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E98指揮

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いつものことだった。
戦争の前には、ちゃきは部隊を見て回る。
さしもの新しくて一番でかいものに目がいく。



…これが、今回からはじめて使う未婚号…
ちゃきは、その大きな機体をしげしげと眺めた。
魔道兵器としても使えるこの機体を見上げ、口元を緩める。

ついで、新しく導入された弓兵部隊
今回の目玉とも言える部隊であった。
未知数とは言え、サブ火力としては一級だと見ていた。

自らが率いる風の中心を探すもの達…

決戦は近い、部隊を見終わったちゃきは
満足した顔でそれらを見つめると部隊が見える小高い場所に立って部隊を見渡した。
ここに森国最強の布陣が出来たぞ

この地上でもっとも戦車らしい戦車それは未婚号だった。
設計者の意図などどうでもよかった。
ちゃきは、その性能だけ見ていた。
詠唱技能によるその攻撃と防御は最強クラスだった。
さらに、そいつを二人でやるのだから燃費もよかった。
唯一の気がかりは、敵の特殊能力である根源力制限による死だった。
それは、世界解析でつぶしてしまおうと思っていた。
歩兵としての風の中心を探すものの露払いに
絶対的な火力と装甲の未婚号
まさに、戦車のコンセプトそのものだ。
さらに、サブ火力の弓兵…

ちゃきは、持っていた杖で魔方陣を描く
青い燐光が体をつつむとまるで敵を捉えた様な目になる。
そして、全軍を見渡して
「さあ、見せてやりますか戦争って奴を。今までにないくらい見事にやれそうです。」

(…蹂躙、露払いに皆殺しか まったく戦争だな。いやだいやだ)
クレール「どうしました?顔にやついてますよ」
ちゃき「いや、なんでもないですよ」

さあ行こうか、我らの力を見せ付けに…まもなく弓兵の許可される。予定どおりならば

その時、一人の猫士が駆け込み静寂を切り裂く。

「で、伝令ですにゃ!」
「どうした?」
「弓兵の申請が延期となりましたにゃ」
「ばっ…分かった」

これが、人が伝令なら確実にぶん殴って司令官解任だ。まったくありがたい気遣いだ。多分、正義がつかわしだろう。天領に出向いて交渉までした結果がこれだというのに…

正義の心労はどれほどだろうか
いや、考えるまい
あるもので戦うだけだ。
それが、報いるということだ。

敵さんには悪いが、発散させてもらおう



文:ちゃき@るしにゃん王国 絵:七海@るしにゃん王国 テル@るしにゃん王国

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