カニエビ合戦2



前回までのあらすじ


前回のデートにより豪遊する気満々のヤガミ
目標、伊勢海老
しかし、それは巧妙に仕掛けられた罠(誰のだよ)だった。
ネリ、スイトピーなど見た目ハーレムなメンツの集まる中
ACEの秘密のひとつ「なぜ食費がかからないのか」が
今、明かされる。

本編はここから


ネリ
「あたしは海老を食う人間の気がしれない」
ヤガミ
「あー」
松井
「あれ、なんでこんなところに?
私コロン姫(王犬)の小屋を掃除していたはずなのに…」
(亀の子たわしを持って)
あさぎ
「海老おいしいよ!」
ヤガミ
「そうだ」

風杜神奈
「トラナ、美味しいよね」
 トラナは昨日食べたので、目をさまよわせている。
ネリ
「どこが」
あさぎ
「ちょ、ちょっと甲殻類だからってバカにしちゃだめだぞ!」
ヤガミ
「あー まあ、海老以外もあるから、ネリ」
ネリ
「カニとかいったらぶっ殺すわよ」

あさぎ
「ホタテとかもあるよ、きっと。
あとトロとか。えーとイクラとか」
ネリ
「肉は?」
あさぎ
「に、にく・・・・」
スイトピー
「いいから、いきましょ? ネリも子供じゃないんだから」
ネリ
「子供に言われた!」

あさぎ
「わ、若いってことですー」
ネリ
「……」
ネリはそれから黙っている。
ほむらだけが。くすくす笑っていた。

あさぎ
「うにゅー。肉かー。お肉だとなにかあったかなー。
とりさんとかぶたさんとか。うしさんはないだろうなぁ」

ヤガミ
(肉の脂がつくとうまくないと思うんだが・・・)

昨日とは違う店に着きました。
ここは、大きな鉄板が既においてある。
1人前で800にゃんにゃんくらいだね
1にゃんにゃん=100円くらいだ。

あさぎ
「えーとえーと、ゼロがいっぱいあるよ、ヤガミ!」

ヤガミの眼鏡が光っている。

ヤガミ
「問題ない」
ヤガミは財布からお食事券を取り出した。

あさぎ
「ええええええ」
スイトピー
「?」
トラナ
「?」
ほむら
「?」
風杜神奈
「お食事券……」

あさぎ
「どっからそんなものをー」

ヤガミ
「ACEの食費はタダな理由だ」

風杜神奈
「……支給されるの?」
あさぎ
「な、なんだってー」

ヤガミ、やる気満々だ。


あさぎ
「おれ将来の夢ホッチキスからACEにかえる!」
ネリ
「まて。まてまてまて」

ネリは自分の財布を見ている

ネリ
「これ?」
ヤガミ
「それ」

ネリは急に上機嫌になった。


ネリ
「ステーキハウスいこう」
トラナ他
「えー」
ヤガミ
「いやまて。1枚あたりの値段で考えろ。伊勢海老一択だ」
あさぎ
「お、お肉もいいけど。たまにはお魚もいいよ。
 びよーとけんこーのためにも!」
ネリ
「あたしは払わないからね」
ヤガミはいい笑顔になった。


ヤガミ
「一度だってお前に期待したことはない」
ヤガミは蹴られました。

あさぎ
「えーと、今日はみんなにゴチソウしてきなさいって
 摂政がおこづかいいっぱいくれたよ!!」

席につきました。
コース料理だよ。
さすがに、高い料理だけあってシェフがついている。

風杜神奈
「……すごい」

トラナは長い帽子を見ている。

風杜神奈
「……トラナ、気になる?」

トラナはうんうんうなずいた。

あさぎ
「ヤ、ヤガミー。
ネ、ネリさん。ヤガミがこれ以上アホになったらどうするんだー。」
ネリ
「甘えてんだよ。こいつは」

あさぎ
「そうなの、ヤガミ?」
ヤガミ
「俺が甘えたらどうして蹴られるんだ。冷静になって見ろ」
あさぎ
「・・・・えーと、えーと。蹴られるのとか、好きだから!!!
 よく倒れるし!」
スイトピー
「そうね。ヤガミって、絶対女性に甘え方しらないわよね」
松井
「意味悪いから?」


ヤガミ
「・・・・」
「お前らとはもうはなさん」

ヤガミはまったく大人気なく、席まで移動してトラナの隣に座った。

あさぎ
「ね、姐さん姐さん、すねてマスヨ。このメガネ」
(ネリに囁きかけます)


ネリは

牛肉に

夢中。

あさぎ
「スルーかよ!う、牛さんの魅力にまけたのか・・・・」

ネリ
「だまれ」
(焼き加減を観察中)

あさぎ
「ふぇえ。しばらく空き缶になってよう。ひきこもるんだー」
トラナ
「カニ、好き」
風杜神奈
「今日はどんな料理かなぁ」

松井
「カニも良いですが、エビもよいものです」

ヤガミは遠くでうなずいている。

さ、まずは目の前で伊勢海老が真っ二つ。
さらにワイン。チーズ。バジル。
炎がうわっとあがった。

トラナとほむらがびっくりしている。

風杜神奈
「うわぁ」
あさぎ
「わー」
シェフ
「前菜です。今日は少しこぶりですが」

ヤガミの喉が、鳴った。小市民だなこいつ。

あさぎ
「おいしそうだねぇ」
ヤガミ
「び、ビールを」

風杜神奈
「いい匂いだね、トラナ」
トラナ
「うん」
店員
「かしこまりました。お連れ様は?」
あさぎ
「白ワインか、日本酒を」

ワインリストが広げられた。

ヤガミ
「ワインなんかわかるのか?」

あさぎ
「えーとよくわかんないけど。
 お魚には白ワインじゃないの?」
ヤガミ
「一杯かいてるだろう。読めないが」
ほむら
「私もよめない」

トラナはふるふると首をふった。


あさぎ
「んーと。んーと。こういうときに言うことは決まってるよ!
 シェフにおまかせで。でいいと思うんだ」
スイトピー
「賢明ね」

ほどなく、アスティ・スプマンテが選ばれた。
女性向けの甘いスパークリングワインだ。


ヤガミ
「乾杯するか?」
あさぎ
「はーい」
松井
「ネリさん、乾杯しましょ?」

風杜神奈
「……すみません、お酒以外では何がお勧めですか?」
スイトピー
「お茶をください」

シェフは変わった香りのストレートティーを選んだ。

ネリ
「よーし。いくよ!」
風杜神奈
「トラナも、どう?」

ネリ
「牛星人を倒すぞー!」
松井
「わー(ぱちぱち)」
あさぎ
「わー」
スイトピー
「ばかみたい」

ヤガミはなぜか黙っている。


あさぎ
「まあまあ。あとでカレー星人がぁ、とかうなされてもしらないぞー」
ヤガミ
「あー。うん。食べよう」
(実は昨日、海老星人とかいっているヤガミ)

松井:
 はやってるんですかww

ヤガミは松井の足を踏んだ。


松井:
「いたっ」
スイトピー
「大丈夫?」

風杜神奈:
ヤガミの方をちょこっと見ます。

ヤガミは神奈を無視して酒を飲んでいる。

ヤガミ
「やはりエブリデーエブリビアーだ」

ネリ
「うま、うま」
風杜神奈
「そういえば昨日ね……」
あさぎ
「どーしたのー」
ヤガミ
「海老をくえ」>神奈
風杜神奈
「うん、食べる」
あさぎ
「昨日なんかあったの? ヤガミ」

松井
「ヤガミさん、ひどいです(尻尾逆立てて)」
ヤガミ
「怒ってる顔も魅力的だな。まあ、海老を食え」

ヤガミは上機嫌だ。

松井
「ふまれた…お父さんにも踏まれたこと無いのに…」
ヤガミ
「そりゃ、不幸だな」
 あまり触れない親子は悲劇だ」

松井
「む、お父様を悪く言わないでください(がるるる)」
あさぎ
「神奈ちゃんー、あとでこっそり教えてー。裕王の昔の写真あげるから」
風杜神奈
「……昔の……」
あさぎ
「…なんか、隣国の王から、ぜひ見合いをしたいとかいう申し出がきたヤツ」
スイトピー
「へえ
 あさぎ王も、ご成婚?」

あさぎ
「まあ、隣国の王も男なんですけどね!」

註:隣国の王の見合いについて
  ここでいう隣国の王とは、越前藩王のこと。
  制服イベントの頃(当時土場の摂政であった)
  しらいし裕(現・暁の円卓藩王)の
  女装姿を見て、見合いを申し込んだ。
  詳細は・・・そのうち出る(たぶん)

ヤガミ
「悪かった…そうなのか!」
風杜神奈
「……あ、お皿が空っぽ……次何かなぁ」

あさぎ
「ん。俺は。うーんと、うーんと。
まあ、相手さえ許してくれればいつでも。迎える準備は」

次の料理は少しのステーキだ。羊だね。ガーリック一杯のアフガンステーキだ。
添え物のザワークラウツが、うまい。

あさぎ
「わーい、お肉だー」
風杜神奈
「これ、ネリさんのリクエストとか?」
ネリ
「あたしだけ食べるのもフェアじゃないだろ」

ヤガミ
「美人だといいな」
あさぎ
「ん?・・・どうしたのヤガミ」
ヤガミ
「いや、俺が美人好きなだけだ」
スイトピー
「嘘ばっかり」
あさぎ
「へー。裕王、美人だったよ!」
ヤガミ
「男じゃしょうがないな」

あさぎ
「なんで?」

ヤガミはあさぎを哀れむようにビールを渡した。

風杜神奈
「……辛っ」(ちょっと涙目になりながら)
ヤガミ
「王も大変だな」
あさぎ
「ふぇ?
 んー。大変だけど。王にしかできないことは、あるよ。」

ヤガミ
「分かってる。最後まで言うな」

ヤガミはビールがうまいようだ。

風杜神奈
「トラナは大丈夫?」

ヤガミは神奈の涙目を見た。
トラナはうなずいている。辛いのは大丈夫らしい。

あさぎ
「むー、どうだかなぁ。
よし、じゃあ俺が、お酌してあげよう!美人じゃなくて悪いけどな!」

ヤガミ
「気にするな」
あさぎ
「俺がしたいからするの!」

ヤガミはあさぎの何かを蹴った。
顔を近づけて小声だ。

ヤガミ
「お前、意外にもてるな」

あさぎ
「・・・どうだろうね。土場は金だけはあるから
 軍事力もそれなりにある。
 言ってみれば手に入れた時の利は大きいよ」
松井
「まったく、喧嘩ばっかりして、子供ですよね、ね、トラナ」

トラナはうんうんとうなずいている。
キャベツ、好き。

ネリ
「でも、うるさいからね」


ヤガミは失笑した。

ヤガミ
「俺も手に入れるなら大人しい国がいいな」
松井
「男の人ってそういうの好きですよね」
ヤガミ
「そうか?
 家内安全が一番だ」
松井
「それには同意です」

あさぎ
「俺の態度はいつも変わらないんだけどなぁ。
 有能な飼い主として忠誠を得るか、
 それとも主たる資格なしとして、食い殺されるか。
 選べと」
ヤガミ
「争ってまでやりたいこともない。まあ、攻められない限りはな」
ヤガミは苦笑した。

ヤガミ
「俺にはあわんな。そういうのは」


スイトピーはくすくす笑っている。

スイトピー
「ほんとに嘘が好きね」
あさぎ
「嘘を嘘と見抜けないと(ヤガミとつきあうのは)難しいってことだねぇ」
ヤガミ
「?」
松井
「男とか女とか言ってる時点でまだまだですね」
ネリ
「なんだっていいけど、次はなんだい?」


次はスープだ。本来はこれが2番目なんだろう。

ヤガミ
「緑色だ!」
風杜神奈
「緑色……」
あさぎ
「えだまめ・・?」
松井
「どうしたんですか?おいしそうじゃないですか」
ネリ
「銀河料理……?」

トラナは枝豆すきなんで普通に食べてる。

風杜神奈
「枝豆のポタージュ……かな?」
トラナ
「枝豆じゃない」
あさぎ
「んー、じゃあなんだろう」
風杜神奈
「え、違うの?」

ヤガミ
「わからん」

ヤガミはすすってるが、首を傾げてる。

松井
「いただきまーす」
スイトピー
「グリーンソースでいいじゃない。さ、政治の話はおいておいて、楽しく食べましょうか」

食事がはじまりました・・・

おまけ


土場本国からメッセージが届いております。


えび

たべれて

よかったね(恨)