無責任　Part.X

2010年12月26日

最終更新：2010年12月27日 00:34

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ミスチルクォーター

日付:2010年12月26日(日)
執筆:chick-en
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今日の朝。
枕のそばに図書カードがあることに全く気がつきませんでした。。。

今日は「SENSE」をちょっとだけ語ります。。。

I

雰囲気がB'zとはこのことか。。
具体的に何がB'zなのか。。。

B'zみたいに音に重さはないし、やっぱり音符の使い方かな。
比較の対象として「RING」を聴いてますが、やっぱり曲の雰囲気がそうなんでしょうね。。。
楽譜です、楽譜。
俺はまだアーティストによる「楽譜の特徴」なんてのは研究したことがありませんが、きっとあるんだと思います。
使う楽器は違えど、アーティストそれぞれの曲に共通した特徴ってなんらかあると思うんです。

「藤くん音階」だっけか?　BUMPとかでもそういう「音の使い方」の特徴を示す何らかはあるわけですから。。

でも俺はこんな一風変わったミスチルが一番好きです。
シーソーゲームや名もなき詩みたいなロックな感じと、ニシエヒガシエみたいな重々しい感じのが好きなんです。
でもこれ、アルバムの一番最初に来ると、何か違うんですよね。。。
一つの曲としては俺が好きな曲なんだけど、アルバムとして聴くと、別の意味の「好き」が入ってくる。

「SENSE」って言葉にどれくらいの意味が込められているのかわかんないけど、最初にこれをもってくるSENSEって、少なくとも今まで無かったと思う。。
といっても、VERSUSやKIND OF LOVE、EVERYTHINGを聴いていないということを前提にして語るのも変なんですけどね。。。
少なくとも俺の見解では、こういうこと。。。

まあ、言うなれば「DISCOVERY」以前のものと似てるところが少しあるかな、ってとこですね。。
でもそれを考えるとこの後の曲にも共通する部分があるぞ?

擬態

「I」とは打って変わってなんだこの名曲は。。。
結局いつもどおりなのかよ。。。
まあここでいういつもどおりは「蘇生」「PADDLE」「Worlds end」「彩り～箒星」「エソラ」のことで、あくまで「It's a wonderful world」以降の話。※実は「HOME」もちゃんと聴いたことが無いので確かなことが言えません。。。
でもいつもどおりって安心ですよね。
「いつもどおり」=元気な曲、それがミスチルであることが今の俺を作ってる気がします。

だけど、タイトルが「擬態」。
曲を聴かなかったら「地味な曲」と思いがち。少なくとも俺は。。
だけど、改めて「擬態というテーマで何か作品を作れ」って言われると、よくわからないくらい難しい。。
擬態って広い意味で表現法の一つじゃないか。
それを、ミスチルはやるんですよね。
まあ恐らく、音楽のタイトルというのは後付けが一般的ですから、初めから「擬態」というタイトルは意識してないと思いますが。。

「アスファルトを飛び跳ねるトビウオに擬態して
血を流し　それでも遠く伸びて
出鱈目を誠実を全て自分のものにできたなら
もっと強くなれるのに
今を超えて行けるのに」
トビウオ。アスファルトを飛び跳ねる。
それは自分の場所じゃない。だけど前に進む。遠くに進む。
一番の歌詞は「必然を偶然を」全て自分のもにできたなら。
自分の目の前に現れる全てを、自分がいるという現実を受け入れることができたら、今を生きてゆける。
その上、出鱈目や誠実、嘘や本当をそれとして受け入れられるなら、自分はもっと強くなれる。
トビウオで人の本質を語るってすごいな。
まああくまで個人が勝手に思ったことを描いてるだけですが。。

ミスチルのアルバムに欠かせない「人間ソング」かつ「元気ソング」。
トビウオに、擬態。