無責任 Part.X

初めての地球

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musekijin

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初めての地球



辿り着いたこの場所が 当たり前になっていて
忘れたくても忘れられない 友達になってた

その素敵なクルーたちが 大きな虹をかけた
やがて橋になって 違う道が出来たよ

遠くまで行ってみようよ 山 海 森 砂漠があって
どこからでも太陽が照らすこの町を「地球」と呼んだ

ありがとう 一緒に来てくれて
疲れちゃったから 少し休ませて
あぁ 夜が来ちゃったね
じゃあ また 夢の中で

花が咲こうって頑張ってる しおれた花の隣で
刻まれる時と共に 歳をとることも知った

誰かさんと誰かさんが ずーっとしゃべりつづけている
やがて涙に変わるその笑顔の 輝きが保たれたままで

友達が形じゃなくて 知識と技術に変わり
町は姿を変えた 二度と戻らないだろう

さようなら また会えるかなあ
この地球のどこかで
波が押し寄せ 風が吹き抜け
視線は視線と一致したりして

だから地球には 愛がある

初めての地球は こんなに散らかってた
その一つ一つを 忘れられずに
誰かさんのポケットに 喜びが詰まっていて
それを分け合う時は 少し大人になってる
交し合う言葉の 意味は解らなくても
ずっと友達だから 全部通じ合える
愛を隠すための 嘘ばっかりだけど
一人で悩む涙だけは 正直になれるんだ

分かり合うために 見つめ合うために
通じ合うために 心があるから

愛がある

ありがとう 巡り会えたこと
同じ空の見える場所で 友達になれたよ
我慢強く走ってきた 地球の中で
学んだこと たくさんあったけれど

さようなら 「君」にまた会える
「僕」と同じ 互いに友達だから
桜と名づけた花が 乱れ散るけど
地面は愛の色に染まって

さようなら 会えてよかった
綺麗な涙流せるでしょう
誰かの目の前で 誰かが消えてしまっても
今は前しか見えないからさ

ついには「君」を「君」と呼んだように
人は人の心で 世界は地球の心で
全ては全ての中で
通じ合って 生きている

ラララ……

初めての言葉は 何もわからなかった
初めての友達は 知らないうちに知っていた
初めての出会いは 今でも隠している
初めての嘘は 今はもう本当になった
初めての夢は 夢で終わってた気がした
初めての告白は 涙の味が違ったな
初めての別れは 初めて地球を感じたんだ
初めての地球で 生まれて本当に良かった

ありがとう



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