テンプレ2


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こんな夜更けに、闇と風の中に自転車を走らせるのは誰だろう。
 それは父と子だ。父はおびえる子をひしと抱きかかえている。

父   「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」
子   「お父さんには7000系が見えないの。ボロボロのクーラーキセをかぶって、テープ補修をしている・・・」
父   「あれは廃屋だ・・・」
7000 「かわいい坊や、一緒においで。面白い遊びをしよう。海辺にはきれいな潮風が吹いているし、ナトリウムイオンをそこらの海がたくさん用意して待っているよ。」
子  「お父さん、お父さん!きこえないの。7000系がぼくになにかいうよ。」
父  「落ち着きなさい、ホームの誘導鈴がざわめいているだけだよ。」
7000 「いい子だ、私と一緒に行こう。私の座席たちがもてなすよ。お前を不快にゆすぶり、唸り、空転するのだ。」
子 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところに7000系のライトが!」
父 「見えるよ。だが、あれは家の光だよ。」
7000「愛しているよ、坊や。お前の美しい姿がたまらない。力づくでも乗せてゆく!」
子 「おとうさん、おとうさん!7000系がぼくを乗せる!7000系がぼくをひどい目にあわせる!」

 父親はぎょっとして、自転車を全力で走らせた。あえぐ子供を両腕に抱え、やっとの思いで駅に着いた・・・
 腕に抱えられた子はすでに死んでいた。
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