7 - 無責任 Part.X

7

(北極星を中心に北斗七星とカシオペアが回る)
(仮に僕が7(セブン)で君がカシオペアだったとして)
(僕はいくつになったら君に追いつくのだろう)
(北極星はじっと明日を待って　切ない恋に悩み続ける)

真夏のあっついストレート　ピュアをほしがる君に届け
見つけたサファイア　持っていたルビー　7月の雨で熱くなれ

その代わりと言っちゃなんだけど　寒くなるときを待ってあげよう
熱情が欲しいわけじゃないだろう　貞操がどうこう程度でいいだろう

精一杯の愛着　勢いだらけの気遣い
芝居としては上出来か?　嫌なら言っちゃえよ

真夏のあっついストレート　ピュアをほしがる君に届け
見つけたサファイア　持っていたルビー　7月の雨で熱くなれ

ほんの2ヶ月の間だけ何かがつながって　ってわからないから放っておくけど
むしろ何が足りなくて　こんなに曖昧なのかを知りたいんだ

言葉だけでよく言うけど　「慈愛」ってそんなもんなのか
目がくらむほどやりきれない　そんな煩悩も夏の思い出

夢中でカーブを投げてみて　ちょっとずれたから届かなくて
見つけたサファイア　持っていたルビー　たまには交換しよう

(人間は夜空の恋物語をちっとも気にすることなく)
(宇宙共同体のひとつの星の中で奇跡的に暮らしている)
(たとえば男がルビーで女がサファイアで　同じことが繰り返されるなら)
(彼らの夏は何を起こして去っていくのだろうか)

いつの日も真実は太陽
過保護にもほどがある真夏の月
何事にも切ない流星群
何も教えてくれない北極星
見守ってくれる雲
熱から何からさらう風
この夏最後の虹

夢中でカーブを投げてみて　ちょっとずれたから届かなくて
見つけたサファイア　持っていたルビー　たまには交換しよう

真夏のあっついストレート　ピュアをほしがる君に届け
見つけたサファイア　持っていたルビー　7月の雨で熱くなれ

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