優しい音 - 無責任 Part.X

優しい音

一度諦めがついたけれど　他にすることも無くて
されるがまま僕が生きてきた　椅子に座る

強いことばかり恐れて　優しいことばかり小さく見えて
イヤホンの向こう　優しいと評判の音　好きになったから
優しさが強くもなった

時々強くなりたいと願う　優秀な強さを誇りにしたいと
そんなもんどこにあんだって　探してみたりもせずに
思い出したときには　既に自分の中にあった

例えば20年後の僕が　そんなこと聞いてどう思うかなんて
計り知れないから　今ここでぶつけておきたい

どうせなら　どこか遠くへ飛んで行きたいけれど
遠回りで同じことが起こるなら　今はここでいいや
優しい音　奏でる時に

ずっと優しい音にしたいと願って　強く弾いた弦が切れはしないと
両手で押さえてきた　喜怒哀楽交わる音色を
ここに置く人を伝える　自分と共に歌うよ

季節が変わる瞬間を　迷った挙句　季節とはなれずに
音符が強くなったこと　謝る一方です
どうせなら全12色ぐちゃぐちゃに混ぜたいけれど

時々強くなりたいと願う　だけどいつも優しくなりたいと願う
その強さをもっと優しく伝えようと
いつの間にか　シャープペンの芯を出していた

ラララ

一度諦めがついたけれど　他にしたいことも無いから
やりたいままに生きよう　全部僕が決めたこと
それだけでいいや

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