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*KinecoDXを試してみる
念願のKINECTを購入した暁に、kinectがモーションキャプチャになるというおちゃっこ氏製作の「kinecoDX」を試してみたよ。
無論、マイクロソフトの許可なんてとってないし、ソフトウェアを製作したおちゃっこさんの許可も得ていない。危うい危うい。
*&bold(){インストールは面倒だった}
必要なアプリケーションのインストール方法はKinecoDXのマニュアルにも載ってるので割愛。
主にOpenNI,NITE,PRIMEsensor,そしてKinecoDXの4つのアプリケーションをダウンロードしてインストールする必要があるらしい。
はっきり言ってけっこう面倒だったが、インストールの順番とかは厳密じゃなくてもいいみたいなので、とにかくこの4つを
インストールしたりKINECT本体とデバイスの結びつけとかいうのをやったりすれば良い。
*&bold(){使うソフトは2つ}
KinecoDXをダウンロードしてみると、4つフォルダがあった。
一つは説明書。もう一つはDirectXで必要なランタイムのインストーラ。
残り2つが、KinecoDXと、NIuserTrackerというソフト。この2つのソフトが、モーションを読み取るのと、読み取ったモーションを3Dモデルに適用するためのものらしい。
&ref(folder.png)
*&bold(){肝心の動作}
まずはモーションを作るほうのソフト「NIusertracker」を使ってみた。
ダブルクリックしてみると、最初はDOS画面が出ただけでうんともすんとも言わなかったが、なんとこのソフトは
自分がKinectの前に立つことで読み取り画面が起動するようだ。
&ref(nitracker.png)
起動するとこういう白黒背景に青色の自分が映る画面が出てきた。ちゃんと動作したときはおおっ!って感じだったぜ。
多分、赤外線か何かで人体だけ読み取ってるんだろうと思う。
実はこの時点ですでに一つ問題があるんだけど、その点はあとで書くよ。
*&bold(){モーション開始のポーズ}
このNITrackerでモーションを読み込むんだけど、その開始方法が、「ひじを直角にしながら両腕をちからこぶポーズする」というものだった。
このポーズを取ると、画面に映る自分の青色の影に、ボーンとなる白い線たちが重なって、録画開始の合図になる。
&ref(nitrackerbone.png)
そして録画し終えたモーションデータは、NIuserTracker.exeと同じフォルダに作成されるみたい。拡張子は.rpsというファイル。
&ref(rps.png)
*&bold(){結果}
そして、録画した自分のモーションを、「KinecoDX」のほうを使って3Dモデルに適用させてやる。
サンプルデータのケモノ子を使ってやってみた。
結果は、けっこう問題点だらけだったよ。
*&bold(){ひじがおかしい}
いざKinecoDXを使って自分の踊りを3Dモデルにやらせてみようとしたんだが、どうも開始してみると、キャラの腕がなにやらおかしい。
ひじを直角にしてちからこぶポーズ、から始まるはずが、両腕が頭にめり込んだ状態から始まってしまった。
自分と同じポーズをキャラがとらないと理想のモーションが作れないから、モーションとモデルのズレはけっこう見逃せないところ。
最初のポーズをよほど厳密にとらなくてはならないのか、あるいはNITrackerの認識があいまいだったのか。
&ref(nopose.png)
*&bold(){見えない部分}
そして、モーション中に起きたのが、「体の一部分が隠れると認識できない」ということ。
下の画像は実は左腕を体の後ろに回したポーズを取っているんだが、すると左腕用のボーン白線が、腕には追従せずにだらんと
まっすぐに体から離れてしまった。
うまくモーションを作るには、腕や足ができるだけカメラに写り続けるようなアングルを模索しなくてはならないようだ。
&ref(leavebone.png)
*&bold(){部屋がせまい}
そして、最初に認識したときに書いた「問題点」が、このモーションキャプチャーを使うときは、KINECTに全身が写るくらい
カメラからしっかり離れないといけないという点。多分4メートルは必要そう。
広い空間ならともかく、狭い自室で気軽にモーション作成、というのは難しいということ。KINECT本体やソフトウェアの問題では
ないが、俺の狭い部屋で使うにはひざから下が写らなくてけっこう難儀する感じだった。
*&bold(){最後に一言}
KinecoDXは、もうちょい精度があがってポーズ認識も確実になってくれたならすっごい使い物になるいいものだと思うんだけど、
今のところあんまり正確じゃない上に、広い作業場所が必要になるという微妙なソフトだった。
多分、今はまだゲーム用のモーションキャプチャーとして使うのは無理そうな感じ。今後のバージョンアップに大期待なソフトウェアだった。
*KinecoDXを試してみる
念願のKINECTを購入した暁に、kinectがモーションキャプチャになるというおちゃっこ氏製作の「kinecoDX」を試してみたよ。
無論、マイクロソフトの許可なんてとってないし、ソフトウェアを製作したおちゃっこさんの許可も得ていない。危うい危うい。
*&bold(){インストールは面倒だった}
必要なアプリケーションのインストール方法はKinecoDXのマニュアルにも載ってるので割愛。
主にOpenNI,NITE,PRIMEsensor,そしてKinecoDXの4つのアプリケーションをダウンロードしてインストールする必要があるらしい。
はっきり言ってけっこう面倒だったが、インストールの順番とかは厳密じゃなくてもいいみたいなので、とにかくこの4つを
インストールしたりKINECT本体とデバイスの結びつけとかいうのをやったりすれば良い。
*&bold(){使うソフトは2つ}
KinecoDXをダウンロードしてみると、4つフォルダがあった。
一つは説明書。もう一つはDirectXで必要なランタイムのインストーラ。
残り2つが、KinecoDXと、NIuserTrackerというソフト。この2つのソフトが、モーションを読み取るのと、読み取ったモーションを3Dモデルに適用するためのものらしい。
&ref(folder.png)
*&bold(){肝心の動作}
まずはモーションを作るほうのソフト「NIusertracker」を使ってみた。
ダブルクリックしてみると、最初はDOS画面が出ただけでうんともすんとも言わなかったが、なんとこのソフトは
自分がKinectの前に立つことで読み取り画面が起動するようだ。
&ref(nitracker.png)
起動するとこういう白黒背景に青色の自分が映る画面が出てきた。ちゃんと動作したときはおおっ!って感じだったぜ。
多分、赤外線か何かで人体だけ読み取ってるんだろうと思う。
実はこの時点ですでに一つ問題があるんだけど、その点はあとで書くよ。
*&bold(){モーション開始のポーズ}
このNITrackerでモーションを読み込むんだけど、その開始方法が、「ひじを直角にしながら両腕をちからこぶポーズする」というものだった。
このポーズを取ると、画面に映る自分の青色の影に、ボーンとなる白い線たちが重なって、録画開始の合図になる。
&ref(nitrackerbone.png)
そして録画し終えたモーションデータは、NIuserTracker.exeと同じフォルダに作成されるみたい。拡張子は.rpsというファイル。
&ref(rps.png)
*&bold(){結果}
そして、録画した自分のモーションを、「KinecoDX」のほうを使って3Dモデルに適用させてやる。
サンプルデータのケモノ子を使ってやってみた。
結果は、けっこう問題点だらけだったよ。
*&bold(){ひじがおかしい}
いざKinecoDXを使って自分の踊りを3Dモデルにやらせてみようとしたんだが、どうも開始してみると、キャラの腕がなにやらおかしい。
ひじを直角にしてちからこぶポーズ、から始まるはずが、両腕が頭にめり込んだ状態から始まってしまった。
自分と同じポーズをキャラがとらないと理想のモーションが作れないから、モーションとモデルのズレはけっこう見逃せないところ。
最初のポーズをよほど厳密にとらなくてはならないのか、あるいはNITrackerの認識があいまいだったのか。
&ref(nopose.png)
*&bold(){見えない部分}
そして、モーション中に起きたのが、「体の一部分が隠れると認識できない」ということ。
下の画像は実は左腕を体の後ろに回したポーズを取っているんだが、すると左腕用のボーン白線が、腕には追従せずにだらんと
まっすぐに体から離れてしまった。
うまくモーションを作るには、腕や足ができるだけカメラに写り続けるようなアングルを模索しなくてはならないようだ。
&ref(leavebone.png)
*&bold(){部屋がせまい}
そして、最初に認識したときに書いた「問題点」が、このモーションキャプチャーを使うときは、KINECTに全身が写るくらい
カメラからしっかり離れないといけないという点。多分4メートルは必要そう。
広い空間ならともかく、狭い自室で気軽にモーション作成、というのは難しいということ。KINECT本体やソフトウェアの問題では
ないが、俺の狭い部屋で使うにはひざから下が写らなくてけっこう難儀する感じだった。
*&bold(){最後に一言}
KinecoDX(NIuserTracker)は、もうちょい精度があがってポーズ認識も確実になってくれたならすっごい使い物になるいいものだと思うんだけど、
今のところあんまり正確じゃない上に、広い作業場所が必要になるという微妙なソフトだった。
多分、今はまだゲーム用のモーションキャプチャーとして使うのは無理そうな感じ。今後のバージョンアップに大期待なソフトウェアだった。