無責任 Part.X

愛の標的

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musekijin

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季節が過ぎ彷徨う心
あの夢のあとを追うMOMENTS
嵐の日にしがみついたあのツララの歌を

浅はかな夢の中は 宛てもない迷宮(ラビリンス)
いつか通るはずだった道は魔法のように消え
「君」という幸せをどこかに置いてきたらしい
間違いの多い幸せ 目が霞んで不幸も見えない

道の無い道を進むにつれ あの頃がだんだん恋しくて
時の愛 失った恋 今更どうしようもない
過ごしてきた日々が 自ら殺してしまうようで
怖くなって 腰下ろして 寝たきりの欲望を・・・

学生時代のありふれたラブストーリー
自分に断りきれなくて 誰かに話してしまった
「君が好き」だとか この容姿(ざま)を思えば
こんな素敵な台詞を知っていた僕は悔しい

見えない明るさがあったから 暗さを見逃してしまった
ありのままの幸せを糧に 精一杯の今がここにいる
育んできた偽の愛が 誰かに殺されるようで
幸せ以上の 奉仕はできなくて・・・

街灯のない夜道 すべての世界が枯れてゆく
この不景気の被害者は 蕾の心を知らない
ただ自分たちの幸せを この愛の標的に
たどり着くまでは 二度と振り返らないで・・・

季節が過ぎ彷徨う心
明日のあとを追うDAYS
今宵の月に別れを告げ あの桜吹雪の歌



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