメディアサーバとして動作するPCやNASなど。
  • Digital Media Renderer (DMR):DMCによって選択されたファイルをDMSから受け取り再生するデバイスクラス。ファイル選択はDMCによって行われ、あくまでレンダラーとして動作。操作にはDMCが必須となる。
  • Digital Media Controller (DMC):DMSからメディアリストを受け取りDMRが再生するファイルを選択するデバイスクラス。ファイル自体はDMCを経由しない。コントローラーソフトをインストールしたPCやiPhoneなど。
  • Digital Media Player (DMP):DMSのファイルを選択、受け取り再生するデバイスクラス。コントローラー+レンダラー。

リッピングについて

 CDのCD-DAデータをPC等で扱えるファイル形式にする作業がリッピングです。CD-DAのデータはWAVのようにPCで扱うことの出来るファイル形式とは全くの別物です。CD-DAのエラー訂正はファイルのものほど強力ではないため、状態の悪いディスクなどでは安直にコピーすると、本来記録されているべきデータがきちんとファイルに変換されていないこともあります。C2エラー・CUを残したままファイルに保存してしまうと、前述したメリットの一つが失われる事になります。リッピングに関しては専用スレがありますので議論はそちらで。
 尚、ドライブ内蔵の機器のリッピング性能ですが、RipNASのようにAccurateRip照合機能を搭載したものもあります。

ピュア板リッピングスレ
【EAC】リッピング【XLD】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/pav/1272618586/
【正確性とAccurateRip】
リッピングで最も大切な正確性には2つ意味があります。
  • ディスクそのものに記録されているデータを正確に読み取る
  • 正確に読み取ったデータが本来ディスクに記録されるべきデータと一致しているかどうか
1つ目はリッピングの基本です。
2つ目は、いくらディスクそのものをエラー無く読み取れたとしてもプレスの精度などによって
本来記録されるべきデータと食い違ってしまう場合も存在します。
元データとはレコード会社がハッシュ等を公開しない限り比べる事ができません。
そこで不特定多数のリッピングのCRC32ハッシュをデータベース化した
"AccurateRip"というサービスで照合することで相対的に正確性を確認することになります。

【正確性に定評のある代表的なリッピングソフト】
■Exact Audio Copy (EAC)
http://www.exactaudiocopy.de/
正確性を追求したWindowsの定番フリー(ポストカード)ウェア。AccurateRip対応。
http://pc12.2ch.net/test/read.cgi/software/1255344067/
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/cdr/1136176024/

■X Lossless Decoder (XLD)
http://tmkk.hp.infoseek.co.jp/xld/
Macのドネーションウェア。本来はデコーダーだがリッピング機能も強力(cdparanoiaを利用)。
AccurateRip対応、オフセットが異なっていても照合可能。

■MAX
http://sbooth.org/Max/
Macのドネーションウェア。cdparanoiaを利用。

関連リンク


最終更新日時: 2011/04/10 13:19:50

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