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小笠原冒険 1時間目





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ヤガミは思い出し笑いをしている。
あさぎ:
「じー」

ヤガミ:
「どうした?」

ヤガミは上機嫌に言った。
あさぎ:
「ううん。別にー」
「なんかいいことあった?」

ヤガミ:
「少しな」

あさぎ:   
「へぇー、よかったねー」
「なにがあったのー」

ヤガミ:
「ああ、大したことない。食事に誘われただけだ」
「さ、冒険いくか」

あさぎ:   
「そーだね。いや、俺の前で楽しそうにそういうのってどうよ・・・あれですよ。お菓子の袋を開けるためのカッターナイフの目的を誤りそうデスよ」

ヤガミ:
「安心しろ。相手は女だ」

あさぎ:   
「・・・そっかぁ。おんなのこなら安心だね!
 ってそんなことあるかいヴォケェ!!!
 むちゃくちゃ気になるちゅーねん。」

ヤガミ:
「え」

あさぎ:   
「アレですか。もうピドポーション飲めとかそういう遠まわしな…」

ヤガミ:
「お前がきにするのは男の方だろうが」

あさぎ:   
「え、って。あのおにーさん?」
「俺は博愛主義者だぞ」

ヤガミ:
「あーいい。あれはやめとけ。尻尾触っただけでみょうな気分になる」

あさぎ:   
「ねう?」

ヤガミ:
「こっちの話だ。で、どこにいくんだ?」

あさぎ:
「いや、なんか前渡したピドポーションまだ売らずに持ってるとか、そんなオチないよね」


ヤガミ:
「あれか? あれはどこにあったかな」

あさぎ:   
「もってたのか・・・いや、まあそれはそれでいいけどね。
 もってたらさっさと売り払って、小笠原の土地の買い占めでも」


ヤガミ:
「そっか」
「やつにやればよかったな」
ヤガミは少し、優しい顔になった。

あさぎ:   
「だれのことだー」

ヤガミ:
「知らないか? 黒崎と言う奴だ」

あさぎ:   
「まったく、目の前に好意を寄せている人間がいるのに、
ヨソの子のことを言うのは失礼デスよ。
 ほんとーに刺されても知りませんよ」
「ふーむ。いや、なんとなくわからんでもない。
 名前だけは聞いたことあるしね」

ヤガミ:
「いやもう、あいつはもう女だし、お前が心配せんでも」

あさぎ:   
「いやだから、ヤガミに近づく人間は男でも女でも気になるんだけどなぁ。」

ヤガミ:
「ふむ」
「マイケルはどうだ?」

あさぎ:   
「かわいいよ」
「かわいいけど、好きとはちょっと違うなぁ。
 好みからいうとTAGAMIのほうが…」

ヤガミ:
「ま、そんなもんだ」

あさぎ:   
「そうかぁ?すっげぇ、こう割り切れないものが…」

ヤガミ:
「冒険は、どこに?」

あさぎ:   
「ん、そうだね。ともかく、小笠原周辺を調査しようと思う」

ヤガミ:
「船でか?」

あさぎ:   
「今日の目的は、新生した小笠原に資源があるか調査
 あとは、みんな遊びにくるから、娯楽なんてないかなぁと」
あさぎ:   
「船・・・からわかるかなぁ」

ヤガミ:
「陸地で資源見つけても、たぶんほれないぞ」

あさぎ:   
「掘れないの?」


ヤガミ:
「前も海にあった。たぶん。お役所がうるさいとか、あるはずだ」

あさぎ:   
「ふむ。だと船から調査だね。」

ヤガミ:
「OK」
ヤガミはにやりと笑った。

あさぎ:   
「まあ資源は東国人にとって必要だから。これで、暁と越前は救える・・かな」

ヤガミ:
「船を借りてくる」

あさぎ:   
「ありがとう、頼りにしてるー」

ヤガミ:
「ああ」
ヤガミが戻ってきた。

あさぎ:   
「おかえりー」

ヤガミ:
「漁船だが、まあいいだろう」

あさぎ:   
「そうだね。今日はまだ調査段階だしね」
「あとは娯楽問題さえ解決すればなんとかなるんだが。」

ヤガミ:
「娯楽?」

あさぎ:   
「うん。」
「ああ、帝国は北国人が圧倒的に多くて、ひとの生産で娯楽を食う」
「しかし、北国人は娯楽を生産する手段を持たない」
「ぶっちゃけると観光地から派生する遊園地で娯楽が作れるんだが、6種類いる人種で北国人だけが
観光地が取れないのさ」

ヤガミ:
「なるほど」
「さすが王様だな」

あさぎ:   
「この島にはみんなが遊びにくるなら娯楽が眠ってると踏んでてね。
もし・・・島国で食糧不足なら、帝国に有り余る食糧を売りつけて、娯楽を購入できないかと思ったんだ」
「残念ながら俺は王の器ではないよ」
「思うに、国にいる連中も俺が王だからついてきているわけではないと思う。」

ヤガミは笑って、携帯からメール打ってる。
あさぎ:   
「どしたの?」

ヤガミ:
「調べさせる」
「いいアイデアだな」

あさぎ:   
「え、え?」

ヤガミ:
「さっき、黒崎の話をしたろう。奴に少し調べさせよう」

あさぎ:   
「い、いや、それって・・・うーん。まあ使えるものは使えというが。こう」

ヤガミ:
「なにか問題があるのか?」

あさぎ:   
「俺の心の問題以外は何もないですよ」

ヤガミ:
「・・・」
「やめる」

あさぎ:   
「いや、うん。そうしてくれると助かる」


ヤガミ:
「あー」
「中々会話がないな」

あさぎ:   
「そうだね。今日は仕事できてるから」

船は移動している。
ヤガミは腕のセンサーで何か調べている。

ヤガミ:
「何か話してくれ」

あさぎ:   
「何か、か。たとえば何がいいのさー」

ヤガミ:
「退屈にならないやつ」
「資源があった跡地はありそうだが・・・」

あさぎ:   
「俺の話なんて退屈な話ばかりだけどなぁ。
 空き缶に入る前に何をしていたか、とか。
 こっちに流れてくる前の話も、なぁ」

ヤガミ:
「そうか」

あさぎ:   
「それに、火星にいたり、アイドレスで遊んでいた頃の話なら
 基本的に知ってるだろう」

ヤガミは微笑んだ。

あさぎ:   
「まあ、食糧増産でケーキ作って怒られたとか」
「国のレーションに駄菓子を選んで怒られたりとか」
「えーと、あれ、ロクな思いでがない気がするよ!」

ヤガミは笑ってる。目は計器を見ている。

あさぎ:   
「もー、笑いごとじゃなくてね。ひどいよ。
 空き缶の中に粘土つめられそうになったとか」
「犬に穴あけられたり・・いろいろ、ね」

ヤガミ:
「そいつは大変だ」
ヤガミは爪をかんでいる。

あさぎ:   
「あー、爪の形悪くなるよー」

ヤガミ:
「ああ」

あさぎ:   
「うーん、なんかテキトーだなぁ。」

ヤガミは作業の手をやめて、あなたを見た。半眼だ。

あさぎ:   
「?」

ヤガミ:
「おまえな」

あさぎ:   
「なんだよー」

ヤガミ:
「俺を・手伝わせたいのか・話し相手にしたいのか」

あさぎ:   
「両方」

ヤガミ:
「俺はそんなに器用に見えるか?」

あさぎ:   
「うーん、まあ微妙?」
「っていうか、なんか話せっていったのヤガミじゃねーか!」

ヤガミ:
「ああ。そうだった」
ヤガミはにこっと笑った。

あさぎ:   
「まったくもー」

ヤガミ:
「駄目だな。このあたりは掘りつくされている」

あさぎ:   
「掘りやすい場所やら、波が穏やかな場所は
 とっくに掘られてるんだろうね」
「となると・・・危険なとこまでいかないとダメか。
 それとも…内陸部か」

ヤガミ:
「掘りにくいところはコストがかかる。
 あまりいい手ではない気がするな」

あさぎ:   
「となると、波が高いところかぁ」

ヤガミ:
「いいのか?」

あさぎ:   
「危険は承知の上だが」

ヤガミ:
「ま、だから冒険か」
「分かった。隣の島の近くに行こう」

あさぎ:   
「うーん波の高いトコいくなら、
波力発電のシステムの調査も入れとくんだった。
従来に比べて割のいいのを実験中らしいんだが」
「ま、2mの波で沈みかけるシステムらしいから
 気にしないでおこう。」
「よし、じゃあ隣の島まで行こうか。覚悟決めないとね!」

ヤガミ:
「宇宙から電気もってきたほうが安そうだな」
ヤガミは船に命じた。船長は重々しくうなずいた。

あさぎ:   
「よし、えーと。酔い止めの薬はちゃんと飲んだから
大丈夫、大丈夫ったら大丈夫!」

ヤガミ:
「吐いてもいいぞ」
「どうせ男だけだ」

あさぎ:   
「いや、へーきだよ。うん」
「自己暗示さえうまくかかれば大丈夫!」
ヤガミは結構揺れながら、隣の島、母島を見た。

あさぎ:   
「なにか特別なものが見えるの?」

ヤガミ:
「ヤギがいるなあ」

あさぎ:   
「ヤギってさー。牧場にいるけど、何してるんだろうねぇ。
 牛は牛乳だし、羊は羊毛だけど、ヤギ・・・」

ヤガミ:
「ヤギだな」
ヤガミは望遠鏡をのぞいている。

ヤガミ:
「一杯いるぞ」

あさぎ:   
「ヤギの仕事ってヤギ以外ないのか・・・」

ヤガミ:
「母島にはヤギ一杯……と」
あさぎ:   
「って、資源はー?」
芝村  
ヤガミ:「今からだ」




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芝村の発言:
はい。そして1時間目終了です