るしにゃん王国wiki 正南会警備E 提出用

正南会 警備イベント提出用

目的ッ!

○青にして正義の妨害から南無さんを守る。

(スゥ・アンコ 画)
○が、藩王るしふぁの病床からの諌言により正義参加自粛。


(同上)
○かくしてゲーム開始前にして正(義から)南(無さんを守る)会の目的は達成された!

○ということで後はお見合い成功のために南無さんを守ればいい! ついでに相手のロジャーも守る。
○あとクレールさんはカナルっていう黒の人がちょっと気になってるみたい。浮気だ。
○浮気じゃありません!
○助っ人で参加してくれた相羽錯耶さんはロジャーとか瀬戸口とかがいいみたい。
○テルさんはネコリスが主食。

○南無さんは幸せになるといいよ!

作戦ッ!


○プラン名:大迷宮作戦(クレール 考案)

大目標
  • グリーンジャケットに丁重にお帰りいただく
  • それが無理な場合はAR0による撤退か気絶による拿捕

事前準備
  • 相羽錯耶さんの理力建築によってお見合い会場前に大迷路を作ります。
  • こちらの陣地には詠唱補佐用の舞台を作ります。
  • 大雑把でもいい部分の工事は大魔法使いのクレールとテルが担当。
  • 入り口に「コレをクリアすればお見合い会場に行ける+豪華商品つき」とか銘うったり。
  • 大迷路の各所にノーマさん配下の猫神を配置し,猫の神様の持つ絶技メッセージや無線機器,肉声による猫語がベースの暗号通信で動向を把握。

  • 戦闘中は常に理力建築によって大迷路を増築。敵は行けども行けどもゴールできず。
  • はっぷんさんはAR回復によって残りの5人を支援します。
  • 迷路の壁を破壊し出したり迷路自体に入ろうとしなかったらルール違反ということでクレールとテルの詠唱戦行為がGJを吹き飛ばします
  • クリアした人には魔法使いの特殊によって相手の視界を封じ,動けない隙に拿捕もしくは詠唱戦による吹き飛ばしで無力化します。(=豪華商品)
  • なんらかの理由で感覚低下の特殊が聞かない場合はそのまま拿捕もしくは詠唱戦に突入します。
  • いずれの行為もはっぷんの着る賢者の持つ*助言によってフォローされ,評価値が1上がります。

補足1:そもそもゴールのない迷路にしてしまうという黒い方法もあります。
補足2:詠唱戦による吹き飛ばしは威力を抑えて気絶させる程度か,もしくは突風でお星様にするって感じです
補足3:迷路を進むグリーンジャケットに詠唱戦によるピンポイント爆撃もいいかもしれません。



そのほか

○ピンチになると改心した青にして正義が「そこまでだ!」でやってくるかもしれません。こないかもしれません。
○青にして正義は未婚号とかいう魔導兵器に乗ってくるかもしれません。こないかもしれません。
○正義は最近大人気ない行動が目立ちます。ヤオトのせいかとみんな心配しています。

○正義がいなくても詠唱戦の能力は歩兵最強クラス(20)です。ってクレールさんが言ってた。
○むしろ詠唱戦しかないのでためらわず詠唱撃ってきます。ギャース。
○というかみんな詠唱使いたがってます。タスケテ。

○「飛び梅の雷戟!」                          言ってみただけです。

○リーダーはクレールさんです。これは万能成功要素です。
○クレールさんは怒ると怖いです。やるからには徹底的なタイプみたいです。
○クレールさんは先のダンジョン攻略での実績があります。フードボール。

○ノーマ・リーさんは幸運が12ある超ラッキーメンです。マジうらやますぃ。
○ノーマ・リーさんは猫妖精+猫神+世界忍者という超トレンディーボゥイです。嫉妬。
○ノーマ・リーさんは侵入、さらに夜間戦闘補正がつくとえらい事になります。コッソリ本拠地を潰すのが得意です。

○テルさんが黒い。
○テルさんは黒い。
○テルさんの黒さ。
○テルさんは人を上手く苦しませるのが得意。
○テル・ノートにはるしにゃん国民の、人には言えない秘密が全てメモってあります。誰も逆らえません。

○折角手伝って貰ってるというのに……やはり相羽錯耶さんはネタになんてできません。
○でも詠唱戦と陣地作成には期待しています。

○はっぷんさんはちょうやくたたずです。
○はっぷんさんは性格的には荒いので、黒の人と気が合いそうな気がします。
○はっぷんさんは「気合で!」とか「愛で!」とか平気で言う人です。実際に気合とか愛でなんとかしてしまいます。
○はっぷんさんは白兵できないくせに対「絶技より速いパンチ」用クロスカウンターの絵とか描こうとしていました。
○はっぷんさんは知恵者にカニ歩きとツッコミの仕方を教えてもらいました。
○はっぷんさんはよく血まみれにされます。
○はっぷんさんは「お兄ちゃんは応援してるぞ仮面」を名乗ってます。アホな子です。

○メンバーではないですが警備対象の南無さんは風の中心を探すものを着てるので特殊が無効化できます。
○みんな南無さんの事が大好きさ!
○決してみんな南無さんをダシにして戦闘ごっこがやりたかったわけじゃないんだよ!?
○アンコにゃン と 鷹臣さんの ものすごい 嫉妬(ギリギリギリギリギリギリギリギリ

○はっぷんさんは南無さんの2号指定(るしふぁ>はっぷん)
○お見合いが成功すると3号になります(るしふぁ>ロジャー>はっぷん)
○南無さんステナイデ!!

○最終絶技:るしにゃんクレーム王国

参加者RPッ!

はっぷん@るしにゃん王国「南無さんは幸せになるといいよ!」

応援RPッ!

るしふぁ@るしにゃん王国「おぬしのリューンを信じるのじゃ……」

イラストッ!


※今のトコSSに上手い事混ぜてます。
単独でイラストを置きたい人はここに置いてください。




SSッ!


【ある意味実話。 】(ノーマ・リー 作)

その日、ノーマ・リーはるしにゃん王国にはいなかった。

 久々に里帰りをしていたのだ――正確には郷里の旧友(悪友?)どもに呼び出されたのである。
 繁華街に連れ出され、夕食を共にし、ついでにそこらの店を冷やかしながら、ぶらぶらと遊ぶ。まあ、友人たちと集まった時のよくある光景であろう。
 したがって。
 それを見つけたのは、偶然だった。

 ―――反『お見合い』派が結集? グリーンジャケット同盟を名乗る

「……なんだありゃ」
 王都――彼の郷里であるアルトピャーノ藩国で、繁華街らしい繁華街を持つのはここくらいしか無い――の一角にある電工掲示板にて報じられたその一文に、思わず目を瞬く。
「なんだ。お前知らんの?」
「知らない知らない。てかキミら、るしにゃん(長野)からココ(青森)までどれだけ掛かると思ってるんよ」
「あー、1時間くらい?」
「……殴るよ?」
 ゲンコツを作ってハーと息を掛けるノーマである。どうでもいいが、童顔なのでちっとも恐くない。当然ながら起きるのは大爆笑である。
 ひーひー笑いながら、それでも流石に気の毒に思ったらしい一人が口を開く。
「だからさ、例のお見合いあるだろ。アレを邪魔する同盟ができてるんだよ」
 通称「グリーンジャケット同盟」。
 何処かの大泥棒――の孫(初期シリーズ仕様)にあやかった名前らしい。全員が上着にそれを使用。その姿で、見合い会場に突撃するとかなんとか。
「確か、宣言とかなんとか出てなかったっけな」
「あ、オレ知ってる」
 などと言いつつ、端末で引き出してきたのは緑の背景も眩しい意思表明。
 国が決めて行っているお見合いではないせいか、協賛者のリストが堂々と、しかも大量に並んでいる。ノーマでも知っているような有名人――いわゆるACEと呼ばれる辺りの人々(ドランジとか)――の名前もあるような……
 うっわオトナゲない。つか本気でオトナゲナイ。何やってんのあんたら。てか宰相はともかくドランジって本命、蝶子王(※レンジャー王国の)じゃなかったんか?
「……あれ。これ、お前んとこの上司じゃねえの?」
 借りた端末片手に頭を抱えていたノーマの横で、ついと友人が指し示したのは「るしにゃん王国参加者」の欄だ。そこに並んだ、計六名はとゆーと。今朝、快く送り出してくれた面子がそりゃもう、物の見事に並んでいる訳で。
 ―――つか本気でなにやってんの、みんな……!
 声に出さずに慟哭するノーマに、再び大爆笑が上がる。

「いやー、るしにゃんって面白い国なのなー、ちょっと見直した」
「それ見直す所じゃないから! てかおかしいから! ってかああもうこうしちゃいらんない!」
 抱えていた端末を持ち主に押し付けて、ノーマは叫んだ。既に酔いも冷めている。
「帰る!」
「おー、いってこーい」
「次は、るしにゃんの焼酎忘れんなよー」
「忘れ物すんなー 歯ァ磨けー!」
 げらげら笑いの一団に見送られ、彼は走り出したのだった。


 余談であるが。
 帰国直前、続々と集まっていくグリーンジャケット同盟の中に、元国王の名前を見つけて、またもや彼は悲鳴を上げるのだが――まあこれは別のお話。



【あるジゴロの災難】 (ちゃき 作:スゥ・アンコ イラスト)

朝の執務室昨晩もマイル申請資料作成におわれる更夜は、結局3日連続で神殿に泊まることになった。

ぐいっ!!うわっ!
いきなり何かに担ぎこまれた感じがして少したって

ぺしょっ

目をこすりながら起き上がると、スゥ・アンコが目の前に立っていた。
「ふあーよく寝た……ん?アンコさん…ここどこ?」
ばっさーと緑のジャケットをどこから出したか分からないが目の前で広げると。
「さあ、これを着るアル!ジゴロも手伝うヨロシ!いまから、グリーンジャケットの入隊を許可する!」
「グリーンジャケット部隊?なにそれ?」
「つべこべ言わずにこのマスクをつければいいアル!」
といって、ジャケットの胸ポケットに入っていたマスクをむりっくり更夜の顔にかぶせる。
「え?マスク?…ちょ、やめ……もごもご」
「よれでいいアル、じゃあこれを読むヨロシ」
「ええと…大事な南無さんをー渡しはしないーお兄ちゃん仮面ここにさんじょー(棒読み)」
「よし、完璧アル!あとは正義に聞くヨロシ!」
何か得心したのかまったく分からないが、スゥ・アンコは満足した顔でその場を立ち去った。

…なんだ、これは?しかし、まあ青にして正義ことS43ならそのあたりの事情にも冷静に応えてくれるだろう正義はどこだっと

猫士たちに聞いて未婚号の収納庫にいると聞いた更夜は、その淡い期待が音を立てて崩れる瞬間を目の当たりにする。
9メートルある未婚号にはけ一本もって色をぬってるちゅ(げふ 一人の男の姿があった。ちょっと、まってくれ一体何事なんだ?おれは、なにも聞いてないんだが。とにかく話を聞いてみないとな

「ちょ、正義さ~ん何やってるの?」
「あ、更夜さんじゃないですか?マスクにあってますよ!」
(いや、そんなことはどうでもいいだ)
気を取り直して、更夜は事情をきくと
「げげ、そんなことになってたの?」
「え?知らないのにマスクしてるの?!」
「これは、アンコちゃんが勝手にだな!!」
「ふむふむ、まあ分かりました…」
「ちょっと待ってくれ、なんか引っかかる」
「あ、そうだ更夜さんのほうは出来上がってますんで」
「って、ながさ な い で、ってオレのほう?」
そういうと奥にはびっちりと緑でペイントされた未婚号が
「ちょ!正義!あれはなんだ!アンタがやったのか!俺の未婚号どうしてくれんだ!!」
「ええと、更夜さんの分は…」

かしゃーん

振り返るとそこにはぷーとらがおにぎりとお茶を持ってこようとしていたのを
お盆ごと落としたすがたがあった。

「ご、ごめんなさい。わ、わたし・・・いらないことしちゃいました?」
もう涙目である、正直更夜にはもう手立てがないことだけははっきり分かっていた

「正義、仕組んだな?」
「え?知りませんよ。ほら、ぷーとらさん泣いちゃいますよ、はやく行ってあげて」
「おぼえてやがれ!  ああ、ごめんなぷーとら!!」



【出立前の独り言】 (南無 作)

「くすんくすん」

深夜、王宮の屋根の上に響くすすり泣きの音。
うずくまる影は習慣的に月の明かりを避けた位置にあった。

「うっく、えっぐ、ひどい、皆ひどいよう」

袖に顔を埋めているのは新米忍者の南無。
先日、恐ろしく競争率の高い黒オーマとのお見合いに当選した、国内唯一の志願者であるが、国内で1,2を争う引きこもりでもある。
彼女…否、彼は、今回のお見合いに志願したのはあくまでもNWに平和をもたらす為であった。
潜入調査というか、まあそんな感じの下心が主なのだ。
だがそこへ来て「頑張っていいだんなさん見つけてきてね!」「応援してます!」「おめでとう!」などとちょっと方向性の違う言葉を散々あびせかけられてしまい、戸惑っていたところで憧れの技師はっぷんにまで激励されてしまったのが止めで、17歳の乙女心はほんのり傷ついてしまったのだった。

「違うのに、別にそんな、結婚しにいくつもりなんか、なかったんだもん…くすん」

今日、国は賑やかだった。
こそこそと緑ジャケットの準備をする人々、トレンチコートの準備をする人々、国内は軽く分裂していつつもお祭り気分のようで、いつにも増して活気に満ちていた。
多分当事者のはずの自分を除いて。
そう、こののんきな国家にとって、NWの命運を分けるこの見合いは騒ぐためのダシなのである。もちろん自分もダシだ。
そして、助けに来てくれるというお父さんやらお兄さんやらの仮面の人々は、付き合いに過ぎず、結局のところ卒業ばりの心意気とかではないのである。

(切ない…、まだ17だけど、きっとこの先もその手の相手には縁ないのだろうな)

ほふりため息を零して、ようやく落ち着いてきた涙の痕を一度拭った。
国の役に立てる、皆が喜んでる。それなら、それでいいじゃないかと、思いたい。

カコン

硬質な音が下方から幽かに響いたのはそのときだった。
こんな時間になんだと、屋根の縁まで行って地上を見下ろす。
夜目にも映える明るい色合いの髪、大きな猫の耳、抱えているのは…ペンキ缶らしい(先の音はこれか)
国一番の乙女、ことぷーとらの姿がそこにあった。

「あ、ぷーとらさ…」

最近なかなか顔をあわせられなかったぷーとらの姿に喜び、かけようとした声を、しかし慌てて引っ込めた。
ぷーとらの行く先に気付いたのである。
そこは、作られたばかりのハンガー。
先日、海法よけ藩国から譲り受けた未婚号が収納されているはずだ。
気にかかり、そっと後をつけたことを、間もなく南無は後悔することとなる。


/*/


夜が明ける頃、ぷーとらが立ち去ったハンガーの中でひっそりと佇む未婚号の前に南無は居た。
未婚号はその全身を緑のペンキで塗りたくられている。
踵のあたりには小さく「更夜さんLOVE」とか書いてある、どう考えても乙女の仕業であった。
一人、それを見つめる南無の眼差しは、昏い。

(カップルいいなあ)

(幸せになりたいなぁ)

(でも誰も私を好いてくれたりなどしないのだろうなぁ、えへへ)

ほろり、また涙がこぼれてきてしまった。
今度は拭えなかった。
そっと顔を背けると、色を塗り替えられていない赤の未婚号が佇んでいた。
美しい機体だ。不吉なうわさが付きまとうもの程、美しいものだ。あるべき姿なのかもしれない。
何故こんな美しい機体に、未婚などと名付けたのだろうと今更になって思う。

「一緒に、お見合い行きますか? 未婚号」

問う声は夜気に沈むだけで、返答は無論、なかった。
ただその、闇を受けて少し落ち着いた真紅の装甲が、返事の代わりに一瞬煌めいたように見えただけだ。
思い込みかなと、自嘲を交えつつも、南無は小さく笑った。


翌日、国側で用意された見合い用の衣装一式と共に南無は出立する。
未婚号一機がハンガーから失せていると判明するのはその日の昼。
めったに表に出てこない藩王一人の許可だけ得て、恋人いない暦=年齢の少年は未婚号を共に旅立ったのだった。


【愛ゆえに……】 (S43 作)

前回までのあらすじ
/*/
あしきゆめに囚われたスゥ・アンコ
その術中に嵌った三人の国民
暗黒面の力で手に入れた巨大な軍勢を引き連れて、見合い会場に殴り込みをかけようとその準備が進められていた。
/*/

  • るしにゃん王国 未婚号専用ハンガー-

赤く美しい未婚号。
その機体を緑色に塗り上げるという暴挙にでる男がいた。

男の名はS43…。
いや、今は、この時だけは「お父さんは許しません仮面」と名乗っていた。
どこからどうみてもただのアホである。

2機のうち、1機は既に塗り替えを完了していた。
その機体の持ち主は、絶望の更夜。
愛人ぷーとらを利用され、あしきゆめに囚われていた彼ですら、緑色の機体を目にすると涙が止まらなくなった。
グリーンジャケットの威力はこれほどまでに凄まじかった。

打ちひしがれる更夜を尻目に、自らの機体をも緑色に塗り上げようと、ペンキを片手に嬉々とするS43。

今まさに、その凶悪なる緑色の一滴が未婚号の装甲に触れようとしたその瞬間。

「そこまでだ!!」
ハンガーに響き渡る声

「だ、だれだ!俺の絶技をパクったやつは!」

S43が振り返ると、そこには…。

/*/
CM

あなたのハートも~
 そ こ ま で だ !!

るしにゃん王国ではNWで初の弓兵を開発しました。
その名もコンポジット・ボゥ
近づく敵がいると自動的に迎撃行動を取ります
(空中の敵にだけ反応します。地上の敵にはI=Dなどをご利用下さい)

司令部の防衛用に
大事なあの娘を守る為に
るしにゃん王国の弓兵は真価を発揮します。

貴方の国にもお一つ如何ですか?
ご用命はるしにゃん王国まで!
お電話、待ってまーす!
/*/

S43が振り返ると、そこには、藩王るしふぁの姿があった。
3ヶ月も病床に伏していた若き藩王が(点滴をつけたまま)現れたのだった。

「は、藩王!起きても大丈夫なのですか?」
思わず、ペンキ缶を投げ出して、るしふぁに駆け寄るS43

ばしぃ!!

るしふぁの振り下ろした杖が、カウンター気味にS43の脳天にヒットする。

「!!!!」
声にならない悲鳴を上げるS43
いい歳したおっさんが涙目である。

「め!」
るしふぁはただ一言、そういうとふらふらと自室に戻っていった。
体力がまだ、回復していないのである。
病魔に侵され、弱りきったからだで、(何故か)絶技まで使ったのだ、ふらふらになるのも当然である。

国民同士が戦うのは堪えられなかったのだろう。
国を、国民を愛して止まない藩王の執念のなせる技だった。

自らの脳天を叩いた杖を手に取るS43
「この杖は…」
脳裏に浮かぶ思い出
イタズラをする、るしふぁの尻を杖でしばく摂政時代のS43
女装を嫌がる、るしふぁの尻を杖でしばく摂政時代のS43
食べ物を残す、るしふぁの尻を杖でしばく摂政時代のS43
勉強をするフリをしてMMOPRGをしているところをみつけて、るしふぁの尻を杖でしばく摂政時代のS43
…。
様々な思い出が次々と浮かぶ

S43は泣いていた。
滂沱である。
涙が流れるうちに、がくんと体が揺れる。
嫉妬仮面の呪いが解けた瞬間だった。

「私が間違っていた…。
 藩王、ありがとう。
 目が覚めましたよ。
 南無さんの幸せを妨害するなんて、私はどうかしていました。」

S43は、傍にいた更夜にろくに説明もしなかったが、かかりの浅かった更夜は二つ返事で承諾し、連名でグリーンジャケット本部に出場辞退の申請を行なった。

打倒S43に燃える、はっぷん、テル、クレール、ノーマ・リー、相羽錯耶(海法よけ藩国からの助っ人)ら警備班が、がっかりしていたような気もするが、おそらく気のせいである。

国外の協力を取り付けていたスゥ・アンコの野望は止まらず、個別に行動していたちゃき、幽はこの動きを知らなかった。
同じチームで出場予定だった鷹臣は、その場にいなかった為にやはり出場することになった。

コロッケ愛しさで嫉妬に狂ったのも愛
国民が黒に取られると思い込んで阻止に動こうとしたのも愛
国民の暴挙を止めようと立ち上がったのも愛
国民同士の戦いを嫌ったのも愛

全ては愛するが故の出来事ではあるが、その結果は本番を待たなければならない。



【トレンチコート撮影中】 (ちゃき 作:スゥ・アンコ イラスト)

トレンチコートに身を包みタバコをくわえた一人の女性が、
明け方の神殿から出て行く。

まったく関係ないが、ここで西部劇とかで出てくるコロコロ転がる草が
意味不明なくらい不自然に現れたのはこの際忘れてくれ。
もちろん、そんなものはこの国には生えてない。

ぺき、びりびり ぱく

「あーテルさん!撮影中に食べちゃだめですよ!」
「え?もう撮ってたんですか?」
「せっかく、トレンチコート用にプロモーション取ってるんだから」
(もぐもぐ)
「聞 い て く だ さ い !」
「き、聞いてます!」
「はい、これ食べちゃダメですよ!」
まったく、オレはなんでグリーンジャケットなのにこっちのプロモーション(SS)を手伝ってるんだか…
というか、カメラだけで演出はテルさんってのもなかなか難しい
というか、この一式どこから調達したんだ…

と気を抜いてたら、さっきのころころする草をクレールさんがほうきで掃いていってるし
「あー!クレールさんダメダメ!そのころころ草たかいんだから焚き火しないで!」
「えと、お掃除は大事ですよ」
「もう少しだけ待ってください!というかクレールさんもトレンチ着てあそこから登場するんですよ!」
「え?でも、はっぷんさん帰ってましたよ?」

あとは誰がいたっけ?
あーそうだ、ノーマさんに猫士を連れてきてって頼んだんだ。
猫士は持ち込めないのに、超監督ことテルさんがプロモーションなら大丈夫と
わけの分からん力説で入れることになってたのである。
どどどどど
言い知れぬ、不安感と少しばかりの期待を胸に振り返ると
「ちゃきさーん!猫士全部連れてきましたよ!」
もはや声にならない声で
「だれが、全部って言ったっけ・・・」

30分後
もはや、セットなど廃墟と呼んでいいだろう
飽きて寝てしまった猫士と全て無に帰すように掃除をするクレールさん
振り返るとテルさんが既に二本目のシガレットチョコを完食していた。

もう、泣いていいかな?



【夕焼けを眺めながら】 (お兄ちゃんは応援してるぞ仮面Σ 作)

あわただしいるしにゃん国の一日もそろそろ終わりを迎える。
夕焼けに染まった廃墟を眼下に見下ろしながら男はポツリと呟いた。

「やりたいことをやったらいいって応援してたつもりなんだけどな……」

男の影は長く、長く、どこまでも続いているかのように見える。

「まぁ、自分は自分のできることをやるだけですよ」

そう言って軽く息を吐いた。

「しかし……」

彼は手に持った仮面をまじまじと見つめなおす。











「この仮面、マジでダサいな……」



【意図,もしくは必死の抗弁】(クレール 作)
......
だって,かわいそうじゃないですか。
終末の光に囲まれて,誰にも見取られることなく,仲間と一斉に眠りについてしまうなんて。
だから,せめて安らかに眠れるように,って。
だから,浮気じゃないんです。そう,浮気でも不倫でもなんでもないんです。
手向けなんです。眠りにつく人のための。
バルクさんやコロッケの人やバロさんは人気があるからいいじゃないですか。
でも私たちが初めて知るような人に,誰が声をかけてあげるんでしょうか。
だから,私が行ってあげようかなって。

え,なんでバナマシさんやシオさんじゃないのかって?
だってエントリーみてくださいよ。既にお二人モテモテじゃないですか。
だから私はカナルさんとお話してみようかなって。
だから,浮気じゃないんですってば!
別にちょっと趣味とか,そういうのもなくって!
だって私はカトーさんひとすじですし!ビクトリーは大切なんですから!
別に,カトーさんの最後をみてあげられなかった代わりとか,そんなんじゃないから!
そんな考えじゃカナルさんに失礼だし。そんなこと…考えてないから…そう,ただどんな人なのかなって…。
......

「クレールさん,何やってるの?」
「え? あ,いえ,なんでもないです。 そろそろGJが来るころでしょうか。用意に入りますね。」
自分の独白が外に漏れてしまったような気がして,クレールは慌てて詠唱を始めた。
その複雑な胸のうちにかかる霧は,まだ晴れない。



【作戦開始 -- 偵察】(ノーマ・リー 作)

ノーマ・リーは陣地の端に座っている。
 着ているのは、黒を基調としたるしにゃんの世界忍者装束。眼下には迷路。ただし今日は頭の上に帽子はなく、代わりにやや小柄な猫が乗っていた。
 茶虎の毛並みの、美猫と呼んでいい顔立ちをした雄猫だ。瞳はつぶらで、にゃーと甘えたように一声鳴けば、どんな強面もメロメロになりそうな雰囲気だ。
 しかし、忍者装束を着ているからには、遊びではない。ちゃんと仕事中であった。

 ―――アイドレス「猫神」は、猫神を使役する能力を付与する。

 この能力を生かし、ノーマは契約している猫神の配下をそれぞれ猫缶三食分で借り受け、迷路に潜ませていた。いわば、簡易の偵察部隊である。
 彼等には戦闘を禁じ、代わりに侵入者の動向を探らせるようにしている。侵入者があった場合、手の空いた一匹を常時貼り付けさせ、それ以外は定点観測的に通路の要所要所に潜ませ、動向を契約している猫神へと報告させる。
 それを更にノーマが自陣で待つ魔法使いに報告する。
 元よりオペレーターとして、何度かの従軍した経歴を持つノーマである。指揮命令自体は、ごくごくスムーズなものだった。
 文字通り、後は敵さんを待つだけなのだが―――と。

『来たようだ』

 頭上を占拠した猫が、首だけを持ち上げて鳴いた。
 視線を向ければ、入り口付近にそれらしき人影が見える。――それだけでなく、I=Dもいるようだ。
 念の為に双眼鏡でも確認し、インカムのスイッチを入れた。
「―――ホールです。聞こえますか、厨房」
《はい、厨房です。お客様の様子はどうですか?》
 聞こえてきたのは、チームリーダーのクレールの声だ。おっとりと落ち着いた言葉に頷いて、予め決めていた符号通りに言葉を紡ぐ。
「お客様は複数。念の為『オススメ』の用意をお願いします」
《了解しました。では開店準備を急ぎます。連絡は逐次》
「了解です」
 ざざっ、とノイズの向こうに消えた言葉に、溜息ひとつ。

「それじゃ手筈通りにお願いします」
『任せろ』

 頭上で笑った気配に、溜息を吐いて彼は迷宮の奥に踏み込んでいった。

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