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E98絶技

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 るしにゃん王国には「正義」の名で呼ばれる人物がいる。
 S43。
 かつて、ニューワールドと呼ばれたこの大地を覆った未曾有の危機の前に、この地に在った者たちの中から「ヒーロー」として選び出された人物の一人である。
 その時に拝命したオーマネームを「青にして正義」という。故に、この名称自体はさほど間違っている訳ではない。
 青には、既にそう呼ばれるべき唯一無二の存在――「青の厚志」が居る。故に彼はその下にある名称をとって「正義」と呼ばれる。ただそれだけのことなのだが――それらを、敢えて表立って名乗ろうとする人物ではなかった。
 故にこれは、あくまで他称でしかない。

 彼は正義を標榜しない。彼は英雄を自称しない。
 それらに相応しい力を潜在的であれ持ち合わせながら、表舞台に姿を見せなかったのは、自身がその必要がないと思っていたからに他ならない。
 英雄とは、ヒーローとは希望の具現。希望とは、後がないから出てくる何かだ。
 ならば、人の手で何かが成せるその時には、最初から出てくる必要がない。

「だから正義は出てないんだよ」

 それがるしにゃん王国の人々の見解であり、願いであった。
 いつか、本当に彼等が困り果てている時があり、それを助けられる手段があったならばその時こそ、彼は正義の名にふさわしい活躍をするのではないか、と―――

 そしてそれは、遠い広島の地で叶えられた。
 それが新しい「青にして正義」の伝説の始まりであることを彼等は信じていたし、彼らの「正義」は、それを実現するに足る存在であることを知っていた。
 なればこそ。
 この国の人々は、かの人物を「正義」と呼び続ける。

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文:ノーマ・リー@るしにゃん王国 絵:鷹臣@るしにゃん王国 はやて@るしにゃん王国

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