2溶かされないように蜜を採ってね☆(花の蜜)

「みんな~、よーく洗い終わったかなぁ?」

ネコミミガイドさんの言うとおりに皆さんは川で冒険の泥を落としている。
今まで散々歩いてきて泥だらけであったから、澄んだ川で水浴びは気持ちいい。



……その川のすぐそばにあるものが視界に入ってこなければ。



「ああ、これぇ?すごいよね、akiharu国の中でもこの川の近くにしか生えてないんだ」
そこには半径3mの超巨大で艶やか…を通り越して毒々しい花が群生していた。
花の中央には1m程の蜜壷があり、甘い香りがあたりを漂っている。

「この蜜に釣られて、いろんな動物がやってくるんだ。ほら、あれ見て!」

其処には何だか兎と猫を足して二で割ったようなかわいらしい動物が。
蜜を取ろうと蜜壷の上から覗き込んでいる。

あ、落ちた。



ばくぅ!!!



いきなり巨大花びらが閉じた。可愛い生物は哀れ、花の折の中。

「この花はね、獲物を誘き出すために特製のおいし~い蜜を作るんだ!」
そう言いながら、ガイドさんがずっと引きずって来た棺をごそごそ漁る。
すると中から大きなガラス瓶が。

「外気に触れるとぱらぱらになっちゃうからこれに入れてね」

……どうやらこの蜜を獲って来なきゃいけないようだ。
皆さんは無言の抵抗も空しく、ガイドさんに花の前に立たされる。

「あ、捕まったら溶かされちゃうぞ☆気 を つ け て ね」

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最終更新:2007年06月26日 00:40