アイドレス 新規システム案(持ち込み)
クラス値
はじめに
この度は、アイドレス2より導入されるというクラス値のルールにつきまして、1参加者として考えたことをまとめてみました。
拙い案ではあると思いますが、クラス値ルールの導入の際ご参考にしていただければ幸いです。
クラス値の定義
クラス値とはアイドレスにおけるユニットの大きさなどを分類する項目で、基本的にイベントなどで現れる全ての判定に適応されるものとします。
このクラス値の導入により、評価値が同等でもユニット同士の大きさの比較による行動の制限、難易度の修正などを表現します。
クラス値の分類
クラス値は以下に分類され、ユニットは以下のうち一つをもつものとします。
○基本(ユニットの大きさによるもの)
S:艦隊、要塞など
A:艦船、小規模な要塞など
B:機動兵器(I=D、RB)など乗り物に分類されるもの
C:人間や動物など
○特殊(特殊なユニットに上記に加えて、適応されるもの)
X:全てのクラス値補正(後述)を無視して能動的な判定が行われる
Y:クラス値補正が200%で全ての判定が行われる
Z:クラス値、XYZを持たないユニットとの判定では全て成功する
クラス値による大きさの比較はS>A>B>Cにより表現されるものとします
また、戦闘以外の一般判定にこのクラス補正がどの様にかかるかはGM裁量によるものとします。
クラス値による判定
クラス値が同等のユニット同士につきましては現状と同様に修正がかからずに判定が行われるものとしますが、クラス値が異なるユニット同士につきましては以下のように修正がかかるものとします。
また、以下で記される200%の修正という数値は文章を書くための便宜的なものであり、実装に関してはバランスを考慮する必要があると思われます。
能動的な行動(主に攻撃)時
→大きなユニットの評価値は200%の修正を受けるものとします。
→小さなユニットの評価値は200%の修正を受けるものとします。
受動的な行動(主に防御)時
→小さなユニットの評価値は200%の修正を受けるものとします。
→大きなユニットの評価値は200%の修正を受けるものとします。
二つ以上大きなユニットとの判定時は上記と同様に倍率が上昇するものとします。
例
例1:クラスBのI=D(装甲10)がクラスCの歩兵部隊(遠距離14)から攻撃されるとき
I=Dは装甲評価値を200%され、装甲20で判定されます。
例2:クラスBのI=D(遠距離20)がクラスCの歩兵部隊(装甲10)を攻撃するとき
歩兵は装甲評価値を200%され、装甲20で判定されます。
例3:クラスCの歩兵(遠距離14)がクラスAの小規模な要塞(装甲10)を攻略するとき
小規模な要塞は装甲評価を2×2で400%され、装甲40で判定されます。
例4:クラスAの艦船(遠距離14)がクラスCの歩兵部隊(装甲10)を攻略するとき
歩兵部隊は装甲評価を2×2で400%され、装甲40で判定されます。
現在までの判定方法であれば歩兵による攻撃でI=Dを撃破できましたが、クラス値を導入することによりユニットの大きさにより、この様に行動が制限されることになります。
また、上記の200%の補正は各ユニットの修正や、部隊での評価計算が全て終了した後にかかるものとします。
これにより異なる大きさのユニットとの判定時においては各種修正(陣地構築、要塞攻略)の重要性が増すでしょう。
クラス適応
上記のクラス修正の計算により大きさが異なるユニット同士の判定は避けられがちになると思われます。
その為、現状存在する職業アイドレスなどにクラス値を無視できる特殊を与えるものとし、これをクラス適応とします。
表記は「クラス適応:B」などとし、部隊で適応されるか否かは75%ルールによるものとします。
どの職業アイドレスにどのクラス適応を与えるかは総チェックを行いバランス調整の後に決定されるものとします。
また、新シーズンではマイルにより市場などでマジックアイテムの購入が可能になるとのことですので、それらにより実装してもいいでしょう。
例1:バランス調整
砲兵:クラス値を無視した攻撃が行える。クラス適応:S・A・B・C
塹壕作成の特殊をもつユニット:クラス値補正が大きいので修正値を倍にする。
要塞攻略の特殊をもつユニット:要塞攻略戦時にクラス値補正無しで判定を行える。クラス適応:S・A(要塞限定)
etc
例2:マジックアイテム
名称:対戦車砲
価格:5マイル
購入レベル:個人
装備レベル:個人
効果:このアイテムをもつPCは、歩兵として戦場に立つ際にクラスBのユニットに対してサイズ補正なしで攻撃できる。
名称:対艦戦術教本
価格:100マイル
購入レベル:藩国
装備レベル:藩国
効果:このアイテムをもつ国の国民はクラスAのユニットに対してサイズ補正なしで攻撃できる。
これの導入により「支援放火部隊」「対戦車(機動兵器)歩兵部隊」「対艦I=D部隊」「対人機動兵器(駆逐戦車)部隊」「要塞攻略戦用部隊」などの部隊が編成されるようになり、より一層の戦術性が部隊編成時に生まれると思われます。
例1:「クラス適応:B」をもつ歩兵部隊(遠距離14)がI=D(装甲10)を攻撃するとき
通常であればI=Dの装甲評価が200%されますが、この場合はクラスによる補正は行われず、そのままの評価値で判定が行われます。
したがって、現在と同様にこの歩兵部隊の攻撃でI=Dは撃破されます。
例2:「クラス適応:C」をもI=D(遠距離14)が歩兵部隊(装甲10)を攻撃するとき
通常であれば歩兵部隊の装甲評価が200%されますが、この場合はクラスによる補正は行われず、そのままの評価値で判定が行われます。
したがって、現在と同様にこのI=Dの攻撃で歩兵部隊は撃破されます。
ただし、これは能動的な行動(主に攻撃)にのみ適応されるものであり、受動的な行動(防御など)ではクラス補正に沿った計算を行うものとします。
文章作成:シュワ(主和@土場藩国)
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最終更新:2008年02月11日 23:27