無責任 Part.X

銀河鉄道

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musekijin

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銀河鉄道


君を忘れない気持ちが走った 雲の隙間をぬって
いくつもの光の柱が 今日を照らす

辿り着けるはずのない場所へ向かう嘘

それがどうした? 本当になればいいんだろう?

君が地上を離れようとするのは どれくらい後?
今のうちから 忘れ物のチェックしておいてね

使わなくなって捨てた 赤いランドセル 背負われた自分

君はどうして もっと大事なものを 忘れたの?
僕が君を 見送れなかったから?

子どもの頃 名前も知らない駅で
君が悲しそうに 僕を見ていたこと
線路を挟んだ向かい側 どこに向かうの?
それ以来僕は君に会えずに ずっとあやふやで

また会えたその時 また同じように 君の場所へと向かった
上り坂の途中の駅で 行方知らずの 涙を背負って

それでどうにか 本当になるものは何?
君がどこかで 僕を見ていること それだけが手がかり
今度は僕が 会いに行くから 窓の外よく見ておいてね
だけどもう何度も 同じ列車に乗っていたよ……

使わなくとも 記念に残した 黒のランドセル 忘れて


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