(83)212 名無しジョジョ立ち中。。。


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喫茶店の訓練所。
飯窪春菜は正面に据え置かれた姿見の前で、くねくねと妙なポーズを取っていた。
決して、ふざけているわけではない。

田中さんは新しく結成された能力者のチームに合流してしまわれた。
もう、あたしたちはリゾナンターの主力にならないといけない。

春菜の気合を現すかのように、背後から黄色い液体が噴出する。
春菜の能力「粘液放出(アドヒア・セクレイト)」だ。

ついこの前まで、ただの汗っかきの能力として、同僚からも何となく白い目で見られていたような気さえする
この能力。しかし、つい先日のダークネスが差し向けた戦闘員との戦いで、彼女は発見した。

この黄色い妙な液体は、春菜の意思により硬化することができる。
それだけではない。ある程度は動かしたりすることもできる。

そこで春菜は思いついた。

こッ、この動きッ!そして自由な可塑性ッッ!!!まさに…スタンドそのもの!!!!

スタンドとは、春菜の愛読書であるバトルマンガに登場する能力のこと。
その能力と実際に春菜が保有している能力の共通点に春菜は気付いたのだった。
試しに、彼女は鏡に向かって大きく叫ぶ。

「出でよ、スタープラチナッ!!!」

叫び声とともに、黄色い液体が人の形を成す。
それでは物足りないのか、春菜はズッギュウウウウウンッ!と自分の口で効果音を発する。
こうなるともう彼女を止めることはできない。

「やれやれだぜ」
「「悪」とは てめー自身のためだけに弱者を利用し ふみつけるやつのことだ!!」
「てめーは俺を怒らせた」

体をくねらせながら意味不明の台詞を呟く春菜。彼女は完全に自分だけの世界に入っていた。

「はるなん…今日はいつもに増してきもいね」
「見なかった、見なかったことに」
「さーてハルはあっちでも自主練すっかな」

先輩や同僚の白い目もなんのその。
今日も飯窪春菜は自らの能力の限界に挑戦するのであった。





投稿日:2013/08/09(金) 23:48:50.17 0